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日記の目次 2015年

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18 留学のためにアルバイトをし続けた大学の日々
17 高校生の頃に感じた将来への不安
16 ぼくの生徒 - ボランティア活動(1)
15 優秀なインター校とは?
14 人間にとって向上心とは大切なもの
13 効果的なインターネット上の広告宣伝
12 ぼくは今が人生で一番幸せです
11 ぼくは日米同盟を基本とした安保と改憲に賛同する中道保守派です
10 圧倒的なワードパワー(word power)を誇るぼくの生徒たち
09 小学生高学年でのインター校編入が最適
08 心の中にあり続けるもの
07 ぼくのペット
06 インター校編入のための勉強方法
05 年下や後輩から師匠と呼ばれるとき
04 英国の淑女
03 勉強と努力の継続は大切なこと
02 学校にはイジメに対処できない気の弱い先生もたくさんいます
01 人間らしく生きる人生を求めて

2015年12月20日 日曜日
留学のためにアルバイトをし続けた大学の日々

ぼくは大学生のときに、イギリスに留学しましたが、国費留学を勝ち取れるほど、優れていたわけではありませんでした。また、双子の弟とわたしの大学の学費を親に負担させていたので、アルバイトで留学費を貯める必要がありました。

ぼくの大学は京都にあり、自宅から1時間で通える距離にありました。学費も年間50万円と安かったので、たいへん助かりました。当時はバブルの初期で、ほとんどの大学生は、大学に遊びに来ているだけでした。その中で、ぼくは必死になって授業とアルバイトを両立させていました。

大学は、夏休み、冬休み、春休みで合計6ヶ月間に近い休みがあるので、その間は、病院内の清掃のアルバイトを続けました。汚くて誰もやりたがらないアルバイトですから、必ず雇ってもらえました。平日は、くもんの塾で英語の講師を続けました。

バブルで誰もが浮かれていたときに、一人で必死に大学生活を送っていたぼくは、まわりの学生から変わり者と見られていました。ぼくにとっては大学生活など退屈で、授業が終われば、すぐに帰宅の毎日でした。しかしながら、ぼくには、イギリスへ留学するという目標がありました。それが、心の中の唯一の支えでした。

大学で2年間の生活が終わって、その後、イギリスに向かいました。当時、日本人が少なかったチェスターという田舎町で勉強したのですが、多くの優しい友人や先生に恵まれて楽しく過ごすことができました。語学力が大幅に向上したので、大学卒業後は、英語が得意な語学要員としてメーカーに採用されました。

入社して数ヶ月でアメリカに駐在することになりました。その後、ブラジル、ラオス、オーストラリア、カナダ、バンコクと移り住み、現在は家庭教師として生活をしています。大学のころは、自分自身の人生の中で、もっとも辛かった日々でした。しかしながら、留学という目標に向かって進むことができたのは幸いでした。

あの頃、まわりの学生たちと同じようにだらだらと大学生活を送っていたら、今頃こうして気ままにコンピュータ言語の勉強をしながら、インター生相手に家庭教師をして生計を立てることなんてできなかったと思います。時折、過去に住んだ国々で親切にしてくれた海外の友人たちをなつかしく思い出します。

ぼくの生徒たちのほとんどは、保護者の企業の援助を受けてインター校で学んでいます。恵まれた環境を利用して、勉強と趣味や遊びを両立してほしいと思います。自ら望まない限り、ぼくの大学生のころの苦労など、する必要はありません。勉強をおろそかにしなければ、人生を楽しめる時には楽しめばよいのです。

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2015年12月11日 金曜日
高校生の頃に感じた将来への不安

高校生の頃に感じた将来への不安

ぼくがまだ、大学の入学試験に受かったばかりの高校3年生の時に、心の中に浮かんだ不安は、4年後には社会人になって、働き始めなければならないことでした。会社の奴隷になって、60歳の定年を迎えるまで、自宅と会社の往復だけの地獄の生活が始まるんだと考えただけでぞっとしました。

ぼくの母親は、耐えて耐えて働き続けとしか言えない人でした。ぼくは、それが嫌で嫌で悩んでいたのに、母親には、ぼくの心がまったく理解できなかったのです。命を削るように仕事に没頭して、定年まで毎日残業して、上司や会社に忠誠を見せ続けるなんてバカバカしく思えました。

イギリスの留学から帰ってくると、日本人の異常性が、ぼくの心の中でいっそう鮮明になりました。ヨーロッパ人やアメリカ人は、まわりに気を使って不必要な残業なんてしません。会社に異常すぎる執着もありません。日本の社会で、自分の自由な時間や、プライバシーが持てないのがたまらなく嫌になりました。

だったら、日本の社会なんて捨てて、海外に住めばよいじゃないかと思ったのが、20代の半ばでした。イギリス、アメリカ、ブラジル、ラオスでの留学や駐在の期間に海外で生きる方法を模索しました。

英語はできて当然のこと

ぼくにとって英語は生きるための道具です。英語なんかできて当然のことで、特別なこととも思いません。インターネット上で勉強したコンピュータ言語は、無料で手に入れることができた特殊技能の一つです。バンコクでは、小さな会社のトップセールスマンだったこともあります。海外で生きるためなら何でもしてきました。

ぼくは、バンコクで小型車2台を所有し、死ぬまでに十分に生活が送れる貯金もあります。定年(とされる年齢)後は、年金も支給されます。財産を築きながら、海外で自由気ままに生きるには、一定の収入を得て生計を立てるための特殊技能がいくつも必要になります。そのために英語やコンピュータ言語の勉強を今でも続けています。

英語でウエブサイトの設計やコンピュータ言語を学ぶサイトはこちらです。英検準1級程度の語学力で十分に理解できる簡単な英語で書かれてます。同様に、日本語でウエブサイトの設計やプログラミングを練習しながら学べるサイトはこちらです。このようなサイトの登場で、英語下手の日本人も、ようやくコンピュータ言語の重要性を認識し始めたのが分かります。

特殊技能の磨き方

ぼくの生徒たちに、英語と実用的な特殊技能の重要性を説く理由は、「芸は身を助ける。」からです。可能であれば、理系の大学に進学して、特殊技術を習得することを勧めます。英文科や英語学科に進学する連中は、大学で遊びたいだけです。まともなインター生なら、英語なんて大学で勉強するほど価値のあるものではないはずです。本当に語学が好きなら、英語以外の言語を勉強すべきです。

コンピュータ工学を勉強するには、高度な数学が必要ですが、情報工学なら、そんなに数学が得意でない文系の学生でも勉強できます。SQLやC言語を勉強してデータベースの作成に慣れてください。データベースは、会社内、特に工場内の在庫管理だけでなく、生産管理システムに使われるもので、生産品(商品)の原価計算まで導くことができます。

コンピュータ言語を勉強しても、コンピュータプログラマーやウエブサイトの設計者が、長時間の単純で退屈な作業に毎日追われて、消耗品のように扱われることがあるのは事実です。だから、ぼくの生徒たちには、物を作るメーカーに就職して、工場内の生産管理に携わり、データベースを管理する立場になることを勧めます。

ここで、語学が得意な技術者は、海外の工場で責任者の一人として、現地の工場で作業員を指導し、生産管理に携わる機会を得ることができます。海外で事業を展開するメーカーで求められる人材になるには、英語と技術が不可欠なのです。英語しかできない英語バカでは、将来待っているのは、退屈な輸出入業務の書類の作成です。

仕事に楽しみを見出す方法>

工場内の各生産ラインのベルトコンベヤー上の部品が、どのように組み立てられ、そこに何人の作業員が従事しているのかを把握します。場合によっては、この生産管理システムの理解に、数ヶ月掛かることもあります。まずは、簡単な在庫管理の理解から始めるのが基本です。部品や商品の流れを頭の中に入れて、データベースと照らし合わせていきます。

数過程で完成品にできるボールペンも、部品が数万に及ぶ自動車も、生産管理システムの基本的な考え方は同じです。データベースの作成方法も同じです。物を作るメーカーでは、開発・設計や生産管理に携わる人材が重宝されます。開発・設計に関しては、それぞれの分野の専門家の領域ですから、彼らに任せておけばよいのです。

ぼくは人生の中で、充実感や達成感を味わえる部署に身を置くことが重要だと考えます。これを子供や学生に分かりやすく説明し、理解させる必要があります。恵まれた環境にある人を妬むより、自分が置かれた環境で、楽しみ方や最善を尽くすことを教えるのです。

部品が構成されて商品として完成していくのを見るのは、とても興味深いことです。ものづくりに誇りを見い出すのは、日本人のDNAだと思います。仕事はできるだけ定時内に終わらせて、仕事の後には、専門分野の勉強や趣味に興じる時間をつくるべきだと思います。人生には仕事だけでなく楽しみも必要ですから。

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2015年11月6日 金曜日
ぼくの生徒 - ボランティア活動(1)

ぼくは時折りボランティア活動の一環として、経済的に恵まれないタイ人の学生を対象に、無料で英語や日本語を教えています。今回も、たまたま Ladprao Road の immigration で知り合った Far さんにカフェラテを飲みながら Lotus で英語を少し教えました。

friends cafelatte

日本の中学1年生レベルの簡単な文法から教えないといけないのですが、ぼくの下手なタイ語も使っておもしろく会話をはずませながら、飽きないように会話を引き出すようにして教えます。LINE を使って簡単な日常会話に慣れてもらっています。彼女だけでなく、授業後の帰りには、車で送ってあげることが多いです。

大阪で育ち、若いころにアメリカやブラジルで暮らし、誰とでも気兼ねなく話す性格になったので、バンコクでもアメリカ人やタイ人の知り合いがあちこちにできてしまいます。家庭教師の授業の時間帯は、午後3時半から10時までなので、それまでの空いている時間をこのような活動に使っています。自由に好きなことができる、ありがたい生活です。

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2015年10月21日 水曜日
優秀なインター校とは?

バンコクで優秀なインター校を見つける簡単な方法は、ハイスクールにおけるIBのカリキュラムの有無を確認することです。IBでは6科目を履修します。6つの教科で各7点、論文で3点、45点を満点とし、総合点数が24点以下の場合は、IB Diplomaを得ることができません。各教科で3点未満が不合格とされ、1教科でも落とせばIBは不合格となります。合計30点以上を目標にすることになります。

IBのカリキュラムを採用しているインター校では、理科、数学を中心にそれぞれの科目を教える人材、つまり、優秀な教員を抱えていることになります。IBの科目を教えることができる教員の給与は高いので、IBのカリキュラムを採用しているインター校では、一般的に学費も高くなります。バンコクの進学校と呼ばれる多くのインター校のハイスクールでは、IGCSEの履修後にIBのカリキュラムに移ることになります。

次に、理数科目において、シンガポールのカリキュラムを採用しているインター校が、バンコクにはいくつかあります。詰め込み式になる傾向もありますが、理系の学部の大学に進学を考える学生にお薦めです。これらの二つの条件で、誰にでも簡単に優秀なインター校を判別することができます。インター校を選ぶ時の重要な判断材料の一つです。

St. Andrews、Regent's、Wellは、数年前にIBを導入したのですが、学力の向上が顕著にみえます。シンガポールのインター校でも、IBの導入が目立つようになりました。つまり、ICT(IT)を含め、理系の優秀な生徒を育てる環境が整ってきているのだと思います。

わたしが10年前に教えていた日本人インター生のほとんどは、ISBの生徒で、英語だけ勉強させて有名大学の英語科・英文科に入学させて終わりだったことを考えると、(当たり前のことだと思うのですが)、世の中は明らかに理系の優秀な生徒を育てる重要性を認識し始めています。

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2015年10月3日 土曜日
人間にとって向上心とは大切なもの

わたしは家庭教師として生徒を引き受ける時に、必ず本人にインター校でやっていく心構えがあるかどうか確認します。特にハイスクールでは、英語で各教科を専門的に勉強することになります。テキストの内容をしっかり理解し、レポートを書くために、正しい文法と豊富な語彙が必要になります。

わたしの生徒たちはその重要性を理解し、文法と語彙の勉強を続けてくれます。ですから、わたしの授業に半年間ついて来れば、語学力が大幅に向上します。生徒たちは、お互いに知り合いであることが多く、誰かの紹介で新しい真面目な生徒が仲間に加わると、効率のよい勉強方法などを教え合ってくれます。

気がつけば、いつの間にか、生徒のほとんどが、進学校と呼ばれるインター校の生徒ばかりになってしまいました。向上心のある生徒たちは、教えることをよく理解し、さらに上のステージに向かって勉強を続けてくれます。優秀な生徒たちは、お互いによい影響を受けてくれます。このよい環境を維持していくのも仕事の一つだと思います。

わたしは自分の生徒たちから、勉強に対する真摯な態度、知識への欲求、向上心、やる気などを分けてもらえるので、毎日よい刺激を受けています。40代半ばでもコンピュータ言語の勉強を毎日続けることができます。たった一人であれば、続けてこられなかったと思います。生徒たちがわたしのやる気を引き出してくれるのです。

生徒たちに教えているつもりが、教えられていることも多くあります。大人になっても、新たな知識を得るということは、子供の頃と同様に楽しいことです。知識の広さや奥深さが増すことによって、新たな分野で仕事をすることができます。この楽しさを一人でも多くの生徒に伝えることができればと思いながら、毎日の授業を教えています。

大人になると、技術者、専門職に従事する人、語学に堪能な人など一部の人を除き、世の中のほとんどの人が勉強を止めてしまいます。しかし、世の中は便利になり、ネット上で勉強できる資格試験もあります。残業が多く勉強時間が取れない人や専門分野の勉強の必要性がない人も多くいるでしょうが、自分の5年後、10年後のことを考えて時間を有効に使い、何かを始めたほうがよいと思います。

何かを始めるために行動を起こすことが、決して遅すぎるということはないと思います。努力すればこのぐらいは可能かなというレベルを目標に置きます。2~3年続けると、努力が形となって現れてきます。眠っている自分の潜在能力を信じてください。案外できてしまうものです。

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2015年9月18日 金曜日
効果的なインターネット上の広告宣伝

家庭教師の多くの方々は、営業やマーケティングの経験がないので、効果的なインターネットを使った広告宣伝方法を知りません。ですから、もっとも簡単に「バンコク」と「家庭教師」というキーワードを使って、自分のブログ(ホームページ)を検索でトップページに持ってくる方法をお教えします。

グーグルのブロガー(Google Blogger)を使って、日記を書く要領で、自己紹介と家庭教師の広告宣伝を書いてください。自分の指導方法や過去の経歴を加えて内容を充実させると、アップロードして3日でトップページ、もしくは2ページ目に自分のブログ(ホームページ)が現れるようになります。

新しい記事を書けば書くほど、トップページの上位に現れてくるようになります。つまり、記事の中にキーワードが多く含まれるようになるからです。記事全体とそれぞれの記事で検索対象になるので、これほど効果的な方法は他にありません。

HTMLやCSSなどのコンピュータ言語の知識も必要ありません。誰でも簡単に作成できます。文章内に「バンコク」と「家庭教師」の文字をできるだけ多く使用するようにしてください。キーワードを「バンコク」と「インター校」にしてもよいと思います。他の業種の方々の場合、キーワードと記事の内容を業種に合わせて変えてください。

他には何もする必要はありません。費用も一切掛かりません。無料で一年中ネット上に現れてくれます。日本語のフリーペーパーの裏に広告を出す古い広告宣伝では、費用も掛かるし、生徒も集まりにくい状況になっています。ブログ(ホームページ)、FACEBOOKなどのネットワクサービスを使って集客する方法を学んでください。

どんなに優秀な家庭教師の方でも、知ってくれる人がいなければ、生徒が集まりません。現代のビジネスにおいては、提供するサービスを丁寧に説明し、自分を表現することはとても重要です。

Google Blogger

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2015年9月13日 日曜日
ぼくは今が人生で一番幸せです

ぼくが40代半ばで、今が自分の人生で一番幸せだと言える理由は、好きなことを仕事にして、たくさんのお客さん、つまり、生徒に恵まれて、自由気ままに外国で生活できるからです。もちろん、以前は海外での駐在員だったので、苦労することもたくさんありました。

バンコクでコンピュータシステムの営業の代行を請け負って独立したのは、もう15年以上前になります。平行して家庭教師も初めて12年になり、今では家庭教師のみで生計を立てています。以前は日本人学校の生徒も教えていたのですが、今ではすべての生徒がインター生になってしまいました。

インター生のための家庭教師という隙間産業で生活が成り立つ理由は、自分でコンピュータ言語、例えば、HTML、CSS、Javascript、PHPなどを使ってウエブサイトの設計ができ、効率的に大量の宣伝が行えるからです。これを企業や専門家に依頼してホームページを維持していたら、お金がいくらあっても足りません。

現在では、日本人の多くがi-phone、i-pad、パソコンなどを日常の生活で使っています。つまり、誰もがGoogle、Yahoo Japan!、IEを使って、ネットサーフィン(検索)で、各々の興味のあるウエブサイトの閲覧を楽しむようになりました。

このタイミングを逃してはならないと感じて、ネット上でコンピュータ言語を勉強し始めたのは、40歳を過ぎてからでした。英語やポルトガル語などの語学しかできなければ、これまでやってこられませんでした。ぼくにとって、手っ取り早く技能を身につけるには、コンピュータ言語以外考えられませんでした。

欧米では、特殊技能のない人間は、ほとんどすべて、IT(情報工学)に向かいます。ところが、大部分の日本人は、難しそうだからやらないで、簡単に片付けてしまいます。そして、セブンイレブンやローソンで働くことを選びます。ネット上で無料で特殊技能が勉強できるのに、やらないのです。

ぼくは、現在の自分を取り巻く環境をとても有難く感じます。ぼくは若かった頃に、海外で、特にイギリス、アメリカ、ブラジルで多くの人から親切や施しを受けました。だから、せめてものお返しで、ボランティア活動として日本人とバンコクのインター校を結ぶ手伝いをしています。

バンコクには、生徒を見つけるのが苦手な家庭教師の方々もいるので、ボランティア活動の一環として、生徒の紹介もしています。この一ヶ月に6件の家庭教師の依頼があったのですが、ほとんど他の家庭教師の方々に紹介しました。生徒との相性や家庭教師の得意分野を考慮して紹介するようにしています。

インター校に生徒を紹介する時に、紹介料や仲介料を渡されそうになるのですが、受け取ったことはありません。受け取れば公平な扱いができなくなるからです。このような場合に、多くの日本人が目先のお金に目がくらんで失敗したのを見てきたからです。

インター校編入のための学校訪問の予約なら、ボランティア活動の一つとして、こちらで電話で取っておくこともできます。各インター校の情報、編入に関する相談、カリキュラムの説明などでご家庭に伺うこともボランティア活動の範囲内です。どなたからでもメールを頂けば返信します。ただし、質問は、三つまでにまとめてください。

ビザの取得も業者を通さずに自分ですれば安くつきます。海外の生活では、自分でできることなら自分でする習慣をつけてください。海外で他人に頼り過ぎることは、騙されることにも繋がります。

しかしながら、日本でバンコクでの生活のための情報を集めるのは難しいことですから、その時は、遠慮せずに聞いてくださればお答えします。

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2015年8月23日 日曜日
ぼくは日米同盟を基本とした安保と改憲に賛同する中道保守派です

日本の学校の先生の方々は、日教組の影響を受けて社会主義の考え方に染まっている人が多いです。だから、中国や韓国を相手に、もういいですよと言われるまで謝罪をし続けろと言う人も多いです。日本は戦争中に悪いことをしたんだからきちんと謝りなさいということだと思います。ただ、国家間の外交というものは、そんな単純なものではありません。自国民にとって少しでも有利な条件で交渉に臨まねばなりません。

わたしはもともと企業の駐在員だったこともあり、国際経済や国際政治に関心があります。わたしは海外にイギリス、アメリカを初めとして23年間住んでいます。海外で日本人の民間人がテロの人質や捕虜になれば、自衛隊の特殊部隊でも投入して助けに来てもらいたいと思います。ですから、自衛隊の海外の派兵には、必要があれば賛成ということになります。

一国の国力が弱まれば、近隣諸国から国土の一部を占領されるなど、国家の存在を脅かされます。国を守るためには、最低限の国防力が必要になります。「平和」と言葉を唱えて、「戦争」という言葉を使わなければ平和が保たれると考えるのは、小学生の作文レベルです。冷酷な現実を目の前にして国際政治は語られなければなりません。

中国やロシアといった強権で自国民を縛りつける独裁国家が、日本の周辺には存在します。その脅威に対しては、日米同盟を機軸として日本の安全保障を考えるのが最良です。民主主義という同じ価値観を持つアメリカ、イギリス、オーストラリア、インドと連携して、力で奪い取る領土的野心を持つ中国やロシアに対抗しなければなりません。

わたしがイギリスに留学した頃、世界には、まだ、ソ連という共産党による一党独裁の悪の帝国が存在しました。わたしは、例えば、日本が占領されても、アメリカやイギリスの側について最後までソ連と戦ってやると本気で考えていました。現在の中国の力による領土や影響力の拡張に対しても、同じ考えを持っています。

わたしは海外で一人で生きているので、自分の身は自分で守ることを考えます。個人も国家も弱ければ滅びるだけです。だから、あらゆる困難に対しても、わたしは自分の心臓が動いている限り戦う意志を持ち続けます。力ずくで潰そうとしてくる相手には、徹底的に命が尽きるまで抵抗します。何もせずに敵に蹂躙されるなどまっぴらごめんです。英語の diehard という単語が、わたしにはぴったり当てはまります。屈せずに最後まで頑強に抵抗するという意味です。

民主主義を標榜する国家では、国民の一人ひとりが自分の意見を表現することが認められています。自分の意見はこうだけど、あなたはどう思いますかということです。自分の意見や価値観を他人に押しつけすぎる日本人のやり方には、賛同できません。これは日本の左寄りのマスコミや新聞社に対しても同様です。

インター校を初めとして、外国人と共存する国際社会では、自分の意見も主張して、相手の意見も聞いて、互いの意見や価値観を認め合うことが大切です。インターネットの普及によって、一個人が他人と意見を交換する機会や表現の場が増えたのは有難いことです。日本国内のようにまわりの空気ばかり読む必要はありません。インター校では、口数の少ない日本人でも、自分の意見を表現することに慣れてください。

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2015年8月9日 日曜日
圧倒的なワードパワー(word power)を誇るぼくの生徒たち

ぼくは家庭教師として新しい生徒を受ける前に必ず尋ねることがあります。生徒本人にやる気があるかどうかです。やる気がないと感じた生徒には、塾を薦めてその場を去ります。生徒にやる気があれば、学力や年齢は問題ではありません。

インター校編入でもっとも大切なことは、学校のテキストが読めて理解できるかどうかです。インター校の本科で授業についていくためには、圧倒的なワードパワーが必要になります。暗記法を使って生徒たちに英検準1級、1級、TOEFL上級レベルの単語帳を丸暗記させます。

同時に中学レベルの英文法を正しく理解させます。例えば、比較や受身などの構文上に単語を載せて、英作文に慣れることを勉強します。そして、徐々に大学受験レベルに移行します。

生徒たちは、早ければ中学3年生(year10, Grade9)、遅くとも高校2年生(year12, Grade11)で1級の単語帳を暗記してしまいます。ですから、英語に関しては、大学受験の勉強は必要ありません。どこでも(英語の試験に限り)合格できます。

ぼくの生徒のほとんどは、進学校のインター校に通っています。生徒が小学生の高学年の時にぼくを雇ってもらえれば、問題なくこのレベルに到達します。暗記が苦手な生徒でも、ハイスクールの入学前には、準1級の単語帳をすべて暗記させます。

ところが、生徒が中2~高1の学年で、ぼくが雇われることもあります。その場合は、準2級や2級の単語帳の暗記から始めることもあります。もちろん生徒本人が通う学校のレベルも若干考慮します。

日本の中学や高校では、学生に単語の暗記法を教えません。教える英語の先生のほとんども、1級レベルの単語が理解できません。暗記法も知りません。これが日本の英語教育の現状です。多くの日本人の学生が英語の勉強をする時に、単語を調べるのにほとんどの時間を費やしています。

ところが、ぼくの生徒たちは、圧倒的なワードパワーを持っているので、その必要はありません。数学、理科(物理、化学、生物)、コンピュータ関連科目(ICT, Design Technology)などの勉強に集中する余裕があります。自分の興味のある分野で、専門知識を更に広げることができます。特殊技能の開発とは、こういうことです。

暗記法についてはこちらのサイトで学んでください。

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2015年7月18日 土曜日
小学生高学年でのインター校編入が最適

編入でもっとも最適な学年

インター校編入でもっとも最適な学年はいつかと聞かれれば、ぼくはいつも小学校の5年生か6年生と答えます。国語教育の要である基本的な漢字の勉強が終わっていて、すでに小数と分数を使った計算に慣れ親しんでいるからです。

これらの学年はインター校で、エリメンタリースクールのYear6、ミドルスクールのYear7に相当します。授業内容もまだまだ簡単なので、編入したばかりの生徒も英語の勉強に集中することができます。ほとんどのインター校では、宿題も多くありません。

日本人学校からインター校に編入する1年ぐらい前から、基礎的な英文法と基本的な単語の暗記を教えることが多くなってきています。最近は小学生のインター校編入でも、英語ができる生徒を優先する傾向が強まっているので、英語の備えは必要だと思います。

欧米に在住の経験がないふつうの日本人学校の生徒には、中学1年生の教科書とワークが最適なテキストです。現在、過去、未来、人称変化、一般動詞とbe動詞の違いをしっかり学習すれば、基本的な文章を英語で書くことができます。インター校編入前に理解させておきたい学習内容です。

小学校1年生から編入する場合

英語ができない生徒をうまく指導できないインター校もあるので、編入してしばらくの間は様子を見ることになります。うまく学校の授業に馴染んでいるようであれば、平行して日本の小学校の教科書とワークを使って、国語と算数をしっかり学習させます。これは子供の将来にとって、とても大事なことです。

お母さんがスパや遊びに夢中になってしまって、子供が日本語も英語もどうすることもできない状態になってしまったケースもいくつか見てきました。子供を日本語と英語ができるバイリンガルに育てあげて、日本でも海外でも就職ができる能力を身につけるには、家庭内できちんと机に向かう癖を、小学生の低学年からつけさせる必要があります。

家庭環境

子供は親の背中を見て育ちます。親が家でまったく勉強もしないのに、子供に勉強しろと言うのは、説得力に欠けます。家庭内でテレビを見るときは、日本のバラエティ番組ばかりではなく、「National Geographic」のような、子供が知識に対して興味を持つような番組を一緒に見ることを薦めます。

理系の学部を出たお父さんなら、自分が大学で専攻した分野に関する本やDVDなどを見せて関心を引いてはどうでしょうか。語学が得意なお母さんなら、英語、とくに英文法と単語をしっかり学ばせてあげてください。

家庭教師を雇う場合は、5年以上の経験があり、過去にイギリスやアメリカでしっかり勉強してきた人を選んでください。できれば英語だけでなく、複数の科目を教えることができる人を優先したほうがよいと思います。

いろいろな英語の勉強方法

短期間の留学や研修旅行は別にして、基本的に日本から出たことがない英語の教育関係者は、難しい英文を辞書で調べながら読み解くのが英語の勉強だと考える人が非常に多いです。この勉強方法では、単語を調べるのに大切な時間を浪費することになります。

中学レベルの基本的な文法を理解して、準1級・1級の単語をしっかり暗記すれば、簡単に英語の新聞は読めるのです。難しいのは、文法的に間違いのない正確な文章を書くことです。そのためには、センター試験レベルの文法を十分に理解しなければなりません。

ハイスクールの入学前に英検の準1級ぐらいの語学力があれば、これから習うギリシャ神話や、「Christmas Carol」で有名なCharles Dickensや「The Time Machine」で有名なH.G.Wellsの作品が楽しめながら読めるようになります。

エリメンタリースクール(小学校)の生徒の勉強には、Walt Disneyの映画や本、例えば、「Frozen」や「Rapunzel」を見せながら、英語に興味を持ってもらうこともあります。ミドルスクールやハイスクールの生徒には、イギリス人やアメリカ人が見てるテレビ番組なども薦めています。

イギリス人やアメリカ人と一緒にテレビを見たり、雑誌を読んだり、勉強したり、働いたりすれば、誰だって英語ぐらい理解できるようになります。ほとんどの日本人が英語を勉強する時に、楽しみながら勉強をすることを考えません。しかしながら、語学の勉強は、本来楽しいものです。

総括

現在では、日本人学校で5科目の平均偏差値が50ぐらいの平均的な学生には、よい結果を導けないことが多くあると思うので、中学でのインター校編入は勧めていません。ぼくには、誰でもインター校編入ができるなんてことは言えません。

もちろん、やる気のある生徒なら、中学生でも高校生でも引き受けます。ぼくの生徒のほとんどは、真面目に勉強してくれます。その努力がなければ、インター校の授業についていくことはできません。

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2015年7月12日 日曜日
心の中にあり続けるもの

好きな歌手と歌

Foot of the mountain by A-ha (2009)

Foot of the mountain Morton Herket

いつも車の中でCDで聞いている曲。毎日十回以上聞いているのに未だに飽きません。A-haと言うと、みなさん1984年にヒットした「Take on me」をご存知なのですが、彼らの最新のヒット曲はまったく知らない人が多いです。けっこうヨーロッパではヒットして、イギリスでもヒットチャートを上りました。

Alone by Bee Gees (1997)

Alone Alone

Bee Geesと言えば、日本では今でも「Night Fever」しか知られていませんが、1997年にイギリスやアメリカでヒットしたこの曲のバグパイプの音がいいんです。ぼくの車の中で2番目に多くながれている曲です。

Falling from grace by The Gentle Waves (2000)

Isobel Campbell Isobel Campbell 2

たまたまYou tubeで見ていた映画「Pumpkin (featuring Christina Ricci)」のエンディングにながれていた曲です。けっこう気に入っています。

好きな俳優

三船敏郎

Toshiro Mifune Toshiro Mifune 2

平成の親父連中にはない強さを持っていた昭和の親父たち。ぼくのまわりでも、ほとんどは精神的に弱く頼りない男ばかりです。あの頃の強い男たちはどこに行ってしまったのだろう。

Bruce Lee

Bruce Lee Bruce Lee 2

海外で生きていくことを決心した時に、自分の身や大切な人を守るために、ぼくはキックボクシングの練習をジムで3年間続けました。映画の中のBruceのように小さくても強くありたいと思ったものです。

Eric Stolz

Eric Stoltz Some kind of wonderful

彼が主演した「Some kind of wonderful」は、アメリカ人なら誰でも知っている映画です。これがぼくのもっともお気に入りの洋画で、2番目に好きなのが「Back to the future」です。

ぼくは今でも自分の大切な彼女や友達を守ろうとするのは当然のことだと思います。主人公のキースは、映画の最後でワッツが自分を愛してくれていることに気づくのです。そしてこの言葉が彼から彼女に伝えられます。「You look good wearing my future.」

この言葉を待ってくれていた人に言ってあげられなくて、すまない気持ちがぼくの心の中にも残っています。今でも時折り思い出します。当時のぼくは海外で身を立てるのに精一杯で、心の余裕がありませんでした。ほんとうにごめんなさい。

子供の頃に怖かった顔

大魔神

Daimajin Daimajin 2

今でも怖いと思う変身後の大魔神。心優しい村の娘のために悪い殿様を地の果てまで追い詰めてぶち殺す大魔神。その執念深さに乾杯です。

やっぱり似てる

ジャイアントロボと綾瀬はるか

GR Haruka Ayase

ぼくは子供の頃よくジャイアントロボの再放送をよくテレビで見ていました。ジャイアントロボはアメリカや中南米では「Jhonny Sokko and Flying Robot]として放映されてヒットしたので、中年男性で覚えている人も多いのです。ジャイアントロボのオープニングテーマをYou tubeで楽しんでいたところ、書き込みにジャイアントロボと綾瀬はるかが似ているとの書き込みがあったので検証してみました。やっぱり似てます。

肖像権はそれぞれの制作会社に帰属します。

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2015年7月10日 金曜日
ぼくのペット

ぼくの生徒たちのほとんどはインター生なのですが、犬好きが多いのです。ぼくの家にもポメラニアンが10匹います。その中の2年前に生まれた2匹の子犬の紹介です。すでに成犬ですが、大きいほうの名前がJhonnyで、小さいほうの名前がLexです。Jhonnyの体重が3kg、Lexが2kgぐらいです。

いつもかごの中で2匹で遊んでいるので、ぼくは毎日寝る前に5分ほど部屋の中を自由に遊ばせてやるだけです。2匹ともかごの中で生まれ育ったので、その中が落ち着くようです。手のかからない子犬たちです。

JhonnyとLex

父ちゃん(Baron)と母ちゃん(Puppy)

爺ちゃん(Junior)と婆ちゃん(Tofu)

生後2週間ぐらいの時

幾度も死にかけたのですが、タイ人の獣医さんや犬の保母さんの懸命の看病のおかげで、無事に家に戻ってくることができました。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。2匹ともぼくの部屋で毎日寝起きしてます。今ではとても元気です。

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2015年4月19日 日曜日
インター校編入のための勉強方法

簡単に言うと、小学生の高学年の編入で、中学で習うレベルの基礎的な文法を用いて文章を作ることに慣れてもらいます。5文型、比較、受動態などの構文を暗記させて、その上に単語を置く方法です。外国人の友達ができて、日常生活の中で勉強したことを英語で話すことに慣れてくると、一気に語学力が上がります。わたしの生徒は、小学生でも毎日2~3時間ほど家庭で勉強します。

インター校編入が成功するかどうかは、編入のための勉強を始めて、最初の半年間、もしくは1年間で、中学レベルの文法が頭の中にしっかり入っているかどうかで決まります。同時に、この時点で、最低でも2級レベルの単語も暗記しておかなければなりません。ハイスクールに編入する前に、インター校の本科でやっていける最低限の語学力を身につけておくのです。

その後、センター試験レベルの文法を学習して、準1級、1級レベルの単語帳を丸暗記します。これらの単語がすべて頭の中に入った時点で、国内外の大学受験に関しては、ほとんど問題がなくなります。TOEFLでも高得点が取れます。受験の前に過去問に目を通せば、どこの大学を受験してもらっても(英語に関しては)合格します。

わたしの生徒の中で、語学センスのある生徒たちは、14~16歳でこのレベルに到達します。その後は、他の教科、数学、物理、化学、ICTなどの勉強に集中することができます。

国際社会で生きていけるタイプの優秀な日本人インター生

わたしは、インター校で勉強する日本人が、英語ができるのは当たり前のことだと考えます。そのために、遅くともGrade8またはyear9、つまりインター校で、中学2年生に当たる学年が終了する前に、中学の3年間で学習する文法の構文をすべて頭の中に入れます。毎日3~4時間ほどの家庭での学習が必要になります。

同時に、最低でも準2~2級レベルの単語は、すべて丸暗記します。外国人の友達ができれば、日常生活の中で、自分が学習した英語を使うことになります。優秀な生徒なら、ハイスクールの入学前に、準1級~1級の単語帳の中のすべての単語を暗記することができます。遅くてもgrade10またはyear11の終了前に、このレベルまで来るように指導します。

英語に問題がなくなると、数学、物理、化学、ICTの中で興味のある分野を積極的に勉強することができます。日本の高校で学習する数ⅠA、数ⅡB、数ⅢCの勉強に時間を割く余裕もできます。理系の大学に進む生徒は、英語の勉強を早めの学年で片づけて、理系の科目の勉強時間を確保することが重要になります。英語だけ勉強すればよい文系の大学の受験とは、まったく異なります。

理系の大学で専門技術を身につけて、国内でも海外でも一人で生きていける専門知識を深めるように薦めます。本来、専門技術の勉強は楽しいものです。社会に出た後でも、優秀な技師の転職は、キャリアのステップアップに繋がります。英語と技術を兼ね備えた優秀な技師は、世界中のあらゆる分野で必要とされます。

語学センスはあるが、微分や積分などの高等数学が苦手な生徒に対しては、情報工学の勉強を薦めます。語学が得意で、構文の暗記に慣れている人は、コンピュータ言語のプログラミンングの構文の暗記も容易だからです。すでに英語のレベルが上級にある語学好きな学生には、スペイン語やドイツ語などの外国語を大学の専攻に薦めます。

わたしが育てようとする生徒たちは、このタイプの人材です。語学力のあるわたしの生徒たちは、宿題も簡単に片づけて、外国人の友達をつくり、楽しみながら学校に通っています。インター校の生活を楽しむには、授業内容を理解する最低限の語学力が必要になります。

最低限の勉強量で、帰国子女枠を使った文系の大学入試のみを目的にする日本人インター生

バンコクには誰でも入れるインター校で、いつも日本人だけで群れて、勉強量も極端に少ない学生が多くいます。インター校編入のための特別な勉強もせずにインター校に編入したので、英語の補習クラスのレベルの授業内容も英語で理解できません。

このような学生が本科に入ると、悲惨なことになります。中学レベルの文法も理解できないので、英作文もむちゃくちゃです。担任の欧米人も、間違いが多すぎるので修正すらできません。宿題も自分一人で終わらせることができません。アメリカ人やイギリス人の家庭教師を雇って宿題をやらせている学生もいます。本末転倒です。帰国子女枠を使った文系の大学入試だけが目的で、親が編入させたのだと思います。

日本では、今でも学習塾や予備校でハチマキを締めて大学受験に向かわせているような所があると聞いています。だから、このような生徒の場合は、家の近くの塾に行くように薦めます。どんな方法であれ、少しでも勉強してくれれば、成功する可能性があるかもしれないからです。

個人的には、英語の勉強が嫌いでたまらないような学生の顔を教えながら見ていると、とても残念な気持ちになります。

類は友を呼ぶ

「類は友を呼ぶ。」と言う諺は、その通りの意味だと思います。優秀な生徒には、必要とされる教材と環境を整えてやりたいと思いますが、それなりの生徒にも、それなりの環境があるのだと思います。わたしは平均的な日本人の生徒には、バンコク日本人学校や如水館を薦めています。見栄を張ったり、無理をしないで、自分の能力に合った進学先を選んでください。

わたし自身は、自分の大切な時間を無駄にしたくありません。やる気のある生徒たちを優先的に大事にしてやりたいと思います。わたしの知人や友人たちも、海外留学の経験のある日本人、欧米人、タイ人がほとんどです。真に知性や教養のある人は、異文化を理解する寛容性があるのです。

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2015年3月29日 日曜日
年下や後輩から師匠と呼ばれるとき

ぼくは年下や後輩から師匠と呼ばれることがあります。なぜこんな呼び方をされるかというと、その理由は、彼らが彼女をつくるのを手伝ってやるからです。若い頃からなぜか頼まれるのです。例えばこんな感じです。

後輩: 「師匠は誰とでも話ができるから、助けてくれませんか。」
わたし:「しょうがないな。ほな、ぼくにまかせなさい。」

後輩と一緒にかわいいタイ人の女の子を求めて、スクンビットの大きなホテルの喫茶店、郊外のショッピングセンター内のダンキンドーナツ、ピザハットなどを回ります。大学の構内に潜りこともあります。

わたし:「あんたの好きなタイプはどなたや。あの髪の長い子か。」
後輩: 「そうですね。あんな感じの子が好みです。」
わたし:「しょうがないやっちゃな。ちょっと待っときなさい。」

ぼくはその娘の近くに行って世間話をします。タイミングのよいところで後輩に話を振ってやります。

わたし:「後はしっかり名前と電話番号ぐらいは聞いときなさい。」

と言って奥へ引っ込みます。それから、成功するかしないかは彼の努力次第です。

くだらないことだと思われるかもしれませんが、ぼくは行動を起こせる人は助けてやりたくなります。それは勉強でも遊びでも同じです。どんなことでも同じことを繰り返していると慣れてきます。余計な力も抜けていきます。9回失敗しても10回目で成功すればよいのです。ぼくと同じ関西の人は楽しみながらやるのですが、関東の人は極度に緊張する人が多いです。

わたし:「何でこんなことで緊張すんねん。話するだけやんけ。」

関東の人:「だってやったことないです。失敗したらどうしよう。」

わたし:「馬鹿たれかあんたは。(行動)する前に失敗することを考えてたらどうすんねん。ノリの悪いやっちゃな。」

関東の人:「だって緊張するんです。」

わたし:「馬鹿たれが。しっかりしなさい。」

まっ、こんな感じですが、ぼくは、特に若い人には、いろんなことをやりなさいと言います。人生は楽しまなければ損です。

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2015年3月23日 月曜日
英国の淑女

ぼくがイギリスで貧乏な学生生活を送っていた頃に、小さな町で安物のセーターを買いに行ったことがあります。安っぽいジーンズに靴底の磨り減った革靴を履いていました。どこから見ても生活の苦しい貧乏学生です。イギリスの冬は、灰色の空と湿気のある寒さで気持ちまで沈んでしまいます。

ぼくは自分のサイズの安物のセーターを選んでレジのカウンターの列に並んでいました。自分の順番が来て、選んだセーターを販売員の初老のご婦人に手渡しました。彼女はわたしの選んだセーターにほころびを見つけました。

すると、彼女は毅然とした態度で、ここにおられる紳士の選んだセーターが不良品だったので、わたしが新しいものと交換してまいります。後ろに並んでおられる方々はそのままの状態でお待ちくださいと、ぼくの後ろにいた裕福そうな英国紳士に告げて、5分間ほどその場を離れて新しいセーターを持ってきてくれました。

そして、長らくお待たせして申し訳ありませんでした。ここに新しいセーターをお持ちしました。ご購入ありがとうございましたと彼女はぼくに言いました。ぼくを含め、ぼくの後ろに並んでいた人々も、彼女の丁寧な対応に感銘を受けていました。ぼくはこのイギリスという国は、さすがに民主主義が生まれた国だと認識したのでした。

当時、ダイアナ妃が自分が購入したドレスを別のものと交換するために、買った店で販売員に交換するように言いつけたのですが、レシートを持っていなかったので受けつけを拒否された記事が新聞に出ていました。ぼくは改めて、この国の人権や社会の公平さは学ぶに値すると思いました。

だから、ぼくは家庭教師をしている時に、甘やかされて育てられた子供が騒ぐときつく注意します。大人を見くびった態度を取る中学生や高校生に対しては、相手の目を見て睨みつけて態度を変えさせます。格闘技の修練を積んだ人間には腕力でも勝てないことを悟らせます。

日常生活の中の教育に関しては、子供だけでなく大人でさえも必要があれば、ぼくは毅然とした態度できつく対応します。むやみに笑ってごまかしたり、愛想を振りまくことはしません。子供が悪いイタズラをすればきつく叱ります。社会で生きる一人の大人として当然のことだと思います。

しかしながら、自分が失敗したり、過ちを犯した時は、素直に謝ります。他の日本人のように年上と年下に差をつけて対応することもしません。礼儀正しい若年者や子供にも敬意を払います。イギリスで出会った彼女のようにすべての人に公平に丁寧に接するように心がけています。ぼくがイギリスで学んだ大切なことの一つです。

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2015年3月15日 日曜日
勉強と努力の継続は大切なこと

自分自身の大学受験と留学

ぼくは高校生の頃でも長時間勉強するような優秀な学生ではなく、偏差値も通信簿も平均を少し上回るぐらいで、これといって取り柄もありませんでした。しかしながら、興味のある分野の勉強の継続は大事だと思っていました。1日1時間半から2時間の勉強を続けるだけで、5~10年たてば相当な勉強量になるからです。

大学受験の時も、1日5時間以上も勉強を続けることができる同級生を尊敬する目で見ていました。理系の大学を目指す学生の勉強量は相当なものです。ぼく自身は大学受験の追い込みの時期で、ようやく4~5時間の勉強時間です。受験が終われば、1日1時間半の勉強に戻ってしまいました。

主要5科目の中で得意だったのは英語のみだったのですが、大学生の時にアルバイトでお金を貯めて英国に留学して、人生が大きく変わりました。日本人は会話が苦手なので、ぼくは会話に重点を置いて自分の語学力を伸ばそうと思いました。学校ではヨーロッパ人の友達とたくさん話をして、学校が終わってホームステイ先の家に帰ると、暗くなるまでホストファミリーの子供たちと遊んでいました。

正しい文法で文章を構成してその上に単語を乗せるのですから、慣れるまでに少し時間がかかりました。でも、3~4ヶ月たつと口から単語が出てくるようになりました。現地の学校の他の日本人は、よく日本人同士で群れていましたが、ぼくはいつもイギリス人やヨーロッパ人の友人たちと街の中をぶらついて楽しんでいました。

いつも英語の中で生活していたので、少ない日本人の中では、ぼくの語学力の伸びがもっとも大きかったです。英語ばかりの生活で半年たつと、電話で両親と話す時でさえ日本語が出てこなくなりました。母国語でも使わないと衰えていくのが分かりました。ぼくは感情表現を顔に出す数少ない日本人だったので、イギリス人の先生方には好かれていたと思います。

ぼくは大学卒業後にアメリカに2年間駐在しました。その後、ポルトガル語の習得のためにブラジルのサンパウロに留学し、比較的に短期間で2ヶ国語を話せるようになりました。世界中に多くの友人ができてとても充実した留学と駐在の日々でした。

技能の重要性

ぼくは数学が得意な人間ではありません。技能習得のための多くの分野で高度な数学の知識が必要になるのは事実です。しかし、語学が得意な学生なら情報工学を勉強してコンピュータ言語を理解することができます。英語の構文の習得は、プログラミングの構文の作成にも役立てることができます。

ぼくは決して勉強好きな人間でもありません。しかしながら、大学入学後も就職後も時間があれば1時間半から2時間勉強を続けました。だからこそ今の自分があるのだと思います。大学入学後に多くの同級生、特に文系の大学に進んだ同級生が勉強を止めてしまいました。彼らは人生の中で大きな間違いを犯したことに気がつかなかったのです。

誰でも社会人になりメーカーに就職すると、特殊技能の必要性を痛感するようになります。日本の社会では、物を作る生産に関与する部署が社内でも重宝されます。技師の再就職が簡単な理由はここにあります。その反対に、有名大学を卒業しても語学も中途半端で技能のない人は、リストラされると再就職はとても難しいです。

ぼくの生徒たち

小学生でも優秀な生徒には、一時帰国させて英検の準1級の受験を勧めています。ほとんど一度で合格してくれます。ぼくの生徒たちは遅くても中学3年生の学年、Year10やgrade9で2級は合格してくれます。中学生レベルの基礎的な文法の構文上に難度の高い単語を乗せて、高度な内容と正しい文章が作れるように教えています。

ぼくのインター校の生徒たちは、小学生の高学年から中学生が多く、ほとんどがNIST、RIS、Anglo Singaporeなどの進学校に通っています。もちろんふつうのレベルのインター校の学生もいるのですが、みんなよく勉強してくれます。類は友を呼ぶの諺通り、ぼくの周りには優秀な学生や同僚が集まってくれます。

ぼくの生徒の友達もほとんどがネイティブレベルの外国人で、毎日正確な英語使って遊んだり、イギリス人やアメリカ人の授業を受けているので、自然に流暢な英語が身についていくのです。毎日同じ教室にいながら外国人のクラスメイトと話をすることもなく、日本人だけで群れてしまう他の生徒とは異なります。

自分の生活の管理ができなくて勉強しない学生には塾を勧めています。みんなと一緒ならやる気が出てくれるかもしれないからです。帰国子女枠を使ってどこかの文系の大学に合格できればよいのであれば、2級を少し超えるレベルが目標になるので、日本人のインター生が多く通っている塾での勉強で十分だと思います。

最近は隣の子が通っているからという理由で、自分の子供をインター校に行かせる家庭もあるようです。しかしながら、ふつうの平均的な日本人学校の学生であれば、ぼくはバンコク日本人学校や如水館を勧めます。自分の能力以上の無理をさせても良い結果が出ることはほとんどありません。

ハイスクールに進学しても、本人の語学力が低すぎて数学や理科などの科目にそれぞれ家庭教師を雇ったり塾に行かせて大変な状況に陥っている学生もたくさんいます。インター校生活を楽しむ余裕もなく、表情も暗く沈んでいます。だから、インター校編入には本人の能力や意思をよく考慮してください。

ぼくの生徒のほとんどがハイスクールに進学する時、すでに英語は上級のレベルで大学受験の英語の試験は問題がないので、理数の科目に重点を置いて勉強をさせています。数学や物理のテキストの英文の内容が理解できれば、日本人にとっては難しいレベルではないと思います。

やはり家庭教師、特にインター生相手の家庭教師は、恵まれた家庭で育てられるエリートを養成するための特別な存在だと思います。

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2015年1月17日 土曜日
学校にはイジメに対処できない気の弱い先生もたくさんいます

学校の先生の中にも気の弱い人や他人とのトラブルが苦手な人もたくさんいます。学生の時にクラス内のイジメを見て見ぬふりをしたり、自分がイジメられるのが怖くてイジメる側についていた人が学校の教師になっていることもよくあります。こんな先生に助けを求め続けても時間の無駄です。

学校の職員室全体がこんな雰囲気に覆われていたら、イジメがあってもクラス内の生徒だけでなく、先生たちも見て見ぬふりです。とにかく自分の保身を考えて責任を逃れるために、知らぬ存ぜぬで口をふさいでしまいます。真実が公になることなく闇へ葬られてしまいます。

イジメがなぜ卑怯なことかというと、抵抗できない弱いものを集団でイジメて、自分たちの憂さ晴らしのために、生贄のヤギにするからです。わたしのように拳を振り上げて真正面から刃向かってくるような人間を絶対に選びません。自分より弱くて抵抗しない人間を選ぶのです。

学校がイジメを見て見ぬふりをする場合の対処は、

1、無理をして登校させずに速やかに休ませる。

2、気落ちして精神的に参っている子供に「なぜ、学校にいけないの。」などと罵声を浴びせない。

3、転校する用意をさせる。不登校の学生のための単位制の学校などを探す。

イジメがあっても何もしてくれない学校や先生と話をするだけ時間の無駄です。このような場合、子供たちを助けられるのは親のみです。社会には、イジメに合った人に手を差し伸べてくれる組織や団体がありますから、ぐずぐずせずに行動に移ってください。カウンセリングなども、根本的なイジメの解決にはまったく役に立ちません。

現在、都道府県には、公立、私立を含めて最低でも2~3校は、不登校の学生のための単位制の高校があります。くれぐれも親の見栄や世間体で自分の子供を見捨てるするようなことだけは止めてください。

もしも、あなたがイジメに遭って転校先を考えているなら、お勧めの学校があります。クラーク記念国際高校は、日本全国に多くのキャンパスを抱えています。あなたの住んでいる町の近くにもあると思います。寮が併設されているところもあります。

ぼくの3年前の生徒でイジメにあった男の子が、ここで新しい友達をつくり、楽しい学校生活を送りました。この学校では、イジメに遭ったり、登校拒否になったり、学習障害のある生徒にも優しく接してくれます。勇気を出して、一度見学に行ってください。あなたにとって新しい景色が見えると思います。

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2015年1月2日 金曜日
人間らしく生きる人生を求めて

団塊の世代の方々

ぼくは高校生の頃、終電に乗り合わせた当時の中年男性のくたくたに疲れて眠りこける姿を見かけました。日本の会社員はこんなにもぼろぼろになるまで働かされるのかと思うとぞっとしました。これが60歳の定年まで続くのですから地獄のような人生だと思いました。

社会人になってアメリカでプラント工事に従事していた時も、夜遅くまで働かされることもありました。当時の上司たちはいわゆる団塊の世代の方々で、何でも根性や信念で何とかなると考えるようなアナログ思考だったので、現地のアメリカの労働組合と労働時間のことで摩擦が起きることもよくありました。

団塊の世代の熱血根性論をアメリカ人労働者に押しつけて長時間働かせようとしても無駄なことでした。彼らはサービス残業の概念なんて理解しません。ぼくはアメリカ人労働者には定時の間にしっかり働いてもらえばよい、日本と比べて7~8割の出来栄えでよいと考えていました。結局、無理な精神論で工期が大幅に遅れてしまいました。

団塊の世代の方々には、アメリカ人は日本人のサービス残業や滅私奉公などの概念など理解できないことが分かっていなかったのです。仕事とは苦労を伴うものとか、人生とは辛いものだとか、どうしてこの世代の方々は物事をネガティブにしか捉えることしかできないのかぼくには理解できませんでした。

社内で重宝される人材

ぼくは、基本的に仕事は定時内に終わらせるものだと考えます。一生懸命朝の9時から夕方の6時まで働けばけっこう疲れます。同僚と仕事や顧客の情報をデータベースで共有し、重複するような仕事内容は時間をかけずに合理的に処理して無駄を省くべきです。定時以後も事務所に残り、だらだらと書類に目を通すなど時間の無駄に思えます。

有名大学を卒業しても、文系の学部の出身で語学力も中途半端で技術もない人は、国内外の営業に従事することになります。毎月販売ノルマを課せられて、目標額に届かなければ上司から叱責され部署内の評価も下がります。顧客の接待などで帰りが遅くなることもよくあります。ゴルフで休日出勤も覚悟しなければなりません。

貿易や海外事業部と呼ばれる部署で必要とされる語学力も英検の2級から準1級のレベルです。アメリカやイギリスからの帰国子女や留学経験者が満足するような仕事ではありません。ひたすら輸出入に関するインボイスやその他の書類の作成に没頭することになります。

しかしながら、日本では多くの人が何か物を生産するメーカーに就職することになります。物を作るメーカーでは、工場の生産管理などの部署で生産効率を上げることができる人材が重宝されます。生産ラインの各セクションの機械の稼働率を上げることも求められます。

情報工学、ITと呼ばれる分野の知識がここで役に立ちます。理工学部などの理系の学部の出身の方々は、開発や生産現場で即戦力の人材として期待され雇用されます。そして、海外の生産拠点において外国人との共同作業では、彼らに専門技術を教える英語と知識が必要になります。

独立して生きること

ぼくは30代半ばまで会社員として働いてもう十分だと思い、それ以後は独立して働くようになりました。自分の時間が持てるようになり、インターネット上で情報工学のコンピュータ言語を学び始めました。語学力だけでは生計が十分に成り立たないので、特定の分野で確固たる技術を習得する必要があったのです。

ぼくの両親はふつうの日本人で、特に母親はひたすらに耐えて人生を送れとしか言えない人でした。ぼくはそんなことはまっぴらごめんだと高校生の時に思ったのです。家と会社を往復するだけの人生などぼくには考えられないことでした。人間らしい充実した人生を送るには、国際社会で通用する英語と専門技術や知識が必要でした。

だから、ぼくの生徒たちにはアメリカ人やヨーロッパ人と対等に渡り合うレベルの英語と専門技術の習得を促すのです。将来自分で独立できる、企業から求められる、他人から必要とされる、そんな人材に自分の生徒たちを育てたいのです。

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