maple

日記の目次 2017年

興味のある項目をクリックしてください。そこへジャンプします。

47 前川君を Spasso で、ロベルトに紹介
46 塾の経営を含む各種店舗や会社運営の難しさ
45 家庭教師の本音
44 ロベルトのレストランで久々の食事
43 バンコクの底辺で生きる人
42 経営戦略の見直しが必要とされる郊外のインター校
41 親が頼りにならないなら、自分自身で強くなるしかない
40 やられたらやり返す - それが世界の常識
39 いじめの問題 - 学校に期待するのは間違い
38 成績の中と上の間は、居心地がよい
37 ペットロス - 家族を失うような悲しみ
36 人生に成功する人と失敗する人
35 なぜ、あなたは、強さを学ばないのですか
34 運動と健康の大切さ
33 バンコクの家庭教師の現実
32 優秀な家庭教師を紹介するボランティアのサービス
31 パソコンの USB を差し込むだけで音楽が聴けるカーステレオ
30 歯磨き粉で車のすり傷を直す方法
29 スキン ケア クリニック
28 ゴミの分別収集
27 信用を失うこと - 自分の意志をはっきり伝えるべき
26 ぼくのペット - 16歳になる老犬
25 ロベルトの新しい職場(2)
24 新入社員のときに上司に言われたこと - 「英語しかできないバカになるな!」
23 編入が難しくなりつつある人気のあるインター校
22 新聞、テレビなどの旧メディアの凋落
21 ぼくのお気に入りのタイ料理店 - イムチャン
20 ぼくの日本人の生徒(2)
19 便利な小英英辞典
18 ぼくの日本人の生徒(1)
17 自分自身のことがもっとも情けない奴だと思った日
16 日本の教師は働かされ過ぎ
15 ぼくの外国人の生徒 - Luar(2)
14 ぼくの外国人の生徒 - Luar
13 大学の学部の選択
12 就職及び会社の選択
11 ロベルトの新しい職場(1)
10 家庭教師の同僚
09 やる気を引き出す方法
08 マーケティングの変更
07 LPガスで走るぼくの車
06 営業を成功させる方法
05 新入社員だったときの上司との会話
04 厳しい社会を生きていくには技能が必要、それが本当の教育
03 語学力を保つためのもっとも効果的な単語帳の暗記
02 エリート教育
01 来るものは拒まず、去るものは追わず、何事もほどほどにマイペース

2017年12月29日(金)
前川君を Spasso で、ロベルトに紹介

Spasso 20171229-2

今日は、午後1時に、前川君と Spasso で、待ち合わせをして、ロベルトに紹介しました。彼にロベルトの手料理の食事を楽しんでもらうために、足を運んでもらいました。

食べ放題のランチなので、ぼくの目の前のお皿の上には、たくさんの料理が盛られていました。隣の彼のお皿の上も同様でした。

ぼくは、3食分ぐらいは、お腹の中に入れました。彼もたくさん食べてくれたので、ロベルトのつくった料理を楽しんでくれたようです。

ぼくたち二人が、これ以上食べられないぐらい、豪華な食事をお腹の中に入れたのに、請求金額は、申し訳ないぐらいに少なかったです。

若くて優秀な、将来性のある人と知り合いになると、このように食事を楽しんでもらいます。ぼくが彼と同じぐらいの年齢の頃に、アメリカやブラジルで、多くの人に助けてもらいました。

彼らから受けたたくさんの親切を、ぼくも誰かほかの人に返したいのです。当時、彼らから受けた親切が大きすぎて、まだまだ十分に返しきれていません。

数日前に、ぼくのホームページで、前川君のことを紹介したのですが、すでに、二人のインター生の子供を持つ保護者の方から、家庭教師の依頼があったそうです。

ロベルトや前川君のような将来性のある若い人の夢が、実現していくのを見るのは、自分のことのようにうれしいです。これからも、人との縁を、大事にしていきたいと思います。

目次トップへ

2017年12月22日(金)
塾の経営を含む各種店舗や会社運営の難しさ

ぼくは、海外で25年以上住み、バンコクだけでも15年以上住んでいます。人生の半分以上を海外で暮らしています。日本語以外に、英語やポルトガル語も理解し、日常会話のレベルでは、タイ語も話します。

バンコクでは、15年前に知り合った日本人の店舗や会社の経営者の中で、今でも利益を出して、ビジネスを成り立たせているのは、ほんの数人です。非常に多くの起業主の方々が、数ヶ月、または、数年で自分の店や会社を閉めています。

成功する人よりも、圧倒的に失敗する人のほうが多いのです。特に、近年、バンコクの商業向けの家賃が高くなっています。スクンビットは、外国人向けの賃貸で、タイ人が金を稼ぐ、特殊な地域なので、バンコクの平均的な家賃よりも異常に高額です。

スクンビットはタイ人が外国人相手にお金を儲ける地域

しかしながら、スクンビットで日本人を対象にビジネスを営む経営者は、さらに高くなる家賃を払い続けなければならず、頭を悩ませているのが実情です。インター生相手の塾も、ここ数年で多くなり、生徒の獲得に懸命になっています。

その反面、優秀で経験のあるインター生対象の家庭教師であれば、日本人学校の生徒に比べて高い授業料を払ってもらって、長期間教えることができるので、生活も安定します。スケジュールも自分の好きなように組むことができます。

ただし、生徒を集めるのが苦手な人に、家庭教師はなりえません。塾の経営の場合、家賃やその他の出費を捻出するために、少しでも多くの生徒を抱え、少しでも長い時間を教えなければなりません。勉強嫌いの生徒も受けなくてはなりません。

このような生徒が多くいて、長期間に渡って教え続けることになると、精神的に疲れがたまり、気だるさを感じるようになります。ぼくが塾で教えないのは、やる気のない生徒の授業を拒否できないからです。

人生は賢く生きるべき

ぼくの場合、スクンビット内での移動は、自分で車を運転するので、雨が降っても関係なく、2台の車を気分に応じて、使い分けています。時間やお金に余裕があると、仕事や生活にもゆとりができます。

先日も、若くて才能のある人と話し合う機会がありました。英語で書かれたテキストを用いて、数学、物理、化学、生物を教えることができる、類まれな頭脳の持ち主でした。

英語に問題がなく、理数科目全般が得意なので、ぼくは彼にコンピュータ言語の勉強を勧めました。ぼくのアドバイスの中で、彼にとって有益な情報があると、すばやくメモを取っていました。優秀な人は、貴重な情報にも、とても敏感です。

専門知識を習得するために、大学卒業後も勉強を続けることは、とても大切なことです。若い知人には、勉強を続けながら、まじめに働いてお金を貯めて、自分の将来のために投資をするようにアドバイスしています。

若い時に、遊びや異性とのつき合いで、あまりにもたくさんのお金や時間を浪費してしまうと、イソップ童話の「アリとキリギリス」のキリギリスのような人生を送ることになります。人生は賢く生きるべきです。後悔先に立たずです。

目次トップへ

2017年12月17日(月)
家庭教師の本音

ぼくがなぜ、やる気のあるインター生のみ、もしくは、インター後編入を真剣に考える日本人学校の生徒のみ、家庭教師を引き受ける理由は、やりがいと使命感に尽きます。誰でも編入できるインター校を除き、まともなインター校の本科で学ぶことは、たいへんなことです。

スクンビット内のブリティッシュスクールに編入するには、すでに基本的な英文法を理解できていることが求められます。編入できても、いきなり本科で学ぶことは不可能なので、ESL(EAL)で語学力を鍛えることになります。

しかしながら、現実的には、ESL(EAL)の授業のみでは、半年から一年の短期間で、本科に編入させるのも、ほぼ不可能です。そこで、われわれ、インター生専門の家庭教師が雇われることになります。

例えば、ぼくの学習指導では、日本人学校から編入の生徒には、最初の2年間、毎日単語の暗記と文法の学習を、1時間から1時間半ぐらい、学校から家に帰ってくると、最初にする最優先事項とします。

まともなインター校で求められる語学力

Textbook 20171217-1

ハイスクール入学前に使用するテキスト

ぼくの生徒たちが、ふつうの日本人にはない、圧倒的な語彙力と精度の高い文法力を身につけるのは、これが理由です。ぼくの生徒なら、小学生でも英検の2級ぐらい簡単に取得してしまいます。

ハイスクールに入学する前には、最低でも、英検準1級の単語帳のすべての単語を暗記させます。文法においては、大学受験の参考書及び問題集の内容を徹底的に理解させます。

日本では、英語が得意な学生が、中学と高校の6年間を費やして英検の2級を取得するのですが、ぼくの生徒たちは小学生でも1~2年の間に、2級など取得して、ハイスクール入学前には、準1級の学力レベルをはるかに超えています。

ぼくの生徒たちには、ふつうの日本人学校の学生の3倍から6倍の速さで、授業を進めることになります。これが、まともなインター校で学ぶ生徒たちに必要とされる語学力です。

やる気のない生徒は受けない理由

バンコクのインター校のありのままの姿を掲載した、ぼくのホームページを見て、連絡をくれる保護者や生徒の方々のほとんどは、勉強熱心でまじめな人です。

ぼくは家庭教師を引き受ける時に、たとえ小学生が相手でも、生徒本人にやる気があるかどうか確認します。ぼくの授業を手伝ってくれる同僚の方々に対しても、やる気のない生徒を紹介することができません。

われわれ家庭教師にとって、やる気のない生徒を教えるほど、苦痛なことはありません。ぼくは連絡をもらっても、やる気のない生徒には、塾で勉強することを勧めます。

誰でも編入できるインター校に通う生徒が集うような塾は別にして、まともなインター生を対象にした塾であれば、最低でもこれぐらいやらないとまずいということを認識してもらいたいからです。

高度な語学力を養うには、特別な学習方法が必要

当たり前のことですが、適当な英語の勉強方法や勉強時間では、まともなインター校の本科で、授業を理解する、高度な語学力など身につきません。ふつうの人が努力しても、持てない能力を養うことは、容易なことではありません。

本音でいえば、インター校編入を軽く考えているような、物事の重要性を認識できない人を相手にするのは、われわれにとって時間の浪費にすぎません。まともなインター生にとって、英語などできて当たり前のことです。

日本人学校の生徒の保護者の方々から、家庭教師の依頼があった場合は、日本人学校の生徒を対象にした家庭教師をご紹介しています。同じ英語の教育でも、日本人学校とインター校では、まったく別物です。

やる気のある生徒の語学力を飛躍的に伸ばすのが、われわれ、インター生専門の家庭教師の仕事です。それができなければ、われわれの存在意義などなく、必要とされる理由はありません。自戒の意味も込めて、その道のプロなら、できて当たり前のことだと思っています。

目次トップへ

2017年12月11日(月)
ロベルトのレストランで久々の食事

Spasso 2 Spasso 3 Spasso 5 Roberto Roberto Andy 2 Roberto Andy 1

ぼく自身、バンコクでそこそこ小さな事業を運営できて暮らせてありがたく思っているのですが、イタリア人の友人のロベルトの出世は、すでに大きな成功と言えるものです。

中学卒業後に単身でイタリアからフランスに渡り、現地のフランス料理店で、住み込みで皿洗いの見習いから始めて、今では、まだ20代の年齢で、Grand Hyatt のイタリア料理店、Spasso のシェフ長です。

前の職場から引き抜かれて、給料も2倍になり、福利厚生も充実しました。二人の子供をインター校に入学させ、大きな家を建て、それでも余裕で暮らせていけます。ぼくには、彼の成功が、自分のことのように、とてもうれしいです。

10月には、京都の Hyatt に研修で10日間滞在して、仕事熱心な新しい日本人の知人もできたそうです。今日は久しぶりに彼に会いに Spasso を訪れたのですが、ビュッフェに加えて、美味しいピザまで焼いてくれました。

いつも一流のイタリア料理を無料で食べさせてもらうのはわるいから、今日ぐらいは払わせてくれと言ったら、友達がせっかく訪ねてくれたのだから、お金はもらえないよと言われ、今日もタダで美味しくいただくことになってしまいました。

ぼく(Andy)の知り合いだとロベルトに言ってくれれば、20~30%ぐらい、請求額から割り引いてくれるので、ぼくの生徒のご家庭の方々は、彼のレストランで食事を楽しんでください。

目次トップへ

2017年12月5日(火)
バンコクの底辺で生きる人

このバンコクには、一代で巨大な財を成した人をはじめとして、その下にメーカーや商社の駐在員、サプライヤーの駐在員、管理職の現地採用者、われわれのような小規模事業主と続く様々な社会構造の中で、多くの日本人が生活しています。

もちろん、階級組織のピラミッドは、さらに下に行くほど広がっていき、底辺に属する人が数多く存在します。専門技術知識や語学力もない、いわゆる、ふつうの人がバンコクで仕事を探しても、自動車メーカーや総合商社などの企業での採用は難しいと思います。

メーカーへの部品サプライヤーであれば、少々の専門知識や経験があれば、就職も可能だと思います。しかしながら、大卒、短大卒、専門学校卒でも、手に職がない多くの女性が、あまりよい評判を聞かない、コールセンターなどで働くことに、驚かされます。

ここでは、週3日の就業でビザや労働許可書を発給してもらえるそうです。タイのインターの大学に通いながら、または、他の専門職に就くために、しばらくの間、お世話になる考え方であれば、それもよいのかもしれません。

ピラミッドの底辺

ただし、長い期間就業しても、キャリアを築くことになっていない職場は、できるだけ早く離れたほうがよいと思います。現実的には、身の置き場が他になく、どうしようもないといったほうがよいのかもしれません。

カオサンなどに、昔バッグパッカーと呼ばれた、典型的な東南アジアの浮浪滞在者も数多くいます。日本で一定期間工場などで働いて、身銭を稼いで貯めて、そのお金がなくなるまで、1~2年間安宿にだらだらと泊まり続けます。

お金がなくなれば、日本に帰り、再度お金を貯めて、また、タイに戻って来るそうです。近年、この類の方々は、タイ北部のチェンマイや、さらに物価の安いカンボジアやベトナムに移動しているようです。

日本国内で自分たちが置かれた、目の前の厳しい現実から逃避して、海外で一時的な享楽や怠慢に浸る生き方は、建設的なものではありません。遠くない将来、歳を重ねて体が動かなくなってきたら、どうするのでしょうか。

成功する意志を捨ててはいけない

ぼくなら、自分の将来のことをもっと真剣に考えて、バンコクで定職に就くための行動を起こします。部品サプライヤーや小メーカーでも、世界の市場の中で、その技術力が高く認められた企業も多くあります。

規模が小さな会社でも、従業員を大切に育ててくれる会社もあります。生産管理に従事する工場内の職場であれば、生産効率向上の知識を学ぶこともできます。身近にいる優秀な技術者から、学べることは多いのです。

書類選考や面接で数社から落とされても、根気強く就職活動を続けてください。すぐにあきらめる人に、チャンスは巡ってきません。自暴自棄になって、大切な自分の人生を簡単に捨ててしまうなんて、愚かなことです。

ぼく自身、ヨーロッパ人、日本人、タイ人など、優秀な人であれば、誰とでも知人になるのですが、ある程度、成功している人としか、長くつき合うことはことはありません。失敗し続ける人から、学ぶことは何もないからです。

成功したければ、成功した人とつき合うべき

ここバンコクにも、不幸なオーラを放っている人をよく見かけます。ぼくの周りにそのような人がいれば、自ら近づくことはありません。子供なら話は別で、助けようと思いますが、成人した大人であれば、本人の人生の成功や不幸は、本人の問題です。

ぼくは高校生の頃に、海外で自分の好きなことをして生計を立てることを夢に描いていました。それが現実のものとなり、若い頃から続けてきた努力が、ようやく報われました。途中であきらめていれば、小さくても成功した満足感を味わうことができませんでした。

この小さな成功を、少しでも多くの人と分かち合うために、生徒を集めるのが苦手な家庭教師の方々に、ボランティアとして、無料で生徒の紹介を続けています。希望や可能性を簡単に捨ててはいけない。あきらめれば、そこですべてが終わりです。

目次トップへ

2017年11月25日(土)
経営戦略の見直しが必要とされる郊外のインター校

郊外にあるインター校が、学生の確保に苦労しています。毎年ひどくなる交通渋滞のために、学生が学校から帰りのバスの中で、閉じ込められる時間が長くなっています。

授業終了後に、1時間の居残りをした場合、自宅のあるスクンビットに帰ってくるまで、帰りのバスの中で、2時間以上過ごすこともあります。特に、雨季の期間に渋滞は、さらに悪化します。

このために、インター校が校舎を拡張、又は、新設する場合、スクンビット近郊に所在地を選ぶケースが目立っています。St. Andrews soi 71 や PREP などの新校舎が良い例だと思います。

学生数を確保するために、スクンビット内、とりわけ、BTS の沿線に校舎を構えることが、とても重要になっています。校舎から最寄の BTS の駅まで、シャトルバスを運行しているインター校もあります。

これらのスクンビットにあるインター校とは反対に、郊外に所在地のあるインター校は、多くの学生数を確保するために、渋滞の対処を含め、経営戦略の見直しを迫られています。

目次トップへ

2017年11月20日(水)
親が頼りにならないなら、自分自身で強くなるしかない

特殊技能や専門知識も与えられることなく、格闘技などを修練したこともなく、社会に出た世の中のほとんどの人は、社会で生きていくのに、たいへん苦労することになります。

ぼくの父は、子育て、特に教育には、まったく関心がなかったので、まじめに勉強する大切さ、他人に対する優しさなどの行いを説かれた記憶がありません。

ぼくの母も、日本の社会では、ひたすら耐えて、自分の感情を殺して、上司に従うことを望むような、典型的な日本人の考え方を持っていました。

ぼくは、そのような、会社で飼われる家畜のような生き方を、定年を迎えるまでしたくないので、日本を離れたのです。欧米人のように、まともな人間としての生活を送りたかっただけなのです。

頼りない親が多すぎる

しかしながら、ぼくの両親は、日本の大部分の親がそうであるように、日本国内で人間らしい生活を送る方法や、外国で自由に生きる知識も技能も持ち合わせていませんでした。

ぼくが、子供の頃から心から欲していたものは、単なる学歴ではなく、社会で生きるための特殊技能や専門知識でした。格闘技も、もっと早く、子供の頃から習得できていれば、もっと役に立ったと思います。

親がこれらのことを自分の子供に教えることが理想だと思うのですが、世の中のほとんどの親にはそれができません。子供が一番必要としているものを与えることができないのです。

できることと言えば、まわりがそうするように、学習塾に通わせることぐらいです。それが間違いではありませんが、現代では、競争社会で生きていくために、もっと実利的な知識が求められています。

実用的な知識、技術、格闘技の習得の重要性

留学を含む実用的な英語、収入を得やすいいくつかのコンピュータ言語、いざという時に使える実践的な格闘技、などを身につけさせてやると、社会で生きていきやすいと思います。

高校では、数学、及び、理科の科目、物理、化学、生物の中から興味があるものを一つ選んで、勉強を続けることは、とても重要です。

可能であれば、理系の大学の学部や専門学校に進んで、徹底的に専門技術や知識を学んで、その分野で生計を立てられるようになることが大切です。

理科が得意でなければ、せめて、英語と数学で受験できる情報工学で、基礎的なコンピュータ言語を勉強して、ウエブサイトの設計などの、最低限のITの知識を身につけてください。

理数が非常に苦手な、典型的な文系の学生には、外国語学部をお勧め

日本国内の一般的な学生であれば、最低限、英検の準1級の取得が目標です。すでに英語が上級レベルにあるインター校出身の学生は、英語以外の外国語を専攻して、二つの外国語を操ることが目標です。

例えば、弁護士になるために法学部に進学する学生は別として、その他の文系の学部に、ぼくは存在意義を見つけることができません。国文学など専攻しても、国語の教師になる以外、仕事があるのでしょうか。

有名大学でも、文系の学部に進学して、貴重な4年間を遊びに費やせば、それからの自分の未来を捨てるようなものです。今の日本に、文系の大学の学部出身の、高学歴貧乏がどれだけたくさんいると思いますか。

インター校出身の人が、社会人になって、英語しか得意なものがないのも情けない話です。他の教科をもっと真剣に勉強する時間は、あったはずです。

大学や専門学校で、貴重な時間を無駄にしてはいけない

技能や語学力のない学生は、就職できても、飲食業やアパレル業のチェーン店などを含むサービス業や国内営業で、サービス残業だらけの、顧客の接待やくだらない書類の作成に没頭することになります。

このような職種の一部に組み込まれ、一度就職したら、資格取得のために、勉強する時間を持つことは、ほとんど不可能です。日々の雑務に追われる毎日です。だから、大学や専門学校でしっかり勉強することが大切です。

日本人が人間らしい生活を送ろうと思うなら、専門知識が必要になります。技術も知識も何もない人の人生は、とても苦しいものになります。後悔は先に立つことはありません。

親に頼れないのなら、自分自身の強い意志で、社会で生きていく力を、少しずつ蓄えていくしかないのです。ぼくは助けを求めてきた人を、助けることはできます。しかし、手を差し伸ばしてこない人を、助けることはできません。

目次トップへ

2017年11月5日(日)
やられたらやり返す - それが世界の常識

ぼくは若い頃に、イギリス、アメリカ、ブラジルなどに住んだので、外国人の社会の中で生活することに慣れています。英語とポルトガル語でのコミュニケーションには、ほとんど問題がないので、現地の彼らの社会の中に入ると、日本語をまったく話さなくなることもあります。

翻訳、通訳、われわれのような、インター生向けの家庭教師などの、語学の特殊分野で、専門の職種に就く人は、数年間の一定期間、外国人のコミュニティの中で、生活することになります。長い場合は、10年を超えることもあります。つまり、外国人と友人としてのつき合いができないような人には、なりえない職種です。

もちろん、感情表現が豊かで、喜怒哀楽の感情を分かりやすく、顔の表情に出す人が欧米人に好まれます。また、好奇心が旺盛で、外交的な性格の持ち主は、誰にでも好感を持たれます。その反対に、何を考えているのか分からないような、能面タイプの、典型的な日本人は好かれません。

欧米では、やられたらやり返すのが当たり前

子供や学生が生活するインター校の社会にも、欧米人の社会通念が、そのまま当てはまります。内気で語学のセンスのない子供や学生では、インター校の社会に馴染めません。インター校編入は、誰でも気軽にできるようなことではありません。家の近所の英会話教室に通うこととは違います。

例えば、ぼくが、アメリカの学校や会社で「サル」と呼ばれたとします。そうされれば、多くの日本人は、おどおどしながら、恥ずかしそうにうつむくことでしょう。ぼくなら、すぐに「ブタ」と言い返します。さらに言い返されたら、こちらもさらに、2倍、3倍にして、相手を怒らせるまで、「ブタ」と言い返し続けます。

「ブタ、デブ、ウンコ」のオンパレードで、徹底的に、相手の気持ちが萎えてしまうまで、躊躇なく言い返してやります。その結果、こいつを怒らせると厄介だと、相手から一目置かれることになります。ぼくは他の日本人のように卑屈な薄笑いも浮かべません。やられたら徹底的にやり返します。

海外では、英語は話せて当たり前

ぼくは根が楽観的なので、どうせ翌日には忘れています。外国人、特に欧米人の多くは、日本人のように根深く恨みを抱くことはありません。ぼくは自分が悪いことをしたら、すぐに謝ります。相手が謝ってきたら、すぐに水に流してしまいます。小さなことは気にしないのが、外国での生活の基本です。

欧米に住むのに慣れていない日本人の中には、人種差別に異常に過敏に反応する人がいます。いちいち小さなことを気にする必要などなく、いつも平常心でいればよいのです。海外では、人前でおどおどせずに、はっきり自分の主張ができるように、英語の語学力を鍛えておかねばなりません。

しかしながら、気が弱く、ケンカも弱く、内向的で、語学のセンスがない日本人が、外国で暮らすことは、お勧めしません。ぼくには、英語が話せないような人が、どうして外国で暮らしたがるのかも理解できません。ぼくのように、すでに若い頃に、日本の社会に興味を失った人は別にして。

目次トップへ

2017年10月29日(日)
いじめの問題 - 学校に期待するのは間違い

学校のクラス内で、長引くイジメがあった時、最良の対処法は、学校を休ませることです。そして、ぼくなら、転校を勧めます。最近は、イジメや家庭環境に問題のある生徒を対象にした、単位制・通信制の高校が各都道府県にあります。

子供を死に追いつめる、ほとんどの親や教師は、自分の世間体を気にして、むりやり登校させるのです。気の弱い親や教師は、現実から目を背け、見て見ぬふりをします。それどころか、自分よりさらに弱い立場で困っている自分自身の子供やクラスの生徒を、きびしい言葉でさらに追い込みます。

最終的に、逃げ場を失った子供や生徒は、ぎりぎりの状態に追い込まれてしまいます。弱い親や教師に子供や生徒は守れないのです。気の弱い親が、自分ではどうにもできないので、学校に訴え続けても、教師も気が弱くて、巻き込まれたくないと感じれば、イジメの問題は放置されることになります。

子供を正しく強く育てられない親

本来なら、親が子供を正しく強くなるように育てなければならないのですが、誰かと戦うことや困難に立ち向かうことを教えられることもなく育った、精神力が弱い子供たちは、いじめられると恐怖で動けなくなります。

五体満足で生まれてきた子供なら、正しく強く育てることができない親は失格だと思います。非難の矛先を学校や他人に責任を転嫁するなど、間違っています。

ぼく自身の母も、虚栄心ばかり強く、そのような一人でしたし、父は、かつて高校の柔道部の主将で、体も大きく強かったのですが、自分の子供を強く鍛えることには、まったく関心のない人でした。

その結果として、誰に頼ることもできなかったぼくは、自分自身で強くならなければならないと悟りました。勉強がよくできた両親でもなかったので、大学受験や留学も自分自身で何とかするしかありませんでした。

子供がまともに育たなかった責任は、100%親の責任です。言い訳して逃げたり、責任を誰かに転嫁するのは、卑怯です。少なくとも、学校の責任ではありません。親の弱さが子供を殺すのです。

海外では、やられたらやり返せ、それが基本

ぼくは、自分より弱い人をいじめてストレスを発散させる行為が理解できません。自分がされたら嫌なことを他人にすることができません。ぼくなら、自分が間違ったことをしたら、すぐに謝ってしまいます。そのほうが、気が楽だからです。

会社であろうと学校であろうと、イジメで他人を死に追い込むなど、そこまでする必要なんてないと思います。もし、ぼくがもう一度、会社員になって、明らかに必要のない上司からのパワハラや、同僚からのイジメなんて受けたら、黙って耐え続けるような、精神衛生上悪いようなことはしません。その場で躊躇せずに、そいつの金玉を蹴り潰します。

「自分からケンカを売ることは絶対にないが、やられたらやり返す。間違ったことをしたら、その場で素直に誤りを認めて謝る。」これが、海外で人生の半分以上を生きてきた、ぼくなりのプライドです。

目次トップへ

2017年10月26日(木)
成績の中と上の間は、居心地がよい

高校生の時、クラスで学級委員長の投票があると、ぼくが一番に選ばれることはなく、得票数はいつも上から4~5番目でした。

1~2番に選ばれるほどに人望はないのですが、班長にされていたことは、頻繁にあったと思います。クラスの同級生からは、手先が器用だと思われていました。

ぼくは、誰にでも公平に接して、相手が誰であろうと、良いことは良い、悪いことは悪い、とハッキリいう性格なので、一定の人数から、そこが評価してもらえていたのだと思います。

但し、多人数をまとめるようなことは、面倒くさいと思っていたので、当時のクラスの同級生たちも、委員長に選ぶ人をよく見ていたと思います。

ぼくの英語の成績のみは、いつも学年のトップクラスでしたが、興味のない学科は、適当にほどほどしか勉強しないので、5科目平均の成績は、中の上のレベルの学校の、中の上程度の成績でした。

大学受験も、推薦入試だったので、試験も英語と小論文のみで、当時は学費も非常に安くかったので、助かりました。

高校生の頃の一日の平均的な勉強時間も、2時間程度で、漫画やアニメが大好きな、帰宅部でした。成績の中と上の間は、居心地がよいと感じていました。

長所や得意な科目を徹底的に鍛えることの重要性

ぼくが高校生の時に、考え抜いて、捻り出した、仕事に困らない生き方は、平均的な東大生が持っていない特殊技能をいくつか身につけることでした。

ぼく個人に関しては、それらが、高校で興味を持った英語、大学で専攻したポルトガル語、社会人になってからインターネット上で無料で勉強した、情報工学で学ぶ、いくつかのコンピュータ言語でした。

ぼくの学習能力では、数学、理科、社会、国語などは、東大生の足元にも及びません。だから、ぼくは自分の長所、つまり、語学のみを徹底的に鍛えようと思いました。もちろん、英語のみでは、不十分なのは分かっていました。

ポルトガル語は、フランス語やドイツ語に比べて、発音や文法も簡単で身につけやすいのです。その上、日本国内の工場で働いているブラジル人の出稼ぎ労働者が多いので、必ず通訳の需要があります。

また、ポルトガル語を話す人材は、非常に少ないので、希少価値もあり、英語を武器にして仕事を探すよりも、比較的簡単に仕事が見つかるのです。それに引き換え、フランス語やドイツ語などは、日本国内での需要は、ほとんどありません。

日本の教育は、読解力と計算力を高めるだけの、ガラパゴス教育

ぼくは高校生の時に、古文や漢文をはじめ、自分が将来選ぶ仕事に、何の役にも立たない科目なんて、勉強する価値をまったく感じませんでした。無駄なことに時間を費やすことが、考えられませんでした。

日本の現在の学校教育は、いかに読解力と計算力を高めるだけの、ガラパゴス教育です。海外や国際社会で必要とされるのは、実用的な英語とコンピュータ言語を操る能力です。(将来メーカーに就職して、生産管理を勉強するためです。)

この二つが苦手な、国内の日本人学校で勉強している大部分の日本人、特に文系の学部で学ぶ大学生には、建設的な明るい未来が見えません。だから、ぼくはインター校で学ぶ、日本人インター生に期待するのです。

くれぐれも、インター校でハイスクールを卒業したなら、英語しかできないバカにはならないでくさい。可能なら、理系の大学に進学して、専門技術を学んで、実用的な知識を身につけてください。

少なくとも、ICT の授業で習う、ウエブサイトを設計するための html と css などの、基本的なコンピュータ言語を勉強して、最低限の特殊技能を習得して、堅実な未来をつかんでください。

目次トップへ

2017年10月22日(日)
ペットロス - 家族を失うような悲しみ

Jhonny 2 Lex 1

ペットロス、という言葉があるそうです。ペットを失って、まるで家族を失ったのように感じる喪失感のことです。

ぼくにとっては、祖父や祖母を失った時よりも、いつも身近にいる存在が無くなったことのほうが、悲しみが強いのです。

昨年の10月に、15年半ほど生きてくれた、バンコクで初めて買った犬が死にました。当時8匹いた犬のボスでした。

犬のブリーダーさんの家で、とても懐いてきたので、その場で購入しました。生まれて2ヶ月の当時は、毛が薄くて、見かけがよくなかったので、売れ残った犬でした。

ボス犬の子供たち

しかしながら、ボス犬の子供は、今でも元気に生きています。ボス犬の丸い目を受け継いだその子供は、毎日、ぼくのベッドの上で、一緒に寝ています。

そして、その子犬が、4年ほど前に、ボスの孫にあたる犬を2匹生んでくれました。その2匹も、毎日、ぼくの部屋で、寝起きを共にしています。上の写真の2匹です。

その2匹の名前は、ジョニーとレックスです。レックスは生後数ヶ月の間に、何度も死にかけたのですが、生き延びてくれました。今では、とても元気です。

ボス犬の子供たち

飼い犬が死んだ時は、近くのお寺で、火葬にしてもらって、灰を引き取りに行きます。焼却費用は、500バーツほどで、灰を集めてくれるタイ人のおじさんには、200バーツのチップを渡します。

大切な犬が死んだ時は、落ちこむのですが、第2世代や第3世代の子犬や孫犬が生きていてくれるので、悲しみを和らげてくれます。

ジョニーとレックスの兄弟は、いつも一緒に遊んでいます。仲の良い2匹を見ていると、若いことは、それだけで幸福なことだと思います。人間も動物も同じです。

目次トップへ

2017年10月15日(水)
人生に成功する人と失敗する人

ぼくはエリートインター生向けの家庭教師なので、ほとんどの生徒たちは、駐在員や事業主のご子息、ご令嬢なので、礼儀正しい上品な子供たちです。

恵まれた環境で、愛情を注がれて育った子供たちは、実のある知識を吸収して、知性を発達させ、良い方向へ成長していきます。

保護者の方々も教育熱心で、インター校やそこで学ぶインター生に関して、よい意味で、いろいろな疑問や質問を、投げかけてくれます。

生徒たちが努力家で、自らの意志で、机に向かって勉強してくれるので、教える我々家庭教師も、やりがいを感じます。

たいへんな日本の現状

ぼくはこれからも、やる気のあるインター生相手の家庭教師を続けていきたいと思いますが、学校で教師になろうなんて本気で考えたことはありません。なぜなら、現在の日本の公立の学校はたいへんなことになっているからです。

ぼくの生徒の一人のお母さんで、関西から来られた方がいるのですが、住んでいた町中にバツイチのお母さんが溢れているそうです。特殊技能も学歴もない人が多いので、一目で生活が苦しいのが分かるのだそうです。

正社員としてメーカーなどで雇ってもらえる、優秀なシングルマザーの人は極めて稀で、その中の多くの人は、コンビニやスーパーで時間給で賃金をもらって生活しているそうです。

このような貧しい家庭で育ち、ストレスや不満を抱えた子供たちが集まる学校は、様々な問題を抱えることになります。学校の先生方もたいへんです。

充実した人生を送る人、適当でふつうの人生を送る人、みじめな人生を送る人

成功して充実した人生を送る人、ふつうの家庭で適当な人生を送る人、みじめな人生を送る人の違いは、目的意識の違いだと思います。知識や実務経験の豊富な人は、人生の重要ポイントで正しい判断と選択をします。もちろん、毎日の勉強や努力も惜しみません。

成功してお金持ちになったことは、あくまで正しい努力を続けてきた人の行動の結果です。しかしながら、ふつうの人やみじめな人の多くは、成功した人の努力は無視して評価せず、嫉妬、妬み、ひがみなどの否定的な感情を抱きます。

ふつうの人は、何もかもが適当なのです。将来への明確な目標や計画もありません。毎日の目の前の生活の中で、だらだらと流されているだけです。必要程度に勉強して就職して、適当に恋愛して、本気で好きでもない相手と結婚して、簡単に離婚します。

みじめな人の人生は、適当な努力さえない、怠惰な生活の繰り返しです。常識や最低限の責任感もない人が目立ち、否定的な感情に支配されています。

人を見る目がない人は、成功しない

適当な人たちは、人を見る目がありません。その場限りの曖昧で適当な判断や選択で間違いを繰り返し、ふつうの人生が、さらに悪い、下り坂の方向へ転がり落ちていきます。ぼくはこのような他人の転落人生を数多く見てきました。

恋愛や結婚に関しても、成功する人生を送る多くの人は、とても慎重です。男女のつき合いにしても、結婚を考えないような、価値のない相手は選びません。誠実で堅実な人を選ぶのです。

根本的に人を見る目がない、増加傾向にある、何もできないふつうの人は、適当につき合って別れることを繰り返しながら、自分が犯す間違いに気づきません。

日本に住む多くの人は、この後者に属し、社会で歯車の一つとして扱われ、ストレスや不満がたまる人生を選択するのです。何もできない、ふつうでよい、が通用した時代は、インターネットがなかった昭和で終わりです。

ぼくは、どうせやってもできっこないと、愚痴ばかりこぼす人には、興味も関心もありません。大切な人生を、適当に送るような考え方が理解できません。なぜ、自分の夢や目標をかなえるために、努力しないのか分かりません。

目次トップへ

2017年10月11日(水)
なぜ、あなたは、強さを学ばないのですか

もし、ぼくが、小柄でなく、身長も高く、体格が大きな人だったなら、あえて格闘技など学ばなかったと思います。子供の頃のぼくは、絵を描いていれば、満足していた、生まれつきの平和主義者でした。

大学で、生意気だという理由で、上級生からビンタ(平手打ち)を受けて、正義感だけでは、世の中を渡ってはいけない、現実の冷酷さを学びました。

ぼくは実用主義者なので、若い頃にアルバイトでお金を貯めて、英語を勉強するために、イギリスに留学、ポルトガル語を勉強するために、ブラジルに留学しました。30歳で、必要な時に、暴力を他人にふるう人を殴り倒すために、格闘技を学びました。

物騒な表現ですが、自分の手を痛めない正しい人の殴り方や、あばら骨をへし折る蹴り方などを教えられました。それから、護身術として、ボールペンを使って、相手の目や喉を突き刺す方法も学びました。

ぼくのような体の小さい男や、一般的に男性よりひと回り体が小さい女性には、実用性があり、路上のケンカに巻きこまれたときに、身を守るために、すぐに使えるような格闘技を学ぶべきだと思います。

父親がこのようなことを子供に教えるのが、本来のあり方だと思うのですが、父親と言うべきなのか、世の中の男と言うべきなのか、あまりにも弱くなりすぎてしまいました。

だから、自分の生徒の中で、格闘技に興味のある人には、身を守るための、キックボクシングをベースとした護身術を教えています。ぼくのような小柄な人でも、練習によって、そこそこ強くなれることを知ってもらうと、生徒たちもやる気を出してくれます。

自分の身を守るぐらいの術は持ちなさい。暴漢に襲われて、家族を守らなければならない時は、迷わず、相手の目を潰しなさい。弱ければ、鍛えて、強くなりなさい。現在の日本人は、人間として大切な、恐怖に立ち向かう勇気を失いつつあります。

目次トップへ

2017年10月8日(日)
運動と健康の大切さ

バンコクに駐在している40代の会社員の多くが、学生時代と比べて大幅に体重が増加して、軽い肥満状態になっていると思います。

バンコクには、安くておいしい食べ物があふれているので、ついつい食べ過ぎになってしまいます。しかしながら、週に2回ぐらいの、軽い運動を続けていれば、標準的な体型は維持できると思います。

肥満のおそろしさに気づいていない人の多さ

ぼくのまわりの、明らかに肥満の状態になっている人は、糖尿病をはじめとして、いろいろな成人病に悩まされています。その中には、入退院を繰り返している人もいます。40代ですでに亡くなった人もいます。

日常業務に忙殺されて、スポーツや軽い運動する時間さえ持てない人は、自分の体をないがしろにしたツケが、いずれ近い将来、病気となって返ってくると思います。肥満のおそろしさに気づいていない人の多さに驚かされます。

女性よりも男性のほうが、肥満による成人病を引き起こしやすいようです。過食の原因のほとんどは、多すぎる仕事量や人間関係のわずらわしさを原因とする、ストレスによるものです。

体を動かす重要性

ぼくは現在も、週に2回ほど、軽いウエイトトレーニングを続けていますが、止めれば、あっという間に太ります。太って不必要な脂肪を体内に蓄えると、基本的な身体能力は、著しく低下します。

筋力の衰えは、瞬発力、持久力の低下につながり、最終的には、健康を害することになります。高齢になるにつれて、手足が細くなり、お腹が膨らみ続けて、見苦しい姿になります。

ぼくの生徒たち、とくに中学生や高校生の女子は、「太った中年はきもい!」とはっきり言ってくれるので、トレーニングのやる気を出させてくれます。日常生活の中でも、意図的に体を動かすことを意識しています。

自分の体に適したほどよいトレーニング

ぼくはふつうの人より骨が細くて小柄です。身長が 169cm なので、体重は 56~57kg ぐらいが理想です。現在のところ、若干超えている状態なので、週末に汗を流して、体重を減らそうと思っています。

適度なスポーツや運動は、気持ちのよいものです。ぼくはダンベルを使った、軽いウエイトトレーニングをお勧めします。筋力や新陳代謝の維持には最適です。場所をとることもなく、トレーニング時間も短くてすみます。

健康を害すれば、生きる気力も仕事に対する気力もなくなっていきます。そうなると、日常生活を維持することができなくなります。体も頭もほどよく使って、健康な状態を長く保ちたいと思います。

40歳を過ぎれば、若いとは言えません。大切な自分の体の健康の維持ぐらい、真剣に考えるべきです。暴飲暴食しても、新陳代謝が補ってくれるのは、若い時だけです。

目次トップへ

2017年10月2日(月)
バンコクの家庭教師の現実

バンコクにいる家庭教師の現実を、少しだけ話しておきたいと思います。ぼくのもとには、ときおり、家庭教師をやってみたい人や仲間に入りたいと考える人とから、履歴書が送られてきます。

有名な大学を出て、自分の学歴に自信を持っている人がほとんどです。しかしながら、実際に独立して、家庭教師として授業を行って、授業料をもらって、生計を立てていくには、超えなくてはならない、いくつかの条件があります。

家庭教師としての資質 - いくつかの条件

1、インター生を教えられるほどに英語の語学力が優れていなければならない。少なくとも、ミドルスクールやハイスクールの、英語や社会などの文系の科目のテキストを読んで理解できる能力が求められます。

2、英語だけでなく、インター校で教えられる理系の科目、数学、理科、ICT(コンピュータ関連)などに対応できる能力があれば、さらに貴重な人材とみなされ、家庭教師の依頼も大幅に多くなります。

3、インターネット上で、自分のホームページやブログを立ち上げて、多くの人の目に触れる機会をつくり、自分が行う授業の広告宣伝をする必要があります。

4、家庭教師として、長期に渡る経験があり、教え方がうまく、授業に熱意が感じられることは、当然のこととして求められます。

英語以外の科目も教えられる家庭教師の需要は非常に高い

インター生には、インター生専門の家庭教師が必要、と考えてくれる保護者の方々が多くいるので、それだけ需要があります。英語だけでなく、数学、理科、ICTなどのコンピュータ関連の科目を教えることができると、さらに依頼が多くなります。

長期の海外留学の経験がない人でも、数学や理科が得意で、英語のテキストを読みなれて、ハイスクールの生徒を対象にして、教えている家庭教師の人もいます。自分の得意分野に特化して教えることもよいアイデアだと思います。

数学や理科が得意な人は、英文のテキストを読み慣れてくると、テキストの内容が以外に簡単なことが分かってきます。主に日本人の学生を対象にした授業ですから、日本語で内容を説明すればよいのです。

日本人学校の生徒のみ対象の家庭教師として生計を立てるのはきつい

逆に、日本での学歴がいかに高くても、英語の語学力が不十分で、インター生を相手に教えることができない人は、収入が安定しないので、学習塾で雇われたほうがよいと思います。

今から10~15年ぐらい前は、かなりたくさんの家庭教師がバンコクにいました。ところが、その後、リーマンショック、少子化による中学受験者の激減、ビザ取得の厳格化、インター校編入のブームなどの要因で、多くの家庭教師が姿を消しました。

日本人学校の生徒のみを対象にすると、学習塾や予備校を相手に、サービスと授業料のガチンコの競争になるので、家庭教師として生計を立てるのは、きついのが現状です。あえて独立して家庭教師になることは、お勧めしません。

現実的な問題なのですが、元学校の教師、元塾の講師、の経歴を持つ家庭教師の方々には、上記の条件3、つまり、広告宣伝が得意でない人が多いので、無料の家庭教師の紹介のサービスを数年前に始めました。

目次トップへ

2017年9月29日(金)
優秀な家庭教師を紹介するボランティアのサービス

ぼく自身の本来の仕事は、インター生を対象とする家庭教師です。しかしながら、インター校の情報に関するメールでの質問のほうが、はるかに多く、カウンセラーのような状態です。

バンコクのインター校に関する情報の提供や学校訪問の予約の無料サービス

おそらく、バンコク各地のインター校を毎月訪問して、各インター校の編入担当者から、直接話を聞いて、確かな情報を収集しているのは、バンコクには、ぼく以外誰もいないと思います。

日本からバンコクのインター校に国際電話をかけても、話が通じない時や、インター校の担当者が席を外している場合もあります。メールの返信が一週間以上ないこともあります。

このような場合は、ぼくが代わりに、訪問希望のインター校に予約を入れることもあります。わずらわしいことですが、誰かが、このようなことに対応しなければならないのだと思います。

もちろん、無料のボランティア活動の一つです。

無料で家庭教師を紹介する理由

塾からの派遣という形で、このようなサービスを行っているところがあるのは聞いているのですが、塾が紹介料、または、仲介料を上乗せして、生徒の家庭に請求していると思います。

ぼくは必要以上の経費を各家庭の家計の負担にしてもらいたくありません。また、派遣されている家庭教師も他人に使われているような、嫌な感じがすると思います。

バブルの時代のように、他人を利用して金を稼ぐようなことは、間違ったことだと思います。ぼくは基本的に自分がされて嫌なことを他人にすることができません。

ぼくが家庭教師の同僚を紹介しても、生徒の家庭との間に入らないのは、これが理由です。

家庭教師の仲間たち

正直なところ、バンコクの家庭教師や塾の講師にも、毎週末に風俗で遊んだり、豪華な外食や水商売の女性に無駄遣いばかりして、40歳を過ぎて貯金が100万バーツもないような人もたくさんいます。

中には、自尊心ばかり大きすぎて、人に教えることを学ぼうとしない人もいます。お金だけが目的で、人間としてまともな心を持ち合わせていない人もいます。

ぼくの家庭教師の仲間は、そのようなことはなく、しっかり授業を行ってくれます。まともで常識がある人とは、仕事仲間として、長くつき合うことができます。

人生の設計

人間には、衣食住足りて礼節を知るという諺があてはまると思います。しっかり働いて、稼いで、お金を貯めて、自分の将来のために有効に使ってほしいと思います。

ぼくは自分自身だけでなく、家庭教師の仲間にも、車や小さな家、または、コンドミニアムを持って、楽な暮らしをしてもらいたいと思います。家族がいる人や彼女がいる人には、幸せな家庭も築いてもらいたいと思います。

人間の一生は、まじめに生きて、さらに、充実したものであれば、幸せなものだと言えます。しっかり勉強して働いて、休んで楽しんで、そんな人生を送りたいと思います。

目次トップへ

2017年9月23日(土)
パソコンの USB を差し込むだけで音楽が聴けるカーステレオ

Car Stereo 1 Car Stereo 2 Car Stereo 3 Car Stereo 4

古いカーステが壊れて、CD が聴けなくなっていたので、先日、家の近所で、新しい物を購入しました。最近のカーステレオは、とても使いやすく、便利になっています。

スマホやパソコンの USB を使って音楽が聴けるのです。もちろん、CD でも聴けるのですが、USB のほうが耐震性も強く、数百~数万の曲を収納できるので、はるかに便利です。

CD Player 本体が3000バーツで、日産マーチ専用の収納ボックスが1500バーツ、合計で4500バーツでした。メーカーは Pioneer で、型式は DEH-S1050UB です。

ぼくはパソコン内に集めた video mp4 形式のビデオファイルや CD から audio mp3 に変換して、USB に自分の気に入った曲をたくさん入れています。ドライブがさらに楽しくなりました。

目次トップへ

2017年9月17日(日)
歯磨き粉で車のすり傷を直す方法

March 1 March 2 March 3 March 4 March 5 March 6 March 7 March 8 March 9 March 10

歯磨き粉で車の塗装のすり傷を直す方法を You tube で見つけて、自分の車で試してみました。

確かに歯磨き粉で、擦り傷やひっかき傷が薄くなりました。その後、HomePro にて580バーツで購入した Carretex の Scratch Remover を使って、さらに塗装の表面を滑らかにしました。

傷もほとんど目立たなくなり、2500~3000バーツでフロント部分を全塗装するよりかなり安くついたので成功だと言えそうです。

こちらが You tube で見つけたサイトで、とても参考になりました。あくまで自己責任でやってみてください。

目次トップへ

2017年9月7日(火)
スキン ケア クリニック

Skin Care Clinic

ぼくは若い頃からニキビに悩まされ、ニキビがつぶれて黒くなり、シミになった痕が数箇所ありました。その中の2~3箇所は、けっこう目立つものでした。

一昨年前に、家の近くのレーザーを使ったスキン ケア クリニックで、一箇所300バーツで、5箇所のシミを消してもらいました。合計で1500バーツの治療代でした。とってもローカルな値段だと思います。

昨年に、再度、別の5箇所のシミを消してもらいました。同様に1500バーツでした。たぶん、日本やスクビットで同じことをしてもらうと、かなり高額になったのだろうと思います。

レーザー治療によるスキン ケア クリニックは、バンコクのいたるところで見つけることができます。ぼくにとっては、バンコクの郊外に住んでいる利点の一つです。

所要時間も1~2時間程度なので、散髪に行く気分で、気軽に治療ができるところがよいと思います。

目次トップへ

2017年9月5日(火)
ゴミの分別収集

Waste collection by type 1 Waste collection by type 2

ぼくは日常生活において、家庭から出るゴミを、プラスチック、金属、ガラス、紙、生ゴミ、及び、その他に分けます。それから、生ゴミとその他以外のゴミは、家の近くの廃品回収場に持って行きます。

使用済みの古い車のバッテリーやUPS(パソコン用バックアップバッテリー)、壊れたドライヤーやその他の機器も廃品回収の対象になります。

生ゴミは、量も少ないので、家の庭に埋めます。その他のゴミのみ、ゴミの回収トラックに持って行ってもらいます。

一般の会社員に比べて時間に余裕があるので、過度の負担とならない範囲で、ボランティアを含めていろいろなことをやっています。

目次トップへ

2017年9月1日(金)
信用を失うこと - 自分の意志をはっきり伝えるべき

ぼくのホームページを見て、家庭教師の依頼やインター校編入の相談だけでなく、家庭教師の仲間に入れて欲しいということで、履歴書や職歴を送ってくる人がいます。

信頼できる人かどうかは、その人としばらくつき合えば、すぐに分かります。家庭教師として、きちんと義務を果たせているかどうかなどの評判は、狭いバンコクでは、すぐに情報が伝わります。

家庭教師としてだけでなく、社会人としてやってはいけないことの一つが、ある日突然、教えに来なくなることです。小遣いを稼ぎたいアメリカ人の英会話教師に多く見られるのですが、連絡がつかなくなるのです。

このようなことを日本人がやってしまうと、信用を失うことになります。社会人として、最低限のマナーを守れていないと思います。特に、狭いバンコクの日本人社会ではなおさらのことです。

もちろん、ぼくもこのような人とは、仕事上でのおつき合いはできなくなります。家庭教師と生徒のご家庭の間では、人間同士のやりとりですから、少々の不満や、相性の良し悪しもあると思います。

仕事上の関係でも、対人関係ですから、(家庭教師として)辞める場合でも、辞めてもらう場合でも、はっきりと理由は伝えなければなりません。少なくとも、ぼくならこのような場合、自分の意見や理由をはっきり述べて、白黒つけます。

相手からの電話に出ないような失礼なことはしません。ぼくのまわりで、このような人を見かけた時は、とても残念に思います。それまで培ってきた信用を失ってしまうからです。

目次トップへ

2017年8月30日(水)
ぼくのペット - 16歳になる老犬

Baron 20170813 Candy 20170828

現在ぼくの家には、7匹のポメがいるのですが、最年長の2匹が、Baron と Candy です。Baron は15歳と10ヶ月、Candy はすでに16歳を過ぎました。長生きする秘訣は、やはり食べ物だと思います。

ぼくはお米にキャベツと市販のドッグフードを混ぜて、かなり軟らかめに炊いて、毎朝1回のみエサを与えています。夕食は、ほんとに軽いおやつ程度です。とっても軟らかいジャーキーやリンゴなどの果物を与えています。

家の外では一切遊ばせません。散歩もしません。事故が起こるのは家の外だからです。家の中が広いので、勝手気ままに一緒に遊ばせておくだけで十分です。仲間が多いので、寂しがることもありません。

少し様子がおかしいと思えば、すぐに家の近くの24時間オープンの動物病院に連れて行きます。ペットを長生きさせる方法は、とにかく注意深く見守ることです。

目次トップへ

2017年8月8日(火)
ロベルトの新しい職場(2)

Roberto 1 Hyatt 2

およそ4ヶ月ぶりに、ロベルトにランチを誘われたので、Grand Hyatt Erawan Hotelの彼のイタリアレストラン、Spassoを訪れました。以前の職場と比べると、収入も2倍になり、肩書きもコック長なので、ずいぶん出世しました。彼の下で、約30人のシェフ、ウエイター、バーテンダー、その他の方々が働いています。

仕事に慣れてきて、有望な人材も少しずつ育ちつつあると言っていました。彼は日本文化に興味があるので、いろんなことをぼくに聞いてきます。10月には、京都にあるHyatt Hotelで短期間働くことになるので、とても楽しみだと言っていました。

ぼくが彼に会いに行くと、いつも賄い料理を出してくれます。注文したらとても高いのだろうなと思いつつ、おいしくタダでいただいています。友達の特権です。ぼくの生徒さんの家族に限り、20%の割引、もしくは特別サービスがあるので、行ってあげてください。その時は忘れずに、Andyの友人だとロベルトに言ってください。

ぼくのお勧めは、平日食べ放題のビュッフェです。お一人895バーツで、お腹一杯、満足いくまで食べていただけます。BTS Chitlom Stationと2階で繋がっています。ぼくに直接ランチやディナーの予約を取ってくれてもかまいません。ぼくがロベルトに伝えておきます。

先月からとにかく忙しくて、日記を更新する暇がありませんでした。久々に、ぼくもロベルトとの会話を楽しむことができました。ぼくのバンコクの友人たちは、ほぼヨーロッパ人やアメリカ人で、お客様の方々は、日本人、生徒の紹介先は、インター校です。

ぼくは日本人と外国人との間で生きているんだな、とつくづく感じます。

目次トップへ

2017年7月10日(月)
新入社員のときに上司に言われたこと - 「英語しかできないバカになるな!」

ぼくは新入社員として、東京の空調冷却設備機器メーカーに入社しました。数ヶ月には、ヘルメットや作業用の帽子をかぶって、アメリカ現地の工場現場で、冷却設備の組み立て納入を受け持っていました。

その前に研修として、日本のある地方で3~4ヶ月ほど過ごしたのですが、その時に上司や先輩から、「早く現場で仕事を覚えて、会社の戦力になるように。」と言われました。そして、「くれぐれも英語しかできないバカになるな!」と念を押して言われました。

ぼくは語学が得意だったので、海外要員として採用されましたが、世の中には、メーカーに勤めながらも、語学にプライドを持ちすぎて、肝心の社内での日常業務を覚えない人がいます。このような人は、会社の戦力として使い物にならないので、疎まれてしまうのです。

英語しかできない人は、企業で働くことが難しいので、学習塾の講師などに逃げ道を選ぶ人もいます。先輩たちからの心のこもった、そのような役に立たない人材になってくれるなとの戒めでした。ぼくが文系の大学出身ながら、技術を進んで学ぼうと考えるのは、この時の経験によるものです。

誰にでも簡単にできる事務職や、きつい残業が待っている国内の営業職の歯車の中に組み込まれてしまうと、よほど優秀な人材でない限り、自分の存在意義を見出すことが難しくなります。

技能で社内の居場所をつくること

ぼくはそれから幾度か転職を繰り返したのですが、生産管理、システム管理、技術営業などの、本来なら理系の大学の出身の人に勧められるような職種について、技術を学びながら、知識を蓄える経験を積むことができました。

自分がまだ若かった時に、いろいろな分野の専門知識を持つ技術者に囲まれていたので、文系の出身ながら、技術を習うことに抵抗がなく、今世紀に入って注目を浴びることになる、コンピュータ言語に関心を持つことができました。

このおかげで、ウエブサイトをhtmlやcssを使って設計することができるので、インターネット上で比較的容易に家庭教師の広告宣伝をして、集客を図ることができています。この技術的な能力がなければ、これまで家庭教師として、バンコクで生き残ることは、難しかったと思います。

新入社員は、一日も早く会社の業務を覚えて、会社員として戦力になることが求められます。文系の大学の出身でも、積極的に技術を学んで、生産管理というものに興味を持ってください。会社が生産する製品にも興味を持ってください。そうすることで、自分自身の身を置く場所を会社内や工場内に見つけることができます。

技能を習得できる環境に身を置くこと

メーカー(製造業)に就職ができなくて、アパレル業(衣服の製造業及び流通業)やサービス業で仕事に就くことになると、サービス残業も多く、メーカーのように技術的なことを学べばないので、年を重ねていくと、自分の居場所を社内に確保するのが厳しくなります。

ぼく個人の意見としては、商社よりもメーカーのほうが職種の幅が広く、興味のある業務を見つけやすく、専門技術を学びやすい環境にあるので、技能を身につけたい人の就職にお勧めです。特に、これから社会に出る女性は、専門知識の重要性を理解してください。

文系の学生でも、くれぐれも大学の4年間の生活を無駄に過ごすことなく、専門技術の習得に励んでください。そして、大人になって社会で働くようになっても、新しい知識の習得のために、毎日少しでも勉強を続けてください。最後に一言。「芸は身を助けます。」

目次トップへ

2017年7月8日(土)
編入が難しくなりつつある人気のあるインター校

昨年(2016)から、「希望するインター校に入れません。どうしたらよいですか。」という質問が目立ちます。特に今年に入ってから、かなり多くなっています。もっとも希望が多く、人気のあるインター校が、NISTとPatanaです。今年に入ってからは、ほぼウエイティングが続いて、なかなか編入できない状態が続いています。

この2校の名門校は、バンコクでは有名で、実績、知名度、所在地、学生の学力レベル、どれ一つとっても、他のインター校に抜き出ており、特に近年、日本人の間で人気が高まっています。現在は、常時定員一杯の状態で、年少や小学校低学年の生徒でさえも、編入が難しくなっています。

また、急激に人気が高まってきたBerkeleyへの編入にも、最低限の語学力が求められており、短期間で語学力を大幅に引き上げるために、われわれインター生専門の家庭教師が求められることが多くなっています。

前述のこれらのインター校に共通することは、欧米人の比率が高いことです。本来のインター校のあるべき姿だと思います。希望する人気のあるインター校に編入したければ、小さな子供であっても、高い語学力を持たせることが大事です。

そして、各校の生徒の転出状況を確認しながら、頻繁にadmission officeに連絡を取ることです。生徒本人と保護者の誠意や真剣さを編入担当者に伝えることも重要です。

St. Andrews soi 71やPREPも、所在地のよさの強みで、日本人の編入希望者が急激に増え、年少や小学生を中心に、生徒数も年々増加しています。欧米人の割合も比較的に多く、人種、国籍のバランスも良く取れています。

この2校も編入希望日の半年から1年前に、編入の申し込みをして、とりあえず、ウエイティングリストに載せてもらう必要があります。

その他のインター校でも、年々編入が難しくなってきており、語学力のある生徒が優先されるので、編入前には相応の語学力を身につけさせてください。

目次トップへ

2017年6月18日(日)
新聞、テレビなどの旧メディアの凋落

ぼくは、個人的に、1940~50年代生まれの、頭の固い、メールの送信や情報検索すら苦手なコンピュータ音痴世代の、左派と呼ばれる、英語すら話せない、権力に反抗するのがかっこいいと思っている、自分のことを知識人と思っている方々が嫌いです。

この頭の固い方々が聖書のように読んでいるのが、朝日新聞や週刊新潮です。保守と革新、右派と左派の中間ではなく、大きく左に傾き過ぎています。自分たちの意見を世間へ広めたいのでしょうが、彼らより若い世代たちは、保守中道なので、結果的に発行部数が減少しています。

民進党や共産党の老いた支持者が、顔をゆがめながら、繰り返し自己主張しているのを見ていると、醜悪さや嫌悪感すら感じてしまいます。いずれにせよ、頭の固い、老いた左派連中なんて消え去るのみです。20年前の1990年代に、コンピュータよりもワープロを買っていたような連中です。

この古い世代の方々は、理由なく、権力に反抗したがるのです。右派と左派という表現すら化石のような古い響きがします。新聞、週刊誌、テレビなどの旧メディアの凋落は止めようがありません。その凋落の理由を知るためにも、彼らはインターネット上で、少しでも情報分析を勉強すべきだと思います。

世界主要各国の軍事力

Military Strength

今時の日本に、戦前の教育を掲げる極右など、微々たる存在です。しかしながら、軍事力で現状のバランスを変えようとする、やっかいな中国とロシアという国が存在し、それらの国に囲まれている地政学的見地から、日本の国防力は不可欠です。

Stockholm International Peace Research Institute’s (SIPRI) Yearbook 2015 によると、核戦力は含まない、通常戦力での軍事力では、日本は4位になっています。

民主主義という価値観を共有するアメリカと行動を共にして、国際経済や国際政治の現状を変えないように、軍事力1位のアメリカと4位の日本で、2位と3位のロシアと中国にという、軍事力を振りかざす、全体主義国家に対抗しなくてはなりません。英国やフランスなどの民主主義国家は、こちらの味方です。

軍事力の即時放棄を唱える共産党や社民党の支持者のデモなど、狂気の沙汰としか思えません。理想と冷酷な現実は違います。政府や国会議員は、危うい現実に対処し、国民を守るのが、彼らの義務と責任です。日本の大企業は、日本の経済だけでなく、一般市民の雇用や生活の維持に貢献しています。

良い物は良い、悪いものは悪い、とハッキリ言うことは、とても大切

安部首相や豊田社長は、非常に優秀な人たちだと思います。彼らの代わりが勤まる人材なんて、どこにもいないと思います。よい働きをしている人たちは、それなりの評価を受けるべきです。新聞、週刊誌、テレビなどの旧メディアの中で、左派の編集者や評論家が偉そうに、一方的に他人を上から目線で論評する態度が、ぼくにはこっけいに映ります。

自分個人の意見として、良い物は良い、悪いものは悪い、とハッキリ言うことは、とても大切なことです。周囲にいる人たちの顔色を伺ってばかりいる旧世代よりも、社会の問題や間違いを提起して、SNSなどを使って、インターネット上で意見や評価を問う若い世代のほうが、ぼくは好感が持てます。問題に対する距離が、近くに感じられるのです。

Bibliography:
Express TRIBUNE Pakistan military ranked 11th strongest in world
(by Web DeskPublished: October 5, 2015)
Stockholm International Peace Research Institute’s (SIPRI) Yearbook 2015


I am a disclaimer. The image right of the photo above belongs to Stockholm International Peace Research Institute

目次トップへ

2017年6月12日(土)
ぼくのお気に入りのタイ料理店 - イムチャン

Imchan 2 Imchan 5

日本人や西洋人の間で、うまくて安いと評判のタイ料理店です。店構えは、ローカルっぽく、少し小汚いところもあるのですが、とにかく安い、とにかくうまい。

例えば、メニューは写真入りで、タイ語、英語、日本語で書かれています。食べたい物を指でさすと、5分後にできあがってきます。

ちなみに、写真の中の料理は70バーツ、ペプシは17バーツ、合計で87バーツでした。スクンビット内の、BTSのトンロー駅の近くに一軒、ソイの24と26の間に一軒、そして、ソイの37と39の間に一軒あります。

バンコクに来られたら、一度足を運んでください。

目次トップへ

2017年6月11日(土)
ぼくの日本人の生徒(2)

My Student

ぼくの生徒の中に、学習障害を持ちながら、インター校のハイスクールを卒業してくれた女の子がいます。夏休みが終わると、あるタイの大学の English Program で、Hotel Management を学び始めます。

ハイスクールの同級生と一緒に学ぶことになるのですが、ぼくは彼女が大学で真剣に学んで卒業することを期待しています。彼女の努力や成果は、同様の障害を持つ生徒たちの励みになるからです。

彼女に卒業証書を与えてくれたバンコク郊外にあるインター校にも感謝しています。現在も漢字や計算を教えているのですが、彼女がバンコクにいる限り、教え続けたいと思っています。

目次トップへ

2017年5月24日(水)
便利な小英英辞典

Compact Dictionary 2

使い勝手の良さそうな小さな英英辞典を紀伊国屋で購入しました。

Collins English Dictionary Mini Edition

外出先、例えば、家庭教師先のご家庭で、意味を調べるのに使います。類義語と関連させて覚えるのに重宝しています。英検の準1級を軽く超える語学力がないときついです。価格は、267バーツでした。

Oxford Learner's Pocket Dictionary

名門校、進学校に通うインター生を教えている時に、分かりやすい説明が記載されているので、同様に重宝しています。英検の準1級の語学力レベルの人に向いています。価格は、とても良心的な160バーツでした。

デイリーコンサイス英和辞典(三省堂)
一般の方向きです。持ち運びやすさと収録語彙数には満足しています。時折り漢字が分からない時に使うことがあります。数年前に購入したものですが、価格は、良心的とはいえない661バーツでした。

上記の三冊の小事典をいつもカバンに入れています。上記のOxfordの小事典は、例文を含め、構成がよくできています。Year 10、Year 11(Grade 9、Grade 10)のハイスクールのインター生にもってこいの小事典だと思います。

Collinsの小事典は、Year 12、Year 13(Grade 11、Grade 12)のハイスクールのインター生向きです。

進学校レベルの平均的な日本人インター生を対象とします。

目次トップへ

2017年5月14日(日)
ぼくの日本人の生徒(1)

家庭教師は塾と比べると、時間あたりの授業料が、若干高くなります。しかしながら、家庭教師の場合は、生徒本人のペースに合わせてくれて、塾への通学時間が必要なくなります。

また、比較的に短期間でインター校の編入準備に備えられる、(ぼくの場合は)インター生のための英才教育を施してくれる、などのメリットが考えられるので、必要とされるのだと思います。

ぼくの生徒の中に、ISBに通っている生徒がいます。以前は他のインター校に通っていたのですが、もっと(学力)レベルの高いインター校で学びたいと相談してくれたので、昨年から教えています。

教え始めて一年たっていませんが、英検の2級の過去問は、比較的に問題なく解いてくれるので、二ヶ月間の夏休みを利用して、一気に準1級の単語帳を丸暗記させようと思っています。現在のところ単語帳の30%ぐらい頭の中に入ったぐらいです。

前のインター校に通っていた頃は、まわりの生徒の雰囲気に引きずられて、だらだらと勉強してくれなかったのですが、「このままだとダメになってしまうよ。やる気がないなら日本人学校に戻ったほうがいいよ。」とぼくに言われて、「このままではやばい。」と気がついてくれました。

すでに2級のレベルにある生徒は、単語帳を使って、準1級、TOEFL上級レベルの単語帳、1級の単語を丸暗記させると、こちらが驚くほど語学力が伸びていきます。もちろん、文法の精度も忘れなく高めていきます。目の前で、自分の生徒の成長が見れるのはうれしいことです。

目次トップへ

2017年5月7日(日)
自分自身のことがもっとも情けない奴だと思った日

ぼくが小学校の4年生だった時のことです。ある日、幼馴染みの女の子が、クラスのいじめっ子にいじめられていました。同じクラスなので、彼女のすぐ近くにいたのに、ぼくはいじめっ子のことが怖くて何もできなかったのです。

それからしばらくすると、自分自身に腹が立ってきました。自分のことを勇気のないクソ野郎だと思いました。この時の悔しい思いは、その後も頭の中から消えることはありませんでした。おまけに、大学に入学した時には、先輩たちから生意気な奴だと言われて、張り手でビンタされました。この時になって、ようやく弱い自分が悪いのだと気づいたのです。

しかしながら、大学生になったばかりの頃は、イギリスへの留学が第一優先で、他のことは後回しにするしかありませんでした。大学の休みの期間は、夏休み、冬休み、春休みを含めると、一年間のおよそ半分、6ヶ月近くあります。ぼくは大学生活の4年間、休みの間はアルバイトに費やして留学費を貯めました。

大学も学費が安くてすむ学校を選びました。ぼくのまわりの学生たちは、合コンに行ったり、旅行に行ったり、親に買ってもらった車を乗り回したり、遊びまわっていました。当時のぼくは、アルバイトで忙しく、家の近所の道場に通って体を鍛える時間すらありませんでした。

イギリスへ留学、京都で大学を卒業、東京で就職を経て、アメリカで駐在、ブラジルへ留学が終わって、日本に帰ってきたのは、20代の終わりの頃でした。久しぶりの日本でくつろいでいた時に、イギリスの留学時に下宿のおばさんから、自分の彼女ぐらい守ってやるのも男の責任だと言われたのを思い出しました。

シュートボクシング大阪ジム

おそらく、日本には2~3年ぐらいしか滞在できないだろうから、格闘技で自分を鍛えるのは今しかないと思いました。「格闘技通信」という雑誌の中にシュートボクシングの記事があり、その中に比較的に家から近い、電車で通えるジムを見つけました。それが「シュートボクシング大阪ジム」でした。

キックボクシングのジムには恐いイメージがあると思います。事実もその通り、厳しくて恐いところだったのですが、ぼくと同じ練習生たちは、みんな真剣で、厳しい練習に耐えていました。でも、練習が終わると、みんなとてもいい奴なのです。ジムの会長にはとても気に入られて、キックボクサーとしての基本的な動作を教えられました。

せっかくジムに入門しても、三日坊主どころか一日で来なくなる練習生も多く、一ヶ月続く練習生は半分ほどです。トレーニングを三ヶ月続けることができる練習生は、当然ながらもっと少なくなります。社会人になると、毎日ジムに来れる人はほとんどいません。ぼくも週に1~2回しか通えませんでした。自分の狭い部屋で窓に写る自分の姿を見て、よくシャドーボクシングの練習をしていました。

先輩たちはほんとうに強く、ジムの中には、おそろしく強い奴がごろごろいたのですが、一歩ジムの外に出ると、ぼくたちは恐い者知らずになりました。この環境で2年半の間練習を続けることができました。当時は、コンビニの前でウンコ座りしているヤンキーを見ると、「あばら骨をへし折ってやるぜ。」と思っていました。

恵まれていない人間には努力が必要

その後、自分より体の大きい相手を倒すために、ボールペンを使う格闘術も習いました。拳の指の間にボールペンを挟んで、相手に突き刺すのです。ボクサーのパンチは、素人には早すぎて見えないので、とても効果的です。こうして、ぼくは30歳を過ぎてから、英語、ポルトガル語に続く特殊技能としてシュートボクシングを身につけました。

ぼくのような体格に恵まれていない小柄な人間が強くなるには、実践的なフルコンタクトの格闘技を身につけるしかありませんでした。小学校の4年生の時に、この強さがあれば、幼馴染みの女の子を守ってやれたのにと、今でも悔しく思います。自分が弱くて立ち向かう勇気がなかった時の悔しさは、死ぬ時まで頭の片隅に残っていると思います。

ぼくは生まれつき体も小さく、体幹も丈夫ではありません。しかしながら、恵まれていない環境の中で、自分でやれることはすべてやったつもりなので、充実感だけはあります。ぼくは今でも、守るべき価値がある人だけは、あらゆる手段を使って、身を挺しても守ってやりたいと思います。

目次トップへ

2017年4月30日(日)
日本の教師は働かされ過ぎ

ぼくはインター生のための家庭教師なので、日本人学校やそこで働く教師の方々のすることに、まったく興味も関心もありません。また、日本人学校の生徒たちがお客さんとなる、塾や家庭教師たちにも無関心です。

ぼくはすでに日本の社会に見切りをつけた人間なので、日本で何が起ころうが、日本人が何をしようが、ぼくの生活に影響を及ぼさない限り、「どうぞごかってにやってください。」というのが本音です。

そんなぼくでも、日本人の教師の扱われ方に疑問を感じることがあります。例えば、ぼくがよく訪れるインター校の教師たちのほとんどは、午後の3時が過ぎると、家に帰る準備やら、同僚とビールを飲みにいく相談で、忙しくなります。

インター校では、夏休みは2ヶ月ほどあり、その間の給料も支給されます。欧米人の教師たちは、車を購入し、学校の近くで一軒家を借りることが多く、ゆとりのある生活をしています。もちろん完全週休二日制です。

一方、日本人の教師たちは、授業以外の雑用をさせられて、日が暮れて遅くなるまで家に帰ってはいけないような、暗黙の訳の分からない理由で、学校に居残ることを強いられています。

基本的に学校は、生徒が学校に登校してから授業が終わるまでの授業の遂行に対して責任を持てばよいと思います。放課後になれば、インター校と同じように、先生も生徒たちと一緒に家に帰らせてやればよいと思います。

クラブの顧問の先生も、練習が終わるまで生徒につき合って、居残る必要もないと思います。顧問の存在が不可欠の場合のみ、そこにいればよいのです。生徒が間違いを犯せば、生徒に責任を取らせるべきです。四六時中すべての生徒の監視なんて不可能です。

過剰に反応する保護者を含む日本の地域社会に問題がある

ところが、教育委員会、地域社会、PTAなどが、先生たちに圧力をかけて、何から何まで責任を負わせる現在の環境は、間違っていると思います。メディアにも小さな事件を大きく扱われ、サンドバッグのように吊るし上げられて殴られ続けるような扱われ方は、ひどいと思います。

これは日本の会社員に対しても言えることですが、授業が終われば、つまり、仕事が終われば、先生たちをさっさと家に帰らせてやればよいと思います。雑用や報告書の作成など、学校の運営には関係ありません。ささいな問題に過剰に反応する保護者を含め、学校を取り巻く地域社会が、先生たちに責任を負わせ過ぎです。

現在の日本の社会は、互いに責任を押しつけあっているように見えます。くだらないことに時間をかけて、苦労しないといけないとする、いびつな社会です。就業時間後は残業などしないで、早めに家に帰って体を休ませたり、夜学で勉強したり、趣味に没頭してよいと思います。

本来、生徒たちの親を含む地域社会が、昭和の時代のように、先生たちを守ってやらないといけないと思います。また、若くて優秀な先生には、失敗を恐れずに、たくさんの経験を積んでもらう必要があります。小さな失敗ぐらい許すような寛容性が、教育関連の組織の管理者にも求められると思います。

教師でも会社員でも、優秀な人間を育てるのには時間がかかります。時折り体を休ませて、英気を養わせることも必要です。誰でも働かされ過ぎれば、壊れてしまいます。「仕事がない時ぐらいさっさと帰らせてやれよ。」これもぼくの本音です。

目次トップへ

2017年4月27日(木)
ぼくの生徒 - Luar(2)

Luar 2 Andy 1

今日は、実質的に彼女との初めての日本語の授業になるので、とりあえず、彼女が紀伊国屋で購入したばかりの、とても高額な1500バーツもするテキストを使って、日常の会話のあいさつを漢字で書くことから始めました。

彼女が将来就職を考える時、日本語を技能の一つとして役立ててもらいたいので、できるだけ簡単な表現を用いて、間違いのない作文力を身につけることを目的として、正確な文法と漢字に重点を置く練習を取り入れました。

遊んでばかりいる日本の文系の大学の学生たちと比べると、彼女の表情には、日本語を学問として、真剣に取り組む姿勢が見られます。彼女のように、真面目で優秀な人に出会うと、ぼくは力を貸したくなるのです。

今回の授業の場所には、トンローにあるグランドタワーホテルのロビーを利用しました。静かでエアコンも効いているので、授業には最適の場所でした。

目次トップへ

2017年4月20日(木)
ぼくの生徒 - Luar

Luar 3

マレーシアから先週やって来たばかりの Luar が、日本語を勉強したいというので、行きつけのコーヒーショップで待ち合わせて、彼女の日本語のレベルをチェックしました。

中国語を問題なく読めて話せて書けるので、漢字への抵抗感がありません。ただし、日本語には、訓読みと音読みの複雑さがあり、これが外国人が日本語を習う時にもっとも厄介なことです。

すでにひらがなとカタカナは独学で勉強したと言っていました。ドラえもんなどの日本のアニメを見ても四割ぐらいの意味は分かるようです。彼女に必要なのは、文法のテキストと会話の練習相手ということが分かりました。

ぼくのところまで、日本語を習いたいと電話をかけてくるのは、ほとんど(外国人の)女の子ばかりです。東南アジアという地域は、男性よりも女性のほうが行動力があるようです。来週はどのようなことを教えるか、考えるのも教師の楽しみです。

目次トップへ

2017年4月10日(月)
大学の学部の選択

自分に適した大学の学部の方向性を探る

ハイスクールにおける理数系の科目は、数学、物理、化学、生物ですが、これらの教科に加えて、日本の普通科の高校では設けられていない、コンピュータ関連科目のICT(Information and Communication Technology)やDT(Degital Design)を学びます。

ブリティッシュスクールにおいて、ICTまたはITと呼ばれるコンピュータ関連の科目が必修です。ハイスクールの生徒たちは、これらの科目から自分の興味や適正を見極めて、コンピュータ工学部、理学部、工学部、建築学部、農学部、薬学部、医学部、情報工学部などで専門分野を大学で学ぶことになります。

コンピュータ工学部、理学部、工学部、建築学部

数学が得意で、数字の扱いにセンスのある生徒には、コンピュータ工学を勧めます。情報工学と重なるところもあるのですが、コンピュータ工学で学ぶプログラミングは複雑かつ高度化しています。この分野の大学院では、恐ろしくハイレベルな関数に取り組むことになります。

物理が得意な生徒には、仕事に役立つ実務的な技術や知識の習得ができるので、理学部よりも工学部を勧めますが、多くの大学で一つにまとめて理工学部として設けられています。理工学部は専門的に細分化し、多くの学科を抱えるようになっています。機械工学科や電気電子工学科を専攻する学生が一般的です。

ロボット工学(科)の分野では、機械工学、電気電子工学、情報工学の広範な知識が必要とされます。コンピュータ工学で学ぶ、プログラミング言語のC言語まで学びます。ハードとソフトの両分野の広範な知識が必要とされます。

建築学とは、建築物の設計のための構造と材料について学ぶのですが、鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造だけでなく、構造力学における物理学的要素も必要な知識になります。機械工学、電気電子工学などの基礎知識も求められます。物理の基礎知識が必須です。

農学部、薬学部、医学部

農学部の目的は、生態系を維持しながら、食料の安定供給、作物の生産性の向上を図ることなので、化学や生物の基礎知識は必須です。応用生物学、環境科学、獣医学などがこの分野に含まれます。

薬学部は大きく6年制の薬学科と4年制の薬科学科に分かれており、薬剤師の育成は、前者のコースで行われます。基礎薬学から臨床薬学、創薬科学などを学んでいきます。この分野への進学には、化学の基礎知識が必須です。

医学部では、人体の構造機能、臓器器官の働き、疾患と治療を学び、臨床実習の準備をすることになります。入試科目も私立大でさえ、英語、数学、理科2科目になるので、長時間、長期間の勉強に耐える精神力が必要になります。非常に高い学力に加えて、高額な学費も必要なので、入試前に他の学部受験に変える学生も多いのが実情です。

情報工学部(IT)

ICTやDTが得意な生徒には、情報工学への進学を勧めます。一般的に大学では、1~2年生でウエブサイトの設計の基礎知識となるhtmlとcssというコンピュータ言語を勉強します。3年生で、javascriptやPHPなどの言語を使ってプログラミングやデータベースの構築を勉強し始めます。この分野の知識は、工場内の生産管理にとても役立ちます。

パソコンが一台あれば、どこでも勉強できるので、貧乏人のための工学と言われています。ぼくもインターネット上で数年間かけてゆっくり独学しました。個人的には、何か技術を身につけたいと考えているすべての人にお勧めの学問です。独立して手っ取り早くお金儲けをしたい人、副収入を得たい人には、もってこいの分野です。

あらゆる工学の分野で情報工学の基礎知識が必要とされる現代社会

大まかに主な理系の学部の学習内容を自分なりに整理してみました。上記の学部では、大学卒業後に大学院に進んで、さらにもう2年学ぶ学生が多くなっています。それぞれの学部において、大量のデータベースを駆使した分析や解析が行われ、情報工学の基礎的な知識が必要とされる世の中なのですが、一般的な文系の学生には、これらの知識は皆無です。

インター校の学生たちはハイスクールで、ウエブサイトの設計だけでなく、データベースの操作まで勉強しますが、日本国内では、文系の有名大学を卒業して企業に就職したばかりの人が、今でもエクセルやパワーポイントの研修を受けています。平均的な日本人の英語の語学力の低さやITの知識の欠如から、日本人の事務所内の労働生産性は、先進国内で最低です。

日本政府内にもIT総合戦略室なるものがあって、「ITの活用による国民の利便性の向上及び行政運営の改善に係る総合調整等を行っています。」だそうですが、まったく機能していません。

自分の興味のあることを仕事にできる理系の学生

製造業の技術系採用枠は、新卒、中途採用ともに多く、文系の一般的な事務職、営業職に比べ、安定した地位や職業に就けるのが強みだと思います。大学や専門学校で、自分の興味のある専門分野を学んだ学生たちは、その特殊技能を生かして、職場でさらにその専門知識を深めることができます。

高度な英語が話せて専門技術を習得したインター校出身の学生たちは、自分の将来を希望や充実感で満たすことが可能だと思います。日本国内の大学ではなく、海外に目を向けてもよいと思います。タイのインターの大学の学費は、理系の学部でも安く、設備も豪華で、英語で専門知識が学べるのでお勧めです。そんな生徒を一人でも多く輩出したいと願って毎日教えています。

ICT
ウエブサイトを設計するためのコンピュータ言語、htmlやcssを勉強して、基本的な設計に関する知識を身につける教科です。また、MySQLを使ってデータベースの操作も習います。この知識があると工場内の生産管理や物流管理に必要な人材になります。

おそらく、このページを読んでいる方々のほとんどが、ここでITに関して何を言っているのか分からない状態だと思います。日本の高校には、ICTが一つの科目として存在しません。コンピュータ言語やプログラミングがまったく分からない、これが日本人のIT知識の現状です。

目次トップへ

2017年4月10日(月)
就職及び会社の選択

そして就職

ぼくは会社に就職する時に、仕事を通して技術が身につけられることが重要だと思いました。文系の大卒で事務職に就いてしまったら、毎日雑務に追われて技術なんて習得できなません。営業職も売上が落ちれば、解雇の対象になってしまいます。ぼくは技術を学べる点で、文系の大卒でも可能であれば、比較的に大規模なメーカーに入社することを勧めています。

数千人を超える規模のメーカーには、国内や海外にいくつかの生産拠点があり、生産管理の部署が置かれています。開発拠点には多くの研究者が勤務しています。物流にも多くの人員が配置されています。ぼくはいろいろな部署の人と話を交換したり、先輩や同僚から技術的な知識を分けてもらって、それらの経験が独立した時に役立ちました。メーカーで勤務する利点は、技術的な知識や現場での経験が得られることです。

ぼくは文系の大卒ですが、技術的なことも自分なりに勉強しました。製造現場、設置現場でなければ得られない知識もたくさんありました。研究開発、試作品の組み立て、機械機器の設置、試運転の成功と繋がり、それから生産が始まって、生産の維持と効率化を図る生産管理に重点が移っていきます。

高度な英語を操れるインター校出身の生徒たちは、海外の現地の生産拠点で、外国人の技術者に指導したり、意見を交換して、活躍する機会が与えられます。自ら設計したり、関与した製品が、工場で生産されるのは、研究開発者、技術者の特権です。この充実感にメーカーの規模の大小は、関係ありません。

人生を振り返った時に、これまで幸福だったと言えるかどうかは、人生の岐路でやるべきことをやれたかどうか、そして、達成感や充実感を得られたかどうかだと思います。もちろん、自ら勉強することも大切ですが、自分を育ててくれる場所に身を置くことも重要です。だから、個人的に、就職は技術的なことを学べるメーカーを勧めます。

会社の選択

大きなメーカーのほうが、生産ラインも多く、製造される製品も多種に渡るため、選択肢が多くなるので勧めるのですが、小さなメーカーでも特殊分野の最高峰の技術を持つ会社もあります。外見の見栄えよりも、中身のある、つまり技術力や開発力のある会社に価値があると思います。

会社の規模、給与、福利厚生、サービス(無給)残業の長さ、仕事内容の充実度などを考慮して、バランスのとれた、よい企業に入社できるかどうかが、人生を大きく左右することになります。過渡に残業を強いる大きな会社よりは、小さくても社員を大事にしてくれる会社を選ぶべきだと思います。

自分自身の言葉で、これらのコメントが言えるのは、ぼくもメーカーの出身だからです。バンコクで日本企業を対象として、ボランティアで就職の斡旋もしているので、学生の方々が一人で悩んで答えが出ない時は、気軽にこちらまで相談してください。

目次トップへ

2017年3月26日(土)
ロベルトの新しい職場(1)

Grand Hyatt 1a Grand Hyatt 1b

今日は、友人のロベルトの新しい職場を訪れてきました。Grand Hyatt という一流ホテルの SPASSO というイタリアンレストランです。とにかく、以前の職場と違い、お客さんの数が非常に多いので、一休みする時間をつくるのが難しいぐらいです。

Hyatt が優秀な人材を探していて、若くて優秀なロベルトをスカウトして、彼の給料も2倍になったのですが、彼の下に12人のタイ人のシェフがいて、レストラン内のウエイターやウエイトレス、その他の使用人を含めると数十人を管理することになります。

彼の下で、優秀な人材が育つかどうかが、彼の新しい職場での成功の鍵になりそうです。しばらくの間は、その行方を見守ることしかできません。ただ、レストラン内の従業員は、みんなとても真面目だということです。

朝8時半に職場に着いて、職場を去るのが夜の11時を過ぎていることもあるということです。今月の6日から働き始めて、休みがまったく取れないそうです。くれぐれも体を壊さないようにしてほしいのですが、ぼくには幸運を祈ることしかできません。

目次トップへ

2017年3月19日(土)
家庭教師の同僚

過去4年間に、二人のアメリカ留学の経験者に会いました。インター生のための家庭教師は、絶対数が不足しているので、ぼく自身も家庭教師の需要に合わせて助け合う仲間が必要だと思っていました。当時、お二人とも、時折り、英会話の先生をやっていたようでした。

しかしながら、インター生の学生たちを教えたことはないということでした。われわれが教える対象の学生たちは、小学生から高校生まで幅が広いので、インター生の家庭教師は、広範な知識と生徒個人に合わせて教える経験が必要になります。そのために圧倒的な語学力が必要とされるので、海外で数年間の留学が必須になります。

とにかくたくさんの経験が必要なので、お二人には多くの生徒を紹介しました。そして、彼らの授業に対する姿勢や生徒への教え方を見ることにしました。家庭教師自身も、知識や教え方を深めるために、真剣に勉強しなければならないのです。

二人のアメリカ留学の経験者

お一人目のAさんは、ぼくより年上で、以前は企業の技術者でした。大学院も卒業されて、研究室にも勤めたことがある人でした。ただ、アメリカへの留学期間及び滞在期間は、1年間のみでした。この期間の短さに、ぼくの不安があったのは事実です。

お二人目のBさんは、ぼくより年下で、アメリカの大学を卒業した後もそのまま現地で就職されて、10年間ほど滞在されました。大学では、ぼくの現在の専門分野と同じ情報工学、つまりITを勉強されたそうです。

ぼくの欧米での滞在期間は、留学期間を含めて5年ほどです。大学の専攻はポルトガル語ですから、基本的には文系の人間です。上記のお二人は理系の方々なので、将来的にはハイスクールの数学や理科を教えることができると思いました。

彼らがインター生相手の家庭教師が務まるかどうかは、彼らの努力次第でした。しばらくすると、紹介した保護者の方々から、お二人の評判や意見をいただくようになりました。

お二人の評判

お二人には、教え方が分からなければ、ぼくに聞いてくださいと言っておきました。しかし、Aさんは年上なので、年下のぼくに教え方をたずねるのを躊躇しました。教え方が分からないのに自分で何とかしようとして、生徒のご家庭で右往左往することがありました。

教え方が分からず困惑した表情を見せてしまうと、頼りがいのない印象を持たれてしまいます。このようなことをいくつかのご家庭で繰り返すと悪い評判が立ってしまいます。Aさんは新しい生徒を紹介してもすぐに断られることが多くなりました。

反対に、Bさんは教え方などで分からないことがあるとよく聞いてくれました。それぞれの生徒に合ったテキストを選ぶことも家庭教師の仕事なのですが、Bさんは積極的に本屋さんに足を運んでじっくりとテキストに目を通していました。

生徒が集まっているBさん

Bさんはぼくが紹介しなくても、生徒が集まるようになりました。Bさんの真摯な態度が、生徒たちや保護者の方々に伝わったのだと思います。その反面、Aさんは生徒を集めるのに苦労されているようです。

以前Aさんは、ぼくからの生徒の紹介のみを当てにしていたので、自分一人で生徒を見つける苦労を理解していませんでした。ぼくはしばらくの間Aさんと距離を置いて、家庭教師同士のおつき合いをしなくなりました。

Aさんには、自分一人で生徒を見つける苦労と教え方の勉強をしてもらわなければ、生徒を紹介できないと判断したからです。数年後に、彼がたくさんの経験を重ねて、よい評判から生徒が集まるようになれば、再びおつき合いすることができるかもしれないと思っています。

Bさんはインター生のための家庭教師として、すでに成功し始めています。Aさんに関しては、彼が将来成功するかどうかは、彼の授業に対する姿勢や生徒への教え方次第です。心の中では「がんばってください。」と思っています。

家庭教師同士の助け合い

Aさんはアメリカでの滞在期間がわずか1年ほどなので、インター生を教えるのが(能力的に)きついと感じるのであれば、インター校編入や日本人学校の生徒に対象を変更してもよいと思うのです。

自分の能力を客観的に判断して、自分が教えられるレベルや教科の要点を押さえながら、教えたほうがよい結果がでます。ぼくも典型的な文系の学生に数学を教えることもありますが、数字にセンスのある理系の学生には、関数の得意な、同僚の数学の家庭教師を勧めています。

ぼくやBさんのスケジュールが一杯の時は、英語でも数学でも基礎を教えるのが評判のよい、Cさんに紹介することがあります。最近では、BさんからCさんに生徒さんを紹介することが多くなりました。家庭教師同士、お互いに助け合ってくれるのはうれしいことです。

目次トップへ

2017年3月18日(土)
やる気を引き出す方法

ぼくの生徒のほとんどは、正直なところ、エリートや努力家が多いのですが、時折り、困った君や困ったさんの保護者の方から電話があります。

「ほんとにうちの子は全然勉強しないのです。中学生(または高校生)になっても、一日の勉強時間が一時間にもなりません、学力や成績は落ちていくばかりです。」

「どこの塾も相手にしてくれません。何とかダメ息子(また娘)を引き受けてくれませんか。」このような依頼(または相談)がきます。

このような場合は、インター生ではなく、ふつうの日本人学校の中学生や高校生が多いです。とりあえず、ぼくは電話をもらった家庭に行って話を聞きます。

そして、生徒本人とも話をします。すると、たいてい、本人もこのままではダメだと分かっています。ぼくは、まず、得意科目を一つ持つことを提案します。

あらゆる入試に必ずある英語を鍛えることになります。それから、数学が苦手な生徒には、分からなくなったところに戻って、基礎を丁寧に教え直します。

ぼくはとても気が長いので、生徒との根競べなら負けません。そして、ぼくには誰もがうなずく決まり文句があります。

「ぼくもその中の一人ですが、英語と技術があると、大人になってからも比較的に楽に暮らせます。」「大学を卒業しても、英語も技術もない人は、残業ばかりの国内営業をすることになります。」

「若い時に努力して技能を身につけると、将来その培った技術や知識があなたを食わせてくれます。」「充実した人生を送るには、それを支える技能が必要になります。」

頭のよい生徒は、ここでハッと気がついてくれます。勉強に対するセンス、もしくは努力、どちらかがあれば、成功する可能性は高まります。ただ、どちらもないようであれば、ぼくにできることはありません。

勉強嫌いな生徒に、一日30分程度の勉強量から始めてもらって、気がつけば2時間やっているように持っていくのが、この仕事のおもしろいところです。

目次トップへ

2017年3月11日(金)
マーケティングの変更

インター校編入の相談

昨年の1月には、家庭教師の依頼とインター校編入の相談が20件を超えてしまいました。自分一人でさばける仕事量ではないので、同僚の家庭教師の方々に紹介することになりました。

漠然とインター校編入を考える保護者の方々も多く含んでいました。インター校編入というものは、軽く遊び半分で片づけられないのですが、中には、「インター校に入れば、(特別な勉強をしなくても)オートマチックで英語が喋れるようになるのではないのですか。」と真顔で尋ねてくるお母さんもいます。

確かに、年少や小学校の低学年で、欧米人が多く、日本人が少ない環境のインター校に編入させれば、それも可能です。しかしながら、小学校の高学年で編入であれば、ぼくの生徒たちのように、英文法と単語の詰め込みが必要になります。

生徒が中学生の場合は、期間を短縮して、勉強時間を長くして、集中して鍛えることになります。高校生で、IGCSE + IB のインター校の編入に成功している生徒もいます。本人のやる気次第だということです。

ぼくが教える勉強方法

ぼくの生徒たちには、一日に1時間から1時間半ほど英文法の学習と単語の暗記を終えてから、学校の宿題に取りかかるように指導します。文法の勉強は、2~3日に一回でもよいのですが、単語の暗記は、毎日の勉強の最優先事項です。

ヨーロッパの言語を話さない日本人には、単語を暗記して、語彙を増やしていく以外に方法はありません。ぼくの生徒たちは、この勉強法によって語彙が豊富なので、学校のテキストが容易に読めます。読解力が優れているということです。

毎日1時間から1時間半ほど集中して1年間ほど勉強を続けると、小学生でもabcから始めて英検の2級ぐらい合格してくれます。さらに、もう一年で準1級のレベルも超えてくれます。この程度の勉強量など、スパルタ教育でも何でもありません。

マーケティングの変更

昨年の夏休みが終わる頃から、インター校編入を考えるすべての人を対象ではなく、まともにインター校編入を考えてくれる学生や保護者のみを対象にするマーケティングに大きく変更しました。

すると、予想したとおり、インター校編入を安易に考える保護者からの相談がほとんど無くなり、国際社会で通用する英語と技術の習得をまじめに考える保護者からの相談がほとんどになりました。

若くして会社を経営して成功したお父さんや、その配偶者の方からのメールが目立ちます。能力のある人や成功する人は、物事を真剣にとらえるので、判断力に優れています。情報の収集に関しても、ふつうの人より広く深く探っています。

同時に、ぼくの生徒たちも、以前よりさらにまじめな生徒が多くなりました。エリートと呼べる生徒も多くなりました。優秀な生徒が集まる環境を維持することもぼくの仕事の一つです。

毎日届く相談のメール

現在のところ、メールがバンコク、日本、シンガポ-ルなどから毎日一件、つまり、毎月合計で30件ぐらい届きます。家庭教師の依頼、インター校編入の相談、移住に関する相談、ビザの取得方法など多岐にわたります。

インター校編入の相談の対象年齢も、年少、小学1年生から高校生まで幅が広くなり、最近はアサンプション大学などの、タイ国内のインターナショナルカレッジの進学についての相談も目立ってきました。

メールの質問内容も、以前に比べると、より専門的な意見を求めるものに変わっています。ぼくのホームページのページ数も、いつの間にか120ページを超えて、さらに増加しています。

ご要望に応えるべく、バンコク県内のインター校を、先月3校、今月も3校すでに訪問しました。インター校の関係者や教師からもメールをもらうので、充実して忙しい毎日です。

目次トップへ

2017年3月2日(木)
LPガスで走るぼくの車

Jazz 1 Jazz 3 Jazz 6 Jazz 8

現在のLPガスの価格は、1リットルあたり、12~13バーツ、つまり、40円弱です。ガソリンと比べるとはるかに安いです。家庭教師を始める前は、仕事でタイ各地、カンボジアの国境まで車を運転していました。

ぼくは現在、日産マーチとホンダのジャズ(日本名:フィット)を足代わりに使っています。マーチはとても燃費がよく、小回りが利くので、スクンビットを運転する時に乗っています。

ジャズには購入した10年前に、LPガスで走るシステムを車のガレージで、備えつけてもらいました。記憶が正しければ、12,000バーツほど支払ったと思います。

郊外に出かける時は、マーチよりもパワーがあるジャズを運転します。高速道路では、ガソリンからLPガスにスイッチを切り替えて、LPガスで走らせます。

巨大なガスタンクを搭載しているので、満タンにすると、前回いつLPガスを補給したのか忘れてしまうほどです。ガソリンとLPガスの燃費もほとんど変わりません。

ぼくは海外に25年近く住んでいるので、ふつうの日本人が知らない知識がたくさんあります。車の燃料の節約術もその一つです。

追記

先日、ジャズのクラクション(警笛)が、鳴らなくなったので、家の近くのホンダのディーラーさんに車を運びました。すると、ガス臭いというのです。つまり、ガスが漏れているということです。

これは少しやばいと思って、近くのガス車を修理できるガレージで、タンクのバルブの交換を依頼しました。翌日には、クラクションの修理とバルブの交換を終えてくれました。

こんな時は、ぼくも下手なタイ語を話す必要があるのです。技術的なことは、相手の言っていることを聞いていると分かります。ちなみに今回の修理費の合計は、3000バーツ(9000円ぐらい)でした。

目次トップへ

2017年2月28日(日)
営業を成功させる方法

わたしは大学を卒業後、会社から派遣されたアメリカのある工場建設現場で、冷却設備の導入の際に、その作業員として働き始めました。そのまま、転職を繰り返して、ほぼ海外で、輸出入業務、新規開拓の営業、工場内で生産管理などに従事して、バンコクにやってきました。

15年以上も前のことですが、そろそろ独立して小さな事業をやってみたいと思っていました。タイには日系の企業が多く、日本人コミュニティは外国人の中で最大規模なので、語学が得意なわたしには居場所があると感じました。

しかしながら、タイの産業や市場をよく知らないと何もできないと思ったので、1~2年の間、現地採用扱いで働くことにしました。幸いなことに、語学に堪能だったので、仕事を見つけるのは簡単でした。

大企業の子会社で働いて、物やお金の流れから産業構造を深く知り、それから、人とのつきあい方、営業とういものを勉強しました。多くの人とつき合って、いろんな場所に知り合いができると、新たな商売の開拓の余地があるかどうか自分の肌で感じることができました。

コンピュータシステムの営業の代行

ちょうどその頃、5~6人のコンピュータプログラマーを抱える、小さなコンピュータシステムの会社を経営していた日本人と知り合いました。営業がまったくの苦手で、昨年1年間の売り上げが、1万バーツだというのです。気の毒だから、ぼくが営業の代行を引き受けてあげようかと、話を持ちかけたのが、彼とのつき合いの始まりでした。

すべての日系の会社の本社や事務所、各地に散らばる工場に電話をして、アポを取って、ほぼ毎日車を1~2時間ほど運転して、生産管理、コンピュータシステム、物流の担当者に会いに行きました。当時、700以上あった日系の会社や工場をリストアップして電話を入れて、成約までこれた企業は、結果的に20社を少し超えるぐらいでした。

しかしながら、コンピュータシステムは工場における生産管理の要ですから、取引金額も高くなります。小さな会社が3~4年間生き残るには十分でした。プログラマーの数もいつの間にか30人を超えていました。ぼく一人の営業で、会社の仕事量、売上の半分を捻出していました。

ところが、彼とのつき合いが3年を超えたところで、売上が鈍くなりました。わたしには、市場のニーズが明らかに変わってきたのが分かりました、従来の一からシステムを開発ではなく、パッケージでカスタマイズさせて、すばやくシステムを導入する方向に流れが変わってきていました。

わたしはビジネスというものは、市場にニーズがあるものを持ち込めば簡単に売れると考えます。ところが、わたしの知人は、典型的な理系の考え方で、たくさん儲けるために、高い製品を売りたがるのです。わたしはパッケージを開発すべきだと主張したのですが、彼は古い考え方に固執していました。

インター生相手の家庭教師とコンピュータ言語

わたしは、コンピュータシステムの売上が鈍くなったころに、すでに家庭教師を始めていました。そして、インター生相手に特化すれば、ビジネスとして成り立つ感触をつかんでいました。それから半年後には、フルタイムの家庭教師として生計を成り立たせていました。

彼の会社は、さらに1年後には閉じていました。小さな会社では、一人の優秀な営業マンがいなくなっただけで潰れることもあります。一方、彼には今でも感謝していることがあります。わたしがコンピュータ言語に興味を持ち始めたのは、彼の影響です。

実のところ、彼もわたしと同じ文系の大学の出身だったのです。彼はC言語と呼ばれるコンピュータ言語を独学で勉強して、技術を身につけて、コンピュータプログラマーになったのです。わたしが40歳を過ぎて、html, css, javascript, phpを勉強するようになったのは、彼ができるなら、わたしもできると思ったからです。

営業に関しては、今でも基本的に、市場のニーズを分析して、他人が欲しがっている情報、サービス、製品を提供すれば、自然に売れると思っています。しかしながら、自分の足で出向くことや、ふだんから電話でお客さんとのコミュニケーションを心がけておくことも、忘れてはいけないことです。

もちろん、一番大事なことは、多くの人に知ってもらうことです。ウエブサイトは、そのための効果的な手段だと考えています。最近は、htmlやcssを理解できなくても、Word Pressなどを使えば、誰でも簡単に綺麗で効果的なウエブサイトが無料で作れます。とにかく、成功するためには、他人に頼らず、何でも自分でやってみることです。

目次トップへ

2017年1月15日(日)
新入社員だったときの上司との会話

確か、大学を卒業して、新卒で就職して、3~4ヶ月たったころに、上司に呼ばれて、こう言われました。

上司: ちょっとアメリカに行ってきてね。
わたし: はいっ?
上司: 下請けさんをうまく使って、工場が建つまで、ゆっくりやってくれたらいいよ。
上司: うちの会社は冷却設備の受け持ちね。これが、ブループリント。ヘルメットも持っていってね。
わたし: わたし、新入社員ですけど。(しかも、文系の出身で、知識の欠片もないんですけど。)
わたし: 大丈夫でしょうか?
上司: 大丈夫、大丈夫。なんとかなるよ。はい、がんばってきてちょうだい。
わたし: いつですか。
上司: 来週の月曜日だよ~ん。
わたし: げっ、今週もうすぐ終わりですよ。
上司: そうだね~。
わたし: そうですよねっ。
上司: 工場が建つまでずっと帰ってこなくていいよ~ん。なんとかなるからさ、気軽にがんばってきてよ。
わたし: そんなもんですかね。
上司: 大丈夫、大丈夫。そんなもんだからさ。以上、終わり。

当時は、文系の大学の新卒でも、こんなむちゃくちゃなことをやらされていました。アメリカへの出張と言えば、かっこよく聞こえますが、シアトルに滞在したのは、ほんの1~2週間で、すぐにアラスカの僻地へ移動しました。

ぼくの記憶が正しければ、半年ぐらいは帰って来れなかったです。日本で1~2週間過ごして、すぐに工期の2期目が始まり、アラスカへとんぼ返りです。工場が建って、操業が始まって、担当区域の現場監督、通訳、作業員としてなんでもやらされました。

帰ってこれたのは、さらに半年後ぐらいだったと記憶しています。そして、数週間後、今度は、アメリカ南部のアラバマの田舎町におくられて、トロール漁船の建造です。日本に帰ってこれたのは、またまた、4~5ケ月たったころです。

ぼくが、外国語学部の出身でありながら、電子機器、パソコン、家具、住んでいる古い家の壁などの修理から、ペンキ塗り、ドアノブ、水道の蛇口の交換まで何でも自分でやってしまうのは、ぼくが(小規模ですが)、プラント工事の出身だからです。

大学でのイギリス留学の後、アメリカで働いていた当時のぼくは、それから、さらに20年以上に渡って、仕事を変えながら、ブラジル、ラオス、カナダ、オーストラリア、そして、タイと海外を転々とすることになるなんて予想もしていませんでした。

ふつうの人から見ると、むちゃくちゃな人生かもしれませんが、住んだ先々の国で、多くの外国人の友人に恵まれました。現在も多くの人と関わって、人生を楽しんでいます。誰かに必要とされることは、ありがたいことだと思います。

目次トップへ


2017年1月13日(金)
厳しい社会を生きていくには技能が必要、それが本当の教育

ぼくがまだ学生だったころの典型的な日本の教育が、「不得意科目を無くせ!」でした。当時のぼくは、教育委員会、PTA、教師、それから、その他の学校関係者の多くに対して、「この人たちは、世間知らずで、何も分かってない。生徒の長所を伸ばすことをなぜ考えないんだ。」と思っていました。

「そんなことしたら、スーパーや工場内の、単純作業の生産ラインだけでしか働けない、頭を使う必要のない、単純肉体労働者を大量に育むことになるじゃないか。」、「何でもよいから技術や専門知識を学生に持たせて、それを武器に世の中に送り出すのが本当の教育じゃないか。」、「誰もがすべての科目が得意で、東大や国立大に行けるわけじゃないだろ。」と思ったのです。

それから、30年以上がたち、「やっぱりぼくの言ったとおりでしょ。」というのが本音です。文系の有名大学を卒業しても、英語が堪能でない多くの学生が、就職で厳しい状況に置かれています。運よく大企業に採用されても、国内営業の厳しい人生が待っています。

そして、彼らは仕事を探しながらこう思うのです。「深く考えないで文系の大学に進学したために、つらい経験をすることになってしまった。」、「やっぱり世の中は甘くないな。たとえ理系の大学が無理でも、技術を学べる専門学校に行っておけばよかったと。」

ぼくの高校生活と勉強

ぼくの高校生の時の物理や化学の成績なんてひどいものでした。これらの分野では、才能の欠落を自覚していました。古文や漢文などは、「こんな死語と呼べる科目を習うなんて、時間の浪費だ。」と思っていました。その反面、英語、特に英文法を勉強しすぎて、担任の英語の先生より詳しく理解するようになっていました。

現代国語の先生からは、「お前は頭が良いのか悪いのか分からん。」と言われました。あまりにも極端すぎる得意科目と不得意科目を平均すると、ぼくはふつうの成績の高校生だったのです。基本的に勉強嫌いだったので、大学受験を迎えた高校3年生の時でさえ、毎日の勉強時間は3時間程度です。夜更かししないでぐっすり寝ていました。

どんな職業分野でもよいから、職人とよばれる人、つまり、専門家を目指すことが、自分の人生を成功へと導くことにつながります。ぼくのように、英語やポルトガル語などの外国語やコンピュータ言語しかできない語学バカでも、必要としてくれるインター生たちがいます。ぼくの中学の同級生は、調理師専門学校で学んで、一流ホテルの料理長になりました。

行き場のない、英語もろくに話せない、文系高学歴の自称インテリ知識人

今の世の中、高学歴貧乏と呼ばれる人はたくさんいます。助教授、準教授を含む、大学の教授連の一員になれない、時給で働く非常勤講師などは、その典型的な一例です。特に、文系の高学歴が、高収入を生む時代は前世紀で終わりました。

テレビなどで、1940~50年代の生まれの、英語すら話せない、自称知識人の左翼やマスコミなどが、うるさく自己主張していると「かわいそうに。」と思ってしまいます。何も技能がないので社会の役に立てません。必要とされない老いた身と厳しい現実を受け入れるしかありません。

そうならないために、手に職をつけることが大事なのです。「芸は身を助ける。」という諺があります。好奇心を持って、やりたいことを見つけて、好きなことを徹底的に勉強して、知識を深いところまで追求してください。気がつけば、その分野の専門家になっています。

不満や愚痴ばかり言っている人とつき合うのは、時間の無駄ですが、努力を続ける人や行動を起こすことができる人となら、友人になる価値があると思います。志の高い人は、ぼくの目には魅力的に映ります。有能で誠実な人からは、多くの大切なことを学ぶことができます。

目次トップへ


2017年1月9日(月)
語学力を保つためのもっとも効果的な単語帳の暗記

日本で会社員になると、とにかく自分の自由な時間が取れません。少ない時間で語学力を保つには、暗記法を使って、毎日大量の単語の暗記を繰り返し続けるのがもっとも効果的です。ぼくも数年の間ですが、日本にいた頃は、ほぼ毎日やっていました。

Best Word Book

今でもハイスクールのテキストや英字新聞をすらすら読めるように、暗記法を使って毎日40分ぐらいの間、「英検1級でる順パス単(旺文社)」、「TOEFLテスト英単語3800(旺文社)」、「究極の英単語Vol.4[超上級の3000語](アルク)」のすべての単語帳を繰り返し暗記しています。

正確に言うと、ほぼすべての単語は覚えているので、単語帳の中の単語を一つでも忘れないように、完璧に頭の中の入れるために、刷り込んでいる感じです。ハイスクールで学ぶ生徒から専門的な単語を聞かれても、すぐに答えることができるように、単語帳の裏の索引内のすべての単語をチェックして確認しています。

単語帳というものは、一度覚えてしまうと、その後の作業はとても楽になります。半年に一度の間隔で見直しをすれば、忘れていたいくつかの単語もすぐに思い出します。やり切ってしまうことが大事だと思います。インター生のための家庭教師という職業上、膨大な語彙を持ち続けることは必須の作業です。

家庭教師の授業中に、生徒に問題を解かせている間も、単語帳とにらめっこしています。ぼくの集中力と時間の有効な使い方を生徒に学んでもらうためです。小説などを読むよりも、勉強に対する正しい姿勢を生徒に見せることができます。

みなさんも、無理をせずに、自分の語学力のレベルに合わせて単語帳を選んで、単語の暗記をやってみてください。準1級の単語帳のすべての単語が頭の中に入れば、ミドルスクールの英文のテキストや英字新聞の社会欄が読めるようになります。(国際政治や経済欄は、まだ、このレベルでは、読むのは難しいです。)

単語帳の暗記を一冊仕上げると、大きな達成感があります。そして、次のレベルにステップアップして再挑戦です。習うより慣れろということです。暗記法の勉強には、こちらのページを参考にしてください。

目次トップへ


2017年1月2日(水)
エリート教育

インター生のための家庭教師をやりながら、昨年で13年が過ぎてしまいました。その中に、NIST の生徒が多くいました。現在も2人います。どのようなことを教えているのかというと、簡単に言えば、ふつうの人よりどんどん先へ進んで、大学受験以上の高度な英語を小学生や中学生に教えるということです。

Textbook 2017-1 Textbook 2017-1

例えば、現在小学校の6年生にあたる生徒には、準1級の単語帳とセンターレベルの英文法問題精講をテキストで使っています。この英文法の問題集を初めて解かせた時の正答率は、およそ 80~85% でした。おそらく、先へ進むにつれて、内容が難しくなっていくので、正答率は若干下がっていくと思いますが、それでも十分優秀だと思います。

この生徒の言語操作能力は、非常に高く、理数にも強いので、準1級や1級の単語帳のすべての単語が頭の中に入った時点で、らくらく合格する能力がすでにあります。ネイティブベースのインター校では、まわりでいつも高度な内容の英語が話されて、自然に耳に入ってくる、意識せずに自然に友達と英語で話す環境が整っています。

これがアジア人の多いインター校との決定的な違いです。この英語で瞬時に話し返す能力の形成は、欧米人の多い環境でないと身につきません。日本で英語を勉強している人が、語彙とともにもっとも弱い点です。環境に恵まれた子供たちの語学力は、急激に伸びていきます。

それから、小学校3年生にあたる生徒には、3級の単語帳、ハイクラス徹底問題集中2英語、及び英語の原書のテキストを使っています。問題集の正答率は 75% ぐらいなので、年齢を考慮すると悪くないできだと思います。英語の文章を読むことに対する抵抗感は、まったくありません。

二人とも、英語を英語で考える環境の中で学習しているので、文法問題集で文章を書く正確さが上がると、簡単に小論文も書けるようになります。ネイティブベースのインター校に通わせるなら、このぐらいはやれて、ふつうのことです。

毎日1~1時間半の集中した勉強時間で、これぐらいは十分にこなせるようになります。彼らのご両親は、英語が一定のレベルに達すれば、ぼくからコンピュータ言語を学んでもらいたいそうです。知性や教養の高い人は、特殊技能の重要性も理解し、次のステップを考えています。

ぼくの生徒の中には、あまり有名でない小規模なインター校に通っている生徒もいます。それでも、彼らには、NIST の生徒に負けない語学力を身につけさせているつもりです。ぼくの生徒の中では遅いのかもしれませんが、中1~2の学年で、英検の2級に合格する事実が、それを証明していると思います。

強い意志が、十分に恵まれてはいない環境を克服するのです。毎日たった1~1時間半の英文法と語彙の集中した勉強を1~2年間こつこつと続ければ、小学生の高学年や中学生の語学力は、驚くほどに伸びていきます。日々の努力と継続によって、大きな目標に到達するのです。

目次トップへ


2017年1月2日(水)
来るものは拒まず、去るものは追わず、何事もほどほどにマイペース

ぼくが自分自身にいつも言い聞かせていることは、何事もほどほどに、いつもマイペースでいることです。ぼくが日本の一般的な会社員だったら、実現は難しいことですが、バンコクで小さな事業をそこそこに展開できているので、実現が可能になっています。

誰かに働かされているのではなく、自分のペースで仕事ができるので、ぼくにとって自営業という環境は、とてもありがたいです。インター生を主な対象としているので、午後3時過ぎから9時前まで教えています。日本人学校の学生よりも教える時間により広い幅ができます。

人に教えることは決して楽なことではないので、1日に3人教えれば、けっこう疲れます。ぼくの授業の場合、NIST をはじめとした IB または、IGCSE + IB のカリキュラムで学ぶ生徒が多く、エリート教育に特化しているので、教えるこちら側にも、かなりの集中力が必要とされます。

ぼくの生徒のほとんどは、英語の勉強に対して、ある程度の心構えを持っています。もともと語学力の高い生徒が多くいますが、今は自分の語学力が低くても、もっとがんばって、レベルの高いインター校に編入するという目的を持っている生徒もいます。

類は友を呼ぶの諺どおり、やる気のある生徒たちに囲まれているので、ぼくが2年ほど教えれば、中学生でも英検の準1級のレベルぐらいは軽く超えてしまいます。基本的に来るものは拒まず、去るものは追わずの考えなのですが、みんな挫けずにがんばってくれています。

ぼくの責任は、生徒たちにとって大事な学習環境の構築と維持です。生徒に覚悟を持たせて、自ら机に向かわせることが大事です。単純な厳しい言葉だけでは、人は子供でも動かせません。

目次トップへ

inserted by FC2 system