バンコクの家庭教師の日記 2021年
家庭教師の仕事に関することから、日常生活、交友関係、趣味など気軽に書いています。ほぼ毎日が、新たな発見や刺激の連続で、退屈のない生活です。いろんな体験を毎日積んでいるので、書ききれないのが残念です。
バンコクの家庭教師の日記の目次
興味のある項目をクリックしてください。そこへジャンプします。
48 車の修理、コンパウンドでひっかき傷の修復
47 バンコクのインター校の現状(2)
46 正しいケンカの仕方
45 バンコクのインター校の現状
44 正しい減量とは？
43 太る = 老化 = 不健康
42 今度こそ腹筋を六つに割ってやろうと思います
41 暇なので簡単なアニメーションを作ってみました
40 タイで多くの犬を殺しているダニ
39 考えられる授業再開時期の二つのシナリオ
38 登校できそうな（かもしれない）11月
37 ホームページのお手入れ
36 エアコンのお掃除
35 コロナウイルスワクチンの接種
34 おつき合いできない人とできなかった人
33 CGP Key Stage 3 Science Foundation Level
32 質素な生活
31 営業と広告と集客
30 細心の注意が必要なウエブサイトの運営とITマーケティング
29 コロナ禍の生活の変化
28 大量の語彙が必要になるインター生
27 ウエブサイトの有効性
26 海外と異なる日本のIT業界の闇
25 海外で自営業を成功させてマイペースで生きれる幸せ
24 ぼくが南米を離れてバンコクに来た理由
23 90 Days Report
22 コロナ禍のバンコク
21 ぼくにとっての犬猫の存在とオンライン授業
20 帰る家のある有難さとオンライン授業
19 1900BでRetirement Visa (Non-Immigrant O)を取得
18 単語の暗記法 - 上級レベル
17 長所を伸ばすのが真の教育
16 毎日すべきことを続ける人が人生を勝ち抜く
15 鼻詰まりの解消法（加筆修正版）と深呼吸による減量
14 日本人学校の生徒を受けない理由とインター生専門の家庭教師のメリット
13 コロナ禍の海外での生活
12 顧客や仕事を開拓する意思が成功には不可欠
11 インター校に入りたての生徒の勉強方法
10 長くやっていると受ける様々な相談
09 就職には日本国内IT大手ではなく、自動車関連のメーカーを推奨
08 日本の劣悪な職場環境から逃げるために必要だった独立
07 Stand by me Doraemon 2
06 2021年のソンクラン
05 心に余裕があって見えてくるもの
04 最近目立つ依頼と相談事
03 午前３時の犬の検診
02 国際化すると日本を離れる優秀な日本人
01 つき合うなら向上心のある優秀な人
2021年12月13日（火）
車の修理、コンパウンドでひっかき傷の修復
最近の車の塗装は表面処理を行いやすく、小さなひっかき傷であれば、Lotus'sやBig Cで購入できるコンパウンドを使って、素人でも容易に修復できます。
古くなったＴシャツなどの布切れを用意して、傷が目立たなくなるまで、塗りつけるように擦り続けるだけです。所要時間も20分ほどです。
2021年11月30日（火）
バンコクのインター校の現状(2)
2021年はコロナウイルスによりオンライン授業が長引き、半年以上に渡りインター校の訪問が難しい状況が続き、例年の半数しか訪問できませんでした。中規模インター校では、20%ほど生徒数が減少しています。
また、今日のコロナウイルス感染者数は5000人弱で、まだまだ楽観視できない状況です。インター校でも対面授業とオンライン授業の併用で、時折り感染者が出ています。それでも休校にはならず、一定の区域の消毒で済ませています。
日本からタイのコロナウイルス関連の情報を得たい方々は、こちらのサイトがとても役立つと思います。感染者数や外国人のタイ入国に関する情報が載っています。
コロナ禍で世界中の経済規模が縮小する中にあり、コロナウイルス流行前より減りながらも、まだ多くの依頼や相談を受けていることに、自分自身の存在意義を見い出すことができます。心から皆様に御礼申し上げます。
2021年11月25日（木）
正しいケンカの仕方
ケンカの苦手な、心の優しい、怖がりな人は、言葉の脅しや暴力を目の前にすると、恐怖で動けなくなります。格闘技の修練の経験のない、一般的な日本人男性の大人の６～７割は、膝が震えて動けなくなると思います。
ぼくの知り合いの中には、不良やケンカ相手を目の前にして、怖くて彼女や友達を置き去りにして、その場から逃げた男が数人います。ぼくの生徒から、このような状況に自分自身が置かれたら、どうしたらよいのか聞かれることがあります。
ぼくの生徒は格闘技の経験者ではないので、多勢に無勢ならば、野球のバットでも棒でもホウキでも振り回して、相手の膝を痛めつけて、動けなくさせることをすすめます。自分一人であれば、その場から走って逃げるのが最良の選択です。
学校での虐めも、長期間に及び陰湿化すれば、受けた生徒本人が自殺したり、相手をナイフで刺すような究極の反撃で、自分の人生を台無しにしてしまうこともあります。ぼくは、精神的に追い込まれていたら、バットで相手の足をへし折ってやれと言います。
バットで頭や内臓を狙えば、警察に殺意があったと解釈されるので、相手の足を破壊することに注力を注ぎなさいと教えます。情状酌量や保護観察でイジメが収まれば、最悪のケースを避けられます。虐めの最善の対処は、恐怖を克服させるための格闘技の修練です。
ケンカに役に立つ実践的なボクシングやキックボクシングを習わせることです。寸止め空手では話になりません。令和の親たちは弱くなりすぎて、自分の子供に、相手を傷つけないケンカのやり方を教えることができません。弱い親が弱い子供を指導することなど不可能です。
困難や恐怖から逃げ続ける人に、ぼくは何もできません。強くなりたければ、格闘技を習って強くなればよい。それだけのことです。もちろん一生逃げ続けるのも、本人の自由です。自分の人生は自分だけのものですから、自分の好きなようにすればよいと思っています。
虐めに関する誰も否定できない事実は、虐めを受けた被害者は、その恨みをいつまでも忘れないということです。その反面、虐めの加害者は、自分が犯したこともすぐに忘れます。その軽薄さが、さらに被害者の憎悪を焚きつけます。ぼくなら、やられたら必ずやりかえします。おとなしく黙り込むことはありません。
猫の爪とぎ用の古木
道端に捨てられていた古木を拾って加工したものです。壊れない爪とぎなので重宝しています。
2021年10月30日（土）
バンコクのインター校の現状
ぼくの生徒の中には、すでに今週から登校して、通常の授業が再開されたところもあります。しかしながら、生徒からコロナウイルスの感染者が出たので、数日間のオンライン授業に振り替えとなりました。
来週中には、ほぼすべてのインター校で対面授業の再開となるのですが、タイでは、まだ、一日あたり9000人程度の感染者が出ており、校内で感染者が頻繁に出ることも予想されます。
生徒間のワクチン接種も進んでおり、見切り発車でしばらくの間様子を見ることになるようです。構内や教室内のコロナウイルス対策は、半年前よりも、かなり厳格になっていると聞いています。
2021年10月26日（火）
正しい減量とは？
オーストラリアにいたころの話ですが、当時自分自身のことをデブでブスだと言って、深く悩んでいる女の人がいました。この人の頭の中では、デブ = ブス の認識でした。 考えすぎで精神が病んでいたのかもしれませんが、海外で生活すると、どうしてもカロリーの高い食物に囲まれるので、太ってしまう傾向があります。
当時はまだ、インターネットが普及する前だったので、具体的な減量方法なども、ふつうの人にはよく分からないことでした。知り合いの女性の中には、薬で痩せようとして拒食症になり、最後には骨と皮だけになって死んだ方もいます。恐ろしく情報が偏った、無知の時代だったと思います。
現在はインターネットで「減量」を検索すれば、好評なホームページなどがトップに現れてきますし、youTubeでは、具体的にどうするかまで説明してくれます。誤った認識を指摘してくれる良い動画もたくさんあります。常識のある人なら、良いものと悪いものの区別はつくと思います。
バンコクで知り合いになった、ある男性の家庭教師の方は、自分が女性にもてないことを悩んでいました。確かにてっぷり中年太りなので、恋愛の対象になりにくい人だろうなと思いました。ただし、女性の好みに関しては、かわいくて痩せめの若い子がよいと言って、高望みをしているように聞こえました。
この方は、特定の美人な女性を意識すると、会話ができなくなる特徴がありました。過去に大企業で働いて高額な給料をもらっていたはずなのに、現在の生活に余裕はなく、健康面に不安も抱えて大変なようですが、ぼく自身の問題ではないので、どうすることもできません。
かつて住んでいた中南米だけでなく、タイや他の東南アジアの国々も含めて、発展途上国であれば、先進国から来たまともな男性なら、中年でも女性にモテると思います。まともたる条件とは、温厚な性格、定職と一定の財産を持つこと、痩せめの体型、そして、煙草や酒を控えて、ギャンブルなどをしないことです。
彼女たちに言わせると、発展途上国には、そのまともな男が少ないとのことです。個人的には、思慮がなく軽薄な人とはおつき合いしませんが、日常生活の中で、多くの人とあいさつを交わしていると、男女の出会いは自然に多くなると思います。顔つきに関しては、それぞれ好みがあるので本人次第です。
明らかに太った人なら、食事を野菜や果物を中心に植物性のものに変えて、牛肉や豚肉の代わりに鶏肉や魚からたんぱく質を取ると、自然に痩せていくと思います。筋肉ムキムキマッチョな体は興味がなく、もともと骨が細いので、健康的で引き締まった体がぼくの理想です。
長期的な減量計画
ダイエットは本来食事療法という意味です。減量においては、軽い筋トレと正しい食事療法で、脂肪を落とすことはできます。薬（サプリを含む）はもちろんのこと、断食や極端に少ない摂食は、健康を損なってしまうので、減量法としておすすめできません。無理なく徐々に落とすことを念頭に置いてください。
老後のための健康対策
ぼくのまわりでは、知り合いの40～50代の肥満の男性が、糖尿病や動脈硬化のために病院で寝たきりになったり、中にはすでに亡くなった人もいます。中年以降はすすんで健康的な食べ物を摂取したり、無理のない運動やスポーツを続けて、体の体調の維持がとても大切になります。煙草やお酒は極力控えたほうがよいと思います。
パピー（雌ポメ16歳）
少なくとも15年ぐらい夜一緒にベッドの上で寝ています。目の前で生まれて、子犬まで生んでくれて、ぼくにとってはとても大事なペットです。ずっとそばにいてくれて、家族以上の存在になっています。二匹の子犬も隣で寝ています。名前の由来は、子犬のように見えるので、そのままパピーとなりました。
2021年10月20日（水）
太る = 老化 = 不健康
インター生のための高度な語学力の習得方法は、減量とよく似ています。どちらも無理することなく、正しい方向性と継続が必要とされます。自分の体の新陳代謝に必要以上のカロリーを摂取すると太るので、食事の質が大切だと思います。
40歳を過ぎると、ぼくのまわりでも、急激に肥満の人が多くなります。加齢とともに新陳代謝が衰えて、体内に取り入れる食物の消費に追いつかなくなり、老廃棄物が内臓や腸を含めて体の中にたまります。過剰摂取した脂肪は筋繊維の中にたまり、体の動きを鈍らせます。
このようなことは誰でも知っているのに、現実的には、減量は誰でもできることではないようです。自分自身が学生の時に、英国に留学して気がついたことがあります。30年以上前のことですが、お腹がせり出て樽のようになっている中年の人が、まわりで目立ちました。
正直ながら、このような体型にはなりたくない、と心から思いました。現在自分がその中年になり、自然に食べ物の摂取量が減って、一日二食になりました。お米の摂取量を意図的に減らし、お菓子も極力取らないようにして、野菜や果物を多く食べています。
たんぱく質は、豆腐、魚、鶏肉などから摂取しています。脂っこいものや油を使った料理は、あまり好きではないので、特に問題ありません。少しトレーニングを怠って、頬に脂肪がたまると、顔がブルドック顔になる傾向があるので、そろそろ気合を入れて、脂肪を燃焼させようと思いました。
ただし、ぼくは他人のことには興味がないので、誰かを見て太っていると思っても、あえて口に出すことはありません。痩せるのも痩せないのも本人の勝手です。生徒たちを指導する立場としては、このようなことも自分が率先して見せて、正しい方向性と継続で、努力が報われることを証明したいと思います。
10月24日（日）追記
脂肪を分解することで減量に定評のある、酢の接種（大さじ１～２杯）を昨日より始めました。自分の体を実験的に使い、これから数日おきに経過を報告したいと思います。キャベツ、魚、鶏肉などと一緒に毎日摂取していこうと考えています。
ロビン（雌猫１歳半）
元野良猫で一歳半になるロビンです。20年ほど動き続けていた冷蔵庫の上が、お気に入りの場所のようです。幾度となくケガをして家の裏ドアに現れ、そのたびに治療を施し、結局家で飼うことになりました。６匹の猫の中で、もっともぼくに懐いている一匹です。
2021年10月16日（土）
今度こそ腹筋を六つに割ってやろうと思います
何かをやってみようと考える人は、計画性や行動力に基づいた強い意志があり、他人を引きつける魅力があると思います。ぼくのまわりにも、そのような人が多くいました。ぼくも「ふつうの人がダメに決まっている」と思うことをやり抜いて、ひっくり返してやるのが好きです。
ふつうの人は有名大学の英文科の学科卒でも、英語なんか操れるわけがないと考えます。だったらぼくは、イギリスやアメリカで勉強しながら数年住んで、彼らと同化してしまえばよいと考えました。本音で話す大阪人とアメリカ人は気が合います。
また、多くの人は自分が強くなることよりも、強い相手に媚びることを選ぶのでしょうが、ぼくは30歳前でキックボクシングのジムに入門して、一回り若い20歳前後の練習生たちと一緒に会長からしごかれて、小柄な体でもそれなりに強くなったと思います。
40歳を過ぎて専門技術知識を身につけるなど、ふつうは不可能だと考えるのでしょうが、まわりに優秀な独学プログラマーが多くいたので、「彼らができるのなら、ぼくにもできるはずだ」と思って、ウエブ開発のためのコンピュータ言語を独学で勉強しました。ぼくにとって何もしないふつうの人は、魅力的には映りません。
50歳を過ぎて腹筋を六つに割るなんて、ふつう考えません。見苦しく腹が出て、当然だと考えます。しかし、体を動かして老廃棄物を体から取り除かないと、体は傷んでいきます。「だったら割ってやる！」とぼくは思います。これまで数回試して、上四つは割れるのですが、弛んだ下二つを割り切ることができませんでした。
今回は食事の献立から栄養まで考えて、身長が169cmで、常時体重が58.5kg-59.5kgの間に定着させているので、すでに体脂肪率をかなり下げている状態です。これから一気に筋トレで３kgぐらい脂肪を燃焼させて、同時に筋肉を少し増やして、ほどよい張り具合を持たせようと思います。
コロナ禍で何もすることがなく、部屋の中でボーっとしたり、ネットで芸能人のくだらない記事を読んだりすることで、時間を浪費する人も多いようです。しかし、「できることをやろう！」とぼくは自分に言い聞かせて、減量への集中力を高めたいと思います。
ロビン（雌猫１歳半）
お腹を撫でてもらいたいので、時々部屋の前で待ち伏せしています。いつもしょうがないなと思いながら、フサフサのお腹をナデナデすると、ニャーと喜んでくれるのが日課になっています。
2021年10月10日（日）
暇なので簡単なアニメーションを作ってみました
暇なので簡単なアニメーションを作ってみました。二枚のイラストを描いて、交互に入れ替えるだけの容易なプログラミングを用いました。たったこれだけの作業に４～５時間を費やしていますが、楽しみながらやっているので、苦痛には感じません。
一部の映画やアニメの引用を除いて、自分のホームページの掲載内容は、文章から写真やイラストまで、すべて自分で書いて撮って描いたものです。時間がある時に、色を塗って完成させたいと思っています。線画のドローソフトには、Windows 10のPaintを使用しました。
2021年10月3日（日）
タイで多くの犬を殺しているダニ
日本では考えられない、タイでの犬の死因の一つは、マダニによるものです。一ミリぐらいの大きさから犬の血を吸って、あっという間に一センチを超える大きさに成長します。
このようなマダニが数百匹に増えて群れを成し、犬の皮膚を覆うようになります。犬を近くの動物病院に連れて行けば、すぐに獣医さんが駆除する注射を打ってくれます。
ぼくは20年ほど多くの犬を飼い続けているので、マダニを殺すための、スプレータイプの強力な薬、Frontline Spray (against fleas and ticks)、定価710バーツ、を用意しています。一週間ほど前から家の犬の一匹がよく皮膚をかいていたので、マダニだなと思って犬の皮膚をよく見ると、多くの小さなマダニが毛の間をうごめいていました。
一日朝と晩に二回噴霧して三日ぐらい続けると、マダニが死に絶えました。それから犬にシャンプーして、マダニの死骸をきれいに洗い流しました。タイではよくあることなので、バンコクで犬を飼っているなら、マダニを駆除する薬を用意してあげてください。個体差があるので、噴霧期間は２～５日の範囲内です。
ぼくは同時に、飲み薬のNexGard Spectra、定価1000バーツほど、も与えて、マダニを駆除するために万全を期します。年一回の予防接種の時に、マダニやノミなどの寄生虫の駆除効能も含んだものがお勧めです。急を要する場合は、すぐに近くの動物病院に連れて行ってください。
追伸
お金に余裕がない方は、VP CAN POWDER FOR DOGSを購入してください。記憶が正しければ、100バーツほどだったと思います。同様に２～５日の使用期間でマダニは死に絶えると思います。
2021年10月1日（金）
考えられる授業再開時期の二つのシナリオ
前回お話しした通り、バンコクのインター校としては、今学期中に授業再開を望むところなのですが、コロナウイルス感染者数が劇的に減る希望的予測で11月中、好ましくない予測で年明けの１月と考えています。
去年よりさらに長く登校できない状態が続いています。長引くオンライン授業で、生徒たちの精神的な負担もより重くなっています。おもしろくもないパソコンの画面を毎日５～７時間眺め続けることは、大人でも苦痛に感じることです。生徒だけでなく教師にも、かなりの疲労感が漂っています。
２回目の接種期間が短くなるファイザー製のワクチンを生徒たちに打たせるようですが、インター校再開の目処が立つとしたら、タイ人の公立の学校が再開になるかどうかだと思います。こちらの記事に、授業再開に向けて、明確なガイドラインがあります。
少なくとも教職員の85%がワクチンの接種を受けていること、および、コロナウイルス感染対策が十分に行われていることになっています。対面授業においては、クラスの定員人数を25人として、生徒間の距離を1.5mとすることになっています。
授業再開については、将来的に個々の学校の判断としたいとのことですが、現在のところ、オンラインのみ、または併用を勧めています。タイ国のEducation Ministryで、授業再開に向けての対策、検証、経過報告がなされるので、その動向を見守るしかないようです。
2021年9月26日（日）
登校できそうな（かもしれない）11月
バンコクのインター校では、生徒たち全員にコロナワクチンを接種させて、校内でクラスター感染が起きないようにしながら、11月から登校を再開させようと考えているようです。2021年9月の現状で、できうる最善の対処法だと思います。
学校や学習塾が閉鎖されている状態の中では、勉強面で頼りになるのは、家庭教師のみとなり、以前より重くなった責任を感じています。コロナウイルスの感染者数も少し減ってきたようですが、まだまだ気を緩めるのは早い気がします。
抗生物質などを用いたコロナウイルスの特効薬が開発されるまで、マスクなしの生活には戻れないと思います。マスクの着用に大きな抵抗感を感じるヨーロッパ人でさえ、多くの人が毎日の生活の中で着用するようになりました。
11月になり、インター校の事務局が開けば、インター校の訪問も可能になります。子供たちのためにも、一日も早い登校が望まれます。生徒たちのワクチン接種の進行具合が、授業の再開のカギを握ることになりそうです。
2021年9月26日（日）
ホームページのお手入れ
記憶が定かではないのですが、2010年ごろに自分自身のための、家庭教師のホームページを立ち上げて、集客を図るようになりました。その２年ほど前から、ウエブ開発のための、コンピュータ言語の独学を始めました。インター校のホームページの開設は、その数年後になります。
右往左往しながらの勉強だったので、間違った設計やコーディングを使っていたこともありました。現在のホームページにも、その痕跡がわずかに残っており、昔はこのようなミスを犯していたことが分かります。数日間をかけて、修正を施しました。当初は10ページにも満たない、小さなウエブサイトでした。
現在のぼくのホームページは、344ページからなる、個人規模とは思えないほどの、巨大なウエブサイトになってしまいました。毎日受け取るEメールの数も、かなりのものになっています。改めて認識するのですが、自分でウエブサイトが設計できる強みは、社会が不景気になると、さらに大きく感じます。
344ページに及ぶホームページをウエブ開発会社に依頼すると、恐ろしい金額が見積もりで返ってきます。自分自身がITの技術者で救われたと、心から思います。英語しか操れないようでは、このようには行きません。科学技術の大切さを教えてくれた先輩方に、今でも感謝することがよくあります。
設計がHTML4を基本にした古いものなので、昭和のアナログ感を醸し出しながらも、できるだけ読者の目が疲れなく、読みやすくなるように、若干のデザイン修正を施しました。最近は和色の配色に拘って、きらびやかな原色を避けるように設計しています。
ぼくのホームページは、記載内容の性格上、スマホで立ち読みするものではなく、パソコンでじっくり読んでもらうものなので、目に優しいことが最優先だと考えて、現在は設計するようにしています。背景色を暗くするのは、光の反射を抑えるためです。
2021年9月21日（火）
エアコンのお掃除
半年に一回、自宅の３台のエアコンの掃除に、タイ人の業者さんを呼んで清掃してもらいます。昨日、室外機も含めて、きれいにしてもらいました。一台当たり、500バーツで、よくやってくれたと思ったら、100バーツのチップをはずみます。
毎度のことですが、結構汚れています。ぼくはエアコンなしでは生活できない人間なので、特に、自分の部屋のエアコンは、一日15～16時間ほど稼働しているので、汚れもひどくなります。清掃済みのエアコンの空気が、ひんやりして気持ちよく感じます。
雨が続く毎日において、エアコンから吹かれてくる風が、とても心地よいです。とりとめのない、小さなことなのですが、エアコンが動かなくなると、けっこう厄介なことになります。一年間、わずか3000バーツの出費で、快適な生活が送れるのですから、ありがたいことです。
先月の電気代は、３台のエアコンの稼働状況を考慮しても、4000バーツに届かない金額でした。日本と比べても、かなり安いと思います。バンコクにいるので、好きな時に好きな時間だけ働いて、ウエブサイトの運営も、楽しみながら続けることができます。
こんなマイペースな生活と気ままな人生を送るために、海外に身を置いています。自分の部屋で飼っている３匹の犬も、ひんやりした風の中で、気持ちよく眠っています。夜寝る時まで一緒なので、彼らの存在にとても癒されています。
2021年9月11日（土）
コロナウイルスワクチンの接種
すでに多くの日本人の方々が、コロナワクチンの接種をされたので、ぼくも同様に、昨日の昼ごろ、Medpark Hospitalに行ったのですが、予約なしということで、受け付けてもらえませんでした。
そこで、今朝、日本人や外国人の来院者が少ないと思われる、Synphaet Srinakarin Hospitalに来てみました。予想通り、院内の人もまばらで、パスポートを持って、予約なしでもワクチンの接種を受け付けてくれました。
受付から接種まで、所要時間は１時間ほどでした。アストラゼネカ社のワクチンなので、２回目の接種は、およそ３ヶ月後です。日本人専用のワクチンの案内の張り紙が、病院内のあちらこちらにあり、手続きが分かりやすかったと思います。
接種費用は無料ですし、これから用事で国境を超える場合に、ワクチンの接種証明があると手間が省けるので、この機会を逃す手はないと思いました。多くの方々から正確な情報をいただけたので、迅速に動くことができました。ここに感謝いたします。
12月3日 追記
２回目の接種を終えてワクチン接種の証明書をもらいました。バンコク都では、すでに95%以上の人が２回以上の接種を受けているので、遅ればせながらその中の一人になり、一安心することができました。
2021年9月8日（水）
おつき合いできない人とできなかった人
コロナ禍の引きこもりで、ネット上の掲示板、コメント欄、youTubeなどに、他人の誹謗中傷を書き込む人が目立っています。特に日本人は仕事でストレスをためる人が多いので、そのはけ口に、他人の悪口を書きまくるのだと思います。ある種の精神的な病気なのかもしれません。
学校でも職場でも、陰に隠れて他人の悪口を言うのが好きな人は、どこにでもいるのですが、とりわけ日本という国で、その傾向が強いのだと思います。ぼくはこのような人が苦手なので、あまり関わりたくありません。ぼくが積極的に、日本人社会の中に身を置かない理由でもあります。
駐在員より収入の少ない現地採用の保護者の方々に、我々インター生専門の家庭教師を雇う余裕はないですし、日本人学校や学費の安いインター校に通う子供たちを持つ保護者の方々も、企業から高額の補助は望めません。本音で言えば、我々を雇えるのは、高額の学費を払える、一部の恵まれたインター生のご家庭のみです。
コロナ禍の社会では、バンコクでもひどい交通渋滞は、見られなくなってしまいましたが、ぼくのように車で、生徒のご家庭に伺う家庭教師にとって、時間帯によっては車の通行が難しく通いにくい、ソイの奥にあるようなご家庭は、申し訳なく心苦しいですが、家庭教師のご依頼があっても、お断りすることがあります。
バンコクには、ぼくよりずっと若くて優秀な人材が溢れています。以前どこかの掲示板で、医療通訳や翻訳をしていた方が、家庭教師をする広告を出されていました。英語だけでなく、Biologyをかなり深く勉強されていたのが分かります。協力を請うために、広告の掲載から半年ほどたって、彼に電話したのですが、すでに会社員として働いておられました。
残念なことですが、広告宣伝が不得手で、生徒が集まらなかったのて、現地採用で就職されたようでした。このような人は家庭教師に限らず、バンコクには多く存在します。塾の経営なども、今時儲かるビジネスではありませんし、幽霊会社や潰れた会社の社長だと名乗って、名刺を配り歩いている人も多くいます。
従来のビジネスモデルが、これからも通用するのかどうか、ぼくには分かりません。確かなことは、あらゆる工学の分野で、しっかり技術知識を蓄えて、特定の企業と取引すると、手堅いビジネスを築くことができます。また、ぼくのようにIT（情報工学）を勉強して、ネット上で広範にお客さんを募って、すき間産業で生きていくこともできます。
科学技術知識を持たないと、日本人でもこれからは、まともに生きていけない世の中になります。英語が操れるだけでは、安い時給で酷使される講師に、成り下がることもあります。英語とポルトガル語を操って、海外要員として企業に採用され、アメリカに駐在していた自分が言うのだから、この点に間違いはないと断言できます。
2021年9月5日（日）
CGP Key Stage 3 Science Foundation Level
コロナウイルスによるロックダウンの緩和で、ようやく、紀伊国屋で注文していたCGP Key Stage 3 Science Foundation Level Complete Revision & Practiceを手に入れることができました。
バンコクのインター校のミドルスクールで学ぶ、多くの日本人インター生は、まだまだ語彙が少ないので、いきなりHigher Levelが難し過ぎるようなので、Foundation Levelを用意しました。
ミドルスクールの１～２年生（小６～中１）を対象に、このテキストを使用して、Higher Levelは、２～３年生（中１～中２）を対象にしたいと思っています。ただし、Foundation Levelの理解でも、語彙が7000語以上、つまり、準１級以上の語学力が必要とされます。
その上で、学術用語の暗記と内容の理解が求められます。物理、化学、生物の学習内容を含むScienceは、World History、Economics、GeographyなどのSocial Studiesの科目以上に、日本人インター生がもっとも苦手とする科目です。
ぼくの小５～中２の学年の生徒に関しては、できるだけ早く準１級の単語を覚えさせて、上記のScienceやSocial Studiesの科目に対応できるように指導しています。以前は、このまま１級の単語帳を暗記させていたのですが、最近は、TOEFLの単語帳に換えています。
一昔前は、ハイスクールで文系の学部に進学する生徒に、準１級、１級、TOEFLの順番で、単語の暗記をさせていました。しかし、近年は、大きくエリート教育に傾き、生徒の若年化が加速したので、準１級、TOEFL、１級の順番で、語彙を増やすように変えました。
単語の暗記は、早く始めれば始めるほど、容易に語彙が増え、授業で使用されるテキストが、深く理解できるようになります。TOEFLはアメリカの大学受験の際に、語学力を測るものですから、ハイスクールで習う語彙が多く含まれ、インター生にとって実用的な学習内容と言えます。
CGP Key Stage 3 Science Foundation Level Complete Revision & Practiceは、語彙が少ないインター生でも理解しやすいように、配慮がなされています。授業内容の補修だけでなく、上級レベルの語彙を大幅に増やしていきたい生徒に、お勧めのテキストです。
2021年9月4日（土）
質素な生活
ぼく自身、決してお金持ちではなく、平均的な資産を持つ一人の日本人です。しかし、その資産を海外の発展途上国で持つ強みがあります。平均的なタイ人から見ると、ぼくがかなりのお金持ちに映るそうです。小型車ですが、新車２台(460,000B + 590,000B)を購入して、全額一括払いなど、ふつうのタイ人にはできないそうです。
ぼくは生来の倹約化で、直せる物は自ら修理して、できるだけ長く使用します。贅沢には縁が遠く、高級食などにも興味がなく、牛や豚は食べません。ご飯、豆腐、鶏肉、魚、野菜、果物を中心として、健康的な安い食材を、体に取り入れています。毎月の食費も5000バーツを超えることはなく、質素な生活で満足しています。
駐在員の方々と比べると、ぼくの手取りなど半分以下でしょうが、一軒家の家賃も11,000バーツで、支出が非常に少ないので、そこそこの資産を残せるのだと思います。今でも毎月の収入の半額は、銀行の口座に預金しています。すでにビジネスに必要なものは、すべてそろえているので、支出が少ない理由でもあります。
英語の勉強も、できるだけ早く単語を12,000語ぐらい覚えてしまうと、英字新聞もさほど苦もなく読めて、英文学なども楽しむことができます。時折り単語帳に目を通す必要はありますが、豊富な語彙を身に着けると、容易に忘れることはなく、一生の宝物になります。その後、専門的な学術用語で、大幅に語彙を増やしていくのが一般的です。
同じことはコンピュータ言語にも言えます。IT、情報工学では、専門学校で２年、大学で４年をかけて、HTMLとCSSでコーディングを、JavaScriptとPHPでプログラミングを、SQLでデータベースを勉強します。HTMLとCSSのみで、シンプルなウエブサイトが作成できます。ぼくのウエブサイトも同じく軽量なので、読み込みは一瞬で完了します。
ぼく自身が持つ知識や技能は、英語、ポルトガル語、コンピュータ言語を含め、すべて基本的に独学です。毎日一時間半の勉強時間が、現在の自分を育んでくれたのですが、本音で言うと、勉強しなければ、とてつもない不安感に襲われます。ぼーっと何もしないで、大切な一日を浪費してしまうと、罪悪感さえ感じてしまいます。
努力して手に入れた専門知識だからこそ、もっと深めて、抜きんでた技能を維持しなければなりません。ぼくの仕事は専門職ですから、他人ができないことをやれて存在価値を認められます。ビジネスというものは、必要な知識と道具さえ揃えてしまえば、その後は、お金を稼ぐことに集中できます。備えあれば患いなし、この諺を自分自身に言い聞かせています。
2021年9月2日（木）
営業と広告と集客
十年近く前のことですが、知り合いの理系の家庭教師の方と、道端で世間話をしていました。「あなたが技術者であったように、ぼくにも営業員だったことがあります。ぼくがあなたの専門分野の電気電子工学で、技術者になれないように、あなたが容易に優秀な営業員になることはできませんよ。」とぼくは彼に言いました。
すると彼は「フフンと鼻で笑って、ぼくを見返しました。」その後、ぼくは彼との仕事上の付き合いは、なくなってしまいました。しかし、たかが家庭教師でも、一人のお客さんを得ることの難しさを、今では彼も肌で感じていると思います。社会で信用を得て、多くの人に存在を認めてもらって、初めて仕事がもらえます。誰でもできることではありません。
ぼくの口癖ですが、「世の中には、東大を出て、ハーバード大に留学するような、非常に優秀な人がいます。しかしながら、その存在を知ってもらえないと、お客さんから電話やメールをもらうことができません。そのために、ウエブサイトのような、効果的な広告宣伝が必要になるのですよ。」と同業者の方々に説くことがあります。
また、「電話がかかってきたら、家庭教師の授業中でも必ず出て、授業後にこちらから電話をかけなおすようにしてください。そして、電話は一日中必ず電源をオンにしておくようにしてください。」とも述べています。お客さんが電話をかけてくれるかもしれないのに、自ら仕事をもらえる機会を減らすのは、賢明な判断とは思えません。
簡単なプロフィールだけでなく、名前、自らの写真、電話番号、メールアドレスを記載して、広告宣伝に出す必要があります。類は友を呼ぶの諺の通り、偽りのない真心を込めた広告には、誠実なお客さんが集まってくれます。その反面、名前も写真もなく、電話番号すらなく、メールアドレスだけの、広告主の素性の見えない広告には、厄介なお客さんも集まってきます。
どのビジネスにおいても、自らの素性を明かすことなく、陰に隠れているような人が、社会的な信用を得ることはありません。一方、法律や規則事を尊守しながら、生計の糧を確立し、蓄えた資産の運用を学ぶことは重要です。日本とバンコクの両方に複数の銀行口座を設けて使い分けて、他人に手の内を容易に見せることなく、身を守ることも必要です。
ウエブサイトの管理にも、海外のサーバーを使っています。広告内容だけでなく、言動や振る舞いも含めて、誠実なビジネスを心がけたほうが、長期的には、よい結果を生むと思います。ぼく自身はよいお客様を選んで、英語においては単語の暗記に重点を置き、理系の科目の重要性も理解してもらう、自分の教え方を納得してもらって、長く良好な付き合いを望みます。
天使のように大胆に、悪魔のように繊細に、考えて行動すること。成功したいなら、成功した人に話を聞き、成功できない人から、失敗する原因を探り、自らの学びとすること。小さな成功は、大きな成功につながり、お金は回ること。ぼくがこれまでの経験から学んだことです。ビジネスとは、このようなものだと思います。
2021年8月31日（火）
細心の注意が必要なウエブサイトの運営とITマーケティング
ぼく自身がITの技術者であり、自身は技術営業員として、システム開発業界に身を置いた経験から、ウエブサイトで広告宣伝して、集客を促すITマーケティングというものを、少し説明したいと思います。ウエブサイトの特徴は、一日24時間、一年365日、休みなく広告宣伝を行ってもらう、非常に効果的な媒体としての働きです。
テレビのコマーシャルが、視聴者の目に届くのは一時的ですし、新聞の中の広告も、現在では、読者の記憶に残る媒体として、さほどの効果があるものとは思いません。一方、ウエブサイトは、検索者の閲覧候補として、グーグルなどの検索エンジンに表示され、検索者は気に入ったウエブサイトを、じっくり読むことができます。
興味のあるウエブサイトを何度も訪問して、掲載内容を深く読み返すことができます。ですから、ウエブサイトは広告宣伝のための道具として、企業や店舗にとって、なくてはならないものになっています。ぼくのような個人事業主にとっても同じことです。ウエブサイトによる集客なしでは、生計が成り立ちません。
ぼくが運営するウエブサイトは、個人の所有物として、大き過ぎるものになってしまいました。インター校関連の情報や、インター校編入の相談者の一時的な個人情報の管理まで含めて、高度なセキュアリティシステムを構築しなければなりません。自分自身がITの技術者でなければ、膨大な情報を抱えるウエブサイトの運営は、非常に難しいと思います。
メールアドレス一つをとっても、ログインの度に、指紋認証のあるセキュアリティキーを使用しなければなりません。パスワードも自分自身が記憶できない特殊記号を含めた長いものを使用します。ここにIT技術者としての知識や、専門家としてのトリックが必要になります。一般的なユーザーには理解が不可能なものです。
また、効果的な広告宣伝とは、ウエブサイトへの訪問者が望む商品やサービスを供給することです。例えば、インター生専門の家庭教師であれば、数年間をどこに留学して、何を勉強して、インター生に英語はもちろんのこととして、どの教科をどれだけ深く教えることができるか、誠実に事実を答える必要があります。
長期間の留学経験のない、国内の大学受験のための英語の塾の講師や家庭教師では、英語を操るどころか、日常会話も話せない方が多く、自身の語学力が不十分なので、インター校で学ぶ日本人インター生に必須となる、上級レベルの語学力を育むことができません。インター生にとっては、教える側の致命的な能力の欠如です。
インターネットが存在しなかった一昔前のように、インター生に大学受験のための英文法だけ教えて、会話の上達に欧米人のを英会話講師を勧め、大量の単語の暗記から逃げる勉強方法では、いつまでたっても Science や Social Studies のテキストを、すらすらと読ませて理解させることなどできません。
2021年の現在に、インター生を対象として、このような勉強方法を教える内容で、インターネット上で広告宣伝している人がいるなら、自分で自分の首を絞めていることになります。駐在員の方々の中にも、インター校出身者や元留学生で、語学力の高い人は、決して少なくありません。彼らを騙し続けることはできません。
バンコクにも間違った広告内容で、自分自身の評価を低めている人が見られます。ぼく自身も自分ができることと、できないことを、明確にお答えするようにしています。できないことをできると言って虚勢を張っても、メッキはすぐに剥がれ落ちてしまいます。家庭教師にとって、生徒やご家族との信頼関係の構築が、長続きの秘訣だと思います。
近年は、インター生でも理系の学部を受験する学生が増えています。インター生に国内大学受験のための、数学、物理、化学、生物などの科目を教える家庭教師も、非常に重宝されています。英語に固執することなく、自分の得意分野で生徒の要望に応えれば、需要と供給の関係は成り立つと思います。
2021年8月28日（土）
コロナ禍の生活の変化
コロナ禍の中で、一つだけ、ぼくにとっては好ましいことがあります。それは生活空間から、狭い場所に多くの人が密集した、人混みがなくなったことです。ぼくが以前から、アジアより欧米の国々を好んでいた理由は、これらの地域では、アジアほどの人が密集した生活環境が見られないことです。
上海などの中国沿岸部の都市や香港にも、まったく興味がなかった理由は、現地の異常なまでの人口密度でした。日常生活の電車やエレベーターの中で、鮨詰の状態にされれば、吐き気を催すこともあります。混雑したショッピングセンターや長い行列もうんざりします。
大阪への通勤でもかなり参っているのに、東京の朝夕の通勤ラッシュ時の混雑など、心からご免こうむりたいです。企業には、これまで以上に在宅ワークを奨励してもらいたいです。コロナウイルスの感染者数が収まっても、人がまばらになった空間を維持してもらいたいと思います。
コロナ以前の、マスクなどする必要のない、日常の生活に戻るには、数年かかると思います。もしかしたら、戻ることすらないのかもしれません。世界中で飛行機が飛びまわり、気軽に人々が移動していたことすら、記憶から薄れつつあります。ぼくのような、ふつうの人間にできることは、現状の変化に対応することぐらいです。
家庭教師の授業に関しても、対面からオンラインに変えることによって、一日に２件までとしていた授業数から、移動時間がなくなったことで、３件に増やすことができました。おまけに、日本に本帰国した生徒まで、授業の継続ができるので、ぼくにとっては、結果的に、ビジネスの幅が広がりました。
オンラインであれば、日本、バンコク、どこでも、どの国でも、インターネットの環境さえ整えば、授業を行うことが可能になります。ITの技術者としての知識も生かすことができるので、ウエブサイトの内容の加筆修正も、同時に進めています。ただし、流行りのYouTubeに手を出すことはないと思います。
You Tuberと呼ばれる方々は、ITの技術者ではなく、アプリソフトを使い慣れた、ただのユーザーと変わりありません。ぼくは自らのウエブサイトを設計作成して、サーバーにアップロードして、インターネット上に公開して、自分個人の土俵の上で、他のウエブサイトの運営者と競い合っています。
しかしながら、ぼく自身が持つ、ITに関する技術知識など大したものではなく、ぼくのような中級の技術者など、この業界には掃いて捨てるほどいます。お金を稼ぐのであれば、データベースを取り扱ったほうが手っ取り早いのですが、大規模で複雑かつ面倒な、設計開発に巻き込まれたくない本音があります。
自分自身のホームぺージを運営して、12～13年ほど検索表示トップを守っているので、インターネット上でも、一定の評価をもらっているのだと思います。個人的には、ぼくのウエブサイトと互角に競い合えるような、運営者の出現を楽しみに待っています。優れた相手と切磋琢磨できれば、ぼく自身も成長することができます。
最近、同業者だけでなく、不動産業、教育関連ビジネス、旅行業者の方々からも、バンコクのインター校で学ぶ、日本人インター生のことで、相談を受けることが多くなりました。ぼくが言えることは、英語とコンピュータ言語で、ぼく自身の世界が変わったということです。
2021年8月26日（木）
大量の語彙が必要になるインター生
ぼくの記憶が正しければ、2003年ぐらいから、バンコクで家庭教師を始めました。インター生専門の家庭教師もおらず、大学受験のために英語を教える人が、インター生を教えていたのが実情でした。ぼくは教え始めてすぐに、この現状が続けば、まずいことになると思いました。
当時、駐在員の中でインター校として頭の中に浮かぶのは、郊外に移転したばかりのISBのみでした。中３の学年でサマースクールに通わせて、８月の新学期で本科に編入させるのが一般的で、必要とされる語学力の目安として、英検の２級の取得が望まれていました。
インター校では、中３の学年がハイスクールの１年生になるので、ScienceやSocial Studiesでの学習に、大量の語彙が必要とされます。ですから、ぼくはインター校の編入準備として、中２の学年で家庭教師を引き受けて、単語と英文法に集中させるプログラムを組んでいました。
ところが、まわりに多くいた、大学受験のための英語の家庭教師の方々は、本人も準１級、１級、TOEFL上級レベルの語彙を持っていないので、語彙の重要性が理解できずに、受験テクニックのような的外れの内容を、インター生に教えていました。
日本国内の平均的な英語講師の方々では、ハイスクールのテキストを読んで理解することができません。その後、インター校出身、または、ぼくのような元留学生の家庭教師が主流になっていく中で、日本人学校の生徒を対象とした家庭教師が、インター生を教えるようなことは、なくなっていきました。
インターネットの普及によって、保護者の方々に知恵がつき、インター生には欧米に留学経験のある家庭教師を、優先的に雇用するようになりました。セカンダリースクールのインター生を教えていると、ScienceやSocial Studiesの学習内容について質問を受けることがあります。
インター校のハイスクールでは、12000語ぐらいの語彙が必要とされるので、教える立場の人は、それ以上の語彙を持つことが必然になります。ぼくが50歳を過ぎても、英語の学術用語を暗記し続ける理由は、さらに高度な内容のテキストを理解して、こちらが教える材料にするためです。
インター校に馴染み始めた日本人インター生は、単語の暗記法を教えると、急激に語彙を増やし始め、こちらが驚く速さで、語学力がぐんぐん伸びていきます。ぼくの生徒の中では、小６の学年で、１級を軽く超える生徒も出てきますが、中１の学年で、準１級ぐらいが平均的な語学力です。
インター生がこの程度の語学力を身に着けることなど、難しいことではありません。小４～６の学年の生徒は、よい学習環境さえ整えれば、語学力、計算力、ともに、ぐんぐん伸びていきます。この貴重な学年の子供たちを、無駄に遊ばせてしまうのは、非常に残念なことだと思います。
多くのインター生が、中２～３の学年で本帰国となり、国際中学に編入を希望するので、その前に準1級を取らせるのが、ぼくの仕事となります。まともなインター校に通っているなら、毎日１時間から１時間半ほどの単語の暗記と英文法の学習を、真剣に集中して２年ほど続ければ、その生徒の語学力は上級レベルに達します。
Biology、Chemistry、Physics、Geography、World Historyなどの教科が得意な生徒であれば、１級の語彙レベルをはるかに超えて、語彙数は15000語にも及ぶと思います。この程度の努力で、英語が操れるようになり、就職の際の武器にもなるのですから、やったもん勝ちのような気がします。
2021年8月25日（水）
ウエブサイトの有効性
日本国内でもバンコクでも、独立して自分のビジネスを立ち上げても、長い年月に渡って成功する人は、その中のほんの一握りです。ぼくのまわりを見渡しても、独立してから20年が過ぎ、最後まで残ったのは、自分自身のみです。
コロナ前までは悪くない経営状態だったのに、昨年から現在まで続く経済活動の自粛で、店や会社を閉めざる負えなくなった日本人経営者も目立ちます。バンコクの多くの塾の講師や家庭教師も、収入が少なくなって、窮地に立たされています。
コロナ禍で、大人も子供もすることがないので、インターネットを検索しながら、時間を潰す人が非常に増えています。必ずどこかのウエブサイトを訪れて、目を通すことになるのですが、自分で良質のホームページを作成してビジネスに活用したいと考える人は多いはずです。
ところが、その中の大部分の人は、専門の業者にウエブサイトの作成を依頼すると、高額な見積書が届いて、あきらめてしまいます。ぼくには、なぜ、ゆっくり時間をかけて、自分で作成しようとする考えがないのか、理解できません。インターネット上には、コンピュータ言語の知識がなくても、誰でも作れる、Wix.com のようなフリーサイトがあります。
長期的な観点から見ると、一から自分で設計したほうが、検索表示効果の高い、良質なウエブサイトを作成することができます。しかし、当座の間、フリーサイトを利用して、自分のビジネスに活用して、並行して、コンピュータ言語を学んでもよいと思います。ぼくも10年ほど前は、ブログとサイトの両方を活用していました。
コンピュータ言語を学びながら、自分のウエブサイトを改良して、ブログの使用率の比重を減らしていき、結果的には、「バンコクの家庭教師」と「バンコクのインターナショナルスクール」の二つのウエブサイトの運営を続けています。良質なウエブサイトの運営は、確かな信用を得ることができます。
ウエブサイトは、一日24時間、一年365日、休まずに運営者の広告宣伝を続けてくれます。日本語情報誌（フリーペーパー）や、どこかの掲示板の書き込みよりも、はるかに効果的な宣伝をしてくれます。コンピュータ言語が操れれば、さらに大掛かりなITマーケティングを行って、情報の流れを操ることまで可能になります。
自分のビジネスを有効に宣伝してくれる術として、もっとも役立ってくれるのがウエブサイトです。ぼくの場合、自分で作成して、無料のサーバーを利用するので、設計費や運営維持費もかからずに、運営することができます。このように、専門知識があれば、多くの出費を削減することができます。
現代において、雇用主に搾取され続ける典型的な例は、派遣のコンピュータプログラマーやウエブサイト開発者です。技術者でありながら消耗品のように扱われて、必要がなくなれば、派遣先からすぐに雇用契約を切られてしまいます。コロナ禍の社会では、立場の弱い階層に属する人たちです。
この類の人には、自らの営業努力でお客さんを見つけて、仕事を仕上げて、自分の足で立って生計を立てる、独立したビジネスを勧めます。美味しいところばかりを他人に持って行かれるなど、バカバカしいことだと思います。ビジネスにおいて顧客の開拓を他人を頼るのは、根本的な間違いだと思います。
コロナウイルス流行前の社会には、もう戻れないと多くの人が感じています。ぼく自身も安易な考え方を捨て、オンラインビジネスの拡張を図ります。家庭教師の依頼やインター校関連の相談事には、今まで以上に、細心の注意を払い、質の高いサービスを提供していきたいと思います。
2021年8月23日（月）
海外と異なる日本のIT業界の闇
IT（情報工学）の学習をインター生だけでなく、まわりにいる文系の学卒の方々に勧めることが多いのですが、日本のIT企業に勤めることは止めなさいと忠告します。アメリカのウエブサイト開発者やコンピュータプログラマーは、毎月5000ドル以上の給料で福利厚生も手厚く、サービス残業など皆無です。
ところが、日本のIT業界の闇はとても深く、ぼくがこの業界にいた20年前の状況とまったく変わっていません。ぼく自身の場合、真剣に仕事でパソコンの画面に、２時間ほど集中すれば、少し疲れを感じるので、しばらくの間休憩を取ります。しかし、職場では、このように気楽に休みを取るなど許されません。
毎日午前９時から午後９時までパソコンに向かって、コーディングやプログラミングに没頭することを強制される職場など、アメリカでは考えられないことです。この異常な環境が、日本ではふつうのことになって、耐えることが美徳とされる、この歪んだ思い込みや忠誠心が、日本のIT業界の未来を暗いものにしています。
IT、つまり、情報工学とは、人々の日常の生活を便利にする道具のようなものと、ぼくは捉えています。それを賄うのが、本来IT業界のはずなのですが、多くのIT技術者が働く職場が、このような過酷な職場になっており、非常に逆説的な現実に、待遇の改善や変革を求めるのは、ぼくだけではないと思います。
顔面神経痛になったり、精神が病んでしまったウエブサイト開発者やコンピュータプログラマーは、日本だけに見られる特有のものです。コンピュータ言語はバージョンアップで進化していきます。アメリカのIT業界では、企業がIT技術者に平日の就業時間後や週末を利用して、新しい知識の学習を奨励しています。
このようなアメリカの恵まれた待遇とは、かけ離れた職場環境に置かれる日本のIT技術者、ウエブサイト開発者やコンピュータプログラマーは、非常に不遇だと思います。それ故に、情報工学やコンピュータ工学を学んだ若い技術者には、自動車や電子機器などのメーカーに就職して、自分の学んだ技能が生かせる部署への配属を希望するように勧めています。
研究開発や生産管理に従事できるようになり、自分の居場所を職場で見つけることが、安定した職に就くことになります。可能であれば、機械工学や電子電気工学を学ぶことを勧めますが、すべての人が数学や物理が得意だとは思いません。それに、これらの学部で学んでも、技師として企業に就職して、４～５年ほど鍛えられないと、お金を稼ぐ実務技能は身につきません。
技師（エンジニア）として、企業の研究開発や生産管理において、中核を担う知識や経験を積めば、企業から貴重な人材とみなされて、待遇の良い職場で働き続けることができます。高度な専門知識を持つ技師は、転職も容易で、高い給与も期待できます。ぼくが生徒たちに理系の学部への進学を勧めるのは、これが唯一の理由です。
2021年8月21日（土）
海外で自営業を成功させてマイペースで生きれる幸せ
海外で30年ほど生きてきて、振り返ると、もうそんなに長くなるかと思います。生計を立てるには、お金を稼ぐ仕事が必要なのですが、ぼくの場合は、IT、つまり、情報工学の専門知識や、高度な英語の語学力が役立ってくれています。ホームページの訪問者の相談や質問内容も、詳細を求めるものが多くなりました。
一方、バンコクでも、最近は多くの知り合いが、自分の店や会社の事業規模を縮小させたり、閉めることが目立つようになりました。インターネットの普及により、情報の扱いに長けた人が生き残り、古いアナログ体質の経営者は、姿を消しつつあります。時代の移り変わりを見ているようです。
特に、去年から長引くコロナ禍の中で、経済活動の範囲や規模が縮小され、極端な売り上げの低下で、家賃まで払えなくなったケースが目立ちます。バンコクでは、旅行業、観光業、飲食業、エンタメ業などから、整体マッサージ、カラオケ、パブ、風俗、及び、日本語情報誌の出版まで、開店休業状態です。
日本のIT化の遅れが顕著にみられる例として、バンコクの日本人学校とインター校のオンライン授業の取り組みの違いを挙げることができます。日本人学校では、科目別の動画ファイルを生徒に送信する方法を用いたようですが、インター校では、教室内と変わらない授業の進行をオンラインで進めています。
体育の授業では、体操やダンスをパソコンの前で教師が行って、生徒に動きを合わせてもらうようにしています。教室内の生徒数もインター校は少ないので、オンライン授業も行いやすいと思います。コロナ禍の中でも、できるだけ限り、学習環境を整えようとする試みは、インター校のほうが優れているようです。
ぼく自身は日本人学校や日本の教育にまったく興味はないので、バンコクのそれぞれのインター校が、コロナ禍の感染対策や学校運営に、どのように対処するのか着目したいと思います。オンライン授業が長引くようになると、教職員の管理や学校運営の根本的な見直しが必要になってきます。
結論から言うと、科目別に優秀な講師を雇って配信すると、それだけでオンライン授業が可能になり、立派な校舎や設備が不必要になります。また、科目別に家庭教師を雇って、例えば、IGCSEの試験をBritish Councilで受験させれば、学費すらも要らなくなります。こうなってくると、インター校の存在意義すら危うくなります。
IGCSE、A Level、IB、SATなどのカリキュラムを、オンラインのHomeschoolingで行うこともできます。これに関しては、欧米や東南アジアのものの比較検証を行う必要があると思うので、詳しく報告する別の機会を設けます。授業に関しても、量から質への転換が求められる時代に来ているようです。
このような記事を書きながら、マイペースな生活を海外で送れる自分の身をありがたく思います。毎日たっぷり８～９時間の睡眠時間を取ることができます。好きな時に好きなだけ働いて、飽きたら犬や猫と遊んだり、車で買い物に出かけて、気分転換を図ります。若い時に語学に興味を持ち、徹底的に勉強して、早々と日本を脱出したのは正しい選択でした。
ぼくには鮨詰めのような満員電車に乗って会社に通う、苦痛を伴う通勤を毎日繰り返すなど考えられません。しかも60歳を迎える定年まで、毎月の売り上げ目標に追われるのです。多くの文系の学卒は、この辛い運命から逃れることができません。人生を変えるには、数年間の勉強と努力の継続が不可欠で、専門知識を身に着けなければなりません。
手っ取り早く技能を身に着けてお金を稼ぐには、ITを学ぶのが近道です。科学技術に関する専門知識がなく、何の取り柄もない文系の学卒では、コロナ禍の厳しい世の中を乗り切ることはできません。世の中で流されるだけの人に、明るい未来は訪れません。とにかく何かを始めてください。自分の未来は自分で変えるしかありません。
英語が不得手な方々は、使用言語を日本語に変えてください。
All rights to the picture above reserved to rightful owners. I am a disclaimer.
2021年8月17日（火）
ぼくが南米を離れてバンコクに来た理由
ぼくは本来臆病なので、備えを怠りません。行動を起こす前に周到に準備します。日本を離れようと漠然と考え始めたのが、高校生の時です。ある日、夜遅くに電車に乗っていると、ガラガラに空いている座席に、疲れ切ってへたり込んでいる一人の中年の男性を見かけました。
日本のサラリーマンは、くたくたになるまで会社で働かされて、60歳の定年を迎えるまで、このような生活を毎日繰り返すことになるのかと思うと、背筋がぞっとしたことを今でも憶えています。日本を離れ外国に住んで、平日の就業時間の後に、自分の時間が持てる、まともな生活をしたいと思ったのが、アメリカの駐在を終えて帰国した20代の半ばです。
その後、ブラジルのサンパウロへポルトガル語の習得のために留学しました。移住の目的も兼ねてブラジルという国をよく知りたいと思いました。ポルトガル語は大学の専攻であり、すでに英語はそこそこ操れていたので、比較的に短期間で、容易に理解できるようになりました。留学先の機関で、最初の半年間で上級レベルまで上達するのは珍しいと言われました。
一般的な日本人なら、中級レベルに達するのに二年かかるそうです。現地の言葉が操れるようになったので、ブラジルの文化や歴史だけでなく、知り合った友人たちを通して、平均的なブラジル人が置かれている生活環境を深く理解することができました。しかしながら、この国に長く住むのは、危険だと肌で感じていました。
イギリス、アメリカ、ブラジル、ラオス、カナダ、オーストラリアと移り住み、バンコクに落ち着くことになったのは、物価の安さです。耐えることができる最低限の生活水準とインフラ整備が整った環境を確認したからです。その後、20年以上住んで、日本人として平均的な資産を残せたので、当時の選択は間違っていなかったと思います。
若いころにキックボクシングの修練を、ジムで３年間ほど受けることができたのは、非常に幸運でした。攻撃する時は躊躇しない、海外で生きる最低限の体術を身に着けることができました。海外には、日本と比べて治安が悪く、犯罪に巻き込まれる可能性も高く、危険な地域が多くあります。危険を嗅ぎ分ける嗅覚のようなものが発達したと思います。
やばいと感じたら逃げる態勢を取り、必要があれば身を伏せます。追い詰められれば、身を守るために躊躇なく、金属の欠片を相手の体の急所に突き刺します。ボクサーが繰り出す速いパンチや動作も、ふつうの人間では見切ることなどできません。しかしながら、生まれつき臆病な性格ですから、あえて危険の中に飛び込むような真似はしません。
謝って済むなら謝り、トラブルには巻き込まれない状況に身を置くことを頭の片隅に置いています。ブラジルを含む中南米に住むとなると、ライフルやショットガンも必要になります。社会に汚職や腐敗が満ち溢れ、正直者がバカを見る環境に、長く身を置くのは考えられないと思いました。一方、バンコクは東南アジアの中で、もっとも安全な都市の一つです。
お酒や風俗に興味がなく必要もないので、面倒なことに巻き込まれることなく、まわりにいる日本人よりも、安全な環境に身を置いています。穏やかな生活を送れるだけで、ありがたいと思います。仕事に専念して、自分の生徒たちの英語の語学力が高くなっていると、とても嬉しくなります。インター生専門の家庭教師として、冥利に尽きると言えます。
ドンムアン空港に到着してから、通訳もしていたポルトガル語を、20年以上使うことがなかったので、今では錆び付いて流暢に話すことができません。その代わりに、コンピュータ言語を勉強してビジネスに役立てることができたので、世の中どうなるのか分からないものです。重大な人生の節目に、誰かに導かれていると感じることがあります。
一定の資産はすでに残せたので、老後の国民年金の受給額も考慮すると、決して裕福とは言えませんが、生活に困ることはなさそうです。これからは少し余裕のある生活を楽しんでいこうと思います。ぼくはコロナ禍の状況でも、バンコクにはビジネスチャンスがまだあると見ています。ITの専門知識を大いに活用する時代が来たと思います。
イギリスから帰国したばかりの、当時の大学生の自分の語学力など、今から思えば、それほど大したものではなかったと思います。社会人になった後も、英語とポルトガル語の勉強を続けて、バンコクに移住して20年以上たった現在も、英語とコンピュータ言語の勉強を毎日一時間半ほど続けています。長く単語の暗記を続けてきたので、語彙も大幅に増えました。
年を重ねるにつれて、体は以前のように俊敏に動かなくなっていますが、それでも、格闘技の基礎的な修練や筋力トレーニングは続けています。だらしなくお腹をたるませたくないので、筋肉質の体形を維持したいと思います。継続は力なりということで、コロナ禍の自己管理は、とても大事なことだと、自分自身に言い聞かせています。
2021年8月8日（日）
90 Days Report
「あれれ。期限過ぎてるやん。」と分かったのが7月30日、おまけに週末。とりあえず8月2日（月）に、行きつけのビザ取得代行業のAsia Visa社の事務所のある、エンポリアム横までパスポートを持って行きました。
90日を過ぎても、97日までは猶予期間のはずなので、いつものごとく380バーツを支払って帰途に就きました。今回は先月にビザを更新したので、90 Days Reportの期限が7月27日だったことが、頭からすっかり抜けていました。
今度の更新にはオンラインで申請してみます。おそらく、コロナウイルスの影響下で、以前のような動作が不安定なものではなく、しっかり作り直されているのではないかと思います。
ぼく自身のコロナ対策は、手を洗う、うがいをする、これらのことを習慣づけて、風邪やインフルエンザにかからないように心がけています。なぜなら、風邪などで体力を失うと、コロナウイルスに感染する確率が増えると思うからです。
少しでも熱っぽく感じたり、だるさを感じると、薬を服用してしっかり治してしまいます。ぼくの仕事もほとんどデスクワークで終わるもので、スクンビットでの対面授業も、週に数回ほどです。
その授業に向かう時も自家用車を運転するので、バスやBTSなどの交通機関を利用することはありません。今日のタイのコロナウイルス感染者数は19600人ほどですが、ぼくの日常の生活で、不特定多数の人々と交わる機会はありません。
一方、スクンビット界隈で自営業をしていた多くの人が、自分の店や会社を閉めた後もバンコクに残り、仕事を探すために、人材斡旋会社に登録するケースが非常に増えています。
現地採用の方々の中にも、職を失った人は少なくなく、日系企業からの求人数はかなり減っているので、非常に苦しい状況にあると、斡旋業界の方に話を伺うことがありました。感染者数の減少を切に願う今日この頃です。
写真の中の猫は、我が家にも慣れてきた、去年保護した猫です。足の骨を折ったり、目蓋を切ったり、お尻の肉をえぐられたり、世話が大変だったのですが、足の骨を折った時に、母猫が保護を訴えるような眼でぼくを見たのです。
この猫は野良猫として、一匹で生きていくのが無理そうなので、結局我が家で保護することになりました。他の猫たちとの生活も慣れてきたようです。無事に生きてくれていることに、ぼくが癒されています。
2021年7月31日（土）
コロナ禍のバンコク
現在家庭教師として、ぼくは７家庭で10人の生徒を教えています。ご家庭の希望で、対面にて３家庭、オンラインで４家庭の授業になっています。基本的には週２回の授業なのですが、授業に慣れてきた生徒には、週１回の授業に減らして、新しい生徒を迎えるようにしています。
ぼくの生徒は、みんなインター生なので、オンラインの授業に慣れています。ぼくたち教える側も相応に慣れています。また、インター校では、ITは主要科目であり、そのITを担当する教師が、必要であれば、他の科目のオンライン授業の配信を手伝っています。IT機器の操作が苦手な年配の教師にも操作方法を教えながら、授業の進行を補助しています。
ところが、IT教育をまったく受けていない日本の教師の方々では、パソコンやIT機器の使い方や配信方法に慣れていないので、現在の深刻なコロナ禍のバンコクにおいて、よく対応できているとは言えない状態です。生徒や保護者から学習内容の理解や進行具合に関して、不安の声が上がっています。今日のタイの感染者数は、18912人に上っており、通学が再開できる状況ではありません。
ぼく自身も恐れていたことですが、多くの日系企業を抱える工業団地の工場内で、コロナウイルスの集団感染が広まっていると思います。海外の観光客による消費を当てにした、地域経済への収入が見込めないところに、バンコク郊外の製造業の工場まで閉鎖になれば、タイ国にとっては、さらに税収の見込みが少なくなります。
コロナウイルスの感染者が工場のある生産ラインで出ると、その区域は衛生処理が施されて、１～２週間ほど人の出入りが禁止されます。このような日常が繰り返されています。バンコク都内から隣県に感染が広がりつつあります。外資に頼るタイ政府としては、軽々しく感染地域を公表できないことだと思います。
但し、インドやインドネシアに比べると、タイはインフラが整備されていて、公衆衛生状態もよいです。マスクの着用や手のアルコール消毒などの規則も、タイ人はよく守っています。日本の主要メディアは、人々の恐怖や不安を煽る傾向があり、放送されるニュースをそのまま信用することができないので、バンコクの現状を少し伝えたいと思いました。
ぼく自身の毎日の生活は、月曜日から土曜日まで毎日オンラインの授業の配信をして、時折りスクンビットまで運転して対面授業を行っています。８月一杯はひたすら我慢の月で、９月になれば、状況は少し良くなるかもしれないと思います。Big CやLotus'sなどの大型スーパーは開いていますが、フードコート構内は、上の写真のように片づけられています。
大規模なショッピングセンターはもとより、日常では多くのタイ人で賑わう地域のマーケットも、すべて閉められています。紀伊国屋も閉まっているので、書物を購入することができませんし、注文した書籍を取りに行くこともできません。しかしながら、スーパーマーケットやコンビニの類の店は開いています。薬局や理髪店も開いており、最低限の生活環境は整っています。
インター校では８月の新学期もオンライン授業が継続され、日本人学校では夏休み前の11日までオンライン授業というよりも、科目別で送られてくる動画を見て生徒が課題をこなす毎日になっているようです。もちろんバンコクの学校だけでなく学習塾もすべて閉まっています。
インター校のオンライン授業は、毎日６時間ほどパソコンの画面に向き合うので、正直なところ生徒にとっては苦痛のようです。また、オンライン授業が継続される中で、学費を減額ではなく増額しているインター校もあり、一人の家庭教師として、学校側の誠実な対応を期待したいと思います。
2021年7月25日（日）
ぼくにとっての犬猫の存在とオンライン授業
ぼくは20年ほどの間、犬や猫を10匹以上飼い続けています。多くの人が一匹の世話でも大変なのに、そんなに多く飼っていると、大変さも10倍でしょうねと言われるのですが、犬や猫たちは自分と相性の良い者同士でよくじゃれて遊んでいるので、ぼくが犬猫の相手をすることはあまりありません。
ぼくが犬猫のためにやっていることは、餌を用意すること、住環境の整備、病気やケガをした時に迅速に動物病院に連れて行くことなどです。家の外は車など危険がいっぱいなので、基本的に散歩はさせません。大きな家に住んで散歩の必要もないので、家の中を仲良く遊んで走り回っています。
家の中は安全だということが分かっているので、よくヘソ天で寝ています。ぼくの生活空間では、犬猫があちらこちらにいるのは当たり前なので、彼らの生態を観察して楽しんでいます。子供の頃から小動物が好きなことに変わりないのですが、まわりに犬や猫を汚い物として扱う人がいると、とても残念な気持ちになります。
急激にコロナ感染者が増加しているバンコクにおいて、ぼく自身の授業に関しても、従来の対面授業からオンライン授業に切り替えることが多くなっています。３家庭を残して、その他のご家庭はオンラインで授業を行っており、今月中に同意をいただければ、ウイルス感染対策として、すべての授業をオンラインに切り替えるつもりです。
日本に帰国した生徒については、中学生に準１級以上の学習内容を教えてくれる学習塾が存在しないので、帰国後も引き続き家庭教師を続けることが増えています。日本に帰国した生徒は、語学力の伸びがなくなってしまう生徒が多く、ぼくの懸念の一つでもあります。そのような時は、こちらまでご相談ください。
オンライン授業に使用するアプリは、インター生が使い慣れているGoogle MeetやZoomです。IDコードの送付は、Gmailでやり取りすることになります。MSN Skypeを使用することはありません。
2021年7月19日（月）
帰る家のある有難さとオンライン授業
時折り時間の空いた時に、こちらのアットホームチャネルをYouTubeで見ています。他のヤンキー風の若い制作者の動画のように、年配者に対して思慮がなく、表面的な浅い同情を浮かべたものではなく、ホームレスを対象としたインタビューの中で、制作者の真剣さと誠実さを感じます。
コロナ禍の生活が長引く中で、職を失い路上生活に陥らざるを得ない人も少なくないと思います。それを考えると、雨風をしのげる一軒家に住んで、好きなことで生計を立てられる、自分の身の上を有難く思います。ゴミの分別作業、保護猫の世話、インター校及び家庭教師の紹介を含めて、自分のできることを続けています。
また、気分転換に若手吉本芸人のトクモリザウルスのヤスさんの動画をYouTubeで見ることが多くなりました。お婆さんがユタで、本人も霊が見える芸人さんだそうです。怪談と言っても人を怖がらせるものではなく、日常の生活で見える霊のお話をして、時におもしろく楽しませてくれます。
最近、日本に帰国した生徒だけでなく、バンコクに住む生徒ともオンライン授業を行うことが増えています。現在は、半数の生徒とオンラインの授業を行っています。慣れてくると、教える家庭教師としては、授業のために移動する必要がなく、こちらに負担が少ない環境になります。
オンライン授業は、生徒自身にある程度自己管理能力があり、授業に集中できる人でないと成り立ちません。ぼくは比較的に真面目な生徒に囲まれているので、授業を支障なく円滑に進めることができます。家庭教師として、この点で恵まれていると思います。
但し、インター生でも小学生の高学年ぐらいの学年であれば、時折り保護者の補助を請うこともあります。テキストの理解度や進み具合に個人差があるので、ケースバイケースで対応しています。オンラインの授業を重ねるにつれて、経験値を深めていく必要があると感じます。
ぼく自身、煙草、お酒、風俗にはまったく興味がなく、レストランにも、年に２、３回行くぐらいです。車を運転して自分の家と生徒の家の間を行き来するのが毎日の生活です。ウエブサイトの作業は自分の部屋で行っているので、コロナ対策というわけではないのですが、コロナ感染前から引きこもりのような状態です。
All rights to the pictures above reserved to rightful owners. I am a disclaimer.
2021年7月1日（木）
1900BでRetirement Visa (Non-Immigrant O)を取得
ビザ更新のための本日の日程
7月1日（木曜日）に、イミグレに行ってきました。イミグレでの半日を、スマホのSamusung Notesを使って、走り書きしたメモです。
06:50 Left home for the immigration office in Chaenwatana
07:20 Arrived at the office
07:30 Received a queue ticket (#L56)
08:00 Got a picture of myself taken for retirement visa application
08:50 Submitted all the documents required except a bank balance certificate
09:10 Obtained a bank balance certificate by paying 100B handling charge after depositing
1000B for the update
09:30 Paid 1900B to renew my visa (Non-Immigrant O)
10:20 Had my passport and bank passbooks taken back
10:30 Left the immigration office
11:30 came back home
Retirement Visa の取得に、基本的に必要なものは、銀行の口座に80万バーツの預金とその残高証明だけなので、50歳以上であれば、誰でも簡単に取得できます。
そのお金を、申請前の半年間以上、口座に預けたままにしてくれと言われています。ぼくはバンコクの二つの銀行に、それぞれ150万バーツほど預金しています。
申請の際に必要な書類は、ビザ申請書類、写真、パスポートとそのコピー、通帳とそのコピー、銀行による残高証明、手書きの簡単な自宅への地図です。書類のコピーすべてにサインを忘れないでください。
残高証明は、当日にイミグレ下の銀行で、簡単に発行してくれます。今回は現地で証明写真を100Bで取ってもらいました。また、ビザ申請の際に、申請書類のほかに、３枚ほど名前や住所の記載などを求められました。
コロナウイルス禍のため、一定のソーシャルディスタンスと防護シールドが施されていました。帰り際に、来年のためのビザ申請書類とその他の３枚の書類をもらって帰途に就きました。
去年と比べても、申請者も非常に少なかったと思います。今回のビザ取得にかかった時間は、イミグレーションの事務局の扉が開いて二時間ほどでした。ビザの申請には、早く行って早く帰ってくるのがよいと思います。
2020年6月9日（水）
単語の暗記法 - 上級レベル
暗記法についての説明は、こちらで詳しく述べているので省きますが、要点をいくつか述べておきます。自分の語学力に合う適切なテキストを選ぶことが重要です。見栄を張る必要はないので、これを念頭に置いてください。
２級の単語帳までは、インター生なら問題なく頭の中に入っていきます。しかしながら、準１級の単語帳になると、暗記に費やす時間が増えます。理由は語彙の難度が上がるからです。ぼくの生徒であれば、対象年齢はミドルスクール、小６～中２の学年の生徒です。
このような場合、半年ぐらいの時間をかけて、焦らずにゆっくりと丁寧な学習をさせることにします。２級の内容の理解が不完全だと感じれば、再度２級の単語帳の暗記に取り掛からせます。単語帳のレベル構成は、でる順PASS単（旺文社）では、ABCの３段階になっています。
初めにAのパートのみを仕上げることに重点を置きます。毎日40～50分の暗記の時間を取れば、一ヶ月ほどで完了すると思います。同様に、Bのパート、A+Bのパート、Cのパート、A+B+Cのパートの順番で暗記を勧めていきます。十分に満足できるほどに、深い暗記を心がけてください。
急ぐ必要はないので、４～６ヶ月間の長い時間をかけて、一冊を仕上げるようにしてください。さらに、英検１級でる順PASS単（旺文社）、TOEFL英単語3800 神部孝著（旺文社）の完璧な暗記には、それぞれ６ヶ月から１年かけて完成させる目安でよいと思います。
準１級以上のレベルが対象で、学生の場合は日課として、毎日40～60分ぐらいの時間を暗記に費やすことになります。しかしながら、社会人の場合は学習時間の確保が重要です。暗記法を用いた大量の語彙の増加を図るには、学生と同様に半年から一年の学習期間が必要になります。
ぼく自身は、大学受験が終わっても、社会人になってからも、毎日一時間半の勉強を続けてきているので、暗記も苦になりません。しかし、まったく勉強から遠ざかっていた人でも、自分の語学力に合わせてゆっくり時間をかけて、毎日努力を続けると４～６ヶ月後には、読解力が上がったことを感じることができます。
上級レベルとして、ハイスクールで学ぶ物理、化学、生物、世界史の対処として、TOEFL英単語3800 神部孝著（旺文社）がお勧めです。国際政治、国際経済などの時事問題には、英検１級でる順PASS単（旺文社）がよいと思います。次に(I)GCSE Biology (CGP)と(I)GCSE Chemistry (CGP)を用意してください。
ハイスクールのChemistryやBiologyのテキストを通して、生理学の基礎知識を学ぶことで、大幅に高度な語彙を蓄えることができます。これらのテキストがあまりにも難しいと思う人は、ミドルスクール用の理科のテキスト、Key Stage Three Science Higher Level Complete Study & Practice (CGP)を用意してください。
それでもまだ難しく感じる人は、Key Stage Three Science Foundation Level Complete Study & Practice (CGP)がよいと思います。基礎知識の理解に重点を置いた、さらに容易なテキストもあり、Siam Paragon内の紀伊国屋で購入できると思います。
やっと英検の２級が合格できたなら、英検２級でる順PASS単の語彙を完璧に頭の中に入れたかどうか、再度チェックしてみてください。分からない単語が目立つのであれば、分からない単語が無くなるまで暗記を繰り返してください。それから英検準１級でる順PASS単に移ってください。
2020年6月6日（日）
長所を伸ばすのが真の教育
日本の中学や高校の教育を通して感じることは、知識の詰込み過ぎで、学生たちをがんじがらめにしていることです。高校の数学、物理、化学、生物、歴史、地理、倫理などの科目は、学習内容がかなり専門的になります。個人的には、これらの科目においては、基礎と応用に分けて、受験科目に必要としない科目は、基礎だけの学習で十分だと思います。
英語教育に関しては、国内の大部分の英語教師が長期間の留学の経験がないので、語学の学習の楽しさを生徒に伝えることはできないと思います。教員の語学力レベルも低すぎて、英語の原書、英文学の作品や英語で書かれた専門書のマニュアルが読めません。残念なことですが、現状を変えるのは非常に難しいと思います。
中学から暗記法を使って語彙を大幅に増やす暗記法の学習は、公立私立ともに進学校レベルの学校なら可能だと思います。進学校の生徒なら、集中して一定の勉強量を確保することに慣れているからです。外国語を習得する学習は、一般的な公立の中学高校では、彼らの語学力や学習法方の認識不足から不可能だと思います。
古い考え方の教師たちは、短所をなくすようにがんばれと言い続けますが、中学の基礎的な学習内容ならともかく、高校のものになると現実的には、すべての教科を深く理解するは不可能なことです。それができれば、誰でも国立大学に行けてしまいます。この方々には、得意なものや長所を徹底的に伸ばす考え方はないようです。
逆に、ぼくは自分の大学受験に必要な科目以外を適当に勉強して、とりわけ英語だけ集中的に勉強するようにしました。直感的にこれが生計を立てていく道具になると思ったからです。結果的に英語とポルトガル語を学ぶために留学して、その後コンピュータ言語を学ぶことになったので、選択を間違えなかったと思います。
専門知識を生計の糧にしている技術者は、毎日一定の時間勉強することを忘れません。しかしながら、多くの文系の学生が大学に入学すると勉強を止めてしまいます。営業職で苦しみだけの人生が彼らを待ち受けることになります。彼らが専門知識や技能なしで社会に出ることに不安がないのか、こちらが心配になってしまいます。
正直なところ、有名大学の文学部や経済学部を卒業しても、まったく専門知識を蓄えていないので、専門学校で電気やITを学んだほうが、卒業後に安定した職業に就くことができます。特にメーカーにおいては、高卒のたたき上げの技術者や専門学校卒の技師は、会社の戦力として重宝されますが、営業職の代わりなど求人をかければ、いくらでも集まってきます。
文系の高学歴など役に立たない現実を直視して、専門知識を蓄え技能を磨くことに時間を費やすのが、大学生の本分だと思います。四年間遊ぶことを考えた多くの学生が、企業にとって役に立たない社会人になり、恵まれているとは言えない職場環境で働くことになります。30年以上前のバブル時のバカ世代と、同じことを繰り返すのは愚かなことです。
2020年5月30日（日）
毎日すべきことを続ける人が人生を勝ち抜く
コロナ禍で以前にも増して、文系学卒の就職活動は、新卒の就職にせよ転職にせよ、非常に難しくなりつつなります。高い学歴がないよりあるほうがよいのは、当たり前なのですが、文系の学部で学んでも、その知識を就職に生かすことが出来なければ、子供の頃の塾通いも含めて、努力が報われないことになります。
商社やメーカーの営業職では、転職は非常に難しく、転職を繰り返せば、給与は下がっていきます。営業成績が抜きんでいても、それを維持し続けることは容易ではありません。本音では、売り上げに追われる営業職を好む人など、世の中にはいません。そして、彼らの多くは語学が堪能でもなければ技能もなく、社会人として生き抜く術は、会社にしがみつく以外ありません。
法学部で学びながら弁護士になれたり、卒業後に国家公務員になれるほどの、ほんの一部の優秀な学生を除き、他の大部分の学生は、仲間と遊んだり部活に励んだり、大学生として学生生活を楽しむために、気楽な気持ちで大学に通っています。しかし、卒業後に文系の学部の学歴のみでは、令和の現代を生きるには、生きる術がなさ過ぎます。
ぼくが学んでいた外国語学部でも、長期間の留学を経験した優秀な学生は、通訳翻訳などの専門家を目指したり、外資系の企業への就職や海外での就職に取り組みます。しかしながら、真面目なだけで語学力が高くない学生は、中学や高校の英語教師として教職課程を選択します。ここでも語学力の弱い多くの学生が、営業職に流れます。
少なくない文系の学生が、４年間の学生生活の貴重な時間を無駄に費やすことになりますが、何も技能のない文系の学生こそ、社会を生き抜く専門知識を身につけなくてはなりません。それがコンピュータ言語です。ウエブ開発に用いられるHTMLとCSSの習得、データベース構築のためのSQLとPHP、もしくは、プログラミング言語のCやJAVAです。
いくつかのコンピュータ言語を操ることにより、ITの技術知識を兼ね備え、令和の時代を生き抜く、実務能力を身に着けます。文系学卒の学歴や経歴に、ITの専門知識や技能を加えます。数学や理科が苦手な学生なら、英語ではなく、スペイン語やドイツ語などの外国語を大学で専攻してください。卒業後に英語しか操れない元インター生では、芸がなさ過ぎます。
一方、理系の学生は専門分野で技能や知識を深めていきます。努力を続けた結果として技術者になり、新卒の就職や転職でも、技術知識のある者が、報われる結果となっています。また、理系の学生は、もちろんのこと、受験科目において英語も勉強しているので、優秀な学生だと言えます。英語が話せる技師は、いつの時代も社会で必要とされます。
コロナ禍の中、文系学卒の家庭教師の中にも、生徒が集まらなくて苦しんでいる方が多くいます。月の収入が数千バーツの方もいます。塾の経営も自転車操業状態になっているところもあります。どのように生計を立てているのか、こちらが心配になるほどです。待っているだけでは、自滅を逃れることはできません。
毎日すべきことを続ける人が人生を勝ち抜く
このような時こそ集客のために、自分のホームページやブログを立ち上げてみてください。コンピュータ言語の知識がなくても、Wix.comやFC2のように誰でも簡単に作成できるホームページや、Bloggerのように誰でも簡単に書きこめるブログがあります。強い意志や行動力がないと、これから世の中を生き抜くことは難しいと思います。
ぼくの場合、毎日一時間半の英語やコンピュータ言語の勉強、犬猫の世話、掃除、洗濯などで、一日の時間が過ぎていきます。実務労働時間（３～４時間ほど）が短いので、趣味やドライブで気分転換を図ることができるのが、自分の強みだと思います。ぼくが海外に住んでいるのは、余裕を持った生活を送れるからです。
ぼくの親もそうだったのですが、世の中の多くの親が自分の子供に、有名大学を卒業して、大企業に就職して、サービス残業して、毎日の過密状態の電車通勤を耐え抜くことを、当然のように求めます。ぼくも30代半ばまではふつうの会社員（駐在員）だったのですが、このようなことを定年まで続けるのは嫌なこったと思いました。
自分の好きなことをして独立を成し、生計を立てることができるなら、これほど楽しいことはありません。もちろん、自分の夢を実現させるために、勉強に励んだり、お金を貯めるのは、当然のことだと思います。異性との付き合いで、お金を浪費するなどバカバカしいことです。ぼくのまわりに、他人に頼るしかできない人は存在しません。
子供が親に望むことは、厳しい世の中を生き抜く専門知識や技術を用いた実務能力を身につけさせてくれることです。それに加えて、ぼくは体が小さかったので、自分の身を守るために実戦（路上のケンカ）で使える格闘技でした。ぼくの親は、他の親と同様に、それらを与えることができなかったので、自分の手で学ぶしかありませんでした。
ぼくの選んだ生き方は、自分の興味のある専門分野、外国語とコンピュータ言語の知識を深めて、競争相手がいなくなるレベルまで引き上げて、商売の道具にすることです。ぼく以外に選ぶ人がいなくなれば、ビジネスは当然のごとく成功します。成功したい者は、成功者に集います。愚痴や不満が多く行動力のない人が、成功することはありません。
専門知識を育むには、長期的な計画と忍耐が必要になります。進んでは戻ってを繰り返して、余裕を持って楽しみながら理解を深めることも重要です。昭和の受験生のように、予備校で頭に鉢巻きを締めて、顔面神経痛になりながら、血と汗で勉学に励むようなことでは、長年に渡って専門分野の学習を続けることはできません。
野球選手やボクサーのように、類まれなる才能を持って努力を続けた人でも、肉体が衰えて俊敏な運動能力を保てなくなったら引退です。しかしながら、一度身に着けた専門知識は、新しく学んだ知識を加えて、蓄積していくことが可能です。ぼく自身も望むことですが、体が動くまで働き続けることができるようになります。
日本人は人生を苦しむものと捉える傾向がありますが、ぼくは前向きに楽しむものだと捉えます。死ぬ間際に自分の一生は充実していたと思えれば、その人の人生は満たされていたと思います。大学進学率が男女均等になった世の中で、男に食わせてもらう考え方は、すでに過去のものです。結局、やりたいことをやったもの勝ちだと思うのです。
ホームページやブログの作成において、英語が苦手な人は、表示言語を日本語に変えて、アカウントを作ってください。パスワードの管理も忘れないでください。あなたのホームページが成功するか否かは、あなたの行動力と努力次第です。
それでも、ホームページの作成が難しいと思うなら、ブログから始めてください。いきなり検索トップ表示は難しいですが、少しずつ学んでいけばよいと思います。操作方法が分からない時、こちらまで連絡をもらえれば、対応できると思います。
All rights to the pictures above reserved to rightful owners. I am a disclaimer.
2020年5月24日（月）
鼻詰まりの解消法（加筆修正版）と深呼吸による減量
ぼく自身、25年間以上鼻詰まりに悩まされてきました。若い頃に、ジムで格闘技の修練を続けられなくなった理由も、この鼻詰まりでした。
キックボクシングの練習メニューは、有酸素運動の連続ですから、鼻詰まりで酸素の供給が追いつかなくなってしまいました。
結果的に酸素欠乏症のような感覚になり、体力の回復がついていかなくなりました。その症状が、数分間の簡単な鼻まわりのマッサージで軽減されて、鼻で息をするのが非常に楽になりました。
鼻の穴の空気の通りがよくなり、鼻で空気を吸い込むことが、以前よりずっと容易になりました。鼻腔の圧迫感が少なくなり、鼻呼吸をする抵抗感が軽くなっただけでもめっけものです。
実家の周辺のお医者さんたちに診てもらっても、京大病院で診てもらっても、息を吸い込む際の息苦しさの原因が分からず、25年間以上悩んできたことが、YouTubeで偶然見つけた整体師の方の一本の動画で、大きく改善することができました。
彼のおかげで、以前よりも長く有酸素運動を修練に取り入れることができます。週に二回のシャドーボクシングのパンチ300発とキック300発の修練や、同じく週に二回のウエイトトレーニングの後に、数日毎に、これらの顔のマッサージを加えます。彼には心から感謝したいと思います。
また、このビデオでは、鼻詰まりを治す簡単なストレッチを紹介してくれます。ほんの20秒ほどなので、毎日でも続けられそうです。腕を後ろに伸ばして交感神経を刺激すると、鼻の粘膜を開いて空気の通りをよくするとの説明です。
こちらとこちらのビデオでは、肺の呼吸のための整体ストレッチやマッサージを紹介しており、ぼく自身も試して、その効果が感じられました。個人差があるかもしれませんが、専門家の意見には耳を傾けてみることも大事だと思います。
痩せるための深い深呼吸
ぼくは自分の年齢を考慮して無理をしないように、適度な格闘技の修練とウエイトトレーニングを続けていますが、お腹の脂肪を燃焼させるための、つまり、痩せるために深い呼吸を意識した深呼吸で、腹筋を鍛えるトレーニングも行っています。
昔からあるトレーニングメニューなのですが、十年ほど前に流行ったロングブレスのビデオが参考になると思います。ぼくの場合は、基本的に息を深く吸って、お腹に力を入れながら、７、８秒で吐きだすだけです。単純な体操なので誰でもできると思います。
この深呼吸によるトレーニングで、お腹の脂肪だけでなく、中年特有の頬が膨らんでブルドッグ顔になる、頬の脂肪を取り除くこともできます。きついですが、１セット６回として、毎日真剣に10セットぐらい続けると、数週間で効果が表れて、やる気を保つことができます。適切なトレーニングの継続なしで減量はできません。
但し、豆腐などのたんぱく質、野菜、果物を多く摂取して、ご飯などの炭水化物を控える食事療法を併用しなければ、長続きする減量は不可能だと思います。短期間で結果を出すことが大切です。ぼく自身は、健康のためにお腹に脂肪など蓄えたくないですし、見苦しい体形になるのも嫌なので、トレーニングを続けています。
酒ほど体に悪いものはない
酒にはアルコールと糖分が含まれ、血液中のアルコール濃度が高まるので、健康に良いはずがありません。少しぐらいなら、適度に飲むなら、体にいいんだとごまかす人が多くいますが、まったくの嘘で言い訳です。
歯がアルコールで溶かされてボロボロになり、肌もカサカサに乾燥して、外見が一気に老けていきます。50歳を過ぎると、酒は煙草と同様に、体を急激に老化させていきます。お腹がせり出た肥満の人は、こちらのビデオを見て、考え方を改めてください。
世の中にはカッコつけるために、20歳を過ぎて煙草を吸ったり、お酒を飲むのを始めた人も多いと思います。しかし、よく考えてみると、お金を払って自分の体を破壊するようなことは、バカげた行為ではないですか。アルコールや煙草で気を紛らわすより、スポーツやトレーニングで体を鍛えたほうが、健康的な人生を送れます。ぐっすり眠れることで毎日気分がよくなります。
All rights to the pictures above reserved to rightful owners. I am a disclaimer.
2021年5月23日（日）
日本人学校の生徒を受けない理由とインター生専門の家庭教師のメリット
これからインター校に編入する日本人学校の生徒を除き、基本的に日本語で勉強して学校生活を送る生徒を受けないのは、いくつかの理由があります。
１、インター生と違い日本人学校の生徒は、英語を真剣に学ぶ理由がなく、所詮高校大学の受験科目の一つなので、教える内容のレベルも低く、こちらの復習程度の学びにもなりません。特に語彙レベルがあまりにも低すぎます。
２、日本人学校の生徒を教える場合、スクンビット内に散らばる塾や予備校と授業料（価格）の競争になるので、時給単価を抑える必要性も時にはあります。
３、10年以上前に、日本人学校の生徒を子供に持つ保護者から家庭教師の依頼があった時に、誰でも教えられる中学の内容レベルの家庭教師など、大したことはないという横柄な態度をされたことがあります。こちらもその通りバカバカしいことだなと思ったので、以後日本人学校の生徒は受けなくなりました。
４、反面、インター生の生徒に対しては、塾で専門性と高い語学力の育成は難しいと考え、専門の家庭教師が必要だと認識してくれる保護者が多くなります。
５、専門性が高くなり、高度な語学力が必要とされるので、競合する相手が非常に少なくなるので、授業料も比較的に高く設定できるメリットがあります。
６、インター生を教えると、国内の受験生がいくら努力しても手に届かない語学力を、２～３年で身につけさせてやれるので、教え甲斐があります。現役の東大生の多くが取れない英検の準１級でも、ぼくのミドルスクール（小６～中２）の生徒なら軽く超えて、ハイスクールの生徒なら１級も超えてしまいます。
インター生を教える場合、家庭教師の教え方で、生徒の大事な一生を左右することになります。語学力を短期間で大幅に向上させる時に、失敗や時間の浪費があってはならないと、いつも自分に言い聞かせています。やる気のある生徒の語学力は、国内の教育者には信じられない速さで、ぐんぐん伸びていきます。
ここでもっとも大きな問題になるのは、二年以上の留学の経験がなく、英語の語学力が十分に高くない、国内の平均的な家庭教師や塾の講師が、インター生を教える場合です。特に、誰でも編入できるインター校の生徒を教えている家庭教師の中に目立ちます。
インター生専門の家庭教師は非常に少ないので、インター生の間で奪い合うことになっています。しかしながら、上記の条件に見合う家庭教師には数の限りがあり、欧米に住んだこともない英語の先生がインター生を教えることもあるのが現状です。
2021年5月18日（火）
コロナ禍の海外での生活
専門知識があれば、少なくないお金を短期間で稼げるようになり、生活に余裕ができます。海外で一人で生き抜くには、英語を操ること、車を運転すること、専門的な知識を持つことなど、生計を立てる具体的な手段が必須になります。また、実践的な格闘技を習得することで、身を守ることもできます。
ぼくはくだらない争いはできるだけ避ける、生まれつきの平和主義者ですが、間違った行いに対しては、力ずくで対処することもあります。礼儀を知らない奴が殴り掛かってきたら、あばら骨を蹴りでへし折ります。３人以上を路上で相手にするなら、躊躇なく目を潰しに掛かります。海外で自分の身は自分で守るのが鉄則です。
ぼくは海外に30年ほど住み、非常に危険な南米のブラジルで生活していたこともあります。危険を事前に感知してやばい状況を乗り切り、困難な環境の中で耐え抜き、その中でも資産を蓄えることに執着して、これまで生きてきました。教育者や人格者と呼ばれるつもりはないですが、合理的で実用的な技能を持つビジネスマンでありたいと思います。
また、スポーツ選手を含めて、現地で成功を収めようとすると、英語はもちろんのこと、現地の言葉を理解する必要があります。教育のある裕福な家庭とのおつき合いは、英語が操れれば十分だと思いますが、英会話程度のお遊戯では話になりません。情けない話ですが、アメリカで英語が話せないと、人として扱ってもらえないこともあります。
インター校への編入にしろ、欧米への留学にしろ、かなり高い割合で失敗する現実を、認識していない人が多くいます。成功するか否かは、単語の暗記量、つまり、語彙がもっとも重要な要素となります。それから、その語彙を正しく組み立てる、文法の深い理解も必要になります。
毎日単語の暗記と文法の学習を、一時間から一時間半ほど２～３年続ければ、誰でも上級レベルまで達します。この日課をこなすことができなければ、語学力を短期間で大幅に引き上げることは不可能です。いたずらに時間を浪費することになります。心が折れて鬱になる前に、日本人社会に戻ることをお勧めします。
長引くコロナ禍で、みなさんストレスが溜まっているので、インターネット上の掲示板に、他人の悪口や中傷を書き込む人が、以前よりも多くなった気がします。ぼく自身は、ITの技術者の一人として、立場上常に公平性を保つように心がけ、特定の個人や団体への中傷誹謗に、関与してはならないと思っています。他人が作成した掲示板にも興味はありません。
12、13年ほど前に作成した、ぼく個人のホームページが、あまりにも巨大になり過ぎて、インターネット上で影響力のあるウエブサイトの一つになってしまいました。言葉一つ一つに注意しながら、事実のみを掲載するようにしていますが、古くなった内容は、事実と食い違うことになるので、こちらまで連絡いただければ幸いです。
最近は、インター校に通う生徒やその保護者だけでなく、バンコクにあるインター校の事務局、異業種の企業の方々からも、いろいろな相談を受けるようになっています。タイにおいても経済活動規模が縮小される中で、相談件数が増加することは、大変ありがたいことだと思います。
８匹の保護猫と５匹のペット犬
最近、さらに二匹の姉妹の保護猫を迎えて、計８匹の大所帯になりました。その二匹が仲良く遊んでいる姿を見ると、この子たちのために心からがんばろうと思えるのです。他人にとってはくだらないことでも、ぼくにとって保護猫の世話は、ペット犬の５匹のポメラニアンの世話と同様に、生きがいの一つとも呼べるものです。
ぼくの部屋の犬小屋で、二匹のポメ、ジョニーとレックスが生活しています。一日に一度、散歩代わりに部屋の中を走り回らせます。二匹が８年ほど前に子犬だった時、レックスが死にかけて、用心深く体調を観察しながら、24時間付きっきりで、目を離すことなく世話をする必要がありました。
そのまま無事に大きく成長して、ケージの中が気に入ってしまって、お気に入りの場所になってしまいました。今年で17歳になる母犬も、いつもクーラーの利いたぼくの部屋でくつろいでいます。夜寝る前にケージのドアを開けると、二匹が突進してこちらに向かってきます。
父犬は二年ほど前に天国に行ってしまいましたが、残りの家族３匹が仲良く暮らしています。階下では、さらにもう二匹のポメが８匹の猫と暮らしています。毎朝起きてくると、最初の仕事がウンチとオシッコの清掃です。それが終わると、自分の朝ご飯をつくりながら、猫や犬の餌を用意します。
道端で子猫を見つけてかわいそうと思うなら、保護して小さな命を助けてもらえると嬉しいです。もっと多くの人が小動物に愛情を注げたら、もっと多くの野良犬や野良猫を助けられるのですが、今の日本の社会は、自分の生活を考えるだけで精一杯な人で溢れているのかもしれません。
もし、ぼくが日本に住んでいたら、ペットショップで小動物を飼うよりも、保健所から一匹でも多くの犬猫を救うことを考えます。現在はバンコクに住んでいるので、家の近くに住む地域猫に避妊手術などを施して、地域社会で動物たちと仲良く共生できる方法を探っています。
2021年5月15日（土）
顧客や仕事を開拓する意思が成功には不可欠
楽に生活ができるほど、気持ちに余裕が生まれて、新たなビジネスを展開できる
当たり前のことですが、ビジネスにおいて、300万円稼ごうと思えば、100万円ぐらいの準備資金が必要になります。同様に、1000万円ぐらい稼ごうと思えば、300万円ぐらいの資金が必要になり、3000万円ぐらい稼ごうと思えば、1000万円ぐらいの資金が必要になります。ぼくは30代の半ばまでふつうの会社員でしたが、独立のための準備をしていました。
カナダ、オーストラリア、タイと移動して、バンコクで20年間ほど、営業代行、通訳や翻訳、家庭教師などで生計を立ててきました。携帯電話とパソコンを用意して、車を２台保持しながら、様々な活動を続けています。クーラーの利いた車内で音楽を聴きながら、7-Elevenで購入したコーヒーやランチも取れるので、海外で車は便利な道具になります。
家庭教師においても、車を所有することで、雨の日でも楽に移動ができます。テキストの在庫ストックや、護身術を教えるためのパンチングミットも積み込んでいます。次の生徒の自宅に向かう移動時間も短縮できるので、車のない家庭教師の方々と違い、バイタクの移動に比べて体に負担がかかりません。コロナ禍の車の少ないスクンビット内の移動で、渋滞に巻きこまれることはありません。
バンコクの道路は凸凹だらけなので、足回りが壊れやすくなります。海外で代車のサービスはありません。新車で購入した２台の車を持つことで、メンテナンスサービスが良く、修理に一台出しても、もう一台に乗ることができます。生徒の住む建物の駐車場内に入ると、警備員の方々にも、駐在員の方々と同様に、丁寧な扱いを受けることができます。
楽に生活ができるほど、気持ちに余裕が生まれて、新たなビジネスの展開に、考える時間を割くことができるようになります。自分にとって都合のよい環境を、身のまわりに構築していくことも大事です。他の家庭教師の方々と違って、ぼくにとって家庭教師は、生計を立てるための手段の一つにすぎません。
ITの活用で考える社会の効率化
楽に効率的にお金を稼ぐことが悪いことのように思ったり、仕事では苦労しなければならないと考える人は、貧乏神を背負いこむような暮らしを送ることになると思います。例えば、昭和と違って令和の現在なら、手書きの帳簿より、Excelで作成したほうが簡単だと多くの人が考えます。
しかし、SQLなどのコンピュータ言語を操れる技術者であれば、データベースを作成して、さらに便利で統合的なシステムを作り上げることができます。残念なことに、日本人の大部分の人は、生まれてから、コンピュータ言語を学んだことがないので、どれだけ便利なものか理解できません。
ウエブサイトを設計するための、HTMLやCSSなどの言語はさほど難しいものではなく、興味さえあれば、高校生でも学べます。われわれITの技術者と同様に、検索して最初のページに現れてくるようなホームページを、自ら設計できれば、自分の店や会社の集客に役立てることができます。
文系学卒で専門知識のない人は、コロナ禍の状況の中、営業職、事務職、サービス業などでは、今までのように安定した人生が築けません。疲労に拍車をかける長時間の通勤を加えて、長時間仕事や職場から離れられない、文系学卒が陥る、悪循環の生活に捕らわれると、抜け出すことは容易ではありません。
売り上げに追われる営業職の労働環境は、さらに悪化していきます。メーカーや商社と言えば、過去には華やかなイメージもありましたが、営業の職場環境は令和の現在も、ITの活用が遅れた昭和的アナログ体質から抜け出せず、事務職においても、お世辞にも効率的とは言えない手作業で行われています。輸出入業務の英文書類の作成など、高度な語学力は必要としません。
世界的な企業と呼べるようになったSONYと、大規模ながら中小企業体質から脱却できなかったPanasonicの、両社の経営陣の比較が一つの参考になります。30年ほど前にアメリカの映画会社を買収して、長期的な展望を持って成功を収めたSONYと、経営管理が出来なくてすぐに売却してしまったPanasonicは対照的でした。
製品単価を落として薄利多売を続け、テレビやパソコンなどの器に拘った、多くの日系家電メーカーは、パソコンの普及とともに存在価値がなくなっていきました。ハードからソフトへと対象価値が移行していき、ITの概念とコーディングやプログラミングなどの重要性を理解できなかった、当時の経営陣の認識の差が、現在の各社の経営状態に表れています。
自動車メーカーにおいては、ハイブリット車を含む従来の内燃機関を持つ自動車と、電気自動車や水素自動車も含めて多方面に渡る開発、自動運転の高度化とインターネットへの接続など、世界の市場情勢が数年単位で大きく変化することが予想されます。車内に搭載される高度に発達した各種センサーと、多様に発展していくソフトウエアの開発に、大きな期待を持てます。
英語は操れない技能もない日本国内の文系学卒よりも、使える英語とコンピュータ言語を学んだアジアの優秀な学生たちを、日系企業がよい待遇と給与で迎えることが、真の国際化だと思います。ぼくはチャンスをつかんで、自分の技能を高めようと努力する人を応援したくなります。優秀な人材に人種や国籍など関係ありません。
コンピュータ言語は、生活を楽にする道具のようなもの
コンピュータ言語を操れると、齢を重ねても自宅にいながら、仕事をマイペースで、しかも短時間でこなすことが可能になります。他人や他の会社を頼らないで、自分で顧客や仕事を開拓する強い意思が、成功には不可欠です。お客さんを自分で見つけることが、成功のための前提条件になります。
他人から与えられる下請けの安い仕事などバカバカしく思いますが、ないよりはマシだと考える人が多くいるのも事実です。他人に利用されたり、搾取されたりする環境に身を置いても、自分で営業活動ができないので、元請けの言いなりになっている立場の弱い人は、世の中に多くいると思います。
ぼくには関係のないことですが、バンコクにも独立するのが怖くて、ブラックな環境で安く長く働かされる塾の講師は少なくありません。一方、生徒が集まらずに、毎月の収入が２～３万バーツで、家賃や食事の支払いにも困窮している家庭教師もいます。それでも、選択は個人の自由です。
科学技術から逃げていては、苦しい環境から抜け出すことができません。自分の将来のために、週に三日一時間ほど、このサイトでコンピュータ言語の勉強時間を確保して、コーディングやプログラミングを学ぶことをお勧めします。会社に使われるだけで人生を終えるのは、哀れなことだと思います。
W3Schoolsのサイトは、2021年の５月現在、多言語対応になっており、日本語にも対応しています。構文自体が英語で書かれているコンピュータ言語の勉強に関して、そのまま英語で理解したほうが手っ取り早いので、ぼくにはわざわざ日本語に翻訳されたテキストで勉強することは、時間の無駄に思えます。
みなさんも可能であれば、英語で勉強することをお勧めします。もちろん、ぼくのインター生の生徒であれば、英語で理解するほうが手っ取り早い理由を分かってくれます。学校のIT(ICT)の授業でも、Windows 10の表示言語も英語にしたほうが、使いやすくなります。
All rights to the picture above reserved to a rightful owner. I am a disclaimer.
2021年5月8日（土）
インター校に入りたての生徒の勉強方法
例えば、ぼくが小４～小６(Y5-Y7, G4-G6)の学年のインター校に入りたてのインター生を教える場合、語学センスのある生徒であれば、ハイクラス徹底問題集中１英語（文理）を用います。
その中でも、自信がなさそうな生徒であれば、ぼくは過度のストレスを与えないために、暗記法を用いた単語帳の丸暗記による学習はせずに、しばらくの間、英文法の理解に重点を置きます。慣れてくれば、単語の暗記に取り掛かります。
語学センスの低い生徒であれば、教科書と準拠したワークブックを用いて、少量の単語を覚えさせながら、ゆっくり文法的な理解を深めるようにします。ただし、生徒の精神状態をよく観察する必要があります。
経験の浅い生徒に関しては、ぼくは進んでは戻ってを繰り返して、じっくり理解を深めさせて、ゆっくりテキストを進めていきます。インター生は、日本人学校の生徒と違い、正確な作文が求められるので、深い理解力が必要になります。
ぼくの生徒たちは、やる気のある人が多いので、半年後には語学力がぐんと上がっていきます。最初の一年で、一気に英検の準２～２級ぐらいまで語学力を引き上げます。すると、さらに一年後には、準１級のレベルも超えてきます。
インター生にまともな語学力を身に着けさせるには、編入後の集中した一年間の学習が、成功のための鍵になります。英語に問題が無くなれば、国語や算数（数学）も学ぶことができるようになります。大事なことは、貴重な時間を無駄にしないことです。
インター校の編入に失敗して、日本人学校に戻る生徒は、語学力もまったく身につかず、この大切な一年間を浪費しています。それどころか、さらにもう一～二年ほど無駄に時間を過ごす人もいます。親が何をすればよいのか分からず、子どもの未来を蝕んでしまう例です。
これから、インター校に編入を考える人は、くれぐれもインター校編入を安易に考えないでください。英会話やぬるい塾で時間を浪費して、このような失敗談を後日相談されても、恐縮ですが、返事に困ることがたくさんあります。
本音として、ぼくとは関係のない、他の家庭教師や塾が原因で、トラブルの中にある生徒やご家庭に巻き込まれたくない気持ちはありますが、勉強方法が分からなくて困っている生徒には、いつでも無料でご相談にのることができます。
但し、勉強方法が分からなくて困っている生徒の無料の相談でも、ぼくの場合、あくまで対象はインター生となります。ぼくは日本の教育に興味はなく、日本人学校の関係者と関わる必要もないと考えるので、ご了承ください。
2021年5月2日（日）
長くやっていると受ける様々な相談
10年近く前のことなのですが、当時高１の生徒を教えていました。ある日、彼のお母さんから、息子が包丁を持って台所で暴れているとの急報を電話に受けました。午後９時前ごろで、他の生徒を教えた後なので、10～15分内に着けると返答して、電話を受けたご家庭に向かいました。
現場に到着すると、彼はソファーの上でまだ興奮していましたが、手に刃物を持っていなかったのを確認して、ぼくは彼の顔をぶん殴りました。すると彼は大粒の涙を流し始めました。彼の話をじっくり聞くために、彼の部屋に移動しました。
彼の話では、学校でずっと虐めを受けているようでした。彼は高１なのですが、計算力も読解力も小２の学力レベルしかないのは、ぼく自身が分かっていました。そんな彼がどうして普通科の高校に入学できたのかも謎なのですが、進級できるとは思えませんでした。
ぼくは彼の父親に彼の担任の先生に会いに行って、２年生に進級できるのかどうか、正直に相談しに行くことを勧めました。彼には定期テストで30点を取れる学力はないので、ぼくは不可能なことを確信していました。担任との相談結果も、ダメだと思うとのことでした。
１月のことだったので、ぼくは彼に帰国させて、地元の九州の単位制の高校に転校させることを勧めました。その後、転校先の単位制の高校で、無事に進級することができました。このようなことをしても、ありがとうと言われるだけで、一文の得にもなりませんが、助けざるを得なかったのです。
また、虐めで登校拒否になったハイスクールの女の子を転校させて、泥沼の状態から救出したこともありました。SNSの一時的な遮断と、転校で日本人の多い環境から少ない環境に変えることが、彼女の精神状態を落ち着かせるために必然でした。語学力の弱い日本人が海外で群れると、ろくなことにならない典型的な例でした。
長年家庭教師をやっていると、いろんな相談を受けます。特にぼくはインターネット上でかなり目立つ家庭教師ですし、イギリス、アメリカ、ブラジルなど、海外に30年ほど住んでいる経験があります。キックボクシングを応用した護身術も含めて、他の方々にできない相談も受けてしまうことがあります。
メールでいただいたインター校編入の相談で、必要となる個人情報は、仕事が終われば、すぐに消去して、必要以上に関わらないようにしています。すべての質問や相談に答えるつもりですが、こちらからあえて首を突っ込むようなことはしません。また、障害者のお子さんの、バンコクでの進学は、金銭的に余裕があるご家庭を除き、お勧めはしていません。
コロナ禍の中で、ビジネスにおいても、昭和的な根性論から、空いた時間を有効活用する、ITなどの科学技術の重要性を、技術者だけでなく、一般的な会社員も気づき始めています。特に文系学卒の方々で、専門知識のない人は、解雇や再就職に不安を抱え続けることになるので、コンピュータ言語の習得をお勧めします。
ぼく自身がITの技術者なので、情報の管理はSecurity Keyを使って、ハッカーの侵入でさえブロックしています。ただし、一般的な日系企業のサーバーの管理は脆弱で、パソコン内のHDの保管も危ないので、外付けのHDに情報の管理をお勧めします。持ち出しはしないで、机の中に保管してください。
2021年4月27日（火）
就職には日本国内IT大手ではなく、自動車関連のメーカーを推奨
Yahoo Japan!で見つけた記事ですが、こちらの記事の中で、「トヨタ自動車、ソフトウェア系人材の採用倍増…中途の割合を５割まで引き上げへ」との見出しになっていました。各種センサーの発達で、より複雑なプログラミングが可能となり、インターネットにつながり、統合的な開発が求められています。
コロナ禍の状況で、有名大学出身でも文系の学卒、つまり、英語も技術も何も専門的知識のない人が、仕事を得ることが非常に難しい時代になりました。国際社会レベルの英語の語学力とITの専門知識がないと、常に売り上げに追われるブラックな環境の営業職や、コンビニ、スーパーマーケット、警備員として働くことを余儀なくされます。
一方、コンピュータ言語に精通している人材は、メーカー内の様々なプログラムの開発や生産管理において、非常に重宝されます。ウエブ開発においても、企業が外注ではなく、ITマーケティングも含めて、社内で人材を育成する環境を整えつつあります。時の流れが加速していきます。ついていけない人は、社会から取り残されると思います。
最近、インター校編入の件だけでなく、小規模経営者や、駐在員を含め、文系学卒の高学歴を持つ方々からの様々な相談も、目立つようになりました。バンコクでも、知り合いの人材斡旋業界の方によると、コロナ禍で経済状況が一向に改善されず、タイ人日本人問わず、企業の少ない求人に対して、多くの就労希望者が殺到する状態になっているそうです。
反面、知り合いの技師の方の話では、どの業界においても、エンジニアが重宝される世の中に、変わりはないとのことです。技能を持つ者と持たない者の待遇差が、これからは一層極端に表れてきます。ここまで言われても心が動かない人は、人生そのものが終活に向かっていきます。申し訳ありませんが、ぼくもやる気のない人を助けたいとは思いません。
2021年4月27日（火）
日本の劣悪な職場環境から逃げるために必要だった独立
大企業と呼ばれる会社でも、ブラックな環境の職場が、けっこう多い現実に無力さを感じます。AIの活用で時短を図らなければならないコンピュータ業界が、もっとも職場環境が悪いという皮肉な事実を、変えられないものかと思います。ぼくの生徒にも、日本国内のIT大手の企業の就職は、極力避けるように勧めています。
この業界では、大手が開発を下請けに投げて、低賃金で長時間働かせて、汗をかかずにあぐらをかいて、利益を上げる慣習は、令和の現在でも横行しています。顔面神経痛になった知り合いのプログラマーなど、数えきれないほどいます。英語を操る優秀な技術者は、待遇のよい外資系の企業に移ってしまいます。
ぼくの個人的な意見として、翻訳・通訳、コーディング・プログラミングなどの語学やITの専門職は、飽きやすく面倒な単純作業の連続だと思います。オーストラリアの大学で、JapaneseとITを教える、双子の弟も同意見で、流れ作業のような仕事を、一日中やり続けるなど、拷問に感じてしまいます。
お互いに長年海外に身を置く身なので、長い時間と狭い場所に拘束される職場など、嫌なこったと思います。結局、マイペースで自分の好きなことを仕事にしたければ、独立するしかないのが現実です。その中で、バンコクで知り合い、人種や国籍を超えて、気の合う仲間がいるのは、ありがたいことだと感じています。
ぼくがコンピュータ言語の勉強を始めたのも、40歳を超えてからです。40代ならまだ間に合うと思うので、役に立たない資格よりも、お金を稼げる実務的な技能の取得を、このサイトで始めてはどうでしょうか。すべての言語に対応しています。セカンダリースクールのぼくの生徒なら、基礎的なコーディングを容易に理解できると思います。
ハイスクールの生徒なら、すでに授業で学んでいる生徒もいると思います。HTMLやCSSだけでなく、一気にJavaScriptまで学んでください。SQLまで学んで、データベースの統合に慣れてくると、その管理において、責任や義務も伴いますが、高額な報酬が期待できます。お金を稼ぐ実務的な技能を持つと、独立も可能になってきます。
ぼくのサイトは、語学力がすでに上級レベルにある、セカンダリースクールの生徒を、または、そのレベルに近づきつつあるプライマリースクールの生徒を対象としています。ぼくの意見や見解も同様です。一般的な日本人学校の生徒は対象外なので、くれぐれもご注意ください。
2021年4月14日（水）
Stand by me Doraemon 2
Stand by me Doraemon 2
先日、9Animeというアニメサイトで、"Stand by me Doraemon 2"を見かけました。
早速ダウンロードして見てみました。昭和の時代が懐かしい雰囲気を出していました。
数年前に放映された、"Stand by me Doraemon"とセットで見ることをおすすめします。
ちなみに、オリジナルの英語の吹き替えバージョンは、こちらです。
All rights to the picture above reserved to a rightful owner. I am a disclaimer.
2021年4月13日（火）
2021年のソンクラン
コロナ禍の中で、どうしても引きこもり状態になるのですが、ぼくの場合、このような状況でも、それなりに生活を楽しんでいると思います。ぼくは誰にでも話しかける陽気な性格と、インターネットなしで生きれない引きこもりのような、異なる二つの側面を持っています。
若いころに欧米の社会で過ごして、国内の日本人よりも、彼らと一緒にいるほうを好む、ぼくのような日本人や、英語を操りインター校の生活に慣れている生徒が楽しめる、おすすめのテレビドラマがあります。
Are you afraid of the dark?
アメリカで育った方なら誰でも知っている、"Are you afraid of the dark?"の2021年版です。
ぼくはこのサイトから、すべてのエピソードをダウンロードして、ソンクランの間に見てしまいました。
最終話となる第六話が、お気に入りのドラマシリーズのエンディングの一つになりました。
1990年代のアメリカで十代を過ごした人なら、７年にわたってテレビで放送された、オリジナルシリーズのエピソードは、多くの人が憶えていると思います。
Good Omens
それから、イギリス人特有のブラックユーモアが各所に散りばめられた、"Good Omens"です。
天使と悪魔の戦いを、彼ら特有の解釈でコメディに仕立て上げた、傑作とも言えるドラマです。
各俳優が、天使と悪魔になりきって、それぞれの役を演じているのが、おもしろいと思います。
英国人が話す英語を聞くと、留学した時にこのような発音が、毎日聞こえていたことを思い出します。
それぞれ６話なので、ソンクランの休みの間で、一気に見れます。ところで、引きこもりの対訳には、一般的には、"hermit"や"recluse"ですが、日常会話の中では、"shut-in"がぴったりです。
アメリカ人やイギリス人のように、これらのテレビドラマが楽しめれば、すでに上級レベルの語学力があると思います。楽しみながら勉強することも大切なことです。
All rights to the pictures above reserved to a rightful owner. I am a disclaimer.
2021年4月11日（日）
心に余裕があって見えてくるもの
記憶が正確ではないのですが、１２、３年ほど前にホームページを作成して、８、９年ほど前からインター生を対象にした家庭教師の授業が軌道に乗り出して、40歳代の半ばで、遅ればせながら、ようやくインターネットを利用したビジネスがうまく回り始めました。
ぼくはもともとアメリカに駐在して小プラントの技術者として働き、バンコクでも企業相手にコンピュータシステムを開発する事業の営業を担当していたので、企業で実務経験のない、他の家庭教師や塾の講師に比べて、技術知識や商取引きに精通していると思います。
また、日系企業を取引相手として、メーカーの事業形態や産業構造を理解していたので、マーケティングの重要性を学びながら、その知識を自分のウエブサイトにも反映することができたのが、小さな成功の大きな要因だったと思います。逆に、成功していなければ、今頃どうしていたのだろう、と深く考えてしまいます。
発展途上国で容易に新車を２、３台購入できるのは富裕層で、平均的なタイ人から見ると、ぼくもこの中の一人になり、羨ましいと言われることがあります。日本人としては、平均的なぼくの貯蓄額も、かなり大きなものに映るようです。自営業で時間に拘束されにくいこともあり、自由気ままに暮らしているように見えるのです。
オートバイで通勤しているタイ人や、スクンビットでバイタクに乗っている他の家庭教師の方々を見かけると、雨の中でも濡れるのを気にすることなく、汗をかくこともなく、カーステレオで音楽を聴きながら、高速道路で車を走らせている自分が、いかに恵まれているのか、感じることがあります。
ボランティア活動や保護猫の世話に時間を割くことは、恵まれた環境に身を置くことができる自分の、せめてもの社会への恩返しだと思っています。ゴミの分別収集でタイ人の労働者の方からお礼を言われた時や、子猫などの小さな動物の命が救えた時は、とても嬉しくなります。
古い家の修理や、庭で土いじりをしていると、学生時代に留学費用を貯めるために、アルバイト漬けの毎日だったことを思い出します。塾の講師、病院内の清掃、棚の組み立て、機械の組み立て、伝票の整理、土木工事、アンケートの収集など、お金のために何でもやりました。清掃時には、汚い奴と蔑まれたこともあります。
過去を振り返ることができるようになったのは、現在の生活の中で、心のゆとりができたのだと思います。自分自身がITの技術者なので、コロナ禍でも新しい分野にビジネスを拡張していくことができます。こうしたら、うまくいくんじゃないかと考えることが、とても楽しいことなのです。
すでに帰国してしまった生徒を対象に、オンラインの授業を再開しました。すでの１２、３年ほど前にスカイプを使って行っていたのですが、強いご要望があり、現在は土曜日のみ対応することにしています。大きくなった生徒を前にして、子供たちは成長が早いなと感じる今日この頃です。
ぼくの日記を読んでくれる人が少なくなく、その訪問者数にびっくりすることがあります。この場を借りて御礼申し上げます。種をまいて育てるのは、ビジネスも同じです。他分野のオンラインビジネスにも、視野が広がりそうです。
母猫の思い
３年ほど前に離れの台所で、４匹の子猫を連れた母猫が居つきました。その中に、チョビ髭のような模様を持った小さな雌猫がいました。餌をやり続けて、子猫が生後三ヶ月になった時、母猫を避妊手術に連れて行き、十日間ほど病院で預かってもらいました。
母親がいなくなった十日の間も、ぼくが餌をやり続けていました。病院から戻ってきて数週間の間は、しばらくの間、仲良く暮らしていたのですが、四ヶ月を過ぎたころになると、子猫が一匹ずついなくなって、最後に体がもっとも小さかったチョビだけが残りました。
どうやら、他の体の大きい子猫を、母親が威嚇して追い払ってしまったようでした。一匹で生き抜く力がもっとも弱かったチョビを、母猫が意図的にぼくの家に残したと思いました。しかも、最後に母猫の姿を見た時に、少し不思議なことがありました。
ぼくのほうを見つめて、お礼をするように頭を下げて、向かいの家に姿を消して行きました。チョビはしばらくの間、玄関前の車庫で寝泊まりしていたのですが、五ヶ月を過ぎたころに家の中に迎え入れました。なぜなら、一匹で生き抜く力がなさそうに見えたからです。
それに、最後に母猫を見かけた時に、この子を頼むとでも言われたような気がして、放っておけなかったというのが本音です。現在は、まったく別の二匹の子猫が台所に住みついて、七ヶ月ほどになります。この子たちの母猫は、育児放棄をして、突然いなくなってしまいました。
すでに二匹とも、避妊手術は済ませており、時折り、家の中に入れて遊ばせていますが、基本的には他の猫が居つかないように、離れの台所の門番になってもらっています。この猫たちのために、昨年末から雨漏れを防ぐために、数ヶ月前から台所の屋根の修理をしていました。
チョビは、ぼくがランチを食べていると、膝の上に乗ってくることがあります。時々甘えた声で鳴く時には、抱っこしてやると喜びます。お気に入りの棚の上で、ぐっすり寝るのが好きなようです。元気でいてくれるだけで、幸せをもらっているような気がします。
2021年4月2日（金）
最近目立つ依頼と相談事
インター生専門の家庭教師として、もっとも多い依頼は、小６～中２の学生に英検の準１級を取らせることです。関西や東京近辺にある、同志社国際などの、帰国後に帰国子女を受け入れてくれる中学・高校に編入するために、準１級が必要になるのです。ABCから教えても、２年あれば十分です。
日本人学校の生徒を対象とするなら、難しいことだと思いますが、インター生なら容易なことです。さらに一年後には、１級も超えてきます。利口なインター生なら、単語の暗記の重要性を理解していますから、文法の学習だけでなく、暗記法を使って大量の上級レベルの単語を自ら暗記して、大幅に語彙を増やすようになります。
豊富な語彙と正確な作文能力があれば、テキストを読んで内容を速く深く理解して、正確な文法力を用いて作文することができるので、小論文などが英語で簡単に書けるようになります。学校の授業が分かるようになると、外国人の友達もできて、インター校生活を楽しめるようになります。語学力の向上には、毎日の努力の継続が不可欠です。
一方、真剣な英語の勉強から逃げて、英会話やぬるい塾で１～２年を無駄に浪費して、語学力がまったく上がらないので、何とかしてほしいと相談を受けることがあります。すでに２年以上の時間を無駄にしてしまった生徒の場合、翌年には保護者の駐在期間が終わって、帰国後の対応を考えることになる生徒もいます。
このような生徒は、本音では、引き受けたくありません。なぜなら、英語だけでなく算数（数学）や国語に関しても、短期間で遅れを取り戻す必要があり、教えるこちら側、家庭教師に負担がかかり過ぎます。申し訳ないことですが、お断りすることもあります。失敗する確率が高く、重すぎる責任を抱え込むことになるからです。
インター校に編入して数年がたつのに、語学力が伸び悩んでいる学生がバンコクには多く、自宅まで伺って相談に乗ることがよくあります。その根本的な原因は、語彙力の少なさです。セカンダリースクールに進学すると、語彙の少ない生徒は、テキストを読んで理解することが難しくなります。この傾向は、ハイスクールで顕著になります。
その対処法として、単語帳を丸暗記する暗記法が必要とされます。しかしながら、欧米に数年の留学の経験のない、ふつうの日本国内の英語講師の方々では、暗記法は能力的に対処できない学習法です。また、English だけでなく、Mathematics、Science、ITなどにも対応できる、インター生専門の家庭教師に相談することをお勧めします。
大切なことは、保護者が子供のために家庭教師を雇う時に、その人の能力、経験の豊富さ、臨機応変な対応力、人格などを見る目があるかどうかだと思います。生徒にとっても、人生を左右するほど重要な選択なので、くれぐれも間違うことなく、じっくりと考えて適任者と思われる人を選んでください。
インター校編入や勉強方法に関しての相談は、無料のボランティア活動の一環ですから、お気軽にこちら(084 010 1616 安藤)までご連絡ください。ぼくはインター生のための、正しい学習環境の構築が、もっとも大事なことだと考えています。しかしながら、相談事においても、やる気のある生徒を優先することになります。
人生を成功に導くには、長年にわたって、知識を深めることや、努力は当然のこととして、向上心のある心根のよい人と、多く長くつき合うことだと思います。やる気のある生徒を選ぶことも、ぼく自身が成功するための、重要な要因の一つと捉えています。去る者は追わず来る者は拒まず。ぼくの人との付き合い方です。
癲癇持ちの猫
保護して飼っている６匹の猫の中で、生まれつき癲癇持ちの雌猫がいます。注意深く観察していると、すでに避妊手術を受けているのですが、年に二回の発情期に、雄猫に首を嚙まれると、発作が起きることが分かってきました。
先月、癲癇による発作が頻発し、体力を落として、餌を食べれなくなり、命に危険がある状態になりました。今月に入って、少し落ち着きだし、餌も多く食べられるようになってきたので、一安心しました。
現在は、ペットの犬を５匹、家の中の保護猫を６匹、戸外で２匹の猫の世話をしています。10匹以上の多頭飼いを、20年近くしていることになります。ぼくにとっては、遠い親戚よりも身近にいるペットの犬や保護した猫のほうが、家族のように大切な存在です。
すでに50歳を過ぎたぼくには、そこそこの資産があり、経済活動規模が縮小されるコロナ禍でも、インターネットを利用したビジネスは、順調でうまく行っています。時間にも余裕がある身なので、このようなことができるのだと思います。
しかしながら、雨季の降雨に対処するために、昨年末から一気に古い家の修理を行ったので、体の疲労がたまりました。また、四月に入って天気も暑くなり、体力が落ちやすくなってきました。
先月は、ペットの犬と保護猫の命が危うくなったので、精神的に疲れてしまいました。ぼくにとって今年のソンクランは、肉体的にも精神的にも、体を休めるよい期間になりそうです。
2021年3月17日（水）
午前３時の犬の検診
16歳になる雌のポメの尿道から膿が流れているのを見つけたのが、３月４日の午前３時ごろでした。もしかしたら、子宮蓄膿症（パイオメトラ／Pyometra）の可能性が高いと感じて、行きつけの獣医さんのところに連れていきました。
予感は的中で、翌朝の９時に緊急の手術となりました。一万バーツの出費になりましたが、この程度の金額なら痛くもかゆくもありません。ぼくは犬や猫一匹の命が助かるなら、10万バーツでも喜んで支払います。ここでは、単なる避妊手術なら、二千バーツほどです。
ぼくは50年を超える人生の中で、酒、煙草、風俗などの無駄なことに、お金を使ったことは一度もないので、このようなペットの犬や保護猫を助ける時には、お金を惜しみなく使います。様子がおかしいと思ったら、すぐに獣医さんのもとへ連れていきます。
いつもお世話になっている、24時間対応の獣医さん(Komo 8: Open 24 hours a day on Ramintra Rd., Tel 02 510 5439, 02 943 1627)に、今回も小さな命を救ってもらいました。抜糸も終わって、手術から二週間たった現在は、毎日元気に餌を食べています。
いつもぼくの部屋で、パソコンの前の椅子のそばで寝ています。ぼくのペットのポメラニアンは、18年ぐらい生きてくれるので、この犬とも、もう二年ぐらい、一緒にいれるのかなと思っています。大切な日常を戻してくれた獣医さんに感謝です。
兄弟妹の三匹
一昨年前に、家の裏の台所で、母親から育児放棄された三匹ですが、今ではこれが日常になっています。
目の前で死にそうな状態の子猫たちを見て、見てないふりをすることができなくて、保護することになりました。
お気に入りの寝場所で、グデグデ状態です。家庭教師の授業に出かける前の午後は、こんな感じです。
真ん中で寝ている雄猫が太郎で、６匹の猫の親分格です。性格も親分肌で、とても穏やかです。
ぼくに一番懐いている猫で、抱きかかえると、ゴロゴロと鳴いてくれます。家の中は外敵の存在がないので、６匹とも安心しきって、よくヘソ天状態で寝ています。それを見て心が和みます。
インター校からのお礼
ホームページ上で紹介したインター校から、日本人生徒の求人数が増えたことで、お礼として先月いただいたものです。
ボランティアでやっているインター校紹介の活動ですが、それが評価されると、こちらもやりがいを感じます。
こちらのお礼もかねて、日記の中で、もらった贈り物の写真を載せておきます。時折り美味しくいただいています。
バンコクに多くのインター校があり、その存在のおかげで、ぼくは生計を立てることができます。インター校関係者の皆様に感謝です。
ぼくの性格
ぼくは学生のころから、他人に指図されるのが嫌でした。特に他人から力で威圧的に強要されることには、とことん反発する性格でした。会社員の時も、明らかに理不尽な待遇を受けた場合は、態度に表して相手を睨みつけていました。しかし、こちらに非がある場合は、素直に平謝りです。
サンパウロへの留学から帰国して、しばらくの間京都で働く機会がありました。休みの日に京都駅で、ボクシングジムに行くために、バスを待っていました。その時に、修学旅行の高校生３人に囲まれて、ケンカを売られました。すでに30歳を過ぎていたのですが、ジャージを着ていたので、若い学生と間違われたのだと思います。
そこで、ボクサー用のバンテージを拳に巻き始めました。殴ってくるなら、こちらも容赦しないことを見せつけるためです。巻き終わって顔を上げると、先ほどまで目の前にいた３人の学生が、目の前から消えているのです。「あれれ、どこに行ったのだろう」と思いました。
20mほど離れたところで、「ボクサーにケンカを売るなんて、お前バカか！」「そんなこと分かるもんか！」「分かるわけないだろう！」と３人のわめく声が聞こえてきました。確かに相手がボクサーだと知って、ケンカを売る素人はいません。無謀な自殺行為です。
彼らの判断は、非常に正しかったと思います。当時のぼくなら、ケンカを売られれば、躊躇なく鼻っ柱をぶん殴っていました。職場や作業場でトラブルに巻き込まれた時も、相手が暴力的で、理不尽な行為に出てくれば、すぐに体が反応できる態勢に入っていました。
上司や先輩の命令だろうが、倫理に反すること、自分が納得できないこと、やりたくないことは、しない性格でした。ぼくは威圧されたら威圧し返します。礼儀正しい態度には礼儀正しい態度で返します。このような性格なので、会社員よりは、家庭教師も含め、自営業向きです。
無意味なダラダラ会議や集団行動も嫌いだし、おもてなしなど要らないから、ほっといてくれと思います。自分のやりたいことやすべきことをやる、それがぼくの生き方です。誰かに顎で使われたり、操られるなど、死んでも嫌なことです。だから、日本国内よりも海外の生活のほうが向いています。
2021年1月9日（土）
国際化すると日本を離れる優秀な日本人
帰国が決まると落ち込むインター生の生徒たち
インター校の卒業生であれ、欧米への元留学生であれ、海外で若いころに数年間を過ごした日本人は、日本に帰ってくると、憂鬱な気分になります。自由で天然色の明るい社会から、おもしろくない規則だらけの灰色の暗い社会に戻されるからです。
海外で現地の世界に馴染んだ人ほど、鬱な状態に陥りやすくなります。バンコクでも学校や塾などで、インター生が、日本人学校の生徒だけでなく、教師や講師から妬まれて、嫌味を言われることがあります。外国人と華やかな環境で学べる、インター生がうらやましい訳です。
ぼく自身も、イギリスへの初めての留学から日本に帰って来た時に、かつてない憂鬱感に襲われました。「くそおもしろくない日本の社会に、戻りたくなんかねぇ！」心からの叫びでした。だから、日本に帰国したくない日本人インター生の気持ちがよく分かります。
50年前と何も変わらない日本の低い国際化
「英語が話せてすごいね」このようなことを日本で言われると、少し苛々します。ドイツ語でもなくフランス語でもなく、たかが英語です。国際社会で、少し教養があれば誰もが操る英語で、意思の疎通ができない日本人とは、気が合うと思わないので、あまり関わることはありません。
ぼくはバンコクで多くの外国人の知人に囲まれていますが、専門分野において、高度な英語を操る、優秀な日本人の方々もいます。彼らの生き方に、感銘を受けたり、共感することもあります。数ヶ国語を操る人は、高い教養だけでなく、異文化を理解する、寛容な心を持ちます。国内の多くの日本人に欠けているものです。
また、バンコクの郊外や隣県で、長年工場に勤務して、タイ人に囲まれながら、独学でタイ語を習得して、通訳ができる日本人技師の方々に数人の知り合いがいます。現地の環境に溶けこんで、マイペースで黙々と仕事をこなす彼らを見て、海外での生き方を学ぶこともあります。
異なる発想や理論には刺激が一杯です。お互いに切磋琢磨できる、優秀な人の中に身を置きたいと考えるのは、当然のことだと思います。一方、日本国内では、外国人に日本語を話すことを期待する日本人ばかりです。国際化を叫ぶ知識人もまったく英語が話せません。正直なところ、少しうんざりします。
ハイスクールの学生ではないので、日本人社会の中で、大卒の社会人がTOIECの点数を競い合うようなことに、興味や関心はありませんが、IT関連の専門分野で、インター校の事務局で求められて、関係者にITマーケティングの重要性を説明することがあります。
日本を離れる国際化した日本人 - 日本に彼らの居場所はない
ぼくの生徒たちは、インター校の生活に馴染んでいます。セカンダリスクールの学生になると、高度な英語を操ります。ハイスクールの学生たちは、日本国内の英語教師よりも、はるかに高い語学力を持つようになります。彼らはいずれ、巧みに英語を操る技術者として、国際社会で活躍するようになります。
しかしながら、彼らの多くが、将来的に国外に身を移すことを考えます。特に、東京の日常社会は、満員電車に揺られて、ストレスがたまりまくり、好きになれない仕事を繰り返すだけの、つまらない毎日です。「ここ日本には、ぼく（わたし）の居場所はない」ある日ぼくと同様に、そう感じる時が来ます。
このような環境から誰もが逃れたいと思っているのですが、日本の職場や学校を見ていると、彼らが真剣に英語やコンピュータ言語の習得に本気で取り組んで、社会を変革していこうとする姿勢は感じられません。日本という国は、優秀な人材にとって、昭和的旧体質の退屈な社会だと思います。
恵まれた環境にいるのに気づかずに、怠惰な毎日を送る人もいれば、困難な環境で黙々と頑張る人もいます。ぼくは後者のような、努力を続ける人を応援します。ぼくの生徒たちのような、まじめで将来性のある若い人には、ぼく自身の知識や経験も参考にしながら、成功するきっかけをつかんでもらいたいと思います。
家庭教師の授業を通して、生徒の成長を見守ることで、教えるこちら側も刺激を受けて、新しい分野の知識に、興味を持つことができます。多くの人と交流して、多様性のあるバンコクに身を置ける環境をありがたく思います。
生徒たちには、語学力、専門知識、技能だけでなく、お金の稼ぎ方や貯蓄の大切さも説いています。海外に30年ほど住み、自分の好きなことで生計を立てられ、人並みの資産も蓄えられたことに、感謝しかありません。
2021年1月2日（土）
つき合うなら向上心のある優秀な人
先日、バンコクの外資系企業で働いている、日本人の若い方のお子さんのことで相談に乗り、お礼として食事をご馳走になりました。経済的に恵まれている人なので、欧米人が多く学んでいる、評判のよいインター校を紹介しました。
アメリカで育って英語を操れて、将来性のある人だと思いました。彼のような若くて向上心のある人からは、やる気や元気をもらえます。一方、ぼくの豊富な知識や経験が、彼らの判断材料として役に立つのだと思います。
アメリカ人やイギリス人だけでなく、彼も含めて、長期間の在米、在英の経験があり、専門分野でも高度な英語で理解できる、日本人やヨーロッパ人の知人友人を持つことができるバンコクの環境は、自分自身の人間性の成長を促してくれます。
その反面、中途半端な語学力や技能で終わってしまい、行動力が伴わない人は、日本人社会の枠組みから出ることができずに、小さくなりつつある市場のパイを奪い合い、集客力や資金力が弱まりながらも、少しでも長く生き長らえるように、もがくあり様です。
輝きを失った日本経済を映し出す、社会の隅々で見られることですが、バンコクでも、日本人学校の生徒を対象にしている家庭教師や学習塾の中で、生徒を奪い合う、足の引っ張り合いのようなことが、時折り見られます。
先日もネット上の掲示板に、日本人学校の生徒を対象にして、新しく家庭教師の生徒募集の広告を出した人に対して、辛辣なコメントを書き込んだ人がいました。明かに同業者の嫌がらせです。ぼくの知り合いも、過去に被害にあいました。
ぼくが日本人学校の生徒や教育関係者に関心を持たない理由に、くだらない出来事に巻き込まれたくない気持ちがあります。歪んだ日本社会の縮図のごとく、競争が激しいとはいえ、他人をおとしめたりする様な、一部の人間性が低い連中と、関わりたいとは思いません。
コロナ禍の困難な時に、塾の経営者が、同様の掲示板を利用して、生徒を集めようとする広告も見ました。生徒たちの住むコンドミニアムの掲示板に、広告を張ってもらっている塾や家庭教師もいます。彼らなりに、真剣に考えた行動だと思います。
ぼくのスケジュールの都合や、生徒が住むご家庭に向かうルートの時間帯と交通渋滞を考慮して、受けることができない生徒を、他の家庭教師や塾に紹介することがあります。バンコクでインター生専門の同業者とは、状況に応じて助け合う道を探りたいと考えています。
インター生専門の家庭教師は数が少ないので、生徒の間で取り合いの状態です。ぼくの家庭教師のスケジュールも、かなりきつい状態ですが、真剣さと集中力が大切なので、やる気のある生徒を優先的に受け入れています。
毎日の最低限の日課として、30分の単語の暗記と30分の文法の学習、一時間の集中的な勉強時間が必須になります。エリート教育を施すので、ぼくの授業を望まれる方は、それなりの覚悟は持ってください。
50歳を過ぎると、私生活からビジネスまで、何事に対しても、力まず、見栄を張らず、自然体であることが最善だと気づきます。齢を重ねても、日々の学習や努力は、精神性の向上には、不可欠だと思います。
追記
一般的なインターネット上の掲示板を利用される場合は、必ずコメント欄を不可にしてください。さもないと、心ない中傷を書きこまれる可能性があります。
明らかに他人への中傷と見なされるコメントや、広告自体の削除をサイト主に要請しても対応が遅く、ぼく自身は不可解ですが、放置される場合も多々見受けられます。
もとより、自分自身のサイトやブログを作成して、ネット上に公開する効果と重要性に気づいてください。いろいろな知識を蓄えないと、ビジネスを成り立たせることはできません。
タイ国内の急激なコロナ感染者の増加に伴い、バンコク日本人学校も1月31日まで休校のようです。インター校も追従すると思われますが、詳細は各インター校のウエブサイトで確認してください。
