maple

バンコクの家庭教師の日記 2024年

家庭教師の仕事に関することから、日常生活、交友関係、趣味など気軽に書いています。ほぼ毎日が、新たな発見や刺激の連続で、退屈のない生活です。いろんな体験を毎日積んでいるので、書ききれないのが残念です。

バンコクの家庭教師の日記の目次

興味のある項目をクリックしてください。そこへジャンプします。

11 日本人だけで群れるインター生の語学力は伸びない New!
10 ハイスクールの生徒を受け持つこと
09 4匹の子犬
08 少子化問題の解決策はない
07 学校の教師、大学や塾の講師の方々はつぶしがきかない
06 生活に余裕がある人は教育も恵まれています
05 英語しかできないバカになるなよ!
04 後悔先に立たず
03 人を見る目のない人は成功しない
02 衣食住が十分なだけで恵まれています
01 これから何をしたらよいのか分からない日本人

日記のファイル
2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年

2024年3月16日(土)
日本人だけで群れるインター生の語学力は伸びない

低学年のインター校の編入は楽しむことが最優先

baron20240317-1b

小学校の低学年の学年でインター校編入を考える場合、もっとも重要なことは、外国人と意識せずに英語を話してクラスメートと友達になって遊びながら、クラスの同級生たちとインター校の生活に馴染めるかどうです。

日本人の極端に多いインター校の学年で、休み時間も日本人だけで群れてしまう生徒の場合、1、2年を費やしても、まったく語学力が伸びないことがあります。ぼくができるアドバイスは、日本人の少ないインター校に転校することです。

保護者の駐在期間の3年間をESLで費やしたのに、英語の語学力の進捗はなく、その間の算数、国語、社会、理科の勉強がおざなりになって帰国する生徒も多くいます。ハイスクールでこのようなことが起こって帰国した場合、大学への進学が著しく難しくなります。

インター生にとって語学力が伸びないと、いつまでも授業で使用されるテキストを読んで理解することができないので、いたずらに時間を浪費することになります。ぼく自身、ビジネスの継続が危ぶまれる、このような生徒の家庭教師は受けることができません。

小学校の低学年でのインター校編入は、生徒本人の性格が社交的なだけで、すべてがうまくいってしまいます。子供のインター校編入でも大学生の欧米留学でも、本人の外交的な性格が成功するための重要な要素になります。勇気も必要とされるので、すべての人が英語の環境に適応できるわけではありません。

ぼくの過去の生徒にもハイスクールに2年間在籍しながら、クラスに馴染めず一人ぼっちの状態を続けた生徒がいました。真面目な生徒で単語の暗記や文法の学習も続けてくれたのですが、最後にはインター校の生活に精神的に参ってしまいました。

クラスメートと馴染もうとしなければ、状況を変えることができるはずもなく、彼の場合、自らまわりの外国人の生徒たちとの間に壁を作ってしまったので、一人の友達も作ることができませんでした。ぼくとしても、インター校の生活を楽しむことができずに、苦痛にゆがむ生徒の顔を見続けてげんなりしてしまいました。

インター校編入に失敗する生徒は多くいるのですが、ほぼすべてのケースで生徒本人やその保護者が口をつぐんでしまうので、問題が表面化することがありません。英語の環境に適応能力がない生徒に関しては、精神的に落ち込んでいるので、できるだけ早く日本人学校に戻すことを考えてください。


これまで幾度となく、見知らぬどこかの誰かから、業務提携の誘いがあったのですが、インターネット上のこちらの営業広告力を当てにするものがほとんどでした。生きるために必死になって、藁にも縋る気持ちは理解できるのですが、こちらの事情を考慮しない一方的な申し出には、勘弁してくれと思うことがあります。ご自分でIT(情報工学)を勉強されてみてはいかがでしょうか。

目次トップへ

2024年3月12日(火)
ハイスクールの生徒を受け持つこと

ミドルスクールの生徒との違い

latte20240312-1b

過去20年以上の経験から、プライマリースクールの最終学年を含むG5, G6, G7 (Y6,Y7.Y8)の生徒たちの語学力がもっとも伸びが大きいことが分かっています。2、3年教えると、準1級、1級のレベルを超えてきます。

頭が柔らかい年齢で、学校の授業内容もそれほど難しくないので、単語の暗記と文法の学習に集中する環境を家庭内で構築することができます。ところが、G8(Y9)になってくると、ハイスクールの準備期間に入るために、授業内容が難しくなります。

ましてや、ハイスクールになると、科学を中心に授業内容が専門化して、理解がさらに難しくなります。日本語で勉強しても化学や生物は難しいのに、それがChemistryとBiologyになると、1級の試験内容よりも、はるかに難解になります。

このような現実の中に、ふつうの高校生が日本からバンコクにやってきます。4月からは従来の二人の高校生に加えて、さらに二人が加わります。しかしながら、成功できるかどうかは、本人の努力の継続にかかっています。

インター校の編入後の半年間に、できる限りの英単語の語彙を詰め込んで、十分な語彙を持てるかどうかの勝負になります。語彙が大幅に増えて、授業で使われるテキストを読んで理解できるようになれば、インター校の生活に馴染めるようになります。

2024年3月の現在は、G5(Y6)より小さな学年の生徒は、家庭教師として、引き受けることはありません。子供のおもりなどに関わりたくないのですが、G4(Y5)の生徒で一定時間の集中力が保てる生徒は、時折り受けることもあります。

インター校に編入してハイスクールの卒業を見込んで、帰国子女枠を使った文系の有名大学学部受験の手段として考える、時代遅れな昭和的な考え方にも賛成できません。ぼくの生徒なら、中学を卒業してバンコクに来る生徒を除き、大学受験で英語の勉強が必要な人などいません。

ぼくはインター生専門の家庭教師ですが、バンコクのインターの大学の紹介だけでなく、その後の就職までお世話をすることがあります。自分の生徒(だった人)に限りますが、海外の生活が33年になる、ぼく自身の経験が役立てると思うからです。

目次トップへ

2024年3月8日(金)
4匹の子犬

生まれて3ヶ月の2匹と生まれて4ヶ月半の2匹

hana20240304-1a cotton20240306-4b

ハナ、バロン、ラテ、モカの4匹が、今年から仲間に加わりました。ぼくたちには、保護猫の活動を通して多くの情報筋があり、タイ人のブリーダーさんから、一匹9000バーツほどで譲ってもらいました。

家に来たばかりの週に低血糖症で手足の震えが出て、すぐに近くの動物病院に運んだことがあったので、毎回少量の砂糖(ブドウ糖)を食事の中に混ぜるようにしました。現在は何事もなく、一日3回の食事ですくすくと育っています。

今年14歳になる老犬2匹は、食事以外の時は一日中ベッドの中ですやすやと寝ています。11歳の中年2匹も、まだまだ元気に走りまわります。4匹の子犬たちは、ぼくの足音が近づくだけで、ケージの中をはしゃぎまわります。

遠くない将来に、以前のように、家で子犬が産まれてくることになりそうです。元気に育ってもらうために、しっかりご飯を食べてもらうのが、我が家の子育て方針です。ぼくのバンコクの生活で、楽しみの一つです。

暑さへの対処

話は変わりますが、これからバンコクは毎日暑くなっていきます。太陽の下に長くいると、めまいがしてふらふらすることもあるので、そのような時は冷房の効いた涼しい建物の中に避難してください。

ぼくは(中身はただの冷えた水の)目薬の点眼を頻繁にすることで、目の乾燥を防いでいます。車の運転中の飛蚊症の発生を抑えるためですが、時には物理的に太陽光を遮断するサングラスが必要になります。

3月、4月、5月は、タイでもっとも暑い時期になるので、自分自身の年齢も考慮して、すべての動作をゆっくりさせます。目薬だけでなく水分の補給も頻繁に行います。特に、正午から午後4時までは、本を読むなどして体の動きを抑えます。

パソコンに向かってデスクワークに集中するのもよいと思います。体を動かす仕事は、さほど暑く感じない午前中や夕方以降に回します。ぼく自身はエアコンの効いた車を運転する移動で体の負担も軽くなります。暑さへの対処法を考えてみてください。

目次トップへ

2024年3月3日(日)
少子化問題の解決策はない

国際化もIT化もできない日本人

hana20240304-2b

半世紀以上前の昭和の時代から国際化が叫ばれながら、日本人は英語下手のままです。20年ほど前からIT化が叫ばれながら、日本人の大部分はコンピュータ言語を勉強した経験すらありません。

インター校の小学生が習うエクセルやパワーポイントが、日本国内の職場で未だに重宝されているアプリソフトです。これらの事実からも、少子化問題の根本的な問題の取り組みに対しても、焦点がずれていると思います。

若い世代ほど恋愛、結婚、子育てに関心を持てない傾向が著しくあります。33年間海外に住んでいるぼくには、老若男女を問わず、国内の社会人の多くが職場で疲れ切って、希望が持てない世の中になったように見えます。

昭和の時代は、ほぼ男性のみが労働を賄っていたのですが、女性の多くが家庭に入って、子供を育てる余裕がありました。しかしながら、現在は男も女も多くの人がサービス残業を求められる職場で働かされて、心身共に疲弊しています。

さらに毎日満員の通勤電車に揺られるおまけつきです。あまりにも雑務が多く、生活に追われて心の余裕がありません。日本以上に劣悪な労働条件と社会環境を押しつけられる、お隣の国の韓国の場合、少子化問題はさらに深刻のようです。

ぼく自身もバブルの時代に翻弄された世代の一人なのですが、国内で世間体のため愛情もなく結婚して、一人の女性と子供たちを養うことを義務とされ、住宅ローンまで抱えて60歳の定年まで馬車馬のように働かされる一生なんて嫌だと思いました。

バンコクに26年ほど住んでいる、ぼくの一日の実務労働時間は3時間で、長くても4時間です。自分のための自由な時間がたくさん持てます。海外に住む理由はこれ以外にありません。労働環境が最悪な日本など住みたくありません。

目次トップへ

2024年2月25日(日)
学校の教師、大学や塾の講師の方々はつぶしがきかない

一般社会で生き残れない人

angie20240224-1b

普段は子供や学生しか相手にしない、学校の教師、大学や塾の講師の多くの方々は、会社勤めの経験がなく、社会でもまれた経験もなく、大人相手のビジネスの経験がありません。

外部から閉ざされた空間、教室と職員室を往復するだけの特殊な狭い空間で、大きな変化もなく長年過ごしていると、外部の新しい動きや社会の変動に疎くなってしまいます。

数年ほど前に、家庭教師の知り合い数人とコーヒーを一緒に飲む機会がありました。ぼくは教える内容の専門化と集客のためのITマーケティングの必要性を説きました。すると、彼らからどこかのビジネスマンと話している感じがすると言われました。

一方、彼らの集客方法は、日本語情報誌の裏やネット上の掲示板に広告を出したりする、従来のアナログ的なもので、ぼくはどこかの学生か素人さん相手に話しているような気がしました。心の中で彼らの将来性はないと思いました。

彼らは塾の元講師で、塾の経営が行き詰った後から長い間家庭教師を続けているようです。しかし、近年は広告を出しても生徒が集まらないので、ネット検索でぶらぶら一日を過ごしているようです。IT(情報工学)などの新しい科学知識を学ぶ意欲もありません。

リーマンショック前に、あれほどもてはやされていたバンコクの家庭教師は、われわれのような、一部のインター生専門の人を除き、コロナ後の現在は、集客ができずに絶滅寸前です。海外で財産もなく、国民年金すら当てにできず、これからどうするのだろうと思います。

ぼくは今でも別分野の新しいビジネスを模索しています。人は学ぶことを止めたら、そこで成長がなくなります。21世紀の厳しい競争社会を生き抜くには、精神力だけでなく体もそこそこ鍛えて、マイペースで勉強を続けることになると思います。

目次トップへ

2024年2月15日(木)
生活に余裕がある人は教育も恵まれています

ぼくの生徒たちの6割に会社の語学補助手当がおりています

baron20240216-2b

駐在員の方々の中でも、高額インター校に通わせているご家庭には、企業から8割以上の学費補助があります。さらに、家庭教師にも補助が出るので、ぼくの生徒たちにも手当がおりています。

語学学習の補助が会社から見込める場合、週2回の授業を望まれるご家庭もあります。ぼくの仕事はABCから教え始めて2、3年で、生徒たちを準1級、1級の語学力レベルに上げることなので、生徒が小学校の高学年でよく雇われることになります。

一方、タイ移住の多くのご家庭は、学費が全額負担になるので、コスパの良い、学費の安いインター校に子供たちを編入させることになりますが、われわれインター生専門の家庭教師を雇うことは、決して安い金額ではないので、声がかかることはありません。

インター校に編入したものの、英語の勉強の仕方が分からずに、右往左往している日本人の生徒が多くいることも事実です。語学力が不十分なままにハイスクールを卒業してしまうこともよくあります。準1級の語学力がない生徒も少なくありません。

ある程度、教育は金だと言えます。しかし、裕福なご家庭でも、まったく勉強しないで落ちこぼれるような、甘やかされて育つ子供もいます。反面、厳しい環境でも長時間の家庭学習で成功に導かれる子供もいます。

ただし、インター校に編入しながらも、正しい英語の勉強の仕方を教えてもらえない生徒たちは不憫だと思います。単語の暗記法や文法学習と作文の練習など、分からなければ無料で相談に乗りますので、こちらまで連絡ください。

目次トップへ

2024年2月11日(日)
英語しかできないバカになるなよ!

新卒で入社したメーカーの先輩の一言

mocha20240211-1a

ぼくには新卒で入社したメーカーの先輩から言われた、今でも忘れられない一言があります。長期留学の経験者は、海外要員として採用されるのですが、ぼくもその中の一人でした。

研修が行われていた工場で、ある日、先輩から「英語しかできないバカになるなよ!」と言われました。分かりやすく言うと、実務を早く憶えて、社員として早く戦力になれるようにがんばれということでした。

世の中には、インター校の出身者でも、海外の長期留学の経験者でも、会社で使えない方々は多く存在します。製品知識がいつまでも覚えられない人や生産管理が学べない人です。

IT(情報工学)を専門学校や大学でしっかり学んでくると、ウエブサイトの開発、ITマーケティング、データベースの構築で、事務所や工場の在庫管理や生産管理に必要とされる人材になることができます。

コーディング、プログラミング、データベースの作成などは、数週間の社内研修で理解できるほど容易なものではありません。いくつかのコンピュータ言語を数年に渡り勉強しなければなりません。

会社員だけでなく、塾の経営者や家庭教師でも、ITマーケティングも理解できない、コンピュータ言語の知識のない人では、まともなビジネスの継続はできません。店舗経営も見直されるべき時代です。

ビジネスというものは、高度な専門性を備えて、他人が真似をできない領域にまで高めてしまえば、競争相手がいなくなります。コロナ後の世の中は、バンコクでも専門知識なしで生き残れるほど甘いものではありません。

目次トップへ

2024年2月5日(月)
後悔先に立たず

大きな間違いだった文系の大学学部への進学

hana20240205-1a

遠い昔の昭和の時代のことですが、ぼくの記憶が正しければ、普通科の高校2年生の時に、文系の大学進学のコースを、楽だという安易な考えで選んでしまいました。人生で最も大きな間違いをここで犯してしまいました。

数学と理科(物理、化学、生物)という人類の知恵が詰まった科目をおろそかにして、人生を見誤ったのです。当時はブルーカラー(肉体労働者)とホワイトカラー(頭脳労働者)という、社会的な分類があったので、何となく事務所で働く人が偉いと勘違いしたのです。

大学卒業後にメーカーに入社すると、技術と技師(技術者)の重要性を、これでもかというぐらい、見せつけられます。大学や大学院でしっかりと専門分野で勉強を続けてきた彼らに、知識で追いつくなど不可能に近いことでした。

入社後に夜学で工学を勉強することを考えたのですが、一旦社会に出てしまったら何よりも仕事が優先で、自分の時間を持つことなど不可能でした。商社に勤める人には理解しがたいでしょうが、メーカーに勤める人なら、ぼくの言っていることは分かると思います。

営業や事務の代わりの人材はいくらでもいるが、技術者の代わりはなかなか見つからないと、あちこちの部署で聞こえてきました。こんな時には、いつも高2での人生の選択の誤りを後悔し続けました。千載一遇のチャンスが巡ってきたリーマンショック後に、すでにぼくは40歳を超えていました。

コンピュータシステム営業代行のビジネスの後に、インター生相手の家庭教師を始めて数年たった頃、iPodやiPadが普及し、多くの人がインターネットで検索を始めて、各種のウエブサイトに目を通すようになりました。ここで自分のウエブサイトを作成して、多くの人に見てもらえば、集客が簡単になると思いました。

2年間ほどインターネット上でhtmlを初めとしたコンピュータ言語をいくつか学び、自分のウエブサイトを作成してインタ-ネット上にアップロードしました。その後、ビジネスの展開はトントン拍子に上手くいって、一年を通して安定した集客が見込めるようになりました。

アメリカでの駐在時は高めた語学力に助けられまし、科学技術面で専門知識を持てば、自分のビジネスを持つことが容易になることも、自分自身の体験を通して理解することができました。ぼくが自分のインター校の生徒たちに、英語だけでなく技術知識の重要性を執拗に説く理由はここにあります。

目次トップへ

2024年1月30日(火)
人を見る目のない人は成功しない

妬みや僻みで他人の悪口を言っている人とつき合うのは時間の無駄

latte20240201-1a

バツイチ、シングルマザー、シングルファーザーがふつうに見られる世の中になりました。現在の日本では2.7組に一組が離婚するそうです。適当に異性とつき合ってすぐに別れて、それを繰り返す、人を見る目のない人が、それだけ増えたということです。

ぼくもバブルで沸いた昭和の時代を経験した一人です。当時の文系の大学生など、大学で勉強に励む生徒は、ほぼ皆無の状態でした。一発芸で企業に入社できた(男の)大学生がいましたし、結婚するまで遊びまわる(女の)大学生や短大生も多くいました。

大学生になり、イギリスに留学する前のぼく自身は、卒業後に実社会で生きていくための武器、つまり、専門知識や技術がないことに、不安で押しつぶされそうでした。大学でろくに勉強もせずに、気楽な生活している同級生たちのことを理解できませんでした。

ぼくが生徒を引き受ける時の条件は、やる気があるかどうかだけです。やる気があって勉強や努力を続ける人に、成功しない人はいません。その反面、自ら動かず、親兄弟姉妹、親戚、友人知人のお金や名声を当てにするような人は、結局のところ、何事も成しえることができません。

成功するために、毎日こつこつと勉強を続けながら働いて、小さな努力を継続できる日本人が、自分自身のまわりを見渡しても、非常に少なくなってしまいました。反面、優秀な外国人や自分自身の生徒に囲まれているので、彼らと一緒にいる時間を大切にしようと思います。

ぼくの生徒たちは、英語の勉強に本気で取り組んでくれるので、急激に語学力を上げていきます。語学力が上がれば上がるほど、インター校の生活が楽しめることを肌で感じるようになります。勉強の意欲が高まり、自ら机に向かってくれれば、教えるこちらも楽になります。

家庭での英語の学習環境を整えることができれば、生徒たちは成功へ導かれていきます。やる気のある生徒を集めることによって、こちらも優秀な生徒を育てる経験値が高まっていきます。お互いの成長に必要とされるような間柄を育めれば、成功は約束されたようなものです。

自分自身にとっても人を見る目を持つことは、とても大事なことです。20年間家庭教師のスケジュールが満たされた状態で続けられたのは、やる気のあるインター生の生徒に恵まれたからだと思います。近年は生徒の低年齢化と学習内容の専門化が顕著になり、エリート教育に拍車がかかっています。

目次トップへ

2024年1月21日(日)
衣食住が十分なだけで恵まれています

家庭教師の依頼を受けたり、いろんな相談に乗って、充実した毎日を送れています

new-kitten1-20190421-1a

バンコクの家庭教師の人数も、コロナ後はかなり減りました。知り合いの家庭教師の方は、週に数件の授業があるだけで、生徒が集まらずに、とてもやっていけないと言っていました。

このような方々が多くいる中で、スケジュールが埋まっている、自分の境遇をありがたく感じます。仕事のスケジュールに空欄が目立つと、くよくよとよくないことを考えてしまう人が多くなると思います。

どんな仕事でも集客ができない状態が長く続くと、精神的に参ってくる人も出てきます。ぼくの場合、ウエブサイトを有効に活用して、人々が知りたいと思われる、有益な情報を公開して、興味や関心を引くようにします。

マーケティング戦略がとても重要で、やる気があり、向上心の強い生徒を集めるようにします。この点が大切で、複数のやる気のない生徒を受けてしまうと、こちらのやる気まで削がれてしまい、悪循環のループに陥ってしまいます。

利益を上げることは、ビジネスの核心であり、集客にすべての注力を注ぎます。現在のビジネスには、ウエブサイトを利用したITマーケティングが必須ですが、一般の日本人が弱いところで、インターネット上の掲示板の書き込み程度では、安定した集客を見込めません。

ウエブシステム開発会社を利用すると、見積金額が膨大な金額になるので、自分自身で設計開発するのが最善の策です。しかし、コンピュータ言語が苦手な一般の方々には、誰でも作れるウエブサイトの無料サービスをおすすめします。

このようなサービスはインターネット上にいくらでも転がっています。ただし、身近にウエブ開発の技術者の知人がいるなら、アドバイスを求めたほうがよいと思います。ぼくはスケジュールに空きが出ても、よい生徒が現れるまで待ち続けます。

慌てないで数ヶ月待つと、よい生徒との縁が必ず巡ってきます。自分自身の年齢を考慮して、スケジュールに負荷をかけ過ぎることもしません。過ぎたるはなお及ばざるがごとしで、何事もほどほどが一番だと考えます。

仕事も順調で資産もそこそこあるので、これ以上あえて何も必要がありません。ぼくは衣食住が十分なだけで、すでに恵まれている環境と考えます。利益が出過ぎるなら、タイの社会に還元したいと思います。

目次トップへ

2024年1月1日(月)
これから何をしたらよいのか分からない日本人

無意味な文系の大学への進学

ketsuo20231102-1b

学歴はないよりあったほうがよいと思うのですが、英語ではなく日本語で計算力や読解力の高い、偏差値が高いとされる人材を育てても、文系の学部の大学生になってしまったら、多くの学生が科学技術知識を身に着けることなく、4年間を無駄に過ごしてしまいます。

協調性や人間力といった快い響きの言葉を発する前に、個人の実務知識や能力を上げないと、現状の低い日本の労働生産性の向上にはつながりません。欧米では多くの人がITを学び、コーディングやプログラミングを駆使してオフィスや工場での生産性を高めています。

一方、日本国内では、ほとんどの学校でITの科目が存在せずに、未だに職場の研修でエクセルやパワーポイントの指導が行われているのが現状です。前世紀の職場の状況となんら変わりがありません。職場の各部署の情報が統合されずにバラバラのぶつ切り状態で、同じ数字や文字の入力を繰り返しています。

欧米人と違い、日本人の管理職の方々は、英語の語学力も低く、ITの技術知識を学ぶ意欲もなく、その前に、日常の雑務処理に追われて勉強する時間もありません。日本の文系の学部の大学生は、英文原書のテキストが読めず、絶えず翻訳に頼ることになるので、ITの学習において欧米人と比べて不利な環境です。

日本の有名大学の文系の学部に入学しても、英語の高い語学力もなく、科学技術知識もない人材では、将来の社会人として、ビジネスマンとして、現在の厳しい競争社会を生き抜く基本的な能力を欠いています。例えるなら、兵隊としてITを駆使した現代の戦争に、竹やりで向かっていくようなものです。

IT(情報工学)を勉強すると、日本の学校や職場を含む、社会全体の非効率的で低い労働生産性がはっきりと見えてきます。根性や精神論にとらわれるのは止めて、学生も社会人もすべての人がITを学んで、抜本的に作業効率を高め、データベースの作成を通して、情報共有の概念を学ぶべきです。

令和の時代に、未だにはびこるサービス残業という悪習を絶たねばなりません。時間や心にゆとりを持たないと、幸せな一時を味わうこともできません。日本国内の文系の大学に進学しながら、まともに勉強もせず、遊び呆けるなら、バンコクのインターの大学で、英語と情報工学をしっかり勉強することをおすすめします。

目次トップへ

inserted by FC2 system