日記の目次 2019年
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42 人気のあるインター校の動向
41 E.T.の続編
40 アメリカの人種差別
39 社会人になっても変わらない人
38 インター生専門の家庭教師はとても忙しい
37 16年前の初めてのインター生
36 営業員としての四年間
35 人生には、優しさ、正しさ、そして、強さを育む必要がある
34 文系大卒社員の有効活用
33 バンコクで車の運転
32 何もできない社会人に育てられた子供が不憫です
31 インター生の育て方
30 インター校の英語の環境に慣れたプライマリースクールの低学年用の英語テキスト
29 誰でもできる単語の暗記法
28 ぼくが日本を離れて海外に住む理由
27 保護猫の脱走
26 バンコクの塾の講師の不安
25 食べ物とトレーニングに気を遣う今日この頃
24 ぼくの好きなアニメ Now and then
23 生徒たちの家庭学習用に作成した単語•文法の確認テスト
22 メイ首相とプーチン大統領
21 天安門事件
20 ぼくの好きなテレビ番組 - Star Trek
19 レベルの高いインター校への転校
18 お客さんを自分で得ることができない人に独立起業は無理
17 1900BでNon-immigrant Visa "O" Retirement Visaを取得
16 野良の子猫の里親さんを探しています
15 海外で独立起業
14 大阪ダブル選
13 ご飯代わりのファストフード
12 イソップ童話、アリとキリギリスの教え
11 日本人学校の生徒にインター生並みの語学力を求めるのは不可能
10 反日の大陸の中国人や韓国人とつき合う必要はない
09 価値観の違う親子
08 社会人としてのつき合いには、ある程度の専門知識や資産も必要
07 悪意が充満するネット上
06 離れの台所で生活する四匹の子猫と母猫
05 タイの安い生活費
04 ロベルトのレストラン、Spasso でランチ(3)
03 無駄が多く、実用的でない日本の教育
02 大嫌いなサービス残業と通勤
01 本当の強さ
2019年12月30（日）
人気のあるインター校の動向
スクンビットのインター生の動向として、無視できない事実が一つあります。2019年12月現在、インター校の所在地が集中するスクンビット、特に、BTSを利用して通学できる、BTS沿線の大規模インター校に、生徒が集中する傾向が強く見られます。
エカマイのBTSの駅から徒歩で通学できる、2000人規模のSt. Andrews Bangkokのセカンダリースクール、及び、オンヌットの1000人規模のPREPのセカンダリースクールが、2017年に建てられました。
通学しやすい所在地、設備の整った校舎、NIST、Patanaほど高くない学費、などの条件を兼ね備えた両校の人気が高まり、日本人を含め、急激に生徒が集中するようになりました。
周囲の中規模のインター校は、多かれ少なかれ、生徒の確保が難しくなっています。郊外にある大規模インター校でも、同様の影響が見られます。個人的には、各インター校がどのような対処をするのか、着目しています。
St. Andrews Bangkok、PREPの両校ともに、さらに生徒数を増やしているので、周囲のインター校の中には、経営規模を縮小せざるを得ないところもあると思います。
2019年12月30（日）
E.T.の続編
懐かしい映画、E.T.の続編が、短編ですが、アメリカで制作されています。大人になったエリオットが、YouTubeで見れます。
こちらがその動画です。タイトルは、A Holiday Reunion – Xfinity 2019となっています。
同様に、ホームアローンの大人になったケビンも、こちらのグーグルのコマーシャルの中で、見ることができます。
Back to the Futureの主要キャストのカナダでの再集いですが、このようなファンのための催しは、うれしい限りです。
映画の中では悪役のビフも、実生活では、いい奴だと思うのです。彼はよい年の取り方をしていると思います。
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2019年12月15（日）
アメリカの人種差別
高度な語学力があり、留学や駐在で数年間アメリカに住んだことがある人なら、気がついたことがあると思います。アメリカにおける人種差別は、黒人が対象になっていることです。
有色人種のカテゴリーに入る、黄色人種の日本人や、ヒスパニックと呼ばれる中南米出身の人は、アメリカの社会で生きながらも、露骨な人種差別を受けた経験はないと思います。
しかしながら、黒人として生まれて、その場所がアメリカの南部だと、話は違います。黒人として生きることは、大変だということです。ぼくは仕事で、しばらくの間、南部のアラバマ州に、滞在しました。そこで、体の大きな一人の黒人と知り合いました。
ぼくの滞在先まで車で迎えに来て、彼の自宅近くのバスケットコートまで、連れて行ってくれました。その時に気がついたのは、彼の仲間やガールフレンドは、すべて黒人だったということです。
ぼくがアメリカで、白人の女の子と、一緒に出かけたり、仲良く遊んでも、問題ないのですが、男が黒人の場合、それをよく思わない白人が周囲にいることを察知しました。
北部では、それほどではないですが、南部には、今でも、生理的に黒人を受けつけない、一部の白人が存在します。それを如実に表している動画をYouTubeで見つけました。役者の演技が素晴らしく、緊張感が伝わってきます。
黒人女性の吐き捨てるような最後の一言、"so much"で、白人警官を怒らせて、たまたま一緒に居合わせた、車内の二人の黒人男性も含めて殺されることになります。この動画が、白人の黒人に対する差別の現状を見せてくれます。
有色人種の構成比率が半数ほどのカリフォルニア州やその他の北部では、これほど露骨な人種差別は見られませんし、表面的には、大多数の白人と黒人は、上手くやっています。しかしながら、アメリカに人種差別は存在します。その認識は必要だと思います。
2019年12月8（日）
社会人になっても変わらない人
高校を卒業する時に思ったこと
ぼくは高校を卒業する時に、このまま大学に進んで、その後社会人になっても、基本的にぼくはこのままの性格だろうなと思いました。50歳を過ぎた現在でも、倫理観や価値観は、当時とほとんど変わっていません。
昭和の時代には、大人の遊びとして、飲む、打つ、買うは、当たり前のことと考えられていました。分かりやすく言うと、酒、賭け事、風俗ということで、これに煙草が加わります。
ところが、ぼくは、まず初めに、酒をうまいと思いません。賭け事などの運に頼ることに興味もありません。風俗も彼女がいれば必要ありません。煙草は百害あって一利なしです。
ホステスやホスト通いなどバカバカしいの一言です。このようなくだらないことに、自分自身が懸命に働いて稼いだ大切なお金を、ドブ川に捨てるような行為をする人が理解できません。
バンコクでも、酒に溺れて自分自身を見失うような人や、男性だけでなく女性でも週末になると風俗に通う人が、多く存在することが、ぼくには理解不能です。
家庭教師や塾の講師などの、ぼくの同業者の中にも、このようなことに大金をつぎ込んで失う人は多く、この類の方々は、生活に余裕がなく、お金を貯めて、自分の未来に投資することを考えません。
今でも、酒が好きでたまらないとか、恥ずかしくてかわいい女の子に声をかけれないと言われても、こちらには、どうすることもできませんが、今までの生活や考え方を少し変えてみてはどうでしょうか。
学問、趣味、スポーツなどを通して、自ら周囲の人に声をかけるようにして、親しい仲間を見つけて、自分自身が少しでも外向的になるように、周囲の環境を変えてみてはどうでしょうか。
せり出たお腹を見苦しいと思うなら、ウエイトトレーニングで筋肉の張りをつけたり、ランニングで脂肪を減らすことができます。細マッチョの体形を維持するぐらいは、難しいことではありません。
興味のあることを見つけて続けてみよう
国際社会においては、外国語やコンピュータ言語などの実務能力を高く評価してくれます。とりわけ、欧米人にその傾向が強まり、インター校においては、それらに興味のある人が多くいます。
ぼく自身のこととして、バンコクに散らばるインター校を訪れた時に、外国語やコンピュータ言語の必要性が話題になることも多く、仲間や知人を増やすのに役立っています。
以前、お話したことがある、16年前の優秀な生徒も、ぼくと同じように大人になっても変わらないと言っていました。人生において、やるべきことをやっている人は、充実感で満たされています。
家庭教師の授業において、ぼくにもそれなりの充実感があります。このような心境になってきたのは、40代の後半になってからです。小さな事業の成功のおかげです。
人生を手っ取り早く成功の軌道に乗せるには、若い学生の時に、英語、物理、化学、生物、ITなどのどれかに興味を見つけて、専門分野を深く勉強して、仕事に生かせるレベルにすることです。
音楽、美術、文学、料理、伝統工芸の中にも、自分の特殊性が見いだせるかもしれません。大事なことは継続です。ぼくは高校生の時から50歳を超えた今でも、毎日一時間半ほど勉強しています。
これだけ長くやっていれば、ふつうの人が努力してもできないことでも、（専門分野において）自分ならやれる自信があります。好きなことだから、無理せずに続けられています。
興味のあることを見つけて、それに没頭すると、自分の人生で成すべきことが見えてきます。年を重ねても、新たな分野に挑戦していると、新しい発見や出会いがあり、刺激を受けます。
会社で日々の雑務に追われ、自分の時間が持てない人では、どうすることもできませんが、時間に余裕がある人なら、とにかく、何かを始めてみてはどうですか。
お世話になった方々へのクリスマスプレゼント
ぼくのペットの犬が子犬の時に、死にそうになった四匹を救ってくれた、二人の動物の介護士の方に、毎年感謝の気持ちを込めて、クリスマスのプレゼントを送り続けています。
ぼくの記憶が正しければ、７～８年ほど続けています。今年のクリスマスのプレゼントは、今日車で送ってきました。プレゼントを渡して喜んでもらえると、こちらもうれしくなります。
彼女たちによって救われた四匹の子犬は、大きくなって、家の中を走り回っています。今でも彼女たちには、感謝の気持ちでいっぱいです。
2019年11月24（日）
インター生専門の家庭教師はとても忙しい
バンコクの日本人インター生
バンコクのインター校で学ぶ日本人の生徒数は、数年前に概算で算出したところ、およそ700人から800人ほどでした。この数字には、幼児から高校生までの、幅広い学年が含まれています。
現実的に、家庭教師や塾などを必要とする学生たちは、プライマリースクールの高学年からハイスクールで学んでいます。日本人インター生総数の半数にあたる生徒になります。
アメリカや他の英語圏の国々で育ったので、英語の語学力にまったく不自由はないが、数学や理科の専門科目に専門家の教えが必要な学生も含まれています。
しかしながら、バンコクでもっとも必要とされるのが、彼らに英語を教える専門家です。インター校に編入したものの語学力が低すぎて、本科の授業が十分理解できない生徒は、200人ほどに上ります。
インター生に英語を教える専門家として、インター生専門の家庭教師や塾の講師が、この生徒たちの語学力を鍛えることになるのですが、バンコク市内で10人を超えるほどしかいません。
一人二人を除いて、数年に渡る留学を経験した人がほとんどです。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの現地で、しっかり語学と専門分野を学ばれた方々ばかりです。
インター生専門の家庭教師や塾の講師は、数に限りがあるので、需要が非常に高く、生徒間で奪い合いになっています。スケジュールもほぼ埋まっている状態です。
ぼく自身も、月曜日から金曜日まで、毎日２～３人の生徒を計３～４時間半ほど教えています。土曜日は休みたいのですが、ご要望が多くて断れないので、ほぼ埋まっています。
やる気のない生徒を教えるのは苦痛
ぼくの生徒たちや彼らの保護者は、厳しい言葉が並んでいる、ぼくのウエブサイトを読んで、覚悟を持って連絡をくれるので、英語の勉強にも真剣に取り組んでくれます。
ぼくの生徒になる人には、毎日一時間ほどの、単語の暗記と英文法の集中した学習を、毎日の日課とします。これができない人は、ぼくの生徒として受けません。
このような生徒には、知り合いの塾を紹介することになります。そこでも落ちこぼれた生徒たちは、救いようがありません。インター校をあきらめて、日本人学校に帰っていく人もいます。
インター校で適当に勉強すれば、語学力も自然に上がると、甘く考えているような学生を、ぼく自身の生徒として受けることはありません。これはぼくのインター生に対しての基本方針です。
ぼくの知り合いの、インター生専門の家庭教師の方々も、同じような考えを持っているのですが、塾の講師の方々は、教える相手を選べないので、やる気のない生徒を渋々嫌々ながら教えていることもよくあります。
インター校に編入しながらも、英語の勉強に真剣に取り組めない学生に対しては、日本人学校に戻ることを勧めています。大人でも子供でも、物事に真剣に取り組まない人に、成功はありません。
学ぶ気持ちのない人に教えるのは、誰でも嫌なことです。教育の現場で、立場上、本音が言えない人が多いので、あえて、今日の日記の内容には、まったく偽りのない、家庭教師の本音を書きました。
2019年11月11（月）
16年前の初めてのインター生
あまりにも優秀な生徒
16年前に、日本人学校からインター校編入を目指す生徒の家庭教師を引き受けたのが、インター生たちとの付き合いの初めでした。中３でのインター校編入を考える、バンコク日本人学校の中２の男子生徒を、２学期の初めごろに引き受けました。
この生徒は、理系の生徒だったので、高１の学年中には英語の勉強を終了させて、その後は、日本の高校の数学と理科に重点を置いてもらうために、英才教育を施すことを計画しました。
サマースクールの開始と共に、英検の１級の単語帳を与えて、しばらくの間単語の暗記のみに集中して、２ヶ月で終えるように言いました。彼は毎日５時間の暗記時間を設けて、一ヶ月後には、完璧に暗記を終えていました。
その後、英文法の学習も終わりに近づき、頃合いを見計らって、数学の家庭教師を紹介して、彼の家庭教師を終えました。数年後に、彼に紹介した数学の家庭教師の方から、筑波大学に進学したと聞かされました。
彼が中２の頃に、どうして勉強するのかと尋ねたことがあります。すると、彼は、病気で苦しんでいる人を助けたいと答えました。ぼくは、その瞬間、彼が人間性の非常に高い、高潔な人格を備えた人物だと理解しました。
ハイスクールの２年生、高１の学年時には、平日は毎日７時間勉強して、週末の土日は10時間勉強していました。英語と日本語の両方で、高度な数学と理科のテキストに向き合う彼の姿勢には、こちらが感銘を受けてしまいました。
大人子供、年上年下も関係なく、人間性の高い人から教えられることは、大切だと思います。ぼくが40歳を過ぎてから、コンピュータ言語を学んだことに、彼の影響があります。
彼のお父さんは、自動車メーカーに勤めていて、自分の子供たちに、自ら興味を抱くように、物理、化学、生物の分野のテキスト、科学分野の雑誌、組み立て教材などを、一緒に楽しみながら教えておられました。この父にこの子あり、ぼくが見た最高の親子の在り方です。
16年前は、英語を鍛えて文系の有名大学に進学させればよいだけの気楽な時代
当時はまだ、昭和の時代の名残のように、中３の学年の一学期終了前に、ハイスクールに編入させるのが一般的な時代でした。８月の新学期前のサマースクールに通わせて、そのまま編入させるために、英検の２級の語学力を養わせるのが慣例でした。
現在では、ぼくの生徒でも、小６の学年で、英検の２級ぐらい皆取らせています。今から考えると、インター生の数も少なく、保護者や教育者の間の、語学力の伸ばし方の理解も低いものでした。ただし、当時のぼくは、彼らの語彙の少なさを懸念していました。
当時のほとんどのインター生は、編入の時期が遅かったこともあり、英語のみを鍛えて、帰国子女枠を使って、有名大学の文系の学部に進学させて、生徒自身も保護者も満足していた、気楽な時代でした。
しかしながら、インターネットの普及とITの発達とともに、コンピュータ言語なるものが身近になり、機械工学の分野を初め、様々な工学の分野で、ITの知識とプログラミングの必要性が高まると、状況が一変しました。
英語しかできない人材は、企業に就職すると、輸出入業務に携わることになります。入荷出荷の英文書類の作成など、慣れれば高校生でもできるようなものです。ぼくには、このような部署で、英語のメールのやり取りをして、定年まで終えるような一生は、耐えられないものでした。
ぼくの場合は、自分自身を生産管理に関与できるように、積極的に工場や現場に足を運んで、技術の習得を心がけましたが、多くの文系の学部の出身者には、難しいことだと思います。
このようなことを踏まえて、インター生に対しては、英語は高１の学年までに上級のレベルに引き上げて、その後は数学と理科の勉強に集中させて、理系の学部に進学させることを目標にしました。
インター生に対しては、大学卒業後にメーカーに就職して、海外に生産工場を持つ企業の技術者になって、現地の作業員に指導して国際社会に貢献できる、そのような人材を育成したいと、ぼくは考えています。
インター校出身なら、英語など操れて当たり前のことで、特別なことではありませんが、コミュニケーションの道具として、多くの人が話す英語は、便利なものです。
特にコンピュータ関連のマニュアルやテキストは、外国人とのやり取りの中で、英語のものが使い勝手がよく、意思の疎通がはかどります。これが実務的な、本当の国際化というものです。
2019年10月24（木）
営業員としての四年間
コンピュータシステムの開発のための営業
営業の厳しさは、ぼく自身が経験しています。今思い出しても、とても厳しい四年間でした。ぼくは30歳代の半ばで、当時バンコクで小さなコンピュータシステムの開発を手掛けて、５～６人の小さな会社を経営していた、日本人の技術者と知り合うことになります。
そこで、昨年の売り上げはいくらになったのと尋ねました。すると、一万バーツだというのです。冗談ではなく真実なので、とても困っているようでした。車もあるので、ぼくが営業で売ってあげようかと言うと、お願いしますということになりました。
ぼくは20年近ほど前に、当時700社以上あった、日系企業一覧の企業の、すべてのバンコク市内の事務所や、アユタヤ、チャチェンサオ、チョンブリ、ラヨーンなどの、各地に散らばる工業地帯の中に生産設備を持つ、すべての工場に電話をかけました。
頻繁に各地の工業地帯に足を運んで、工場長や生産現場の担当者に、生産効率を上げるために、コンピュータシステムの設計開発による導入を提案しました。比較的に安くて設計が簡単な在庫管理システムを導入してもらい、その企業との信頼を深めるように努めました。
それから、複雑で高額になる生産管理システムの導入を勧める戦略を立てました。最後に原価計算のシステムまで導入してもらうと、小さなシステム開発会社としては、高い利益を出すことができました。
変化を読み取る大切さ
最終的には、四年間で20社以上の企業と取引ができて、社員の数も30名まで増えました。コンピュータシステムの開発は非常に高額なので、四年間小さな会社を維持するには、十分な案件数と仕事量だったと思います。
700社以上の企業に電話をかけて、担当者に電話をつないでもらうだけの作業で、どれだけの忍耐力と努力が必要になるか、優秀な営業員の方々なら分かると思います。
数えられないほどの工業地帯の工場を訪問して、生産の担当者と懇意になり、距離を近めて、商談の成立まで持っていくことは、簡単なことではありませんでした。
ところが、最後の半年間は、売り上げが落ちました。ぼくはお客さんとなる日系企業が望むものが、比較的に安価で、早く導入できるパッケージのシステムに移行していることが読み取れました。
システムの導入期間の短縮と効率の良いパッケージ化を、経営者に勧めたのですが、彼は高い利益を生む設計開発に固執しました。ぼくは、この会社は近い将来ダメになると思い、すでに学生を相手に家庭教師を始めていました。
インターネットの可能性に賭ける
ぼく一人の新規開拓営業で、小さな会社の仕事量の半分を企業から受けていました。ぼくが手を引くと、この会社は仕事量が激減して、一年後に経営者の知人に安く譲渡されて、さらに半年後には消えていました。
冷たいと思われるかもしれませんが、ぼくは可能性のあることには、勝負を賭けますが、可能性がないと判断すると、すぐに手を引きます。商売仲間でも、間違ったことに固執したり、正しい忠告に耳を貸さない人は、縁を切ります。
ただし、彼と知り合いになることによって、コンピュータ言語の重要性と活用法を学ぶことができたのは、幸いなことでした。彼がぼくの営業力を利用して、ぼくも彼の開発力を利用して、お互いに自分のない能力を補ったのです。
2008年のリーマンショックで、情報誌に広告を出しても、以前のように生徒が集まらなくなりました。その時インターネット上に、自分のウエブサイトの広告を出す考えが浮かんだのは、彼から得た知識の影響です。
その後、ぼくはインターネット上で、コンピュータ言語の勉強を始めました。２年間ほど勉強した後に、初めて自分のウエブサイトをインターネット上にアップロードしました。
高度な英語を操り、営業もでき、技術者であることが、社会人の理想
ビジネスは、規模の大小を問わず、利益を生み出すことが前提なので、利益が出る方向に自分の身を置きます。廃れたビジネスなどに見向きもしません。ぼくにとっては、家庭教師もビジネスです。仕事は成功させるのが前提です。
インター生相手の家庭教師として、小６の学年で英検の２級、中２の学年で準１級、高１で１級の語学力を持つように、生徒たちを指導します。優秀な生徒には、アメリカの大学の情報工学(IT)で学ぶ授業内容も教えます。
数年にわたる欧米留学の経験がなく、生きた英語を現地の生活で学んでいない、大部分の日本国内の英語教師や講師が、インター生を教えることはできません。教える立場の者が、かなりの語学力と知識を持ち合わせないと、優秀なインター生を育てることはできません。
高度な英語を操って、営業もできて、技術者でもあることが、社会人の理想だと思います。ぼく自身としては、どこまでも自分自身を高めることが、現在の目標です。まだまだ新しいコンピュータ言語を学びたいと思っています。
ぼくは優秀なインター生相手の家庭教師という仕事が大好きです。目の前の真面目な生徒たちから、よい刺激を毎日与えられます。彼らは、少なくとも、ぼく以上の優れた社会人になると思います。
2019年10月20（日）
人生には、優しさ、正しさ、そして、強さを育む必要がある
力なき正義は、無力なり、正義なき力は、暴力なり
ぼくが子供の時に、学校生活の中で、身に染みて必要性を感じてのは、肉体的、精神的な強さでした。当時でも今でも、クラスの中で体が大きく強い生徒はいます。クラスの中には、力ずくで自分の欲望を満たそうとする人もいます。
その欲望が、その生徒だけでなく、他の生徒にも利点があるなら、まだよいのですが、己の利益のみを優先する場合、他の多くの生徒は、不満を抱きます。このようなことが数回続くと、文句をいう生徒も出てきます。
そんな時に、力ずくで殴りかかって、相手を従わせるような、人間性の低い生徒もいます。恐怖で他人を支配したがる人は、子供でも大人でもいます。ぼくが心から欲していたのは、このような矛盾した行為を目の前にした時に、対抗すべき力でした。
ところが、ぼくの親は、世の中のほとんどの親と同様に、戦い方など教えてくれませんでした。父は体も大きく柔道家だったのですが、技の一つも教えてくれませんでした。現実的には、ぼくの小さな体に、柔道は向いていなかったと思います。
海外では、自分の身は自分で守るのが、当たり前
学生の頃から海外に住むことが多かったので、いざという時に、体の大きな外国人を相手にしても戦える、実用的な格闘技の能力が、ぼくには必要でした。それが当時大阪の吹田にあった、大阪シュートボクシングジムで修練したシュートボクシングでした。
シュートボクシングは、キックボクシングに投げ技を加えた格闘技です。空手には型を含めて、無駄な動きが多いのですが、キックボクシングは、すべての技が相手を倒すための動きなので、試合では禁じられている目や喉への攻撃は、一発で相手を無力化できます。
路上で数人を相手にする場合は、躊躇なく、大きな釘やボールペンを拳に挟んで、相手の体の急所を刺します。自分の身は自分で守る。それが海外で生きる掟です。こんな大事なことを、日本の学校では、教えてくれません。
ぼくがブラジルに留学していた時に、サンパウロではなく、とても危険な地方に住んでいたなら、ライフル銃、もしくは、ショットガンを所持していたかもしれません。中南米はアメリカよりも、はるかに凶悪犯罪発生率が高い地域です。ブラジルも例外ではありません。
これらの大陸では、侵入してきた強盗を銃で撃ち殺しても、正当防衛として当然と考えられます。しかし、日本なら過剰防衛と言われかねません。黙って殺されろというのでしょうか。
恐怖を克服する勇気を育てる
数時間程度の体育の柔道の授業では、まったく実用性がなく、身を守ることはできません。自分自身だけでなく、家族を守るために、自分より大きな相手や多人数に向かっていくのは、誰でも怖いことです。その恐怖を克服するのが、勇気です。
格闘技の正しい修練が、勇気を育んでくれます。大人になれば、子供の時よりも、この力が必要になるのですが、困難に立ち向かう人よりも、逃げているばかりの人が、今の日本には多くなりました。
逃げているばかりの人生は、つまらないものだと思います。同様に、英単語の暗記から逃げているインター生は、いつまでたっても、語学力を大幅に上昇させることができません。バンコクの２～３年の滞在期間を、ESLやEALで過ごして、時間を浪費することになります。
数年間の集中した勉強や修練で得られるものは、とても人生に役立つものなのですが、世の中の多くの人は、その重要性に気づいていても、伴う行動力を持ちません。きっかけになればと思い、ぼくは家庭教師だけでなく、護身術も教えています。
誇りを持ち生計が立てられる仕事を持つ
他人に媚を売って、逃げ回るだけの、つまらない人生を送る人に、ぼくは魅力を感じません。しかし、自分の生徒たちに対しても、困難に直面した時に、立ち向かう人生を選ぶか、逃げ回る人生を選ぶか、どちらの道を選ぶのも、彼らの意思による、自由な選択だと思います。
自分の人生の進む道は、自分で選ぶものです。有名大学に入学しても、文系の学部であれば、専門分野の知識や技能は身につきません。大企業に就職しても、劣悪な職場環境に身を置く、営業職以外に選択の余地はありません。誰にもできる仕事は、競争が激しいのです。
ぼくの生徒たちには、自分の時間が持てる、人間らしい人生を歩んでもらいたいのです。だから、理系の学部に進み、専門知識を深めて、企業に勤めながら、高性能、高品質な製品を作る技能で、生計を立てる手段を身につけるように勧めています。
また、日本には、文化的、芸術的に価値が高い作品をつくる土壌もあります。美味しくて健康的な日本料理も、その中の一つです。生徒たちには、仕事に誇りを持ち、生活の手段として、物をつくることに興味を持ってもらいたいと思っています。
2019年10月7日（月）
文系大卒社員の有効活用
営業職は辛い仕事、事務職はなくなっていく仕事
文系大卒の高学歴の人でも、これといった特殊技能がなく、営業や事務職に就いている場合、リストラや倒産で、長年勤務した会社を去らなければならなくなった時、高齢になればなるほど、フットワークが鈍くなり、営業力、事務処理能力が下がると見なされて、再就職が難しくなります。
ぼく自身も、文系大卒の会社員だったので、彼らの気持ちはよく分かります。文系社員の中でも、留学の経験者で語学力の高い社員であれば、輸出輸入関連の貿易実務に携わることが多くなります。ぼくは海外要員としてメーカーに雇用されたのですが、通訳や翻訳を含め、刺激のない単純な業務を毎日続けたいとは思いませんでした。
製造業に就職して転職を数回重ねた後も、物を作る技術を学びたいと思いましたが、機械工学などを専攻した理系大卒の方々とは違い、技術者になることはできないので、生産ラインの効率化を図る、コンピュータによる在庫管理や生産管理というものに興味を持ちました。
営業職は社内外共に競争が激しい場所
製造業においては、自社の製品の開発や生産に従事する人材が重宝されます。専門分野の勉強も会社が推奨してくれます。それに引き換え、文系大卒の営業員は、いくらでも代わりがいるので、販売成績の悪い社員は、すぐに解雇の対象になってしまいます。
営業成績を上げるためには、残業だけでなく祝祭日も顧客の要望や付き合いで、働かなければならないこともあります。営業は昔ながらの体力根性勝負の要素が強いので、メーカーや総合商社には、頭脳明晰な人材だけでなく、体育系の人材も多く採用されてきました。
しかしながら、ぼくには彼らの多くが仕事に対して、技術者と違い、生きがいのようなものを持っているように見えません。営業成績の数字に追われる毎日は、精神的に辛いものです。営業成績が優秀な社員でも、日々の努力は欠かせません。社内に居場所を確保するために、耐え忍び働いているように見えます。
ITの知識で身に着ける実用的な金儲けの手段とネット上の新しいビジネスの展開
IT（情報工学）は、インターネット上で、誰でも気軽に勉強することができます。短期間専門学校に通って、仕事として使える技能を習得することもできます。データベースの作成まで学ぶと、在庫管理、生産管理だけでなく、膨大なデータベースを利用して、製品の原価計算まで行うことが可能になります。
その他にもデータベースの作成は、クレジットカードの作成にも使われたり、用途の幅が広いので、お金を稼ぐのにお勧めの技能です。必要になるのは、sqlというコンピュータ言語です。ウエブサイトの開発のためのhtml、cssに加えて、プログラミングのためのjavaScript、ウエブサイトとデータベースの統合のためのphpなども併せて学ぶ必要があります。
２～３年ほど週に数時間の定期的な勉強時間を設けるだけで、これらすべてを学ぶことができます。文系大卒の社員にとっては、実用的にお金を稼ぐ手段になります。定年退職後も自宅の部屋で時折り数時間働くだけで、比較的によい収入を得ることができます。
社内で優秀な文系大卒社員の育成と活用
特に優秀な総合商社の社員の方々には、IT（情報工学）を勧めたいと思います。これらの新しい知識を用いて、新しいビジネスを展開することも可能になります。これまでのように、コンピュータ関連のすべての業務をIT業者やIT担当者に丸投げすることなく、社内でITの技術者を育成し、インターネットを利用して、新規ビジネスを育むべきです。
メーカーや総合商社などの経営陣の方々には、社内でITの技能を持つ多くの社員を育てることが、新しいビジネスの展開に頼もしい戦力になることを、気づいてもらいたいと思います。昭和の時代の慣習にとらわれることなく、インターネットを実用的に活用すべき時代に来ています。
総合商社の社員は、傘下のメーカーサプライヤーの企業の経営管理に、社長や役員として送りこまれることも多いと思いますが、そこで、既存のデータベースを活用、修正できる技能があり、現場の生産ラインに頻繁に足を運ぶことにより、自社の製品製造知識を高めて、生産管理の効率化に自ら貢献することができます。
さらに、原価計算のシステムを利用すれば、月々の人件費を含む製造コストが瞬時に算出できます。このようなことは、外注で他社IT企業に委ねるのではなく、社内で自己管理することによって、外部への社外秘の情報の流出を防ぐことができます。この点は、日本企業の抜本的な改革が望まれます。
また、暗記法を使って大量に語彙を増やさない限り、英語の語学力の大幅な上昇は見込めません。ヨーロッパ人並みの英語の語学力とITの知識と活用は、国際社会においては、身につけなければならない標準的な能力です。社内に埋もれた優秀な文系大卒社員の有効活用を真剣に考えるべきだと思います。
ITの重要性を理解できない企業の高齢上層部
ぼく自身もその中の一人だったのですが、文系の大学を卒業した多くの人が社会に出て、メーカーに就職した時に、技術の重要性を嫌というほど感じたと思います。ぼくの昔の同僚も、営業職というものは、つらい毎日の繰り返しだとよく愚痴をこぼしていました。技術や外国語の活用に集中できる部署がうらやましいと言われた時に、心から出た彼らの本音だと思いました。
また、日本特有の総合商社も、本来、従来のビジネスの案件に関する情報収集だけでなく、新規ビジネスを立案して、データベースに蓄えて、国境や言語を超えて、海外の各国に散らばった支社内の各部署が、その情報源を活用すべきなのですが、現在も昔ながらのトップダウン式の上層部の意思決定に頼り、昭和的な生産効率の低い企業体質を残しています。
そこで働く社員も、高度に発達した情報化社会に生きながら、ITという技術を理解しないので、情報共有の概念もありませんし、ITの分野、または、それを利用して、新規ビジネスの発掘もできません。社員も日々の業務に忙殺されて、コンピュータ言語を勉強する時間もありません。企業の高齢上層部がITの重要性を理解しないので、ビジネスの幅も拡張できません。
日本企業の典型的な失敗例が、コンピュータのCPUやOSやアプリソフトではなく、自社の名前の入った箱作りにこだわった、すでに凋落した日系家電メーカーです。20年前には、バンコクにも多くの家電メーカーの駐在員がおられたのですが、今では非常に少なくなりました。20年前に優れたOSやブラウザを作れなかった時点で、日本経済の斜陽化を防ぐ方法は失っていました。
欧米では非常に多くの会社員がITを学んでいます。中国では小学校の３年生でITを習い始めます。それに反して、日本では社会人になってから、単なるアプリソフトのEXCELやPOWER POINTの操作方法を習うのが現状です。学校も会社もコンピュータ言語を教えてくれません。
商社に勤務する知人が、子供の頃からたくさん勉強し続けて、有名大学、有名企業に入りながら、英語も中途半端で、技術も何もない自分が情けないと言っていました。優秀な社員を社内で埋もれたまま育てられない企業に対して、ぼくは残念な気持ちを抱かざるを得ません。
2019年9月18日（水）
バンコクで車の運転
ぼく自身は、アメリカやブラジルでも運転していたので、タイで運転することも、当たり前のことなのですが、日本から来た人には、危険に感じるようです。
タイで運転する時の、いくつかのポイントを挙げます。タイ人は日本人より車を飛ばします。ですから、ぼくも日本での運転より少し速く走行します。しかし、追い越し車線を走ることは、必要がない限りありません。
日本では、あおり運転が問題になっているようですが、タイにおいても、あおってくる車はあります。後ろからあおってくる車がある時は、左側に少し寄って、先に行ってくれと意思表示をして、その車を先に行かせます。
タイでは20年以上運転していますが、特に問題はありません。ぼくは安全のため、基本的に左側の車線を走ることにしています。但し、オートバイが非常に多いので、右折左折する時は、必ず右左を確認して、障害物の有無を認識しなければなりません。
道路を曲がる時に、オートバイを巻き込めば、命を奪うことになりかねません。しかしながら、安全運転を心がけていれば、大きな事故を引き起こしたり、巻き込まれる可能性は、かなり低くなると思います。
左右に道角を曲がるときや車線を変更する時は、早めに方向指示器（ウインカー）を出して、まわりに自分の車がどう動くか、明確に意思表示をすれば、事故を起こす確率を減らすことができます。
運転する時は、心地よい音楽でも聴きながら、冷静さを保つことが大切です。以前に比べると、タイ人の運転マナーも、オートマチックの自動車の普及によって、走行に集中できるようになり、かなりよくなってきたと思います。
ところで、毎日の生活で、ぼくには時間の余裕があるので、勉強やボランティア活動をする以外に、ペットの世話、簡単な自動車の修理、庭の草むしりなどをしています。よい気分転換になります。
仕事ばかりに追われる日本での生活と違い、時間や気持ちに余裕があり、海外に住む恩恵を受けています。つまらないことかもしれませんが、ぼくは時間に追われる生活を好まないので、とてもありがたいことです。
海外で車は高い買い物ですが、靴と同じように車も二台あると、寿命がずいぶん長くなります。調子が少しでも悪いと、どちらかをメーカーのディーラーに持っていけるので、定期的に消耗品の交換をしてもらいます。
ホンダの旧型ジャズと日産の新型マーチの二台の小型車は、ぼくにとって足替わりです。今月に入って雨が続いていますが、どこにでも濡れることなく、家庭教師先まで運んでくれる、自分にとっては小さくても大切な車です。
2019年9月16日（月）
何もできない社会人に育てられた子供が不憫です
文系大卒の高学歴の人の場合、弁護士、国家公務員といった、難しい試験を突破できる人や、英語を初めとした外国語を高度なレベルで操れる人を除き、有名大学卒といった学歴以外何も特殊技能のない人が、仕事を得る職種は営業のみです。
ぼくも以前メーカーで働いていたので、国内営業、特に新規開拓営業のつらさは理解できます。売り上げが低い期間が続くと、解雇の対象になってしまいます。ブラックな職場で、昭和の時代と変わりません。
半世紀前の世代の方々は、働きながら技能が身につけられた時代に生きたのかもしれませんが、現在は、ほぼすべての人がパソコンのユーザーになり、各種センサーとプログラミングが発達した、部分的ながらも人工知能と呼べる存在が、従来の人によって賄われていた仕事を奪いつつあります。
高度に発達した情報化社会に生きながら、日本人の大部分は、プログラミングやコンピュータ言語なるものを、学んだ経験がありません。親の世代も文系の学生たちも、何を勉強したらよいのか、まったく本質を分かっていません。
安定した収入を得るために、彼らが真剣に勉強しなければならないのは、IT、つまり、情報工学です。英語も操れないような、文系の学生が身につけられる工学は、情報工学しかありません。他の工学に比べて、比較的に短期間で安く学べます。
簡単なウエブサイトの設計から始めて、データベースの構築、ウエブサイトとデータベースの統合を学んでいきます。習得に必要なコンピュータ言語は、html、css、javascript、sql、phpです。
情報工学は、Windowsのアプリソフトの開発など、Cを主体としたプログラミングを学ぶ、コンピュータ工学とは異なります。コンピュータ工学を学ぶには、高度な関数の理解が求められるので、大部分の文系の学生には難しいと思います。
無能力のまま、社会に放り出される学生にとって、現実は重く耐えがたいものです。社会で生きていける、特殊技能を身につけていない学生の多くが、厳しい人生を歩むことになります。ホームレスに陥る人も少なくないでしょう。
このような辛辣で現実的なことを、日本国内の学生に話しても、うざいとしか思われませんが、インター生ならITの重要性は理解できると思います。ほぼ毎日の授業でITに触れているからです。こちらのサイトを利用して、真剣に勉強してください。
理系の学生の方々は、メーカー企業や研究所に就職した後も、最低４～５年間勤めて、生産管理や研究開発をしっかり学んで、お金を稼げる実務レベルの技能を身につけてください。情報工学でデータベースの作成を学んだ学生も、生産管理の仕事に従事することができます。
学歴も大事ですが、自分を食わせるための特殊技能は、それ以上に大切です。インター生なら、専門分野の知識と技能を深める環境の中に、身を置いています。何もできない社会人として育てられたら、子供たちが不憫です。インター校での大切な時間を無駄にさせてはならないと思います。
但し、コンピュータ業界にも身を置いた者として、ウエブサイトの設計開発や、アプリソフトの開発でプログラミングのみに従事するIT業界は、とてもブラックな環境なので、就職先としてお勧めしません。福利厚生の整った、まともな製造業を選んでください。
日記の中のぼくの見解は、あくまで中堅レベル、または、それ以上のレベルのインター校で学ぶ、インター生を対象としています。
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2019年9月15日（日）
インター生の育て方
小６の学年で英検の２級、中２の学年で準１級、高１の学年で１級程度が、バンコクの平均的なインター生の語学力です。ですから、写真の中のテキストを用いて、ぼくの生徒も同じレベルの語学力に育てます。
日本人学校で学ぶ、一般的な学生と比べると、かなり高く見えますが、中３のハイスクールの学年では、世界史、数学、物理、化学、生物、ITやDTのコンピュータ関連の科目などを、英語のテキストで理解しなければなりません。
世界四大文明、数学の三角関数、運動量や電磁波、化学反応式や電気分解、法律の情状酌量などを英文で読んで、その場で理解しなければなりません。ハイスクールで英検の２級程度の語彙や語学力では、まったく通用しないことが、分かると思います。
英米への留学で英語をしっかり勉強すると、日本国内と比べて、12倍の速さで学べると言われています。バンコクの中堅レベルのインター校では、ぼくの生徒も含めて、４～６倍の速さで語学力が伸びているように感じます。
ただし、ここで重要なのは、生徒がインター校に編入する前後の、半年から一年がとても大事な期間だということです。適切なテキストと指導を与えると、小学生や中学生の生徒たちは、ものすごい速さで語彙や文法を吸収していきます。
この大事な期間を、だらだらと浪費してしまうと、その生徒の語学力の伸びは、非常に遅いものになってしまいます。一対一のマンツーマンレッスンでないと、この環境は実現できないので、インター生には家庭教師が雇われることが多くなります。
同様のことを塾でやってくれと言われても、無理だと言うしかありません。なぜなら、そこには、やる気のない生徒も多く含まれているからです。ぼくが家庭教師として、新しい生徒を受ける時は、やる気のある学生しか相手にしません。
生徒の集中力を高めて、短期間で難度の高い語彙と正確な英文法を身につけさせるのが、ぼくの仕事です。生徒本人のやる気がなければ、何も始まりません。生徒と家庭教師というより、弟子と師匠のような関係だと思います。
高度な語学力を１～２年の短期間で身につけさせる方法は、ぼく自身のイギリスやアメリカでの数年の経験を基にしています。毎日一時間～一時間半の正しい勉強方法で、２～３年続ければ、上級レベルの語学力を育てることができます。
ぼくの生徒たちは、主に小４から中３の学年が対象になるのですが、適切な学習環境を構築すると、これだけ早く伸びるのかというぐらいに、語学力が上がるので、保護者の方々も、暗記法の活用に注目されます。
正直なところ、インター生でなくても、暗記法を使えば、英語の専門書が比較的簡単に読めるようになります。一万語程度の語彙なら頭に入れることは、さほど、難しいことではありませんが、日本国内の大学受験を目的とした、一般的な学習塾や予備校では、暗記法は教えてくれません。
なぜなら、暗記法というものは、本来、通訳や翻訳を目指す、すでに高度な語学力を有する人のための学習方法です。たかが高校生の難関大学受験レベルの英語の試験とは、次元が違います。
インター生は、英語を勉強する環境としては、英米留学ほどではありませんが、恵まれていると思います。インター校生活を楽しみながら、大切な時間を無駄にすることなく、勉学にしっかり向き合うことを望みます。
2019年9月1日（日）
インター校の英語の環境に慣れたプライマリースクールの低学年用の英語テキスト
Kumon Reading Workbooks Reading、及び、Kumon Writing Workbooks Writing
Grade1からインター校に編入して、すでに英語のテキストを読むことに慣れた生徒には、上記のKumon Reading Workbooks Reading、及び、Kumon Writing Workbooks Writingをお勧めします。
近年、フォニックスという、綴りと発音の規則性を見い出す学習法やテキストが一部で評価されていますが、ぼく自身は、読ませて考えて書かせるテキストのほうが、はるかに読解力と作文力が高まると考えています。
一人の生徒のお母さんから、インター校の欧米人の先生からフォニックスのテキストを渡されたのですが、自分の子供に対しては、合わないように思えると相談してこられました。
テキストの構成内容は、ヨーロッパの言語を話す子供たちには使えるが、日本人を含む大部分のアジア人には、向いていないものでした。そこで、紀伊国屋まで足を運んで購入したのが、Kumon Workbookです。
日本人学校で学ぶ生徒用ではなく、あくまで、英語に慣れた（日本人）インター生用に作成されたものです。写真内のテキストは、Grade2(Year3)のものです。
また、インターネットのオンライン上で無料で読めるグリム童話(Grimm's Fairly Tales)なども、インター校で学ぶ子供たちが楽しんで読めると思うので、併せて紹介しておきます。
2019年8月31日（土）
誰でもできる単語の暗記法
一日30分から一時間で、誰にもできる単語帳の丸暗記
今日はよくある質問に、少し詳しくお答えします。ぼくの生徒たちは、小学校の高学年から高校生まで幅が広いのですが、ぼくの仕事は、彼らの語学力を短期間に引き上げて、英語の補修クラスを早めに抜けて、本科で学べるようにすることです。
大量の単語の暗記と正しい英文法を用いた作文重視の学習で、１～２年の期間内に、英検の２級～１級の過去問を解かせて、70%以上の得点が取れるようにします。そのためには、単語帳の丸ごとの暗記が手っ取り早い方法です。
例えば、すでに２級を取得している生徒に対しては、２級の単語帳を用いて、覚え忘れの単語がないか、もう一度確認のために暗記させます。すらすらと単語の意味が出てきて、完璧にすべての単語が頭の中に入ったことを確認して、準１級の単語帳を与えます。
一日に30分ほど単語の暗記にかけていた時間が、準１級のレベルになると、40～45分程度必要になることが多くなります。１級のレベルになれば、１時間以上かかることもあります。
ぼくの生徒に対しては、２級の単語帳なら二ヶ月ほど、準１級なら三ヶ月、１級なら四ヶ月で暗記させてしまいます。二ヶ月間の夏休みを利用した場合は、毎日二時間以上の暗記時間で、準１級、１級の単語帳を仕上げさせます。
１級の単語帳の暗記が終わった生徒には、方向性の違う、「TOEFLテスト英単語3800」と「究極の英単語４」も併せて暗記させて、語彙力を12000語以上に引き上げます。恵まれたインター生の環境なら、問題なく通過できるレベルです。
一般的な日本国内の高校生なら、もう少しレベルを下げて、高校の１～２年生の間に３級～準１級の単語帳を仕上げて、高３では他教科の勉強に時間を集中させることで、受験勉強の効率化が図れると思います。
暗記法の具体的な方法は、こちらのページを参考にしてください。暗記法の勉強方法のポイントがつかめない人は、こちらまで連絡してもらえれば、もちろん、無料でお答えしますで、気軽にご利用ください。
2019年8月28日（水）
ぼくが日本を離れて海外に住む理由
日本の現状に絶望
１、国際社会では、英語を操るのは当たり前で、専門技術を学ぶことに論点があります。ドイツ語やフランス語なら特殊技能だと思いますが、日本では、未だに英語ができることがすごいとされるので、バカバカしいというのが本音です。
２、語学に堪能で技能もある優秀な人材は、結果的に海外に身を置くようになります。日本国内では、優秀過ぎる人材は、会社内で身を持て余す、無用の長物です。
３、暗記法を使って大量の英単語を暗記する方法を学校の教師が知りません。長期留学の経験のある人材も少ないので、語学力も低く、英語を学ぶ楽しさを学生たちに教えられません。
４、先進国の中でも、あまりにも、日本の労働環境が悪すぎます。欧米のように、大学や専門学校などで、平日の就業時間後、または、週末に、機械工学や情報工学(IT)などを学ぶ時間が持てません。
５、劣悪で長時間の労働環境に加えて、劣悪で長時間の満員電車の通勤。心も体も疲れ果てて、精神を病む人も多くいます。これが60歳の定年まで続きます。
６、コンピュータ言語は、すべて英語で書かれていますが、大部分の日本人技術者は英語が苦手なので、日本語で書かれたテキストの理解に時間をかけることになります。
また、海外のIT技術者とのやり取りが苦手な人も多いで、語学が堪能な人に、余計な仕事を回されることが多くなります。コンピュータ言語など、本来は、英語のテキストから直接学んだほうが手っ取り早いのです。
７、日本人は集団生活が好きなので、自分の価値観を他人に押しつける人が多いです。しかしながら、海外、特に欧米では、個人の価値観を尊重してくれます。
例えば、ぼくは牛や豚を食べません。その理由は、彼らを食べるためには、彼らを殺さなければならないからです。猫や犬も同様に、哺乳類は感情を持っていると思います。殺される前の彼らの表情を見ると、言葉が出ません。
ヨーロッパのように、代替人工肉が市場に出回れば、それを選ぶと思いますが、バンコクの現状では不可能なので、哺乳類以外の鶏肉、魚、鶏の卵、豆腐などから、たんぱく質を取るようにしています。
ぼくの現在の価値観・倫理観の一つですが、他人に押しつけるつもりはまったくありません。もちろん、個人的に好感が持てるのは、ぼくと同じか近い考えを持った人たちです。
８、ぼくはバブル世代なので、学生時代のまわりの人は、驚くほどに、仕事に対して、甘い考えや態度を持っていました。彼らの多くが、その後のリストラの対象になったことは明らかでした。
地球規模の情報化社会において、国際レベルの英語の語学力とITの技術知識が欠如する日本人に、明るい未来や希望など描けるはずがありません。日本の社会経済の地盤沈下は、20年以上前に始まっています。人口減少が、その事実を裏づけています。
９、人生を成功させるには、日々の勉強と努力の上に、誠実で向上心のある人とつき合えるかどうかだと思います。その際に必要なのは、人を見る目だと思います。
ぼく個人の場合は、最初によい影響を受けたのは、10年ほど前に死んだ大阪の友人でした。誠実で嘘をつかず、尊敬に値する人でした。数千万円に上る親の借金を自らの労働で完済して、働き続けて死んでしまいました。
薄汚れたこの世の中で、彼のような、素晴らしい人に出会えたのは、今でも財産だと思います。その次に、ぼくより先に英語に興味を持って、多くのアメリカ人の友人を家に連れてきた、ぼくの双子の弟にも、感謝しています。
ぼくが英語に興味を持ったのは、弟のおかげです。大学生の時に、弟はオーストラリアに留学して、そのままメルボルンに住んで、35年ほどになります。ぼくはアルバイトで数百万円ほど貯めて、イギリスに留学しました。
ぼくのまわりの人には、優秀な人が多いのですが、ぼくの弟の語学力は、その中でも断トツです。きつい、汚い、危険の３Ｋと呼ばれたアルバイト先で、当時お世話になった人たちに、改めて感謝したい気持ちです。
10、アメリカやブラジルで、現地の人たちから受けた、信じられないような優しさと親切にも、頭を下げなくてはなりません。「行くところがないのなら、家においでよ。」と言ってくれた彼らには、返しきれない恩があります。
11、海外で独立して事業を成功させることができれば、マイペースで生きていくことができます。ぼくはわずらわし過ぎる日本の集団生活を好みません。50歳を過ぎて、ようやく人間らしい生活ができるようになったと思っています。
心の中に一つ悔いが残ることは、亡くなった友人と、50歳を過ぎて落ち着いたら、ゆっくりとお茶でも飲みたいよねと話していたことが、できなくなってしまったことです。
2019年8月18日（日）
保護猫の脱走
やってくれましたか！
今日は、せっかくの日曜日なので、ゆっくりと昼前に起きて、保護猫三匹のエサやりに行くと、離れのドアから二匹しか出てきません。昨晩、または、今朝に壁の隙間から小さな一匹が逃げ出したようです。近くを探しても見当たらないので、お腹が減ると帰ってくるだろうと思い、しばらく待つことにしました。
一時間ほどすると、どこからかニャ～という声が聞こえたので、玄関のドアを開けると、その逃げだした猫がいました。保護した三匹の中のもっとも小さな猫なので、小さな隙間から逃げたようです。しばらくの間は、家の中で飼うことにしました。三色のまだら模様なので、マダラちゃんと呼んでいます。
三ヶ月前の写真と比べると、ずいぶん大きくなりました。もしかしたら、このマダラちゃんは、自分が飼うことになりそうな予感がしています。弱いものは放っておけない、父性本能が芽生えてきました。しょうがないという感じです。その他の二匹は、丈夫に大きく育っています。
彼らにも、新たな飼い主を見つけてやらなければなりません。彼らの写真を撮って、タイ人用の掲示板に載せようと思っています。マダラちゃんは、さらに、もう一度脱走したのですが、いつの間にか戻ってきていました。不思議ちゃんでもあるのですが、家の中では、チョビと仲良しになりました。
数ヶ月前に、離れの台所で見つけた、生後一ヶ月ほどの小さな命を、ぼくは見捨てることができませんでした。その子猫たちは、元気に育ってくれています。自分が小さな子供だった頃、近所の仲間の子供たちが、子犬や子猫を拾って家に帰ってきた時に、汚いから捨ててきなさいと言い放った、優しさの欠片もない、当時の醜く顔の歪んだ大人たちを、今でも思い出します。
2019年8月10日（土）
バンコクの塾の講師の不安
やはり独立はこわい人が多い
一般的な会社員の人が、独立起業して不安なことは、一定数のお客さんが見込めて、収入が安定するかどうかです。バンコクでも、家庭教師として独立を考える塾の講師は、決して少なくないのですが、平日のスケジュールが埋まるほど、生徒が集まるか不安なのです。
バンコクの塾においては、ほとんどの生徒は、午後５時から９時までの間に勉強することになります。教える講師は、特にすることがなくても、電話番や授業の用意などをしながら、さらに数時間を事務所内で過ごすことで、経営者に誠意を見せることを求められます。
ぼく個人の意見としては、生産性のない、非合理的なことだと思いますが、これが日本の職場の在り方です。忙しく見せないといけないことが、社会通念になっています。しかしながら、家庭教師として独立するのは不安なので、低賃金、長時間労働、諸手当なしの条件を飲まざるを得ないのが、彼らの本音です。
その反対に、スケジュールが埋まっている家庭教師の収入は、悪くない額だと思います。塾の経営者やよりも、はるかに多い収入を得ている家庭教師もいます。ただし、成功するためには、インターネット上で、個人のホームページやブログを作成する必要があります。そのためのお手伝いとして、ぼくは家庭教師の紹介欄を、ホームページ内に設けています。
掲載されている家庭教師の方々からは、時々保護者の方々から連絡をもらっているので、効果的だと言ってもらっています。数年間に及ぶ留学の経験のある人は、インター生を教えて、さらに安定した高収入を得ることができます。基本的に、どなた様でも、こちらまで連絡をもらえれば、広告を掲載しますので、興味のある方は、活用してください。
近年、ビル内の賃貸料が高騰しているので、塾の経営も大変です。講師と職員の給与や光熱費を差し引くと、ほとんど利益の残らない、自転車操業状態の塾も少なくないと思います。アプリソフト開発におけるＣ言語、ウエブサイト開発とデータベース構築のためのSQLなど、専門分野の特殊な技能を教えることが、社会で求められていると思います。
塾の講師として、高収入と役職が保証されている人はよいですが、低収入のまま不安定な立場で、バンコクに長年住み続けることに、不安のある人が多いのも事実です。このような人は、自分で収入を増やす道を探るべきだと思います。
進学塾や予備校も、従来の子供や学生を相手に教える授業から脱却して、英文原書を理解する国際社会レベルの英語や、実社会で生きていける専門技術などの、高度で実用的な内容を教える機関に変わる必要があると思います。
共に寝起きをする三匹の犬
毎朝、ペットの犬や猫に餌をやらなければならないと思いながら起きるので、ぼくにとって、ペットの存在はとても大きいのです。特に、部屋の中で一緒に生活している三匹は、とても懐いているので、たくさん元気をもらっています。
2019年8月6日（火）
食べ物とトレーニングに気を遣う今日この頃
現在の食生活とウエイトトレーニング
50歳を過ぎてからは、食生活に注意するようになって、お菓子類をほとんど食べなくなりました。写真のメニューは、近所のTesco Lotusで29Bで購入する、ご飯と鶏肉のトッピンッグです。
また、一週間分の野菜の炒め物をつくっておいて、一緒にブランチとして食べています。これらに、リンゴなどの果物やヨーグルトをテーブル上に加えます。蒸したジャガイモの作り置きもして、時々食べています。
ぼくは体が小さく、身長は169cmで、体重は57kgほどです。ウエイトトレーニングにおいても、50歳を過ぎてからは、無理な負荷を体に掛け過ぎないように、6kgと10kgのダンベルを使って、木曜日と日曜日に、スクワット、アームカール、ショルダープレスを１セットのみ行っています。
また、その他の平日は、腕立て伏せを２セットのみ行っています。週に一日は、トレーニングを休みます。これだけの運動量で、写真のように、ぼくの上腕は、ふつうの人よりかなり太く、肩の筋肉や広背筋もそれなりに発達しています。
お腹を六つに割りたいと思っています。上の四つは割れているのですが、最後の下っ腹の二つがまだ割れていません。体全体の脂肪の量を減らす必要があるので、少し時間がかかりそうです。
老犬の葬式
先日、18年間一緒に生活してくれた犬が、息を引き取りました。近くのお寺まで、段ボール箱に入れて運んでいき、火葬にしてもらいました。焼却炉の管理人さんに100バーツのチップを渡して、事務所の受付で500バーツほど寄付をしました。
翌日、その管理人さんが、かき集めてくれた灰を受け取りに行き、家に持ち帰りました。自分のペットが死ぬと、いつもこのようにしています。写真の中の猫は、毎日餌を食べにくる、ニャン太郎と勝手に名前をつけた雄の野良猫です。
家の中には、まだ、とても元気な六匹の犬と三匹の猫がいます。さらに、離れで暮らしている野良猫三匹の新たな保護者を探しているところです。
２台のマイカー
2006年に購入したHonda Jazz、2011年に購入したNissan Marchの２台が、ぼくのマイカーですが、ほぼ新車の状態に保っています。数百曲入れたUSBを差し込んで、最新のカーステレオで運転中に聞いています。
少しでも違和感があると、近くのディーラーまで持っていって、すぐに修理してもらいます。結果的に、良好な状態を保つことになります。車が二台あると、いろいろと便利です。
2019年7月27日（土）
ぼくの好きなアニメ Now and then
ぼくの好きだったアニメ That was then
子供の頃や学生の頃によく見ていたアニメです。ジャングル大帝、アタックNo.1、デビルマン、バビル二世、海のトリトン、フランダースの犬、あらいぐまラスカル、未来少年コナン、キャプテンフューチャー、ニルスの不思議な旅、サイボーグ009、うる星やつらなどです。夏休みや夕方の再放送で、何度見たか記憶がないほど見ていました。とても懐かしいです。
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ロベルトのレストラン、Spasso でランチ(4)
久しぶりにロベルトのレストランで食事をして、いつものごとくピザとカフェラテをご馳走になりました。彼といつも話をして思うのが、彼が家族、友達、ペットを大事にする、いい人だということです。週休二日で高額な収入のあるシェフですが、仕事に誇りを持っていることが伝わってきます。彼の成功は、自分のことのようにうれしいです。
毎晩一緒に寝ているペットの犬
すでに10年以上、ベッドの上でこのように毎晩、ぼくと一緒に寝ているペットの犬です。寝る前に電灯を消そうとすると、ベッドの上にあげてくれと催促してきます。14歳になる老犬なのですが、まだまだ元気です。
バンコクで自分自身の小さな事業を持ち、友人たちと楽しい時間を過ごして、ペットと遊びながら、余裕のある生活を海外で送れる境遇を、ありがたく思う今日この頃です。
先週に同僚とも言える、インター生専門の家庭教師の方と食事をしたのですが、英語を勉強する強い意志のあるインター生を教えることに、やりがいを感じているようでした。
また、ぼくのところには、頻繁に家庭教師の依頼やインター校編入の相談があるのですが、ぼくが生徒を受ける条件は、本人のやる気です。それさえあれば、インター生としての英語の勉強も、何とかなるものです。継続は力なりです。
2019年7月3日（水）
生徒たちの家庭学習用に作成した単語•文法の確認テスト
保護者の方々からよく聞かれるインター生のための勉強方法
インター生に上級（準１級～１級）レベルの単語の暗記法と間違いのない英作文のための英文法を教えるには、教える人が最低12000語以上の豊富な語彙、広範囲に及ぶ高度な作文力、英米人と長期間に渡って日常生活を過ごした経験、つまり、数年間の英米への留学経験がある人が教えないと、授業が成り立ちません。
但し、海外に留学経験のない家庭教師の方々でも、教えるセンスのある方々は、中級レベル（準２級～２級）レベルなら、上手に教えることができる方々もいます。また、同様に留学経験がなくても英語のテキストを読み慣れて、英語のテキストで数学を教えることができる方々もいます。バンコクで家庭教師を続ける人には、安定した収入が見込めるインター生の確保は急務です。
時折り、現地採用で比較的に安いインター校に子供たちを通わせる日本人のご両親から相談を受けることがあります。正直なところ、大部分の現地採用の方々の所得では、わたしたち、インター生専門の家庭教師を雇う、経済的な余裕はありません。
現実的には、欧米で勉強したことがなく、生活すらしたことがない、語学力のないほとんどの日本人に、インター生の育て方など分かるわけがありません。インター校で子供たちの勉強などが伸び悩んでいると、相談を受けることがよくあります。インター校にて問題が発生した場合は、転校を勧めることもあります。
勉強方法と推薦できる数冊のテキスト、学費が安く雰囲気のよいインター校などを説明することはできますが、ぼくにできるのはそれぐらいです。ぼくはインター生のための家庭教師の授業を含め、ITの技術者としても、自分の特殊技能を安く売ることはしません。自らの生計基盤を崩すようなことはできません。
しかしながら、英語の勉強のやる気はあるが、経済的に恵まれていない子供たちに対しては、勉強方法の指導を無料ですることができます。とりあえず、「中１～３英語ハイクラス徹底問題集（文理）」、大学受験用の「入門 英文法 問題精講（旺文社）」などを用意してください。バンコク市内の紀伊国屋書店で手に入れることができます。
単元別理解確認のためのテスト
be動詞、助動詞、受動態、現在完了など順番に各単元を勉強した後に、こちらのテストをプリントアウトして70%以上の点数が取れれば、次の単元に進んでください。ただし、定冠詞、不定冠詞、単数、複数、時制などの細かな間違いも、完璧でない限り、正答とは認められません。
同時に暗記法を使って、自分の語学力に応じた「英検でる順PASS単（旺文社）」も同様に暗記してください。英単語を見た瞬間に、日本語の意味が頭の中に浮かぶほど、繰り返し暗記して、完璧に頭の中に叩き込んでください。勉強方法が分からなくなった場合には、こちらまで電話かメールで連絡をもらえれば、もちろん無料でお答えします。
本来は、夏休みなどで日本に一時帰国した生徒たちの学習に用意したテストですが、いろいろな目的のために使用していただければ、こちらも幸いです。英作分のテストに関しては、解答を参考にして、自分が作成したものと比べてください。間違いのない英語の文章を書き慣れることが大事です。
自分の書いた英作文のどこが間違いか知りたい人は、こちらのサイトにアクセスして、自分の文章を張りつけて、どこに間違いがあるか自分でチェックしてください。
急いで作成しているので、誤字脱字があると気づいた方は、お手数ですが、こちらまでお知らせください。
それから、近年、他のサイトからリンクされることが多くなりました。基本的にぼくのサイトは、リンクフリーなので構わないのですが、事前にこちらまでお知らせくだされば、ありがたく思います。
三匹目の猫のペット
いつもぼくの家の自動車の下で寝ていた子猫を、３番目の猫のペットとして、家の中に迎い入れました。今年の初めに我が家に居ついた、猫の子供たちの中でもっとも小さくて、生きる力が弱いと思っていた子だったので、ずっと気になっていました。
他の子猫たちは大きく育って、いつの間にかいなくなってしまいました。一ヶ月が過ぎて避妊手術も終わり、新しい環境にも慣れてきたようです。ぼくの肩の上が気に入ったようで、抱き上げるとゴロゴロとかわいく鳴いてくれます。
2019年6月29日（土）
メイ首相とプーチン大統領
メイ首相の毅然とした態度
英国のメイ首相は、昨日28日の大阪サミットの際に、ロシアのプーチン大統領と会談しました。
2018年3月の英国南部のサリスベリーで起きた、元ロシア軍諜報部員への化学兵器の神経剤による暗殺未遂事件などについて、「軽蔑すべき卑しい行為」として、英国として受け入れられないと強く非難しました。
メイ氏はロシアが逃走中の暗殺未遂の暗殺者の送還に応じない限り、他国への偽情報の発信やサイバー攻撃を改めない限り、二国間の関係の「正常化」はあり得ないと断じました。
2006年にロンドンのアメリカ大使館の近くのミレニアムホテルで起きた、2000年より亡命中だった元ロシアのFSBの諜報部員、Alexander Litvinenko氏の放射能物質を使った暗殺事件の前例もあります。
メイ氏は今回の暗殺未遂事件のロシア人暗殺者に関与して「動かぬ証拠」を持っていると述べ、暗殺者に対する法の裁きを求めました。
わたしは英国の首相に対しては、民主主義と人権の擁護者として、相手が大国の指導者であろうと、人権を踏みにじる（旧）共産国の独裁国家を、声高に非難する毅然とした態度に感銘を受けます。
第二次大戦の敗戦国として、長く国際政治において、日本が強く中国やロシアに反論できなかったことは理解できます。英国との協力関係を構築しようとする安倍首相と政府の対応は、間違っていないと思います。
参照サイト 'Despicable act': May confronts Putin over Salisbury poisoning
参照サイト Alexander Litvinenko: the man who solved his own murder
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2019年6月22日（土）
天安門事件
天安門の虐殺
中国人が喉から手が出るほど欲しいものは、言論の自由や自由選挙などの概念を含んだ民主主義です。こんなことは、英語を話す国際社会で生きる者であれば、当然のごとく知っていることですが、多くの日本人が知らないことでもあります。
共産党一党独裁の悪弊は、権力が集中する高い地位を巡って、血で血を洗う陰謀や粛正がはびこり、欧米などの先進諸国のように、選挙で議員を入れ替える、社会を浄化作用する機能がないことです。正義や秩序や法も権力を持つものがすべてを牛耳るのです。
当時の共産党の指導者と呼ばれる体制側は、武力で学生たちを鎮圧しました。罪もなく自由を求める多くの人が殺されました。現在、中国共産党当局は、中国国内の情報統制によって、事件の風化を図ろうとしています。自分たちの地位を保証するためなら、人殺しでも平気で行うのが共産党です。このような恐ろしい集団が隣国を治めている事実から、日本人は目を背けることはできません。
南シナ海を自国の領土として取り込もうする、中国の愚かな野心に対抗しなければなりません。中国には、南シナ海を他国と共有するという概念がありません。そのために、法の下に平等を理念とする、航行の自由作戦などが、アメリカ、イギリス、フランス、日本、インド、オーストラリアの間で行われています。
共産国から自由主義の国々に移住する人がいても、その反対は、一部の犯罪者を除き存在しません。誰も自由を抑圧されるような社会で生きていきたくはないのです。頑固で偏屈な共産党指導者たちにとっては、死んでも認めたくない事実です。
参照サイト WIKIPEDIA 1989 Tiananmen Square protests
参照サイト Tiananmen Square 25 years on: 'Every person in the crowd was a victim of the massacre'
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2019年5月19日（土）
ぼくの好きなテレビ番組 - Star Trek
オリジナル Star Trek
ぼくが大阪で中学生だった頃に深夜番組で、当時「宇宙大作戦」というタイトルで、Star Trekが放送されていました。アメリカでは1960年代に放送されていたものです。当時のアメリカのSF番組は、単純に楽しめるものが多かったと思います。
若い頃にアメリカに住んで、現地のミドルスクールやハイスクールに通った人であれば、Star Trekをテレビで見ていたと思います。ぼくはイギリスに留学した時にも、ホームステイ先の家族と一緒に見ていたことがあります。また、堺正章主演の「西遊記」が当時イギリスで人気がありました。
Star Trek Next Generation
アメリカに駐在した頃に、テレビで見たり雑誌で読んでいたのが、Star Trek Next Generationです。テレビセットがオリジナルのStar Trekに比べて、かなり近未来的なデザインになっていました。テレビ番組でも豊富な予算のあるアメリカでは、このような映画に匹敵するような、SFのテレビドラマが作れるのは、すごいと思いました。
日本の映画として黒澤明の作品やゴジラ関連のシリーズ、ブルースリーやジャッキーチェンの香港のカンフー映画などが、当時のアメリカのレンタルビデオショップで、人気があったのを覚えています。
Star Trek Discovery
Star Trek Next Generationの後も、多くのStar Trekシリーズが作られて、現在人気があるのが、Star Trek Discoveryです。番組の時代背景としては、オリジナルのStar Trekの直前です。テレビセットが以前にも増して豪華になっています。インター校に通うハイスクールの生徒たちもよく見ているテレビ番組です。
中堅レベル以上のインター校に通う、ハイスクールの日本人の生徒たちにも、リスニングの強化のために、お勧めのテレビ番組です。ぼくはパソコンでダウンロードしてから、夜中に見ることが多いです。既に上級レベルの語学力がある生徒であれば、ふつうの日本人には難しいとされる語彙を理解しながら、楽しんで見ることができると思います。
ぼくの英語の学習方法は、アメリカ人やイギリス人と同じようにテレビ番組を見て、楽しみながら勉強することです。パソコンを使えば、アメリカやイギリスと同様の疑似空間をつくり出すことができます。国内の日本人のように、しかめっ面をして単語を調べながら、英字新聞を読むことだけが英語の勉強方法ではありません。
ぼくのサイトや日記の中の意見や評論は、あくまで中堅レベル以上のインター校で学ぶ、言語操作能力の高い日本人インター生を対象としたものであり、日本の有名大学を卒業した人を含めて、一般的な日本人学校で学ぶ生徒に対してのものではありません。
バンタム級最強のボクサー - 井上尚弥
2018年5月25日に、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル、2018年10月7日に、WBA世界バンタム級スーパー王者ファン・カルロス・パヤノ、2019年5月18日に、IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲスを続けざまにKOして、バンタム級世界最強を決めるWorld Boxing Super Seriesの決勝戦に進出しています。
歴代の日本人ボクサーの中でも、スピード、パワー、テクニックの三拍子を兼ねそろえて、最強と言われるボクサーです。アメリカのパウンド・フォー・パウンドのランキングにも、他の世界の強豪たちと名前を連ねるようになっています。相手の隙を見逃さずに、正確無比にパンチを放つ、現段階で既に完成されたボクサーです。
才能に恵まれただけでなく、弛まぬ努力と練習を続けることができる、彼のような存在は、多くの人に夢や希望を与え続けることができる存在なのだと思います。
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2019年5月5日（日）
レベルの高いインター校への転校
語学力を短期間で向上させる必要性
ぼくのところに、よくある要望の一つとして、とりあえず入れてもらえるインター校に入ったものの、ずっとこのまま居続けるよりも、もっと外国人が多くて学習環境の良い、レベルの高いインター校に転校したい。編入試験に合格できる語学力を養ってほしいので、家庭教師を依頼したいということです。
簡単に言うと、小学生の高学年、または、中学生の１～２年生に、難関レベルの大学受験に合格できる語学力をつけることです。バンコクのまともなインター校では、小学校の６年生の学年、つまり、Year7やGrade6で、英検の２級程度の語学力が必要になります。
インター生専門の家庭教師、個別指導塾、進学塾などで、単語の暗記で語彙を大幅に増やし、高校の英文法を十分に理解して、インター校の授業の中で、英作文に活用させる術を学ぶことになります。どこで勉強しても、語学力の向上のために、生徒本人がすべきことは、ほぼ同じです。
ぼくの生徒のクラスメートの中には、（中堅レベルのインター校の）定員が空いていたので、たまたま編入できてしまった人がいるけれど、授業内容がほとんどわからずに嫌気が差して、日本人学校に帰ることを考えている人がいると言っていました。
英語の勉強に真剣に向き合わないと、こうなって失敗してしまう、典型的な負の一例です。気休めに（ぬるい）塾に行っているけれども、ダラダラしながらの勉強なので、語学力が向上しません。塾だと、このようなやる気のない生徒も断ることができないので、教える講師は大変だと思います。
未だにインター校編入を、近所の英会話学校に通わせることと同じに考えている保護者も多く、事実として、バンコクのインター校に２～３年通いながらも、ほとんど語学力が身につかないで、帰国した生徒も多くいます。その間、日本語での教育も受けなかったことになるので、生徒本人は、帰国後に大変な状況に陥ると思います。
優秀なぼくの生徒たち
ぼくの生徒たちは、語彙の重要性を理解しているので、自ら進んで単語を覚えてくれます。また、英文法もしっかり理解して、授業の宿題や発表会などで英作文を正しく丁寧に書いてくれます。小学６年生の学年、Year7やGrade6の生徒たちは、準１級の単語帳と大学入試用の英文法の問題集に取り組んでいます。
豊富な英単語の語彙を持ち、英文法の理解も深く、毎日のインター校の授業で英語を使い慣れているので、高度な言語操作能力を持っています。欧米人の社会に溶け込める、順応性と外向性も兼ね合わせた優秀な人材です。
インター生と日本人学校の生徒の大きな違いは、インター生は英語の言語操作能力が高いので、高度な学習内容が学べることです。そして、インター校では、日本の大学入試のように穴埋めや和訳などではなく、英語で書かせる正確な文法知識が必須になります。
彼らは基本的に頭の回転が速いので、１～２年ほどで英語の授業は必要なくなるので、その後はIT（情報工学）の授業を始めることが多くなっています。現在も小学６年生の学年の女の子に準１級レベルの英語に加えて、ITの授業でコンピュータ言語、基本的なhtmlを先月から教え始めています。
ハイスクールで、ITを教えている生徒に関しては、基本的なhtmlを学び終わって、cssを教えているところです。日本で大学生になれば、IT関連の専門的なアルバイトを始めることができます。コンピュータ言語の理解があれば、高齢になっても自宅で生活費を稼ぐことができます。
ぼくとぼくの生徒たちの共通点は、高い語学力と欧米人の社会に溶け込める外向的な性格です。閉鎖的な日本の社会よりも、欧米社会の生活に向いているということです。彼らの中には、日本の生活がつまらないので、ぼくのように海外に身を置く人も出てくるだろうと思います。
仲の良い二匹
茶色の犬が、数ヶ月後に18歳になり、白いのが、14歳になります。ぼくは、犬や猫を飼う時には、基本的に二匹のペアで育てることにしています。
いつも仲良く遊ぶ相手がいると、飼い主がわざわざ遊んでやる必要もありません。一匹より二匹で飼ったほうが、育てやすいのです。
しかしながら、一般的には、二匹一緒に飼うと、世話をする大変さが二倍になると考える人が多いようです。
茶色の犬は、18歳の誕生日を迎えることが難しいかもしれませんが、長い間仲良くしてきた白い犬が、今でも連れ添ってくれるので、ありがたく思います。
2019年4月28日（日）
お客さんを自分で得ることができない人に独立起業は無理
自分自身でお客さんを得ることが大事
世の中には、優秀な人が多いのですが、どれだけ優秀でも、お客さんを得る集客能力がなければ、当たり前のことですが、どんなビジネスにおいても成功することができません。
企業を相手にした営業活動なら、電話などで先方の担当者と親しく話せる話術、一度断られたぐらいで挫けない忍耐力、緻密な計画と大胆な行動力などが必要とされます。
バンコクの家庭教師でも、まず初めに、自分の存在をインターネット上で多くの人に知ってもらう必要があります。しかしながら、ぼくの同僚には、営業活動やマーケティングが苦手な人が多いので、ボランティア活動の一環として、ネット上で紹介する場を設けています。
それぞれの家庭教師には、自分の得意科目や専門性があります。その中から、お客さんの必要性に応じて、家庭教師を選んでもらえればよいと思います。ぼく自身は、教える対象をインター生としています。
以前、IT業界に身を置いていた時に、営業活動が苦手な同業者は、すぐに会社や店を畳んでいました。ぼくは20年前に独立起業してから、お客さんは、いつも自分自身で見つけてきました。他人の紹介を当てしたことなどありません。
外交的な性格の大切さ
子供の頃に、大阪から何もない滋賀の田舎に引っ越してから、ぼくの性格は、陽性から陰性になりました。イギリス留学時も基本的な性格は、陰性のままで変わらなかったと思います。ところが、卒業旅行でアメリカに行った時に、大きく変わりました。
周りにいる人が、大阪に住んでいた時と同じように裏表がなく、感情表現が素直で共感できたのです。カリフォルニアで、長く忘れていた、陽気だった頃の自分を取り戻すことができました。その後、新卒で入社した会社から、数ヶ月後には、アメリカに駐在することになりました。
20代の若いころのぼくは、若さがすべての障壁を取り除いてくれたので、怖いもの知らずのように、見たもの感じたもの、すべてを吸収していたと思います。誰とでも気軽に話せる性格を形成することができました。
これらの経験が、海外での移住先探し、IT業界で営業活動、現在のインター校訪問などに役立っています。英語、ポルトガル語、コンピュータ言語などの技能の習得には、外交的な性格と行動力が不可欠でした。
ぼくが紆余曲折しながら身に着けた能力を、インター生ならハイスクールの卒業までに自分のものにすることができます。ぼくは自分の人生の中で得た知識や経験を、自分の生徒に教えています。ITに興味を持つ生徒が増えているのは、この時代の必要性だと思います。
家庭教師のレベル階級
欧米人を含むバンコクの家庭教師には、教えられるレベルと内容で、ピラミッドが形成されています。英会話しか教えられない人がその底辺で、ミドルスクール、ハイスクール、カレッジでの、教えられる学習内容が高ければ高いほど、競争相手がいなくなります。
ぼく自身は上級レベルの英語と、英米の大学で学ぶ情報工学(IT)の学習内容を主体に教えることにしているので、生徒たちも真面目で知識欲が高い優秀な人が多くなります。類は友呼ぶので、やる気のある生徒しか教えない理由はここにあります。
もちろん、ぼくの知り合いには、アメリカのコンピュータサイエンスの分野の研究室で働くような秀才もいるので、ぼくの教える情報工学の学習内容など、彼らと比べると恥ずかしいことですが、初歩的な基礎レベルだと思います。世の中には、ぼくより能力の高い人など、有り余るほどいると思います。
ぼく自身が、50歳を過ぎた今でも勉強を続ける理由は、外国語に対する知識的好奇心とコンピュータ言語の進化です。特にコンピュータ関連の情報知識や言語を更新しないと、時代に取り残されています。古くなって廃れたものは、使い物になりません。
護身術 - 連打用のボクシングミット
キックを教える前に、上半身の動きの要となる各種のパンチ、ストレート、ジャブ、フック、アッパーカットの打ち方を教えています。
シャドーボクシングで、ワンツーの動きが出来てくると、連打用のミットを使い、左右のフックの連打を息が続くまで打たせます。
相手をコーナーに追い詰めて倒す、もっとも効果的な連打です。慣れてくれば、この動きにアッパーカットを加えていきます。
ふつうの人がこのフックの連打を２～３発食らえば、地面に転がることになります。このレベルまで来ると、素人相手のケンカで負けることは無くなってきます。
但し、ぼくの生徒には、他人とのトラブルはできるだけ避けて、謝って済むなら謝ってしまえと教えています。しかしながら、悪意のある相手から一方的に殴り掛かられた場合には、躊躇せずに教えられた格闘技を使えということです。
綺麗ごとばかりでは、世の中渡っていけません。このような万が一の場合に対処するために、学校では教えてくれない、実戦に使える格闘技を教えているのですから。
2019年4月27日（土）
1900BでNon-immigrant Visa "O" Retirement Visaを取得
ビザ更新のための一昨日の日程
先日、25日（木曜日）にイミグレに行ってきました。午後からビザの更新を始めてみました。
12:55 イミグレに到着。駐車場に車を止めます。
13:00 イミグレのドアを入っていきます。
13:05 すでに書き込んでおいたビザ申請用紙を受付のカウンターで見せて、待ち番号(L 151)をもらいました。
13:10 地下の銀行で、残高証明の発行してもらいます。手数料は、100バーツでした。
14:55 ゆっくりとイミグレの待合座席に帰ってくると、L 132まで進んでいました。
15:30 ぼくの順番が来たので、タイ人の担当官に、必要書類と申請料の1900バーツを支払いました。
16:44 担当官にパスポートと通帳を返してもらい、ビザの更新の手続きが終わりました。
16:45 帰る前に、来年のための申請用紙を忘れずにもらいます。
17:00 イミグレからスクンビットに向けて出発しました。
Retirement Visaについて、昨年のものに加筆修正
Retirement Visa の取得に、基本的に必要なものは、80万バーツのお金とその残高証明だけなので、50歳以上であれば、誰でも簡単に取得できます。
ぼくの場合、そのお金を、申請前の半年間以上、口座に預けたままにしてくれと言われたので、申請者は、この点だけ、注意してください。
必要な書類は、パスポートとそのコピー、通帳とそのコピー、残高証明、のみです。残高証明は、当日にイミグレ地下の銀行で、簡単に発行してくれます。
残高証明も、数年前には、当日発行のものでないと受けつけない、と担当官に言われたことがあります。
前日中に、パスポートと通帳のコピーを自宅のスキャナープリンターで取っておきます。もちろん、各ページにサインも忘れません。
写真も自分のデジカメで撮影して、プリントアウトして、申請用紙の裏に貼り付けます。すでに書き込んでおけば、イミグレの受付で、すぐに待ち番号札がもらえます。
イミグレを午後５時に出た直後に渋滞に巻き込まれ、スクンビットに到着するのが午後８時を過ぎていました。時間を有効に使うには、早朝に済ませたほうがよいと思います。
2019年4月26日（金）
野良の子猫の里親さんを探しています
ぼくの家の近所で生まれて、放っておけば死んでしまった状況の子猫たちを、一定期間保護して世話をしています。バンコクには、数万の日本人が住んでいるので、心の優しい方に、子猫たちの里親になってもらいたいと思って探しています。タイ人や外国人の方々でも、里親になってもらえるなら、ありがたく思います。みなさんのご協力をお願いします。
グループ１の４匹（生年月日：おそらく2019年1月初旬）
グループ２の３匹（生年月日：おそらく2019年3月中旬）
生後9-12ヶ月の雌猫の避妊手術に関しては、スクンビット内の動物病院では、請求額が10000バーツ以上になりますが、こちらの行きつけの動物病院なら、２泊３日の手術で、1800バーツほどです。（手術後の10日後に抜糸がありますが、手術後10日間入院させる場合は、4300バーツになります。）毎年の予防接種は、450バーツほどかかります。こちらの安い動物病院を紹介することもできます。
2019年4月14日（日）
海外で独立起業
成功するための三つの条件
誰でも独立起業して（海外で）自分の思い通りに仕事がしたいと思うのは当然なことだと思います。しかしながら、成功させるには、専門的な技術知識、高度な英語の語学力、そして、IT（情報工学）を活用した、営業、マーケティング、広告宣伝の統合的なサービス、これら三つの条件を身に着ける必要があります。
まず最初の条件として、専門的な技術知識です。大学や専門学校で、機械工学やコンピュータ工学などの、工学と名がつく専門分野をきちんと勉強しなければなりません。企業に五年以上務めて、専門知識を深めて、実務に生かせるレベルまで、経験を積み重ねる必要があります。
二つ目の条件として、インターネットが拡充した現代においては、最低限の英語の語学力、英検の準１級（7000語の語彙力）の語学力が必須です。ただし、このレベルでは、語彙が少なすぎるので、12000語ぐらいまで増やして、専門分野のテキストが英語で読めるレベルまで上げてください。
海外のビジネスパートナーとのパソコンのやり取りでは、ディスプレイの表示をすべて英語にして、無駄な翻訳作業に時間を割くことのないようにすべきです。すべて英語で片づけることに慣れてください。日本語しか活用できない人は、世界規模の大きな市場で、ビジネスチャンスを逃すことが多くなります。
そして、三つ目の条件として、IT（情報工学）を活用した、営業、マーケティング、広告宣伝の統合的なサービスの提供です。一言で言えば、多くの人々に読んでもらえる、提供するサービスの分かりやすいウエブサイトの作成です。日本語と英語の両方でウエブサイトを用意したほうがよいと思います。
ぼく個人の小さなビジネスにおいても、一つ目の条件として、ネット上で数年間勉強したIT（情報工学）の技術的知識があり、二つ目の条件として、英国留学での語学力の大幅な向上があり、三つ目の条件として、（一つ目の条件と重なりますが）、自らウエブサイトを作成することで、比較的容易に集客を図っています。
言い換えれば、どれ一つの条件が欠けても、ぼくのビジネスは成り立たないことになります。自分のビジネスを成功させるには、どれだけ真剣に取り組む必要があるのか、分かってもらえると思います。それから、社会人になっても、技術と英語（語学）の勉強は、続けることに意味があります。
インターネット上でインター校の情報の発信
また、ボランティア活動の一環として、インターネット上で、バンコク市内のインター校の情報の提供をしています。バンコク市内を車で走り回る行動力と、欧米人の教師や事務局のタイ人の職員と懇意になって、新しい情報を提供してもらう情報収集能力が必要になります。
バンコクの多くのインター校を訪問して、新しく詳しい情報を整理しながら発信する中で、英米のカリキュラムや各インター校の長所や短所が見えてきます。欧米人の社会に溶け込める高い語学力と柔軟な対応力も必要になるので、誰でもできることではなく、面倒なことですが、編入に役立つ情報もたくさん手に入れることができます。
正直なところ、日本からバンコクのインター校を探している人にとっては、バンコクのインター校事情というものは、分かりにくいと思います。高度な英語が操れない人には、英米人教師やタイ人職員から内情を聞き出すことは、とても難しいことです。生徒の学年、語学力、払える学費、校舎の所在地、これらの四点をおしえてもらえれば、２～３校ほど紹介できます。
有名大学を卒業しても、文系の学部の出身の人は、技術的な専門知識や技能がありません。彼らの多くが営業職や事務職に就いて、一つの職場に定年までしがみつくことになります。しかし、文系だから技術的な知識は、学べないと思う先入観に、誤りがあります。学びから逃げる人に、成功はありません。
このような人は、貧乏人のための工学と言われて、お金のかからない情報工学を学べば、ウエブサイトの設計を通して、お金を稼ぐ方法を身に着けることができます。他の工学に比べて比較的に短期間で技能を身に着けて、お金を稼げるようになります。専門技術の習得から逃げる人には、年を重ねると、単純な作業以外、仕事が見つからなくなります。
「いつまでも、技術から逃げようとするな！」この言葉は、ぼくが社会人になってから、多くの先輩や上司の方々から言われたことです。技能はまったくないが、（文系の）有名大学の出身だという小さなプライドに固執すると、高学歴貧乏人生の負のサイクルに陥って、惨めな一生を送ることになってしまいます。
IT（情報工学）の学習方法 - W3Schools.com
ぼく自身、IT（情報工学）をこのサイトで10年ほど勉強し続けています。英語の高度な語学力を持つインター生なら、このサイトでhtmlの基礎から学んで、１年ほど集中して勉強すれば、基礎的なウエブサイトの設計ができるようになります。
さらに高度な内容を勉強したい人は、sqlやphpをしっかり学んで、データベースの作成方法を頭の中に入れてください。これらのコンピュータ言語まで学ぶと、知識の幅が広がり、多くの仕事の案件を受けて、お金を稼げるようになります。独立に向けて足場を固めることができます。
日本国内の営業職や事務職で働く人には、専門知識や技術技能の重要性すら理解できない人がほとんどだと思います。しかし、優秀なインター生の学生なら、ウエブサイトの作成、データベースの構築、プログラミングなどのIT(ICT)の重要性が分かるはずです。
語学バカでしかなかった、ぼくもその一人ですから、数学や理科が苦手な文系の人が、努力して手に入る技術は、IT（情報工学）しかないと言い切れます。技能を身に着けて手に職を得る、職人的な考え方で、身を立ててください。むなしい会社員の人生が、すべてではありません。
2019年現在では、W3Schoolsのサイト上では、マルチランゲージ対応になっているので、日本語でも学べますが、インター生は英語で学習してください。この程度の学習内容なら、英語で理解できるはずです。繰り返しパターン演習を行って、簡単な構文は暗記してください。
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2019年4月8日（火）
大阪ダブル選
今回の大阪府知事、大阪市長、大阪府議、大阪市議の選挙において、知事選、市長選、府議選で維新が圧倒的な勝利をして、市議会選も半数に手が届く勢いでした。大阪は10年前に比べると、沈滞傾向が収まって、かつての繁栄が少しずつながら甦りつつある印象を受けています。
まともな判断ができる大阪の有権者なら、時計の針を元に戻すような、旧体制に戻ることは考えないはずです。東京の全国区のメディアは、大阪の現在の置かれた状況がまったく理解できていないので、知事選もしくは市長選のどちらかは取れるだろうと思い込んでいたようです。
停滞した日本の経済を取り戻すには、東京だけでなく大阪が昔の繁栄を取り戻して、二大都市の経済圏を日本経済の両輪として、躍動させなければいけないと思います。外国人に人気のある関西地方で観光客を誘致して、内外に情報を発信する拠点として考えれば、大阪を中心とした関西地方の商業的潜在能力は高いと思います。
外国人の間で、関西地方が人気なのは、大阪、京都、奈良に多くの観光名所があるだけでなく、日本料理が安くて美味く、地元の人々が冗談好きで面白く親切だからです。彼らの間でInstagramを初めとしたSNSのやり取りで、関西地方が人気が出ているのです。
関西地方の人々がもっと外国語やITをうまく活用するようになれば、海外からもっと多くの人が押し寄せて、お金の流れも引き寄せてくるようになります。人の流れはお金の流れ、これは経済の鉄則です。そのためにも大阪府と大阪市が統合して、繁栄の土台の基礎を築く必要があるのです。
多くの人が世の中を良いほうへ変えようとしている時に、いつもブレーキをかけたがるのが、60～70歳代の古い世代の方々の中に目立ちます。大阪の都構想の反対者や自民党の支持者に、このような方々が多くなるのです。自分たちへの福祉関連サービスがすべてで、大阪府市の二重行政の弊害など興味もないのです。
ぼく自身、遠くない将来には、高齢者の仲間入りをするのでしょうが、福利厚生などの充実したサービスには、大阪を中心とした関西経済圏の再活性化が不可欠だということは分かっています。箱物行政や限られた予算を奪い合うような、旧来の古い役人的な発想では、地域経済の復興など発展など夢のまた夢です。
上の写真の肖像権は、朝日新聞に属します。
柴風ポメラニアン
豆柴犬が二匹いるように見えるのですが、二匹ともポメラニアンです。季節的に暑くなるので、家の近くの知り合いのドッグトリマーに短く刈ってもらい、シャンプーで体も綺麗にしてもらいました。一匹につき400バーツなので、二匹で800バーツでした。一か月後にはフワフワに戻ります。生まれたとき、一匹は命が危ない状態だったのですが、今では元気になって、二匹とも現在6歳になります。
2019年4月2日（火）
ご飯代わりのファストフード
ぼくはインター生を対象とした家庭教師として、基本的に一日に２件、時折り３件ほど教えています。50歳を過ぎてから、３件目は集中力が薄れて疲れることが多いので、できるだけ受けないようにしています。
時間の合間に、セブンイレブンでファストフード、お茶、ジュースなどを購入して、車の中で夕食代わりに食べることがあります。写真のハンバーガー、タイの餅飯、肉まんなどを二つほど買って電子レンジで温めてもらいます。それぞれ25～27バーツです。帰宅後には、野菜と果物をたっぷり食べます。
ぼくはインター生のための英語だけでなく、IT（ICT)関連のコンピュータ言語、キックボクシングをベースとした護身術も教えています。授業で必要なテキスト、パソコン、ボクシングのグラブやミットを車の中に積んでいるので、車での移動はとても便利です。
それに反して、雨が降った時など、バイクでの移動はとても危険です。30歳前後の若い人には、まず、車を一台購入して、銀行に100万バーツほど貯金するように勧めます。老いて財産が何もない生活は、特に海外では、惨めに感じるものです。蓄えがあれば、生活や気持ちにも余裕が出てきます。
ビジネスを成功させて、財産を蓄える方法を、40歳代で確立しなければなりません。無駄なことにお金を浪費することは、すぐにでも止めるべきです。ぼくのまわりの家庭教師の知り合いも含め、お金に余裕のない人や、貯金のできない人とは、社会人としてのおつき合いができません。
個人的には、高級料理、高級車などの贅沢品に興味はありません。バンコクには、安くて美味しい食べ物がたくさんあります。ぼくはそのようなＢ級グルメの食事を楽しんでいます。車だってカーステレオで好きな音楽を聴きながら、雨風をしのげればよいので、２台の小型車で十分です。
2019年3月22日（金）
イソップ童話、アリとキリギリスの教え
長所を伸ばす教育
日本の学校教育、特に高校では、主要五科目に加えて、さらに数科目を学ばされます。高度な内容を勉強して理解できる、国立の有名大学に進学する学生たちは、非常に優秀な人だと思います。しかしながら、大部分の高校生は、彼らほど優秀ではありません。ぼくもこのような学生の一人だったのです。
主要五科目の平均的な底上げが無理な学生は、興味のある好きな科目を徹底的に勉強することをお勧めします。将来、英語などの語学で生計を立てたいと考える学生は、他の科目を適当に勉強して、語学を伸ばすことに専念すべきです。無駄なことに時間を浪費する必要はありません。
日本人の語学力の低さの原因は、語彙の少なさです。少なくとも英検の準１級と１級の単語帳などは、一つ残らず完璧に、高校生の間に、頭の中に入れてしまうことです。暗記法を使って、毎日一定時間を単語の暗記に充てることです。大学に進学後、半年以上、二年以内の留学をお勧めします。
さらに専門性を伸ばして知識を深める
英語が得意になると、他のヨーロッパの言語の習得が、とても容易になります。さらに、英語で書かれているコンピュータ言語の理解も早くなります。英検の２級や準１級のレベルで勉強を止めてしまうと、専門性を伸ばすことができなくなります。手っ取り早く語彙を大幅に増やして、語学力を一気に伸ばすことが大切です。
語彙が一万語を超えてくると、英語で物理、化学、情報工学(IT)などが、比較的簡単に理解できるようになります。現実的には、一万二千語以上あれば、一般的な欧米人の読解力と大差はなくなってきます。さらに、一万五千語以上の高度な専門用語を含む知識を深めれば、英米の大学院の語学力レベルに到達できます。
社会人になっても、勉強を続けることが大事です。文系の学部の大卒者は、数学や理科が苦手なので、機械工学やコンピュータ工学を勉強するのは、ほぼ不可能です。しかしながら、情報工学(IT)なら可能です。ウエブサイトの設計やデータベースの作成方法などをしっかり学ぶことです。
専門知識は身を助ける
写真の撮影やデザインが好きな人なら、ウエブサイトに反映させて、より魅力的なものにすることができます。インター校では、これらのことをしっかり学ぶのですが、日本の大部分の教師や学生は、その重要性に気がつくこともありません。文系の大学生は、専門知識や技能を持たずに実社会に入り、苦しむことになります。
若いころに、つまり、学生の時に、自分が興味のあることをしっかり勉強しておけば、社会に出た後に、その専門性を生かして、仕事に就くことができます。ぼくは時折りイソップ童話のアリとキリギリスの教えを思い起こします。体が丈夫な時に、ダラダラと時間の浪費を続けると、30歳後のまともな人生設計は望めません。
毎日一時間半の勉強を、社会人になっても続けられるなら、自分の興味のある分野で、深い専門知識を身に着けることが可能だと思います。自分の長所を伸ばして生計を立てることができるなら、その人の人生は充実したものになります。本気で人生を変えたいなら、行動に移すことです。
野良猫母ちゃんの避妊手術
野良猫のお母さんに避妊手術を受けさせました。十日間ほど動物病院に入院だったので、手術代の1300バーツ、９日間の宿泊料の2700バーツ、合計で4000バーツの支払いとなりました。この間、子猫たちの世話をぼくがすることになったのですが、毎日餌をやりながら撫でていたので、いつのまにか懐いてくれました。
2019年3月18日（月）
日本人学校の生徒にインター生並みの語学力を求めるのは不可能
インター生の恵まれた英語を学ぶ環境
ごく稀に日本人学校の生徒の保護者から、帰国子女枠を使って子供たちを受験させたいので、インター生並みに語学力を伸ばしてほしいと依頼があるのですが、ぼくは嘘をつくことはできなので、「それは不可能です。」と答えています。
誰でも編入できるレベルのインター校を除いて、まともなインター校で求められる語学力は、小学校の６年生（ミドルスクールの１年生）で英検の２級、、中学２年生（（ミドルスクールの３年生）で準１級、高校１年生（ハイスクールの２年生）で１級が目安になります。
日本国内では、現役の東大生でも、多くの学生が、英検の準１級にすら合格できない現状を考えると、インター生に求められる語学力は、はるかに高いのです。ですから、ぼくは基本的に小５から中２の生徒の家庭教師を引き受けると、一年後には２級を取得させ、さらに一年後には準１級、さらにもう一年後には１級の語学力レベルまで引き上げます。
インター生の英語を学ぶ環境は恵まれているので、欧米人の多いインター校では、無理なく語学力を伸ばすことができます。ここで必須になるのが、毎日の単語の暗記と文法の学習です。ぼくの生徒なら、毎日一時間のこの単語と文法の日課をこなしています。これができないようなら、ぼくは家庭教師を引き受けません。
欧米人並みの語学力が求められるインター校
日本人学校の生徒は、日本語での学習環境なので、どう考えても、英米への留学に準ずる、インター生並みの語学力を身につけるのは、ほぼ不可能とお答えするしかありません。バンコクには、語学力の低い高学年の生徒を集めて、英語を鍛えて大学受験に備える塾もあります。生徒本人の学力や目的に応じて、家庭教師や塾を選んでください。
語学力が無くても受け入れてくれるインター校で、編入後に１～２年が過ぎても、まったく語学力が伸びない生徒の保護者の方々から、相談を受けることがよくあります。現実的には、生徒本人の本気で英語を勉強する覚悟と、校内で日本人で群れることを止める覚悟がないと、いたずらに大切な時間を浪費することになります。
ぼくはバンコクのインター校のありのままの姿を、過小評価も過大評価もせずに、客観的に事実を伝えるようにしています。サイト内の個人的な意見や到達目標は、あくまでインター生を対象としたものです。ぼくは日本人学校で学ぶ、一般的な日本人の生徒や、その学校教育に対しては、まったく興味も関心もありません。
ペットの雌猫の避妊手術
初めての発情期がきたので、ペットの雌猫（ルナ）に避妊手術を受けさせました。二日間ほど動物病院に入院だったので、手術代の1300バーツ、２日間の宿泊料の500バーツ、合計で1800バーツの支払いとなりました。二匹とも来月には満一歳になるのですが、雄猫（ミオ）は、体もかなり大きくなりました。体をモミモミしてあげると、とても喜びます。
2019年3月1日（金）
反日の大陸の中国人や韓国人とつき合う必要はない
ネット上の中国人や韓国人の日本に対する汚い言葉
韓国人は、日本人の韓国への観光客が際立って減っていることに不満を抱いているようですが、2000年代当時、韓流ドラマの影響で、多くの日本人の間で、韓国の人気が高まった時に、自惚れて、日本人に崇められているような錯覚に陥り、傲慢な態度が目立つようになりました。
さすがに人の好い日本人でも、ネット上で口汚く日本を罵る韓国人に好意を抱き続ける訳がありません。韓国人は、経済が非常に悪くなった現在でさえ、怒りや不満を日本や日本人にぶつけてきます。ぼくがもっとも嫌う、感情が高ぶって、理性の抑制ができなくなった状態です。
東アジアにおける歴史的事実として、第二次世界大戦前に、中国の満州、朝鮮半島、台湾などが、軍国主義だった当時の大日本帝国、(Empire of Japan or Imperial Japan)によって、植民地化され支配されたのは、変えられないことです。個人的には、侵略と呼べる、その行為に対しては、日本政府による公的な謝罪があるべきだと思います。
しかしながら、慰安婦像や徴用工像を日本大使館前に置くような、日本海を東海と呼ばせるような、子供のような嫌がらせを続ける国とは、経済的な交流を含め、控えるべきだと思います。これまでのように、韓国が困った時に、手を差し伸べるようなことはせずに、毅然とした態度で、相手の要求に耳など傾けないことです。
韓国の経済状態がどうなろうと、こちらには関係のないことです。彼らの未来の選択が誤ったものであっても、それは彼ら自身の問題です。間違った指導者を選ぶ国民も、一時的な感情に流されやすく、正しい判断能力がないということです。
また、中国のような共産党独裁の国家には、個人の人権など認められていませんし、政府に反する言動は、抑圧や鎮圧の対象となります。国民一人一人の評価までも点数化して、国民を管理下に置こうする共産党の行為は、自由主義の国々には、時代錯誤に映ります。
中国人がもっとも欲していながら手に入らないものが、言論の自由と参政権（選挙権）です。中国人と討論した時に、これを言えば、彼らは言い返すことができません。大部分の中国の民間人は、生き延びるために、権力を持つ中央や地方の指導者に媚を売るしかできないのです。
政治と軍事の両局面で、米政府や米軍と連携し、中国の動きを封じること
自分の兄弟でも毒物で粛正する、北朝鮮の指導者とつき合う中国や韓国とは、常に一定の距離を取り、国際政治上の問題に巻きこまれるのは、得策ではありません。日本の国防上の優先事項として、目立たなく、南シナ海から東シナ海に至る海域に、米軍と共に活動する拠点をつくり上げていくことが重要だと思います。
韓国では、３人続けて、指導力のない大統領が選ばれ、国政や経済が混乱状態にあるのですが、その一方、日本でも同様に、民主党政権誕生時から、３人続けて、政策を決められない首相が続いて、現在の韓国と同じあり様でしたが、現在は、安倍政権が長期に渡り安定しているので、海外での評判も良いようです。
民主党政権時に、中国は、これで思い通りに日本を動かせると思ったのでしょうが、まともな安倍首相の登場で、ちゃぶ台をひっくり返されてしまいました。東京大学出身の鳩山首相より、成蹊大学出身の安倍首相のほうが、政治家としてはるかに有能なので、学歴がすべてではない、典型的な例だと思います。
海外で外国の重要人物と対等に交渉ができる、日本人の首相としては、極めてまれで優秀な政治家だと思います。昭和の時代や民主党政権時に比べれば、現在の日本政府は、国際政治において、外国人には分かりやすい、地域大国としての指導力と明確な到達目標を掲げていると思います。
ぼくには、知識だけで実務能力の伴わない日本人の学者や一般の民間人が、一国の首相や政府を中傷することによって、自らの地位を高めようとするくだらない行為に、どのように正当性を見つけようとするのか理解できません。
参照サイト WIKIPEDIA Greater East Asia Co-Prosperity
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2019年2月17日（日）
価値観の違う親子
子供は親を選べない
ぼくは、正直なところ、自分の親を心から尊敬しているとは思いません。大学の学費も出してくれたので、親としての務めは果たしてくれたのでしょうが、彼らは常に自分自身を中心に考える人でした。彼らの価値観は、あまりにもぼく自身のものと違いすぎました。
母親は、町の選挙の時は、金さえくれれば、誰にでも、どの政党にも投票してやると言っていました。母親自身によくしてくれた人が評価の対象であって、すべてだと言っていました。浮気ばかりする夫のイライラを子供や他人に向けたこともありました。
酒や煙草に逃げて、怒り出すと自分の感情を制御できない状態になっていました。彼女にとっての不幸は、男性を見る目を持たなかったことです。しかしながら、犬や猫などに愛情を注げたことだけは、彼女にとって救いだったと思います。
大学を卒業して、これから新入社員として就職する時に、母親の知り合いから、理不尽なことでも上司や先輩の言うことを聞いて、ひたすら耐えるように言われ、母親もその横でうなずいてのを覚えています。心の中で、ぼくにとっては、もっとも受け入れられないことだなと思っていました。
冷めきった親子関係
父親は、母に対する愛情はすっかり冷めていました。間違った伴侶を選んでしまったと思ったのでしょうが、彼にも女性を選ぶ目が欠如していたと思います。仕事においては、営業部長という肩書きを持ち、会社の利益は自分自身の利益につながるので、取引会社を潰したり、談合したり、倫理的に反することでも、営業の売り上げのためなら何でもやっていました。
社会人になったころには、父親が他人を心から信用することができない人だと感じていましたが、自分の子供だけは大切にした人です。彼らの子供としては、このような両親が離婚しても、当然のことだったと思います。彼らからは、これまでたった一度も、友達や隣人に親切にするように説かれたことがありませんし、子供のころの楽しい思い出などもありません。
両親には20年ほど顔を会わせていないので、彼らが何をしているのかも、よく分かりません。あまり興味がないと言ったほうがいいかもしれません。家族だろうと、親戚だろうと、気が合わない人と、会いたいとは思いません。年老いて、彼らに他人をいたわる気持ちが、芽生えてくれたのなら、うれしいことです。
人間性が高い人は、社会全体の上から３割ほど
ぼく自身の基本的な考え方として、自分がされたら嫌なことを他人にはしない、まわりの人に対しての親切や思いやりを忘れない、社会的に弱い立場の子供は守る、善悪の判断を自分自身で決める強い心を持つなど、一人の社会人として当然のことと思っています。
それから、犬や猫などの小動物も自治体で保護の対象とされて、我々、一人一人が、自然環境の維持にも積極的であるべきだと考えます。個人的には、猫や犬などのペットを大事にする人と仲良くしたいと思います。ペットを捨てるような、心が汚れた人が近くにいると、その人の顔が醜く見えて、こちらの気分も悪くなってしまいます。
残念なことに、世の中には、利己的な考えを持った人が非常に多く存在します。他人を安く働かせて、自分の懐さえ潤えばよいと考える人たちです。自分が成功して幸福になるために、他人を陥れるようなことは、ぼくにはできません。ぼくが友人や知人とする、他人を思いやる、人間性が高い人は、社会全体の上から３割ほどです。
ぼくのまわりには、風俗に通いつめて怠惰な生活を送る人もいます。少ない毎月の収入のすべてをお酒や煙草に使い切る人もいます。ぼくの車で遊びに行ったり、送り迎えされたりすることを期待するので、このような方々の日本人とは、生活レベルの違いもあり、同じ社会人としては、残念なことですが、つき合うことができません。
家に帰ってくると癒してくれる動物たち
家庭教師の仕事が終わって、夜遅くに家に帰ってくると、７匹の犬と２匹の猫のお迎えです。写真の犬は、現在13歳になる雌のポメラニアンですが、ぼくの部屋から離れません。いつもベッドの上で一緒に寝ています。
18年ほど前に、バンコクで初めて飼い始めた、第一世代の雄ポメ（ジジ）の愛くるしい目と、雌ポメ（ババ）の端正な顔とふわふわな毛を持って、家の中で生まれた子犬、第二世代の中の一匹です。現在６歳になる、第三世代の子犬二匹を生んでくれました。
深夜を過ぎて、電気を消すと、ベッドに上げてくれと催促してきます。ぼくの背中がお気に入りの場所のようですが、脇の下や足元に寝床を変えていきます。名前を呼ぶと、尻尾を振って、すり寄ってきます。
次の日の朝に起こしてくれるのも、この犬です。早く起きて、ご飯をつくってくれと催促するように、部屋の中を走り回ります。しょうがないなと思いつつ、この犬を脇に抱えて階段を降りていきます。
下に降りて、犬や猫のオシッコやウンチの掃除を始めます。そして、まず最初に、犬のご飯の準備をします。それから、猫の餌をやって、離れの台所の部屋の野良猫たちにも餌をやって、その後、自分の朝ご飯（ブランチ）をつくって食べます。最後に、炊き立ての犬の餌をやります。
ぼくにとって、これが毎朝の日課なので、午前中は、ペットの世話で忙しいのです。電話をかけてもらっても、気づかないことがあります。電話での連絡は、午後にいただいたほうが、よく取れると思います。
2019年2月14日（土）
社会人としてのつき合いには、ある程度の専門知識や資産も必要
ぼくは車の運転が好き
ぼく自身、年を重ねるにつれて、カーステレオで音楽を聴きながら、車で楽にスクンビットの街中を移動できることを、ありがたく思います。雨の日は、なおさらそのように感じます。ぼくのヨーロッパ人の友人たちも、収入に恵まれて、行動力もあるので、自分の車を持ち、自分で運転しています。
ソイの中の細い道でも、簡単に U ターンができるので、自分が保有する２台の小型車を、とても気に入っています。生徒を教えに行くための大事な道具として、これらの２台の車を、いつも良好な状態に保ち続けています。新しく購入したカーステレオで、USBを接続して、数百～数千に上る曲が聴けるので、ドライブを楽しむことができます
車を運転して、生徒たちが住むコンドミニアム入っていくと、職員や警備員の応対も丁寧になります。自動車の購入額は、海外では少し高めですが、ガソリン代、自動車保険、修理費も安いので、タイでの車の所有は、ビジネスや日常生活の中で、メリットがたくさんあります。
それぞれ購入時の価格は、オートマチックのモデルで、日産マーチは46万バーツ、ホンダジャズ（フィット）は59万バーツです。点検や修理の際に、近所にあるメーカーのディーラーに頼んでも、日本のように代車のサービスはないので、ぼくのように、毎日バンコクで車を運転する必要がある人は、２台所有するのがふつうです。
新車の所有や２～３百万バーツの貯蓄で持てる社会的信用
平均的な日本人として、ぼくの銀行の口座にも、２～３百万バーツほどの預金がありますが、この程度の貯蓄額で、新車の購入と共に、社会的な信用も得ることができます。外国に住みながら、お金がない状態で、生活に追われていると、とても不安な気持ちになるので、海外で最低限の蓄えを持つことは、とても大切なことです。
タイには、お金のまったくない日本人もいるのですが、彼らの生活を見ていると、こちらまで惨めな気持ちになってしまうので、自然に距離が離れてしまいます。その反面、成功している欧米人の友人たちとつき合っていると、世間話の中で、自分の仕事に生かせる、興味深い話を聞けることがあります。
日本人のように裏表があり、面子ばかり気にする人は苦手なので、本音で話してくれる欧米人と、自然に仲が良くなります。ぼくの友人たちは、優秀な人が多いので、それぞれの分野で成功して、大きな資産を築き上げています。彼らには、人生を楽しむ余裕があるところが、日本人との違いだと思います。
苦労してお金を稼がなければならないと考える人が、日本人の中には多く、履歴書を未だに手書きで書かせる、バカバカしい日本の慣習などに、時代遅れの精神論を見ることができます。ITが社会に普及して、その知識で実用性を高めることができれば、多くの労力や時間の無駄を省くことができると思います。
社会人としてのつき合いには、ある程度の専門知識や資産も必要
ぼくにとって、家庭教師のお客さんは、日本人ですが、インター校の教師や職員は、欧米人やタイ人です。友人、知人と呼べる人たちも、ほぼ欧米人です。彼らとつき合っていると、英語など流暢に操れて当たり前のことで、日本人のように、英検の準１級レベルの語学力で、自慢する人などいません。
フランス語やドイツ語ではなく、たかが英語です。その上で、車を自分で運転するのであれば、その人が、最低限の語学力と行動力と資産を持ち合わせることが分かります。ぼくは、日本人やタイ人を含め、英語を話して自ら車を運転する人であれば、一人の社会人として、対等につき合えると判断します。
海外で生活したり、独立起業を考える若い人から、相談を受けることもあるのですが、彼らに対するアドバイスとして、語学力や専門知識と、行動力を持つ重要性を説いています。欧米人なみの、英語の高い言語操作能力と、ITなどの技術的な専門知識を持ち、行動力があれば、仕事には困らないはずです。
そして、こつこつとお金を貯めていくことです。貯蓄ができない人や、他人のお金を利用しようとする人とは、つき合わないことです。誠実で向上心のある人や、お互いの成長を競い合って高めることができる人と、つき合うべきだと思います。友人や恋人なら、なおさらです。
Non immigrant Oと裏ビザの存在
タイにおいては、Non immigrant O というタイプのビザがあり、婚姻やリタイアメントのビザも、このカテゴリーに属します。自分の銀行の口座に、80万バーツほど、半年以上寝かせておけば、取得できます。しかしながら、バンコクには、たった80万バーツの貯金がない日本人も多くいるので、この類の人たちは、業者に２万バーツほど払って、裏ビザを取得します。
長く滞在して、安定した生活を送りたいなら、煙草、酒、売春婦（夫）などのくだらないことでお金を使わずに、まじめに働いて、タイの法律で定められた最低限の貯金額ぐらい用意すべきだと思います。裏ビザの取得は違法行為ですから、長期間使い続けると、入国管理局に悪い印象を持たれてしまいます。
ぼくは英語を話さない一般のタイ人とのつき合いはありませんし、まったく関心もありませんが、タイの生活になじめないで、文句や不満ばかり言っている日本人や、タイの文化に一定の敬意を払えない外国人は、この国から離れるべきだと思います。郷に入っては郷に従えです。
フィリピンやインドネシアに比べると、タイは治安が良いので、日本人がトラブルに巻き込まれることも少ないと思います。まとまった資産を持ち、行動力のある人なら、スクンビットやサトーンのような外国人が多く居住する特殊な地域を除くと、安い生活費で毎日の生活を送ることができます。
2019年2月5日（月）
悪意が充満するネット上
日本人の妬みや僻み
ぼくが嫌いな、典型的な日本人の性格として、妬みや僻みがあります。インターネット上でも、人の上げ足を取って、得意になる人が多くいます。
日本国内の、東大を初め、一流とされる大学の入学試験に合格した程度の、学生の英語のレベルなど、まともなインター校のハイスクールで、しっかり勉強した学生や、２年間以上英語圏の国々へ留学した学生の、足元にも及びません。
国内の一流大学の学生の大部分が、英検の準１級さえ合格できないという事実からも、一般的な大学生の語学力の低さが分かります。その中には、我々に対して、露骨に妬みや僻みを、見せてくる人がいます。
「アメリカやヨーロッパで、学生として勉強できて、金髪の彼女までいたなんて、なんてうらやましいんだ。一人だけ楽しみやがって、この野郎！」このような声が聞こえてきます。時間の無駄なので、相手にする気もないというのが、ぼくの本音です。
ぼく自身、イギリス留学の際には、大学生の時に、数年間アルバイトでお金を貯めて、留学しました。ブラジル留学の際も、もちろん自分で働いて貯めたお金で、留学したのです。
当時、世の中のほとんどの（文系の）大学生は、遊びまわって、大切な時間を無駄に過ごしたのです。ぼくは、自分自身の人生を真剣に考えないような人と、あえて交友を深めることはしません。
世の中には不幸な人が多い
ぼくが、自分のホームページに、意図的にコメント欄を設けないのには、愚かな連中に、ばかばかしい書き込みをされて、他人の妬みや僻みなどを、読む暇などないからです。世の中には、高学歴を持ちながら、不幸で貧乏な人が溢れています。異性にモテないのも、自分自身に原因があるのです。
彼らの怒りや不満は、自分自身に向けるべきです。他人を中傷して、一時的に不満を紛らわしても、満たされない心の闇は消えません。現在の自分の境遇は、過去の自分の態度や行動の反映です。ぼくなら、他人を言葉で傷つける時間を、自分のための専門分野の勉強時間に充てます。
インター校に編入して真剣に英語の語学力を高めたい人や、本科の授業の理解をさらに深めたいと考える人が、こちらにメールを送ってくれたり、電話をくれる時には、誠意を持って対応します。インター校を選ぶ相談も増えていますが、生徒本人の学力と用意できる学費を、おしえてもらえれば、すぐに２～３校ほど紹介できます。
子供でも、インター校という、異文化の社会に溶け込んで、学び続けることは、楽しいことですが、厳しいことでもあります。ぼくにとっては、留学して学んだ経験が、自分の生徒たちを育てるのに、大いに役立っています。優秀なインター生を育てるのは、決して簡単なことではありません。
ぼくが家庭教師の仲間を探す時に、長期留学をした人を重宝するのは、優れた語学力だけでなく、過去の貴重な体験を生かしてもらえるからです。50歳を過ぎた自分の年齢も考慮して、そろそろ隠居の準備を始めています。バンコクには、若くて優秀な人材が増えてきたので、多くのチャンスを差し伸べたいと思います。
2019年2月3日（日）
離れの台所で生活する四匹の子猫と母猫
生後３～４ヶ月を生き抜く環境の構築
一匹の母猫が、四匹の子猫とともに、使用していない離れの台所に住み着きました。洗濯物を干す場所になっているのですが、外に通じるドアを開けたままにしておいたので、入ってきたようです。
ほぼ、毎年のごとく、ここで子猫たちが生まれています。すでに家族になってしまった二匹の猫も、去年ここで生まれました。３～４ヶ月たつと、いつの間にか、どこかにいなくなっています。
生後四ヶ月まで、生き残ることができれば、生存率はかなり高まります。だから、それまでの間は、五匹の猫たちに毎日食事や水を与えてやるつもりです。乾季の季節は、台所内の蚊が多くなるので、一日中蚊取り線香を炊いています。
中には、餌を求めて、居ついてしまう猫もいるのですが、現在も、もう一匹、別の（足の悪い）雄猫が、ぼくが車で出かけようとすると、どこからともなく現れて、餌をねだるので、キャットフードを玄関前に用意しています。
ぼくの家の付近は、猫にとって天国とも思えるほど、餌を与えてくれる人が多く、家の中で飼われている猫も多くいます。だから、猫同士の縄張り争いが、時々起こります。
ぼくが一軒家に住んでいるのは、七匹の飼い犬のためですが、雨季が来て、雨が強く降ると、台所の屋根から、雨漏れがするので、猫たちのために、今月中にモルタルで隙間を埋めようと思っています。
お金のかからない、よい暇つぶしなので、けっこう楽しみながら、家の修理なども、自分でやってしまいます。
2019年2月1日（金）
タイの安い生活費
３分で用意できて、50バーツかからない食事
ぼくの毎月の収入など、駐在員の方々に比べると、半分ぐらいだと思います。しかしながら、その収入の半分ほどは、毎月銀行に貯金できます。
一つ目の理由として、毎日のお金のかからない食事です。忙しい時は、鶏肉とご飯（または、ミートスパゲッティ）のパック、切ったばかりのキュウリ（もしくは、作り置きのキャベツの炒め物）、それから、ヨーグルトとインスタントコーヒーを用意します。
こんな簡単な食事で、電子レンジを使って、一食分の調理を３分で済ませてしまいます。全部で、50バーツもかかりません。時間がある場合は、お米を炊いて、具材を増やして、卵などを使って調理して、栄養価を高めます。
二つ目の理由として、自宅からスクンビットまで、自分で車を運転するので、毎日の通勤にかかる費用も、ガソリン代の100バーツほどです。三つ目の理由として、郊外に借りた一軒家の家賃も、11,000バーツです。
ぼくは、お酒を美味しいと思わないし、煙草がうまいとも思いません。風俗にも興味がありません。金のかかる、いわゆる大人の遊びは、見向きもしません。他人にお金を貸すこともありません。
暇な時は、犬や猫などの小動物と遊んでいるのが好きなので、退屈しません。毎日、楽しみながら、実益を兼ねた英語やコンピュータ言語を勉強しています。もちろん、お金など、一切かかりません。
ごく稀に、車の足回りの消耗品の取り換えや修理に、お金がかかることがありますが、日本に比べると、かなり安い修理費です。質素な生活を送っていると、お金など、自然にたまるのです。
ところで、家の近くのBig Cで、一リットルボトルに入った、美味しい蜂蜜を買ったのですが、値段は175バーツでした。田舎で蜂蜜園の農家から直接買うと、100バーツほどです。 ぼくのタイの生活の楽しみ方の一つです。
鶏肉とご飯のパックや、ミートスパゲッティのパックは、自宅に帰る途中のガソリンスタンドに併設された、小さなTesco Lotusで、29バーツで購入しています。郊外では、すべてがローカル価格なのです。
2019年1月18日（金）
ロベルトのレストラン、Spasso でランチ(3)
ロベルトとミカエル
ぼくは、人間らしく、感情を表現して、仕事ばかりに時間を浪費されない、充実した日常の生活を実現するのは、日本では無理だから、ヨーロッパやアメリカで生きていこうと、すでに高校生の時に考えていました。
海外で暮らすなら、英語なんか話せて当たり前だと思ったので、高校生の時から、大学卒業後の会社員の時をへて、50歳を過ぎた今でも、英語の勉強は続けています。10年ほど前から興味を持った、コンピュータ言語も併せて勉強しています。
ここバンコクでも、ぼくは誰にでも気軽に話しかける性格なので、外国人には好かれます。気の合う仲間は、ヨーロッパ人ばかりです。ロベルトもその一人です。ロベルトのレストランに食材を仕入れているのが、ミカエルです。
二人とも、まだ若いのですが、自分の仕事に誇りを持って、まじめに取り組んでいます。まわりの人に親切で、思いやりがあります。ぼくにとっては、本音で語り合えて、気が許せる仲間です。
彼らから、「とても50歳過ぎには見えないので、若さを保つ秘訣をおしえてくれないか。」とよく聞かれます。ぼくは、いつも、「酒を飲まないこと、煙草を吸わないこと、そして、人生を楽しむことだよ。」と答えます。
ところで、ロベルトが、ぼくの目の前で調理してくれたのが、写真のピザです。結構大きかったので、これ一枚で、お腹が膨れてしまいました。もちろん、今日もロベルトのおごりです。
個人的なお勧めは、写真の中のテーブルの上に置かれた、食べ放題のビュッフェのランチです。肉、野菜、フルーツ、ケーキ、アイスクリームなど、バランスよく出されていると思います。
一流のシェフは、最高の食材を選ぶ目を持っています。その食材をふんだんに使い、調理されたのが、ビュッフェのランチです。ぜひ、こちらまで足を運んで、お楽しみください。
2019年1月15日（火）
無駄が多く、実用的でない日本の教育
日本人の英語の語学力レベルは、とても低い
東大、京大、一橋大などの、国内で一流とされる有名大学に入学しても、英検の準１級にも合格できない学生のほうが多いのが、事実です。彼らの語学レベルでは、ビジネスにおいて、欧米人を相手に、対等に交渉することは、ほぼ不可能です。
英語だけのレベルで言えば、上智大や国際基督教大(ICU)の学生のほうが上だと思います。実用性のある語学力の観点から見ると、ICUのほうが、さらに上です。その理由は、帰国子女の多さですが、残念なことに、教養学部しかありません。
正直なところ、弁護士になれるレベルの法学部の学生、国家公務員試験に合格できる学生、外国語が堪能な学生を除き、それ以外の、文系の学部の学生たちは、就職の際に、有利になるような技能や専門知識を持ち合わせることができません。
英検の準１級は、英語が堪能だと言えるレベルではありませんが、就職の際に、役には立ちます。
何の技能もない文系の学生を受け入れる、営業という職種
厳しい現実ですが、小学校から大学まで12年間、一応勉強を続けながら、手に職を身に着けられなかった文系の学生が、就職できる職種は、営業ぐらいしかありません。やる気さえあれば、誰でもできる仕事ですが、ノルマもきつく、サービス残業も当たり前の職種です。お客さんの接待だってあります。
日本の社会では、誰でもできる仕事ほど、競争が激しく、代わりの人材など、いくらでもいるので、営業成績が悪いと、すぐに解雇の対象になってしまいます。数学や理科が得意でない文系の学生は、せめて大学で、情報工学(IT)を勉強することをお勧めします。データベースの作成まで学ぶと、情報管理や生産管理の分野で、必要とされる人材になります。
機械工学を初めとする、理系の学部では、専攻する分野の知識と技能を身に着けて、仕事を探すことができます。技師として、企業に採用されれば、実務を通して、さらに専門分野の経験を積むことができます。しかしながら、文系の学部の学生で、技能も何もない人が社会に出て、60歳の定年まで、安穏とできるほど、現在の世の中は、甘くありません。
社会人として30歳を過ぎると、理系の専門学校で、しっかり実務を学んだ人が、文系の大学卒の人より出世することは、メーカーでよくあることです。文系の大学では、４年間を遊び惚けてしまう学生も多くいるので、そのような学生が重宝された昭和の時代は、理不尽な社会だったと思います。
実用性のない、仕事に役立たない、無駄な教科を学ばされる日本の高校
日本では、高校における教育課程で、多くの分野にまたがる学問を、幅広く学ばされるのですが、古文や漢文などの、実用的でない教科も含まています。将来の就職を考えれば、欧米のように、html、css、sqlなどのコンピュータ言語、つまり、情報工学(IT)の基礎を学んだほうが、役に立つのですが、日本の高校には、教える教師が、極端に不足しています。
せっかく高校で、たくさんの知識を詰め込まされるのに、仕事を得る時に、役立てることができない、実用性のない教養ばかり、学ばされるのです。日本人の高校生は、計算力や読解力は、世界の中でも、もっとも優秀なレベルですが、英語の語学力が低すぎるために、英語で、数学、理科、社会などのテスト、IGCSE、A Level、IB、SATなどの試験を受けると、悲惨な結果になります。
つまり、英語ができない日本人が、一歩、海外に足を踏み出すと、本来の彼らの高い能力は、評価されません。多くの日本人は、英語が不得手なので、他の教科の評価も低くなります。現在の日本の教育は、日本国内でしか通用しないガラパゴス教育です。あまりにも低すぎる英語の語学力が、その元凶ですが、どうすることもできない事実です。
過去30年間において、欧米では、多くの会社員や教師の社会人が、夜学で情報工学やコンピュータ工学を勉強して、社会のIT化が成されました。その反面、日本の多くの社会人は、サービス残業に忙殺されて、夜学で新し知識を学ぶ時間の余裕すらありませんでした。これが日本の労働生産性の低い理由です。
2019年1月10日（木）
大嫌いなサービス残業と通勤
サービス残業にどっぷり浸かる、つまらない営業という職種
欧米の社会では、長時間のサービス残業のような慣習は、ほとんど存在しません。ドイツでも、せいぜい、一時間程度です。アメリカなどでは、勤務時間が終われば、社内には誰もいなくなってしまいます。
日本のオフィス内の労働生産性は、先進国内で最も低く、無駄が多いと言われています。他国では、定時内で終わらせる仕事が、日本だけダラダラ長引くのは、原因があります。
文系の大卒の選べる職種は、ほとんど営業関連しかなく、自分の大事なお客さんを競争相手となる職場の同僚に手柄を渡してなるものかということで、自分で、または、所属するチームで、仕事を抱え込む傾向があります。
実際に、ぼくも一部上場企業で、ルート営業なるものをやらされたことがあります。いわゆる定時時間は、顧客回りで時間を取られてしまうので、（サービス）残業で業務報告の書類の作成や、くだらないミーティングです。
同じような書類の作成を繰り返す、無駄が多く時間を浪費する、雑務ばかりの仕事でした。こんな職種や職場では、技能も何も習得できないと思ったので、試用期間内の３ヶ月間で辞めました。
しかしながら、ほとんどの文系大学卒の会社員は、英語も特殊技能も何もないので、このような職場にしがみつき、おもしろくもない仕事を定年まで続けることになります。
とりあえずコンピュータシステムの営業をやった４年間
ぼくはバンコクで独立起業した時に、コンピュータシステムを開発する会社の、営業代行をしていました。当初は、プログラマー社員が５～６人の、営業利益のでない会社でした。
タイ国内の700社以上に上る、すべての日系の会社の事務所や工場に電話して、生産管理の担当者と話す機会を設けてもらい、生産管理システムの受注を図って、20社以上の企業と契約を結ぶのに成功しました。
在庫管理でさえ、20～30万バーツの価格で、生産管理を含めると、軽く100万バーツ、原価計算まで含めると、200～300万バーツの価格なので、売り上げが上がり、気がつくと、プログラマー社員の数が、いつの間にか、30人を超えていました。
当時、ぼく一人の営業で、社内の売り上げの半分を出していました。３～４年ほど続けたのですが、売り上げが下がりだした時に、家庭教師を始めて、最終的に、安定した収入が見込める、この仕事に専念しました。
ぼくが離れて一年で、この会社は売り上げが激減して、安く売却されて、その後、倒産しました。申し訳ないことだったのですが、これ以上、営業などやりたくないのが、ぼくの本音でした。
但し、この職場では、独立した営業代行という立場だったので、一日の仕事が終われば、まわりを気にせずに、定時前に職場を離れていたので、日本の職場よりは、気が楽でした。
営業活動、特に、新規顧客開拓営業は、体力的に、精神的に、とても疲れます。営業は、やる気さえあれば、誰でもできることですが、ぼくは、将来のことを考えて、技能を習得する方向に、自分の進む道を変えて、結果としては、成功でした。
東京の通勤地獄
ぼくは基本的に人混みが大嫌いです。関西の電車通勤の混雑率は、130%から140%で、通勤時間は、片道１時間半ほどかかります。関東の電車通勤の混雑率は、200%に及ぶこともあります。
関西の通勤でも嫌なのに、関東の通勤なんて、考えただけで、吐き気すら感じます。しかも通勤時間が、片道２時間もかかる人がいます。
この状況が、毎日、定時内勤務時間 + サービス残業の前後に繰り返されます。寝る時間がどこにあるのかと思います。こんな生活を続けられる、関東地方の会社員は、大したものだと思います。ぼくなら、絶対無理です。
大阪なら、道が分からない時、通りがかりの人に尋ねると、おしえてくれます。でも、東京なら、ほとんどの場合、無視されます。この違いの理由は、他人に道をおしえる時間の余裕すらないことです。時間に追われる哀れな毎日の生活です。
現代は、ストレスが原因で、精神を病んで鬱病になったり、自分より弱い立場の人を虐めたり、恨みもない人を傷つけたりする人が、多いと思います。心理的に圧迫される状態が、日常生活の中で続くのは、危ないです。
個人的には、名古屋の都市規模と１時間程度の電車通勤時間や軽い混雑率が、理想的だと思います。このような人混みの環境から逃れるためにも、日本国内では、都会から離れた工場や研究所内で、技師として、人生を送ったほうが、人として幸せだと思います。
ぼくにとっては、日本よりも海外のほうが、人間らしくマイペースで生活することができるので、バンコクでも幸せです。時間に追い続けられる東京の生活なんて、まったく興味がありません。
2019年1月3日（日）
本当の強さ
戦い方を教えられなかった子供のころ
ぼくが子供のころは、どんな子供だったかというと、絵を描いていれば、それで幸せという、根っからの平和主義者でした。ところが、小学一年生だったある日のこと、「俺の言うことを聞け！」といじめっ子に殴られます。
「どうして？」それが、ぼくの心の中で思ったことです。小学４年生のころにも、いじめっ子から「俺の言うことを聞け！」といじめられます。「いったい何が起こっているの？どうして？」と思いました。
自分の思い通りに他人を動かしたい人の心理が理解できなかったのです。しかも、知り合いの女の子が、いじめっ子にいじめられていても、怖くて助けられないのです。今思うと、クソのような自分でした。
高校生のころの自分は、あまりにもひょろく、身長が167cmほどで、体重は50kgぐらいでした。だから、大学生の時に、近くのフィットネスジムで、筋力トレーニングを始めて、60kgぐらいまで増やしました。
大学に入学したころには、間違ったことに対しては、きつく口で言い返すようになっていたのですが、それでも、生意気だということで、先輩から依頼を受けた応援団員から、ビンタです。当時の格闘技知らずの自分では、成す術はありませんでした。
今でも尊敬する大阪シュートボクシングジムの会長
イギリスに留学した時も、「Lady First」の意味を忘れずに、自分の彼女、結婚していたら、自分の奥さんぐらい守ってやれと、下宿のおばさんから、きつく言われました。社会人になって、英語の勉強を続けながら、格闘技を習い始めたのは、30歳前でした。
当時、大阪のJR吹田駅の近くにあった、シュートボクシングの大阪ジムで、会長自らのトレーニングの指導を受けて、まず、ボクシングの基礎、ワンツーを習いました。夏場に２時間ほど、熱いジムの中で練習すると、２kgぐらい、すぐに体重を落とせました。
習い始めて、半年ほどたったころ、会長からリングに上がれと言われました。この時、ようやく、会長に認められたと、うれしく思いました。当時の自分にとっての適正体重は、身長が169cmで56kgぐらいでした。
今から、20年以上前の話なので、この大阪ジムも、今は存在していないようです。会長の顔は、ヤクザ顔負けで、顔面凶器のように怖かったのですが、心根はとても優しく、笑うと、人のよさが顔に出ていました。
会長からは、「お前は、たいして強ないけど、（人が）ええやっちゃな。こっち来て、足もんで。」とよく言われました。今から思えば、ジムの中は、チャンピオンやランカーがごろごいる、すごいジムでした。ミドル級の世界チャンピオンから指導を受けた時は、恐縮して体の動きが硬くなっていました。
練習中の緊張感はすごいもので、みんな本気で、自分の練習に取り組んでいました。ジムの入門者で、一ヶ月続けられる人は、二人に一人、三ヶ月続けられる人は、三人に一人でした。強者ぞろいのジムですから、外に出たら、練習生たちは、怖い者なしです。
戦い方や恐怖の克服を学ぶことが大事
このジムで、二年半ほど修練を続けましたが、素人相手に本気でケンカなど、考えたことはありません。鍛えられた人間の拳の２、３発で、素人を病院送りにするなど、容易なことですが、練習生たちは、弱い人をイジめて、自分を強く見せたい街のチンピラではありません。
不良の高校生やヤンキー同士のケンカで、後ろから相手を鉄パイプで殴るバカもいますが、グローブをつけさせて、リングの上で一人で戦わせれば、彼らの大部分は、足がすくんで動けないと思います。不良やヤンキーの連中には、自分より強い相手に、向かっていく勇気などありません。
この連中は、心や精神力を鍛えられていないので、背後からしか人を襲えない卑怯者です。その反対に、ジムの中では、日々の修練が、練習生たちの弱い心を、気づかないうちに強く鍛えてくれます。修練を積んだキックボクサーは、心の迷いがなく、強くなります。
格闘技においては、バランスを崩すことなく、パンチやキックを繰り出すことが、基本です。態勢を整えながら、次の動作に移り、攻撃を続ける連続攻撃は、素人には不可能なことですが、練習に慣れてくると、条件反射で、体が自然に動くようになります。
ぼくは個人的には、イジメられたり、攻撃の的になる可能性が高い、小柄な男性や、より力の弱い女性に、護身術を教えたいと思います。そして、いつの日か、人に助けられるのではなく、人を助けることができる存在になってほしいと思います。
キックボクシングの修練は、週に１～２回でも十分です。練習生だった当時の自分は、すでに30歳を超えた会社員だったので、ジムで練習できるのは、週に一回ほどでした。だから、空いた時間に、自分の部屋のガラスに反射した、自分の姿を見て、シャドーボクシングをしていました。
自分の正義を貫くには、力が必要
「力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり」、この諺は真実だと思います。自分が正しいと信じる行いを続けるには、社会の中で障害となる悪弊や悪習と、時に戦う必要があります。強い精神力も要求されます。
平成の時代は、残念なことに、自分の信念を貫くために、子供に戦い方を教えることができる、強い父親が少なくなってしまいました。現代は、見栄っ張りでカラ高学歴の、実用的な知識も技能もない多くの人が、子供を持つ親になっています。
当然のごとく、彼らの子供も、困難に陥ると、足がすくんで下を向く、弱い人間になります。もし、今の自分が、他人に命令されて、突然、「言うことを聞け！」と言われたら、そいつのアゴをぶん殴る、または、土手っ腹を蹴り上げる態勢に入ります。
悪意のある、３人以上の相手に囲まれたら、躊躇せずに、目を潰しにかかります。ただの路上のケンカではなく、正当防衛で、自分の身を守るためなら、拳や蹴りを使います。ぼくの両親は、勉強も格闘技も何も教えてくれなかったので、戦い方を教えてくれた、大阪ジムの会長には、心から感謝しています。
50歳を過ぎた今の自分の体では、リング上でスパーリングなど、到底無理ですが、いざという時に少しでも体が動くように、会長に言われたように、柔軟体操を続けています。ボディービルダーの知り合いには、筋力の維持の大切さを説かれたので、肥満の予防にもなる筋力トレーニングも続けています。
体が老いても、知識や技術を若い世代に伝えることができる、今の自分の立場は、恵まれていると思います。若いころの厳しい修練も、無駄ではありませんでした。ぼくは、「この野郎、やってやるぜ！」と心の中で思える、負けず嫌いな性格が大好きです。
本当の強さ
時々、プロレスラーや格闘家が、テレビで自分がどれだけ強いか自慢することがありますが、彼らが一人で外国に住んで、20年から30年もの間、生きていくことができるでしょうか。ぼくはブラジルにも住んでいましたが、そこでは、誰でも拳銃やライフル銃を手に入れることができました。
子供でも、簡単に銃を使って、大人を殺すことができます。誰かの恨みを買えば、報復されることもあります。命の危険と隣り合わせです。ぼくの知り合いのブラジル人の警官は、銃で100人以上の人を殺していました。自分の身を守るためにも、ポルトガル語の理解は、必須でした。
ブラジルでは、ヤバイ状況からとっさに抜け出す、判断力や行動力が磨かれました。日本語しか話せない人に、海外で30年間生き抜くことはできません。ほとんどの日本人は、現地の言葉どころか、英語すら理解できないので、たった２～３ヶ月間、一人で海外で過ごすだけでも、精神的に疲弊すると思います。
人間の強さとは、肉体的、精神的な強さに加えて、どんな環境にも対応できる適応能力や、多言語を操る言語操作能力があるかどうかだと思います。現在は、さらに、コンピュータ言語やIT（情報工学）の知識が、厳しい社会を生き抜くために、必要とされる時代です。
ぼくはこれらの総合能力には、自信があります。それから、チャンスをつかんで這い上がる執念や、一人を楽しむ心の余裕もあります。多くの人から、お人よしと思われているようですが、その反面、非常に注意深い一面も持っています。そうでなければ、海外で、30年間近く生きてこれません。
