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インター生のための勉強方法

ABCのアルファベットで英語を始める場合から、初級、中級、上級の各レベルの学習方法を説明していきます。

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ABCから英語を始める場合
初級~中級レベル
上級レベル
勉強方法の注意点

ABCから英語を始める場合

New Horizon English Course(東京書籍)
中学教科書ワーク英語1年(文理) *上記の教科書に準拠

Basic Textbook
小学生の高学年を対象として、まったくゼロの状態、ABCから英語を始める場合に、使用するテキストです。中学校1年生の英語の教科書は、初めて英語を習う日本人にとって、最良のテキストだと思います。

日本人にとって、学びやすい構成になっています。アルファベットをはじめて見る、ふつうの日本人の子供にとって、すべて英語で書かれたテキストは、不適切どころか、拒否反応すら起こります。

初歩的な文法を理解して、現在形、過去形、未来形の表現が、使えるようにします。一般動詞とbe動詞の使い方を、正しく学びます。教科書に準拠したワークブックを、理解の確認に使用します。ここでは、文理のものを使用します。

しかし、テキストに答えを書き込んではいけません。ノートに書き込んでください。そうすると、理解が不十分なところを、何度も復習することができます。

この教科書とワークを使った勉強に集中して、毎日40分続けることを、習慣にしてください。数ヶ月から半年以内で終わるように、努力してください。

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初級~中級レベル

ハイクラス徹底問題集中1英語(文理)
ハイクラス徹底問題集中2英語(文理)
ハイクラス徹底問題集中3英語(文理)
英検3級でる順パス単(旺文社)
英検準2級でる順パス単(旺文社)
英検2級でる順パス単(旺文社)

Intermediate Textbook
ミドルスクールのインター生を対象にして、Y7(G6)の学年が終了する前に、ハイクラス徹底問題集中1~3英語(文理)のテキスト3冊を、終えるようにします。

受動態、完了形、関係代名詞などの各単元の例題を、しっかり暗記してから、問題に取り掛かります。だらだら勉強は、時間の無駄なので厳禁です。

これらのハイクラスの英文法問題集は、英作文に重点が置かれており、例題の構成も比較的によくできた問題集だと思います。同時に英検3~2級でる順パス単(旺文社)を、暗記法で、どんどん暗記していきます。

インター生は日本人学校の学生と違い、圧倒的な語彙が、日常の生活で必要になります。語彙が少なければ、学校の授業で、教科書すら読むことができません。

初級レベル(ハイクラス中1~中2の前半、パス単3級~準2級前半)は、単語と文法をそれぞれ30分、計1時間ほど集中して、毎日勉強することを、習慣にしてください。半年以内に終えてください。

中級レベル(ハイクラス中2後半~中3、パス単準2級後半~2級)も同様に、単語と文法をそれぞれ30分、計1時間ほど集中して、毎日勉強することを、習慣にしてください。同様に、半年以内に終えてください。

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上級レベル

入門英文法問題精講(旺文社)
基礎英文法問題精講(旺文社)
英検準1級でる順パス単(旺文社)
英検1級でる順パス単(旺文社)
TOEFLテスト英単語3800(旺文社)

Advanced Textbook introductory-english-grammar2021-2a

ハイスクールに進学する前に、遅くとも、準1級パス単の丸暗記と、入門英文法の学習を、終了させます。適当に終わらせるのではなく、必要があれば、何度も復習して、完璧に頭の中に入れます。

そうすれば、ハイスクールで読むことになる、分厚いテキストも、理解できるようになります。単語と文法をそれぞれ40分、計1時間20分ほど集中して、毎日勉強することを習慣にします。1年以内に仕上げてください。

インター生は英語を書くことが、とても重要なので、この入門英文法のテキストを使用しています。重要な構文をすべて暗記して、書ける作文力を養成します。写真のように旧版と新版は、見た目が大きく違うので注意してください。

時間に余裕がある人は、1級パス単の丸暗記と、基礎英文法の学習も、できるだけ早く、終えてください。TOEFLの試験対策を優先したい人は、1級パス単の代わりに、TOEFL英単語3800を暗記してください。

上級レベル(1級パス単、TOEFL英単語3800、基礎英文法)を対象として、単語と文法をそれぞれ45分、計1時間半ほど集中して、毎日勉強することを習慣にします。1年以内に仕上げてください。

大学受験前に、各大学の過去問に目を通せば、日本国内のどこの大学を受験してもらっても、英語に関しては、合格できます。大学受験の語彙レベルは、難関大学を対象としても、準1級程度です。

英語の勉強は遅くとも、Y11(G10)の学年で終わらせて、数学、物理、化学、生物、ICT(IT)などに、勉強時間を割いてください。そして、理系の学部の大学に進学して技術の習得に励んでください。

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勉強方法の注意点

単元別に暗記した例題の構文の上に、単語を乗せるようなイメージで、単語と文法を勉強します。語彙や暗記した構文が増えるに従い、英語で作文ができるようになります。

単語と文法のそれぞれの勉強時間は、個人の能力に応じて、若干調整してください。あたり前のことですが、和訳などは、インター校では役に立たないので、和訳の問題を解く必要はありません。

ぼくの授業では、あえて長文読解の勉強はしません。インター生は毎日の授業で、教科書を読まされているので、その必要がないからです。

インター校で使用する、世界史や物理などのテキストは、大学受験の読解問題よりも、はるかに難しいです。読解及び和訳の問題集は、大学受験の数ヶ月~半年前に、さっと目を通すぐらいで十分です。

日本では、多くの学生が大学受験の際に、ふつうの学生には難しいとされる、長文読解の問題を辞書で調べながら、一つ一つ単語を覚えていく、無駄な作業に、膨大な時間を費やしています。

しかしながら、単語などは、単語帳数冊丸ごと、暗記法を使って、集中して大量に覚えるのが、効率的です。英字新聞の政治経済欄でも、すらとすらと読めるようになります。

そして、上記で使用するテキストの問題の中で、解けない箇所がないくらい、徹底的に繰り返して、勉強してください。単語帳の中の単語も、一つ残らず完璧に、暗記してください。

この勉強方法は、大学受験の試験結果に直結します。学校の宿題などは、毎日の単語と文法の勉強を終えた後に、適当に片づけてください。

単語の暗記法に関しては、こちらのサイトを参考にしてください。使用するテキストに関しては、こちらのサイトを参考にしてください。

上記のテキストは、バンコクの紀伊国屋書店で、入手したものです。精神力の強い生徒であれば、これらのテキストを使った勉強も、一人でやりこなすことが、可能だと思います。

この単語の暗記法を重視した勉強方法が、一人でも多くの学生の、英語の習得に役立てば、幸いです。


IB、A Level、SATのカリキュラムをハイスクールで勉強する、進学校レベルのインター校の学生を対象とします。

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